語り手

それでは演者も揃ったということで……まった~りと始めていきましょう。
ゆうやけこやけ『あいとゆうきのおおげんか』

語り手

よろしくお願いします~!

もちこ

よろしくおねがいします~!

ヒナタ

おねがいしま~す!

ナギ

おねがいします~~!

語り手

ではまずはPCたちの紹介などを……ご自由な感じで
PCのセリフで自己紹介みたいなのが多いのかな

語り手

とりあえずもちこちゃん→ナギくん→ヒナタくんの順ですが、もしちょっと準備中なら適宜言ってくれれば後回しにできますんで

もちこ

それじゃあ自己紹介、いくわよ~!

もちこ

「あたしは猫のもちこ。『おもち』の、もちが由来みたい」

もちこ

「……そ、そんなにもちもちはしてないわよ!たぶん」

もちこ

「好きなものはひなたぼっこ!きらいなものはうじうじすること!」

もちこ

「おうちとおそとをお散歩してるの。一之縁町はあたしのお庭ね!」

もちこ

「町で会ったらよろしくねっ。撫でさせてあげないことも…ないんだからっ」

語り手

ありがとうございました!かわいい~~~~~!!

語り手

プライド高めそうに見えてあまあま……無でる……

もちこ

どやぁ~っ

語り手

お次はナギさんの番!いけそうですか?

ナギ

はあい~!だいじょうぶ~!

語り手

ではおねがいしま~す!

ナギ

「はぁい ではではどうも~! お狐さんのナギさんですよ~!」

ナギ

「このひとのえ町を見守り子供たちの健全な成長をお守りする
 安全祈願のお役目を申し付かった神聖なる白銀のまもりがみ~…」

ナギ

「……ってのはだれのうわさだったかな。
 随分前のことだから忘れちゃいましたね。」

ナギ

「おばけだ~って騒がれたりしたこともあったし、
 どうやら巷ではいいようにひそひそとお話されているようで…いやはや、くしゃみが止まりません!あ~コンコン」

ナギ

「ま、お供えしてくれたり、親切なひとがたくさんいるのはいいことですよね。嘘も方便、お腹が満たされれば気力も充実~ よいことだらけです!」

ナギ

「もしご縁がありましたら、なにとぞお稲荷さんなどをいただけると…と~~っても、うれしいですね!」

ナギ

「はぁい!ではではこのへんで! 以後よろしゅう~」

語り手

ありがとうございました!おとぼけミステリアスおにいさんだ!
お稲荷さんをどうぞ~!

ナギ

やった~!

語り手

最後はヒナタちゃん!まったりおねがいしま~す!

ヒナタ

は~い!

ヒナタ

「ヒナタはヒナタだよ!しょうらいはおっきい犬になるんだよ。
 まちのひととか、ひとじゃなくても、みんなお友だち~!」

ヒナタ

「いつもまちであそんでるから、知ってるひと、いっしょにあそぶひと、いっぱいいるよ!もちちゃんも、ナギさんも、お友だち!」

ヒナタ

「とくいなのは、ウーってしないこと!ヒナタ、おっきくなるから、ウーってしてこわがられないようにれんしゅうしてる!」

ヒナタ

「すきなのは……あそぶのがすき!ヒナタとかけっこしよ!……あっ、ごはんも!ごはんもすき!ごはんくれるひとも」

ヒナタ

「ヒナタのこと見つけたらヒナタってよんでね。そしたらいっしょにあそぼ!ヒナタのあそび場いっぱいおしえてあげる!」

ヒナタ

「自こしょうかい、こんなかんじ?ヒナタおわり~っ!」

語り手

はぁい、ありがとうございました~!
夢はでっかく、おおきいぬ!かわいい素直な子だ~!

ヒナタ

わおん!

語り手

ではお三方の紹介も終わりましたところで~

語り手

シナリオを始める前に、みなさんで『つながり』を結んでもらいます!

語り手

下側にある表(2とか1とかのところ)をご覧ください!

語り手

各PCは最初に、町へのつながりを2、他PCへのつながりを1ずつ持っています。

語り手

このつながりの内容は任意に決めてください。ルルブのP69の場所にあります!

語り手

例えば「一之縁(ひとのえ)町」にずっと住んでいて『愛情』を2とか、このキャラは自分にない強さを持っているから『尊敬』とか

語り手

決まったらここで喋って、あと表のポイントマークに追記しておいてください。
この内容は後で変えられるので、お気楽お気軽に!

