nkmn@memo No.106 2021/07/19 03:31 日本人のへそ(2021年/作:井上ひさし/演出:栗山民也)を見ました。 https://www.grand-arts.com/works/2021nih...初演は1969年。井上ひさしさんの劇作の原点であり、この舞台では、カリギュラの栗山民也さん演出。個人的に舞台作品を見ていた中で印象的だった演者さん小池栄子さんや山西惇さんが出ておられる作品ということで、ずっと見たかった舞台だったんですよね…オンライン配信を逃してしまってウウ!井上ひさしさんといえばひょっこりひょうたん島で有名な方。ずっとあの巧妙なテンポ、子供には無縁であろう時事ネタ。ちょっとした毒や音楽を取り入れた言葉あそびなどなど……これは私の心に染み付いた懐かしのビデオデッキの情景なのですよね。なので一度は見てみたかった舞台作品。大人向けの作品ではどんなものをやられるのだろうというちょっとした好奇心とほんのりとした怯え等もありつつの鑑賞だったのですがああ、舞台。当時の劇作!というきもちが膨れ上がりなかなか楽しい景色でした。言葉あそびやひょうたん島のような劇中歌。ピアノの伴奏と「声」で構成された歌の数々。インタビューにも「声のままで歌う」ことを大切にされている話があって…そういう日本語の言葉のおもしろさを感じられる本なんですよね。それでいて当時の風俗や政治のあれそれを感じさせるブラックさ。もちろんそれだけではないんですけれどここではあえて語りません。こういう説明は……あんまり得意ではないのだ……!!あ、でも、そとばこまちで見た山西さんの弁舌みたいなものが見れて嬉しかったです。舞台らしい前編/後編の切り返しの仕方もまたとても楽しく。よかったなぁ……うん!古い作品はほんとにその時代をつよく感じます。知らない世界。思いを馳せるには断片的すぎるのがもったいないです。願わくば数世代上のひとのおはなしを聞いてみたい……私が知り得るのはネット上のあれそれ程度。書かれた言葉の断片だけ。当時の感触との擦り合わせができないのはもったいない。いつも思います。 909文字 No.106鑑賞 もどる 全年月 (1459)2024年 (108)2024年07月 (1)2024年06月 (17)2024年05月 (12)2024年04月 (17)2024年03月 (18)2024年02月 (19)2024年01月 (24)2023年 (401)2023年12月 (12)2023年11月 (16)2023年10月 (7)2023年09月 (52)2023年08月 (25)2023年07月 (37)2023年06月 (34)2023年05月 (41)2023年04月 (32)2023年03月 (42)2023年02月 (47)2023年01月 (56)2022年 (560)2022年12月 (36)2022年11月 (46)2022年10月 (49)2022年09月 (59)2022年08月 (46)2022年07月 (75)2022年06月 (54)2022年05月 (53)2022年04月 (48)2022年03月 (42)2022年02月 (28)2022年01月 (24)2021年 (384)2021年12月 (55)2021年11月 (39)2021年10月 (50)2021年09月 (57)2021年08月 (54)2021年07月 (68)2021年06月 (61)2017年 (6)2017年12月 (3)2017年11月 (3)新しい順(降順)時系列順(昇順) (カテゴリを選択)メモ (17)音楽 (93)作業 (132)鑑賞 (99)遊び (30)いま (1131)物置 (17) (ハッシュタグを選択) なう (143) 作業BGM (60) 感想 (60) メモ (46) 絵 (25) 読みログ (20) vrchat (16) 虚構作劇界 (13) 走り書き (8) 使い方 (6) yume (5) ごはん (5) ハグルマシティ (2) なう (1) ご挨拶 (1) Space in タグ (1) Powered by てがろぐ Ver 4.1.0.
2021/07/19 03:31
日本人のへそ(2021年/作:井上ひさし/演出:栗山民也)を見ました。https://www.grand-arts.com/works/2021nih...
初演は1969年。井上ひさしさんの劇作の原点であり、
この舞台では、カリギュラの栗山民也さん演出。
個人的に舞台作品を見ていた中で印象的だった演者さん
小池栄子さんや山西惇さんが出ておられる作品ということで、
ずっと見たかった舞台だったんですよね…オンライン配信を逃してしまってウウ!
井上ひさしさんといえばひょっこりひょうたん島で有名な方。
ずっとあの巧妙なテンポ、子供には無縁であろう時事ネタ。
ちょっとした毒や音楽を取り入れた言葉あそびなどなど……
これは私の心に染み付いた懐かしのビデオデッキの情景なのですよね。
なので一度は見てみたかった舞台作品。
大人向けの作品ではどんなものをやられるのだろうという
ちょっとした好奇心とほんのりとした怯え等もありつつの鑑賞だったのですが
ああ、舞台。当時の劇作!というきもちが膨れ上がりなかなか楽しい景色でした。
言葉あそびやひょうたん島のような劇中歌。
ピアノの伴奏と「声」で構成された歌の数々。
インタビューにも「声のままで歌う」ことを大切にされている話があって…
そういう日本語の言葉のおもしろさを感じられる本なんですよね。
それでいて当時の風俗や政治のあれそれを感じさせるブラックさ。
もちろんそれだけではないんですけれどここではあえて語りません。
こういう説明は……あんまり得意ではないのだ……!!
あ、でも、そとばこまちで見た山西さんの弁舌みたいなものが見れて嬉しかったです。
舞台らしい前編/後編の切り返しの仕方もまたとても楽しく。
よかったなぁ……うん!
古い作品はほんとにその時代をつよく感じます。
知らない世界。思いを馳せるには断片的すぎるのがもったいないです。
願わくば数世代上のひとのおはなしを聞いてみたい……
私が知り得るのはネット上のあれそれ程度。書かれた言葉の断片だけ。
当時の感触との擦り合わせができないのはもったいない。いつも思います。