nkmn@memo No.1123 2023/04/14 22:32 舞台『ダブル』(2023)#感想 https://www.nelke.co.jp/stage/double/ 脚本:青木 豪 /演出:中屋敷法仁 原作:野田彩子『ダブル』(ヒーローズ刊)舞台版ダブル! 舞台、演劇、代役。もともと原作が好きなんですが、まさか舞台版が見れるとは…!特筆すべきはこの舞台が一部屋ワンルームで完結するということ。漫画をベースにして、骨を組み替え再構成された脚本。まずこの構成のうまさに痺れてしまうな……最初のはじまりは宝多家良の引っ越しシーンから。1幕でふたりの関係や友仁さんが売れない劇団役者であること、多家良が売れっ子になったということ、舞台の演目の説明等々。この辺の基礎的な背後関係を説明するために、コメディリリーフとして元々背景キャラだった劇団員のひとりを橋渡し役として飯谷というキャラが追加されてるんですがそれがすごく巧い…!原作からそこまでキャラが多い話ではないんですけど、そこにこういうまわしのキャラが増えることでそれがガイドラインになっていく。飯谷を演じているのは柿食う客の永島敬三さん。これがまた魅力的に立ち回る事でお話の緩和役になったり、邪魔をしない形で舞台という板の世界と原作を接続していくの、素敵だな。演出をやっておられるのは劇団柿食う客の中屋敷さん、綺麗な二階のワンルームのセットが組まれているのですが家の電源スイッチからシームレスに舞台に転換する。この光の具合で表情も演技も変わって見えるライティングの妙ですよ。すごく贅沢で恵まれた舞台だな~とおもったりしました。漫画原作ながら質感がきちんと舞台なんだよなあ……すごくよかったよ。 724文字 No.1123鑑賞,いま もどる 全年月 (1458)2024年 (107)2024年06月 (17)2024年05月 (12)2024年04月 (17)2024年03月 (18)2024年02月 (19)2024年01月 (24)2023年 (401)2023年12月 (12)2023年11月 (16)2023年10月 (7)2023年09月 (52)2023年08月 (25)2023年07月 (37)2023年06月 (34)2023年05月 (41)2023年04月 (32)2023年03月 (42)2023年02月 (47)2023年01月 (56)2022年 (560)2022年12月 (36)2022年11月 (46)2022年10月 (49)2022年09月 (59)2022年08月 (46)2022年07月 (75)2022年06月 (54)2022年05月 (53)2022年04月 (48)2022年03月 (42)2022年02月 (28)2022年01月 (24)2021年 (384)2021年12月 (55)2021年11月 (39)2021年10月 (50)2021年09月 (57)2021年08月 (54)2021年07月 (68)2021年06月 (61)2017年 (6)2017年12月 (3)2017年11月 (3)新しい順(降順)時系列順(昇順) (カテゴリを選択)メモ (17)音楽 (93)作業 (132)鑑賞 (99)遊び (30)いま (1130)物置 (16) (ハッシュタグを選択) なう (143) 作業BGM (60) 感想 (60) メモ (46) 絵 (24) 読みログ (20) vrchat (16) 虚構作劇界 (13) 走り書き (8) 使い方 (6) yume (5) ごはん (5) ハグルマシティ (2) なう (1) ご挨拶 (1) Space in タグ (1) Powered by てがろぐ Ver 4.1.0.
2023/04/14 22:32
舞台版ダブル! 舞台、演劇、代役。
もともと原作が好きなんですが、まさか舞台版が見れるとは…!
特筆すべきはこの舞台が一部屋ワンルームで完結するということ。
漫画をベースにして、骨を組み替え再構成された脚本。
まずこの構成のうまさに痺れてしまうな……
最初のはじまりは宝多家良の引っ越しシーンから。
1幕でふたりの関係や友仁さんが売れない劇団役者であること、
多家良が売れっ子になったということ、舞台の演目の説明等々。
この辺の基礎的な背後関係を説明するために、
コメディリリーフとして元々背景キャラだった劇団員のひとりを
橋渡し役として飯谷というキャラが追加されてるんですがそれがすごく巧い…!
原作からそこまでキャラが多い話ではないんですけど、
そこにこういうまわしのキャラが増えることでそれがガイドラインになっていく。
飯谷を演じているのは柿食う客の永島敬三さん。
これがまた魅力的に立ち回る事でお話の緩和役になったり、
邪魔をしない形で舞台という板の世界と原作を接続していくの、素敵だな。
演出をやっておられるのは劇団柿食う客の中屋敷さん、
綺麗な二階のワンルームのセットが組まれているのですが
家の電源スイッチからシームレスに舞台に転換する。
この光の具合で表情も演技も変わって見えるライティングの妙ですよ。
すごく贅沢で恵まれた舞台だな~とおもったりしました。
漫画原作ながら質感がきちんと舞台なんだよなあ……すごくよかったよ。