もちこ

ナギ → 好意
ヒナタ → 好意
町 → 愛情

ナギ

もちこ → 好意
ヒナタ → 好意
町 → 家族

ヒナタ

もちこ → 好意
ナギ  → 好意
町   → 家族

語り手

みなさんお互いに好意で、町に対しては……個性が見えてとても良いですねぇ 愛情や家族……Good

語り手

そしてそれらとは別に、ヒナタちゃんは「みんながすき」という特技によって、「みんな」に対して「愛情」を3持っていることになります。

語り手

つながりは以降のシーンとシーンの合間に『夢』というポイントを使って強化することができます。
ただ「みんながすき」の特技によるつながりだけは少々特殊で、基本的にはシナリオの最後にのみ強化することができます。

語り手

また他のつながり系の特技としては……ナギさんの「こあくま」や「ひさしぶり」がありますね。
こちらは出番のときには別途言うつもりですが、忘れてそうだったら教えてください……

語り手

今後シーンの間に初対面のNPCと出会い、会話などを行った際に、一段落したタイミングで新規にその人とのつながりを得ることになります。これを『出会い』と言います。そういうときにナギくんが強い そんな感じ

語り手

さて、ではこのつながりがどう作用してくるかというと……

語り手

各自のステータスのところにある『想い』『ふしぎ』そして『夢』があると思います。このうち想いとふしぎはシーン開始時に毎回このつながりを参照して増えることになります。

語り手

想い :自分が他者(町)から受け取っているつながりの総量
ふしぎ:自分が他者(町)へ向けているつながりの総量

語り手

表を見てください。最初は基本的に自分→他も他→自分も4ですが

語り手

ヒナタちゃんはみんなへの愛情があるので、ヒナタちゃんのふしぎだけは2+1+1+3=7となります。
[ ヒナタ ] ふしぎ : 4 → 7

語り手

想い、ふしぎの使い方はキャラの上のところにありますが、

語り手

想いは判定の際に使うことで、むずかしい判定に成功できるようになります。

語り手

ふしぎは特技の使用の際に使うことができます。ふしぎが足りない場合、その特技は使用することができませんのでご注意ください。

語り手

また、人間の姿に変身する際、時間帯や姿によってはコストがかかります。
そのコストとして想いやふしぎを使用することができます。どちらでも、まぜこぜでも大丈夫らしいです。

語り手

そして……『夢』の説明に入ります。先程つながりを強化するのに使用すると言いましたが

語り手

こちらはシナリオのシーン中、他PCに対して「これよかったよ!」や「このPCっぽい!」と思ったとき、衝動的に上げるポイントとなります。

語り手

左のステータスのところをクリックして、勝手に夢をあげることができます。
夢をあげるのは一回につき1つずつなので、一気にたくさんあげすぎないようにだけご注意ください。太ってしまいますので……

語り手

でも演者が1シーンの間にたくさん良いロールをされたら……それはもう1つずつたくさんあげちゃいましょう!遠慮なくね!

語り手

ひとまずこれで、ゆうやけこやけを始めるための説明が完了した……と思われます!

語り手

なにかわからないところとかあったら、遠慮なく聞いてみてくださいね

語り手

では……まずは最初の場面に移ります!

語り手

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

語り手

場所は一之縁町のとあるあぜ道。この町にある唯一の小学校への通学路の一つ。
住宅街とは少し離れた場所に向かうこの道で、もちこがのんびりと散歩をしている。

もちこ

もちもちもちもち……

もちこ

「♪」

語り手

時は夕暮れに近く、山裾にぼんやりした太陽が沈みつつある頃合い。
ものの輪郭があやふやになり、変化には過ごしやすい時間帯だ。

もちこ

「ゆうや~け こやけ~で♪」

もちこ

きれいな夕焼けに、ついついくちずさんでみたり。

語り手

小唄をうたってご機嫌なもちこが歩いていると、なにやら道の横の原っぱに、見覚えのある塊が落ちている。
落ちているというか……丸くなって寝ているのだろうか。

もちこ

これって……。

もちこ

前足で、ちょいちょいっ。

語り手

もちこもそろそろ家に帰りはじめないと、飼い主も不安がるかもしれない時間だ。
その知り合いも、起こしてあげたほうがいいと思ったもちこは、そのおみ足でちょちょいとつついてみる。

もちこ

「ヒナタ~?もうゆうやけの時間だよ~??」

もちこ

ちょいちょいっ つんつんっ

ヒナタ

「ん~……う~ん……?」

むにゃむにゃ。なんだかお顔の近くにふわふわした感触。

ヒナタ

「……あ!このふわふわ……もちちゃんのまえあし!」

ぱち!と目覚めると同時に、おもわずぱし!とそのおみ足をやわこくつかみます。

「……あれ、もうおひさまなくなっちゃう時間?んん~……」

ヒナタ

むにゃむにゃしながら起き。まだ寝ぼけてるけど……すぐにいつものヒナタになるはず。

もちこ

ぱし!にあくしゅあくしゅ~。

もちこ

「そうよ~。風邪でもひいたらたいへん!
 ほらほら、おきておきて~」

ヒナタ

あくしゅ~。

「もちちゃんのおむかえだ~っ!ん、ヒナタおきたよっ!あそぶ?あそぶ~?」

ヒナタ

「……っておもったけど、ゆーがたはもちちゃん、おうちの時間だっ」

もちこ

「おうちの時間だけど~……あそんじゃおっか!」

もちこ

「かけっこで!」

ヒナタ

「ほんとほんと!?あそぼあそぼっ!ヒナタとかけっこしよ!ゴールできたこがかちだよっ!」

みんな一等賞だよ!

ナギ

「おやおや~? おうちに帰らないわるいこがいますねぇ」
 するりと銀色の線がふたりの間をすりぬけていく。

ナギ

「かけっこもいいですが、お日様を見失ってはいけませんよ~
 ほら、あんなところにもう一番星が。」

もちこ

「いいわよ~!それじゃあゴールは……」

「あっ、ナギ!でたわね!」

ナギ

「でちゃいました~」 てへぺろ~
 道をふさぐようにくるくる じゃまくさいぞ。

もちこ

「も~!通行のじゃまよ~!
 ほら、ヒナタからもいってやって~!」

もちこ

てしってしっ 猫ぱんち!

ヒナタ

「ほあっ、おこられちゃった~」

わるいこだったかも~っ。

ナギ

「おっと、暴力はいけませんよ、お嬢さん。
 ふわふわのおみ足が汚れてしまいます~」
 と、いいつつひらひらと避けて躱す。

ナギ

「これも町を見守るおきつねさまの親心。
 深い夜まで遊んでいるわるいこは路地裏の鬼に食べられてしまうんですよぉ~」

ヒナタ

「あ~!けんかごっこしてる!?ヒナタもまぜて!ヒナタも!」

てしてしとひらひらのまわりをぐるぐる。

もちこ

むむむ…すばやいっ!

ナギ

くるくる すたん
ねこじゃらしがごとく、しっぽが揺れている。
「ああ~ 人気者はつらいです~」

もちこ

「鬼なんて、いまの時代にでませんよ~だっ。
 それに……ゴールがあたしの家なら、問題ないでしょ?」

癖毛

ナギ

「おやっそれは妙案。う~む考えましたね……
 では鬼が来る前によ~いドン、ということで!」

ナギ

スタタ~

もちこ

「あっ!!!」

もちこ

「ズルだわ~~! あたしたちも行くわよ、ヒナタ!」

ヒナタ

「おにが来るの~?ヒナタお豆もってないよ~っ」

おにはそとしなきゃ。

「……あ~っ!」

ヒナタ

「ナギさん、ふらいんぐだ!」

うっかりさんだ~!

「ヒナタもはしる~っ!いこいこ、もちちゃん!!」

もちこ

「うん!いこう~!ナギなんておいぬかせしてやるんだから!」

ヒナタちゃんといっしょに、もちもち走り出します。

ナギ

「コンコンコ~ンのおにさんこちら~!」
ぴょんぴょ~んと流線形がはねる。

語り手

そんなように3人が動物の姿のまま道端で戯れていると、3人の後ろ、一之縁小学校の方から一人の少年が駆けてくるのが見えるだろう。

駆け出していた3人もとっさに隠れようとする。しかしそれが下手だろうと、少年は気づかないまま駆け抜けていく。

語り手

遠ざかっていく少年の背を首を傾げて眺めていると、今度は背後からゆっくりと、少女の泣き声が近づいてくる。

あい

「え~ん……ひっく……ひっく……」 とぼとぼ

ナギ

しばらく調子よく走っていたが人の気配に気付くと
するりと道草の影に忍び足。あぶないあぶない…

語り手

少女はまだちょっと離れてるので、話を聞く場合はこっそり人型になったりするのも……あり。
動物の状態で少し相談してみよう!

もちこ

「んぎゅっ!」
ナギを追いかけて、勢いがついたまま道草のなかへ。

ヒナタ

「ん~……?よいしょっ!」

はしっていく人影、それと泣いてる子。
すこし先方のナギさんがそっと隠れるのに合わせてくさっぱの方にぴょ~ん。

もちこ

「男の子……?どうしたのかしら」

「あ。あの泣いてる子……あいちゃんだわ!」

いぜんにおうちにあそびにきてくれた子たちでした。

ナギ

むぎゅっ

ふたつのお団子が飛び込んでくる。きみたちまでもう~

「おや、おしりあいですか?」

ヒナタ

「もちちゃんのお友だち?ヒナタもあそんだことあるかも」

ないかも。みんなお友だちだと思ってるから……。

「ないてるの、どうしたのかなあ……」

ヒナタ

心配そうにそわそわ。うろうろ。

もちこ

「おうちに来てくれた子なの。どうしたのかしら~…」

ナギ

「そんなに心配なら……聞いてみては如何です?」

ナギ

陽が沈みかけるオレンジ色の景色。
今は異のものが交わるふしぎな時間だ。

ヒナタ

「ヒナタ、げんきだして~ってできるよ!」

よくかけっこころんじゃった子にやってるの!

「……おはなし、きいてみる?」

もちこ

「そうね……おはなし、きいてみましょう!」

語り手

そうこう話しているうちに、少女の声はほど近くまで近づいている。
ただ泣きじゃくっているため、前のほうまではあまり見ていないようだ。

ナギ

「そうですか……ではでは。」

きつねは代々ひみつにちょっぴり詳しいいきもの。
だからよ~く知っている
それは、この一之縁町に伝わるふしぎのちから……

ナギ

ぽぽんと!

もちこ

むむっ!猫だってまけないんだから!

もちこ

ぽぽーん!

ヒナタ

「ヒナタもおはなし聞いてみる!」

むずかしいことはわかんないけど、おんなじめせんでおはなしするのはだいじだから……

ヒナタ

ぱぱ~んっ!

語り手

では、3人が人型になったところで、人の気配を感じたあいは泣きながら前を見てみます。

あい

「ふえ……?だ、だぁれ……?」 おそるおそるそちらを見ますが、まだ涙でぼやけて相手の耳やしっぽまでは気づきません。

ナギ

「さぁ?だれでしょう」

不思議な格好の少年が歩み寄ってマフラーで涙をぬぐう。

ナギ

そうしてふたりに目配せして。

「……言うなれば、通りすがりのお人好しさんですかね?」

ヒナタ

「えっと、えっとね、ないてるの聞こえたから、みてたから、みんなでここに来たの!」

ばたばた、とおおげさな動きでそうつたえる子供もひとり。

もちこ

「あたしはもち―」

言いかけて、そういえば猫の名前を知ってるんだ!と。

「そう、通りすがりの~……えっと、どうして泣いてたの??」

あい

「ひっく……あ、あぃがとう……ごじゃいましゅ……ヒクッ」

まだしゃくりあげていておぼつかない声で、お礼を言う少女。

「でも……えっと、いいのぉ。私が、きっと、可愛くないから……うう、ぇ~~~~~ん!」

語り手

一瞬は泣き止みかけたものの、発端を思い出してまた泣き出してしまう。

語り手

話を聞くならなにかの手段で落ち着かせたり、おとなの判定でゆっくり落ち着かせながら聞く必要があるでしょう。

ナギ

「おやおや、そんなにほっぺたを赤くして……
 かわいくないだなんて……一体だれがそんなことを?」

ゆっくりとした口調で、語り掛けてゆく。

あい

「ふぇ……うええ~~~ん……」 まだ泣いていて、言葉にならない。

語り手

そのままであれば、おとな6の判定に成功するとなんとか落ち着かせることができるでしょう。
別の方法で落ち着かせた場合は、おとな2の判定で話を聞くことができます。

ナギ

「おやおや…かわいいお顔がまた泣き顔に……困りましたねぇ」

もちこ

つい、すりすりをしそうになって……
はっ!へんげのすがただった……!髪をいじってごまかし。

ヒナタ

「あわ……なかないで~っ、だいじょうぶだよっ!そんなことないもん!」

きゃんきゃんと、ちょっと慌てたようすでまくしたて。

ヒナタ

「……ほらっ!ヒナタ、お友だち!手、つないでおはなし聞くから」

ぎゅ、と小さな手をにぎって。

「だから、だいじょうぶだよっ!ヒナタついてるよっ。……ねっ?」

……と、【だいじょうぶ】って、げんきづけてみたり。

あい

「ふぐ…………」

繋がれたおててのぽかぽかと、かけられた言葉たちの暖かさを感じて、悲しい気持ちもだんだん和らいでくる。

「……ほんと?あい、ぶすじゃない……?ゆうきくんといっしょにいてもいい……?」

語り手

だいじょうぶという言葉で泣きやみつつある彼女に、もう一度落ち着いて話かければ無事話を聞くことができるでしょう。
[ ヒナタ ] ふしぎ : 7 → 1

ヒナタ

「あいちゃん……っていうんだよね?ぶすなんかじゃないよっ!だれといたっていいんだもん!……ねっ?そうだよね!」

ね、ね!とふたりのほうをちらり。

ナギ

ヒナタとあいの様子をほほえましく眺めながら。

「そうですね。それほどに大事なひとならば 尚の事…ですよね?」

もちこ

「そうよ、そうよ!
 あいちゃんはかわいいんだから!」

ナギ

「よかったらゆうき君とのこと、僕たちにも聞かせてくれませんか?」

あい

「ん……えっとね、ゆうきくんがね、さっき……あ、ゆうきくんっていうのはね」

そう言ってあいは、ゆうきについてと、先程あったことをたどたどしく話し始める。

あい

語り手

話をまとめると、
●"あい"と"ゆうき"は物心ついたときからの幼なじみで、いつも一緒に学校に行っていた。
●先程ゆうきから「お前は可愛くないからもう一緒に登下校しない」と言われた。
●ゆうきは先程この道を走っていった少年である。
ということがわかるだろう。

あい

「だから……もう、いっしょに遊べないかもって……」

説明したあと、あいは悲しそうな顔でうつむいてしまう。

もちこ

「かわいくない……だなんてその子にいわれたの?
 ひど~い!」

おとこごころをわからない猫でした。

ナギ

「まぁまぁ、そんなに毛を逆立てないで。
 ゆうき君にもなにか理由があるのかもしれませんよ?」

ナギ

「だって、あいさんはゆうき君とずっと仲良しだったんでしょう?」

ナギ

「そして、あいさんもずっと仲良しでいたい……ですよね?」

あい

「うん!うん……ときどきは、喧嘩するけど……だから、やになっちゃったのかなって……」

「でも、私は……まだいっしょにいたい、いっしょに遊びたい……」

ヒナタ

「なかよしさんでそんなこと言うってことは……なにかまちがえちゃったのかも!?」

いじわるとか、いじらしさとか……犬にはまだちょっとむずかしい。

「お友だちだもん!ぜったいまたなかよくできるよっ。だってだって、お友だちとはいっしょにあそぶ方がたのしいもん!」

ヒナタ

「あのね!あいちゃんがなかよししたいなら、ヒナタもおてつだいするっ!」

そう、自信満々に言ってみたり。

ナギ

「おお、さすが町のなかよし親善大使!心強いですねぇ。」

ナギ

「僕もお暇なご身分です。
 協力ならば手足耳しっぽどどんとお貸し致しましょう。」

もちこ

「ヒナタがそう言うなら~……。
 おてつだいしてあげてもいいけど~……」

あい

「……だいじょうぶかな、また仲直りできるかなぁ」

「でも、あなたが言ってくれたら、なんとかなる気がするなぁ」

先程のヒナタのだいじょうぶの言葉が残っていて、心強さを感じている。

あい

「……ん、みんな、ありがとね!」

ナギ

(ああ…もちこさんが頼りないから…すこし不安になってますよ…ほら!)

 小声で耳打ち

「そうですよ~なんとかなるなる~!」

語り手

立ちなおったようで、少女は貴方たちに笑顔を見せる。

もちこ

(あ、あたしのせいなの~~!?)

「もうっ!ちゃんとなかなおり、させるんだから!」

負けず嫌い!

ヒナタ

「シンゼンタイシ……ヒナタはヒナタだよっ!」

ちょっとむずかしかったらしい。

あい

「えへへ、あなたもありがと!」 もちこに向けて

「あ!そろそろ帰らないと……おかあさんが心配しちゃう!
 みんなは、えっと……」

安心してから周囲のことも目に入りはじめ、慌ててしまう。門限が!

もちこ

あいちゃん、わらってる…よかった!

ヒナタ

「ヒナタもがんばるけど……ふたりがついてたらも~っとだいじょうぶだね!」

たのもしくってすてきなおともだち!

「あ!そうだ、おうちまでかけっこしてたんだっ」

ナギ

「おっと、いけない。仕切り直しですね。」

人間の姿のかけっこは苦手なんだけどな~ かきかき。

ナギ

「……改めまして、僕はナギ。
 こっちの白いのは……どうします?シロ子ちゃんとかにしときます?」

もちこ

「シロ子……ま。まぁいいわ、それで!」

もちこ

「あらためてよろしくね、あいちゃん!」

あい

「ヒナタちゃんと、ナギさんに、シロ子ちゃん?わたし、あいね!よろしくおねがいしますっ!」

ぺこり

「みんなもこっち側におうちがあるの?なら、一緒に帰ってくれない?
 かけっこは苦手だけど……」

おそるおそるだ。置いてかれたら……さみしい。

ヒナタ

「?……今日はシロちゃんになるの?」

ぽや~っとしている。

「あいちゃんもいっしょならいっしょにかえろ!だいじょうぶだいじょうぶ!」

ナギ

「おや!かけっこが苦手…う~むそれはいけません。
 かけっこじゃなくって鬼ごっこにしちゃいましょう。」

 まけちゃうしね。

ヒナタ

「みんなゴールできたらかちなんだよっ!」

はやくはしらなくってもいいんだよ。

「……あ!でもおにごっこもいいな~っ」

もちこ

「かけっこでも鬼ごっこでも、どんとこいよ!」

「まぁでも……
 今日はあいちゃんにあわせて、ゆっくりいきましょ!」

ナギ

「遊ぶならひとは多い方がたのしいですからね。のんびりたのしく帰るとしましょう。」

ヒナタ

「ん、わかった!ヒナタ、のんびりおさんぽもすきだよっ」

ナギ

「ヒナタさんはいいこですねぇ~
 それではあいさんに続いて、レッツゴー!ですっ」

語り手

そんなこんなであいの家の前まで来た3人は、

あい


「じゃあ、今日はありがとね!とっても悲しかったけど、まだちょっと不安だけど……
 みんなのおかげで元気になれたから。明日また、元気が出たらゆうきくんとお話してみるね!」

語り手

そう言って家に帰っていくあいを見届けるだろう。

もちこ

「つぎにまたかわいくないなんていわれたら、ひっかいちゃいなさい!」

もちこ

参考にしてはならない猫のアドバイス。

ナギ

「おやおや、爪は隠しておくものですよ。
 男の子にはちょっと刺激がつよすぎるかと……」

たしなめたしなめ

ナギ

「でも、そうですね。困った時は僕たちがついていますから。
 いつでも相談してくださいね。」

ナギ

「ついでに裏山のおやしろにおいしいものなど供えていただけると…ゴニョゴニョ」

あい

もちこの言葉にくすっと笑いながら、3人に手を振って家に入る。感謝の気持ちを込めて……

もちこ

(さりげなくお供え物を求めたわね……)

語り手

さて、先程の会話であいの家の隣にゆうき少年の家があることを3人は知っている(ことにする)。
そちらの家に目を向けてみると、ちょうど今まさに少年が外に出かけようとしているところだった……

といったところで、一旦シーンを切ります!

語り手

~~~第一の幕間~~~

語り手

まずは先程出会った少女、あいへのつながりを各PCには取得してもらいます。つながり1の状態で、内容は任意です。

もちこ

あい  → 保護!

ナギ

あい → 保護

ヒナタ

あい → 好意!

語り手

あい→もちこ 憧れ
あい→ナギ  信頼
あい→ヒナタ 信頼
が普通に考えたときのあいのつながり内容なんですけど

語り手

ナギさんのこあくまであい→ナギは内容を決めることができます。何かに変えたいなら……どうぞ!

ナギ

はぁい!こあくまパワ~しつつ、信頼が一番かなと思うのでそのままステイで!

語り手

了解です!あ、この辺は……あとで表にこっそり追加しておきます。

語り手

では続いて、夢を消費してつながりを強化するフェーズ!

語り手

内容の変更も可能です。え~とこれは……一旦休憩にするので、再開時までに考えておいてもらえると!
決まった段階でこのタブに書いてください!

語り手

今夜21時30分に再開予定となります!それでは一旦おつかれさまでした!

語り手

あいが受け取った夢12点から5点使って、まずはなぐさめてくれたヒナタちゃんへのつながりを強化(1→2)
さらに5点使って……迷うけど、同性で年の近そうで憧れ~なもちこちゃんへのつながりの強化かな(1→2)

ナギ

ナギからは25点をそれぞれ割り振る形で、
あい →つながり2(+1 /5点)
もちこ→つながり3(+2 /10点)
ヒナタ→つながり3(+2 /10点)
関係をもちこ→保護、ヒナタ→信頼に!

もちこちゃんはちょっとうっかりさんがしんぱ~い!
ヒナタちゃんはあいちゃんを励ます純真な姿に信頼です!

もちこ

あい  →つながり2(+1/5点)
ナギ  →つながり3(+2/10点)
ヒナタ →つながり4(+3/18点)

ナギ→対抗 負けられない的な…!好意的な対抗でっ
ヒナタ→尊敬 あいちゃんに「だいじょうぶ」をしてくれた!すごい!つながりも強めに。

合計33点です!

ヒナタ

ヒナタのつながり、
あい →つながり2(5点)
ナギ →つながり3(尊敬/10点)
もちこ→つながり3(信頼/10点)

の25点で!

語り手

はぁい お時間きて、皆さんお揃い!つながり強化も了解!

ヒナタ

ナギさん、おとなでかっこいいな~おはなしじょうずですごいな~のきもちと
もちちゃん、いっしょにがんばってくれる、たよれるおともだちだなあのきもちです!

語り手

んでは~ それぞれが受け取る想いとふしぎの集計!

語り手

もちこ:想い+10、ふしぎ+11
ナギ :想い+10、ふしぎ+10
ヒナタ:想い+11、ふしぎ+13

語り手

……かな?あってそうだったら自分のステータスを足しておいてください~
[ ヒナタ ] 想い : 4 → 15
[ ヒナタ ] ふしぎ : 1 → 14
[ ナギ ] 想い : 4 → 14
[ ナギ ] ふしぎ : 4 → 14
[ もちこ ] 想い : 4 → 14
[ もちこ ] ふしぎ : 4 → 15

語り手

さてさて、それでは始めていきましょう……第二の場面。
一応次の場面は少年、ゆうきと会話するところを予定しています。
ただ一旦変身は解除されたものとして、改めてどの姿になるかを登場時に決めてもらいます!

語り手

時間は夕暮れのまま、なので耳しっぽがついていても、よく見せない限りは気づくこともないでしょう!

語り手

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

語り手

あいを見送り、さてどうしようというタイミング。
隣の家の玄関がガチャと音をたて、中から少年が外に出かけようとしています。

ナギ

「おやおやっ あれが噂のゆうき君でしょうか」

反射的にひょっと隠れて見守りの姿勢。

語り手

敷地の外に出て、後ろめたそうな顔でちらちらとあいの家のほうをみて……
変化たち3人がそのままそこにいるなら、その姿を見て首をかしげることでしょう。

ヒナタ

「あ!男の子!……お友だちかなあ」

隠れずその場に立ったまま、少年の方を見ます。

もちこ

「あら?あいちゃんのおともだち?」

ヒナタの声につられて、たずねます。

ゆうき

「ん、おまえら、あいになんか用か?」
見慣れない二人、もちことヒナタの姿をちょっと訝しげな目で見て、尋ねます。

ヒナタ

「んーとねっ、おうちこっちだから、お友だちだから……いっしょにかえってたとこだよ!」

もちこ

「そう!あいちゃん、泣いて帰ってて心配だったのよ」

ナギ

そうしておしゃべりするふたりの傍らこっそり消えている狐の姿。

ゆうき

「うそつけ、お前らみたいなやつと、あいが喋ってるとこなんか見たこと……」

と2人に詰め寄ろうとしますが、

「ぐ…… な、泣いてた……?そっ、か……」

もちこの言葉を聞いて、とてもバツの悪そうな顔をします。

ゆうき

「あっ……え~と、とにかくあいつを送ってくれたんだな!
 それは……その、ありがと……」

ぶつぶつ。聞こえづらい音量で。

もちこ

「もしかして……ゆうきくん?」

ヒナタ

「うそじゃないよっ!きょうお友だちになったから、いっしょにかえるのははじめてだけど……」

そう言いながら、ばつの悪そうな表情を見て。

「……だいじなお友だち、ないちゃったらしんぱいだよね」

しゅん……としたきもちでそう続けます。

ゆうき

「あ、おう!そうだ、オレはゆうきだ!なんで……」

「あ!もしかして、あいつ、あいがなんか言ってたか?」

もちこ

「やっぱり!そう、あなたが……」

(かわりにひっかいてやろうかしら……!)

ナギ

「お~っと、シロ子ちゃん!またけんかかい?」

 何食わぬ顔でさっきと反対側からやってくるきつね。

ヒナタ

「もちっ……シロちゃんなんでわかるの~!?」

言いながらそういえば今日はなぜかシロちゃんなんだ~!と思いつつ。

「ゆうきくんってことは……ほんとにだいじなお友だちだ!……なかなおりしにきたところ?」

いぬのなかなおりは直線コース。

もちこ

「ま、またってなによ!
 まだなにもしてないわよ~!」

まだ!

ナギ

「みんなお揃いだねぇ~
 うちのシロ子ちゃんがごめんねぇ。」

新しいおともだちかな?と、お兄さんぶりっこ うそつきけむし

ナギ

そうしてヒナタに小さく(ないしょ)のポーズ

もちこ

「あいちゃんが泣いてるってきいて、そっか……って
 言ってたでしょ~?おもいあたることがあるってこと!」

ヒナタの質問にそうこたえ。

「そうね、なかなおりしにきたのなら……ひっかくのはやめてあげる!」

ゆうき

「な、仲直りなんて……!」

「てか……そっちの子の兄ちゃんか?変なかっこ!」

つい悪態をついて誤魔化そうとしている。

ナギ

「おやおや、それとも仲直りするところだったかな?」

もちこ

「こらこらこら~!あたしが問題児みたいじゃないっ!」

ぷんすか!ほんとうに問題児かも。

ヒナタ

(ナギさんゆうきくんのこと忘れちゃったのかな……)

一瞬そう思ってから、ないしょの指を見て。
ちょっと不思議そうな顔をしながら、こくんと頷きました。なにかおにいさんがおしゃべりするのかな~。

ナギ

「かっこいいでしょ~
 最新ファッションなんですよ、これ。」

ゆうき

「オレはただのお使いだよ!け、けんかとかしてねーし!泣かせてなんかねーし!」

ゆうき

「……やっぱし…………泣いてた?」

もちこ

「泣いてたわっ!」

ナギ

「はいはい、熱くなっちゃだめだよぉ シロ子ちゃん
 クールダウン、クールダウン、おしとやかに~」

ヒナタ

「おもいあたる……そっか……!」

まるでわかったような声を出す、ぜんぜんわかってないいぬ。

「ないてたのっ、だから、はやくかんちがいをなんとかしなきゃ~っ」

もちこ

「あたしはいつでもおしとやかだわっ!
 ……でもそうね。熱くなっちゃだめね。」

ナギ

「ふむふむ、お話を聞く感じ…誰かを泣かせちゃったのかな?
 う~んそれはよくないことだねぇ……」 う~んこまったこまった

ナギ

「みんながみんなシロ子ちゃんみたいに強い子ばっかりじゃないからね?」

ナギ

ちょっぴりいじわるにウィンクして。
「きっとその子はすご~く悲しかったんじゃあないかなぁ。」

もちこ

「そうよ、あたしは強いのっ!」

ドドドドヤァ……

ゆうき

「う~~~~~……で、でもおまえらにはカンケーないだろ!
 それに、勘違いとかじゃ、ねーし……」

自分が悪いとは思っているものの、今はとにかく意固地になっているようだ。

ナギ

「ほめてません、ほめてませんよ、シロ子ちゃん!」

もちこ

「?」

語り手

詳しい事情を聞くなら、頑なになった心をどうにかして解きほぐすなり、難しいことを考えられなくしたり、尊敬できる"おとな"っぽいところを見せたり……そういう工夫が必要そうです。

ナギ

「おや、勘違いではない……?」 わざとらしく首をかしげて

語り手

このまま頭ごなしに良くないとだけ言われても、素直に謝ったりはしないでしょう。

ヒナタ

「かんちがいじゃないの~っ!?」

じゃあじゃあホントに言っちゃったの!?といぬはホンキのびっくり。

「カンケーないけどっ、でもでもヒナタはお友だちが楽しいってしてるほうがうれしいの……」

とはいえ、そのために冷静に策を講じられるってわけでもないみたい。

ゆうき

「オレだって、でも……」

ぐずぐずと、うつむいて地面の砂を蹴ったりしている。

ゆうき

語り手

一人でもおとな8の判定に成功することで、ゆうきの口から詳しい事情をききとることができます。
あるいは全員がこども7の判定に成功したら、意地を張っている自分がバカらしくなって話してくれることでしょう。

ナギ

「ふふ、お兄さんもすこ~しだけ、わかります。
 言いたくて言ったわけじゃないんですよね。」

ナギ

少しだけ背をかがめて、にっこり笑いかけます。

おとなで判定!想いを+5しますね。
[ ナギ ] 想い : 14 → 9

語り手

ナギの優しい口調に、ゆうきも少し話そうかなという気になったことでしょう。

ゆうき

「あ、あたりまえだろ!でも……」

「オレの友達がさ、女子と一緒に学校くるなんてダセーって、一緒に遊んでくれないんだ……」

ナギ

「それでつい、ひどいことを……なるほどふーむ。」

「女の子と一緒にいるのがダサい、とは……お友達もまだまだ子供ですねぇ。」

もちこ

「そんなやつら、ひっかいてやればいいんだわっ!」

子供オブ子供。

ヒナタ

「だせ~って……かっこわるい~ってこと?なんでなんで!なかよしなだけなのに~……」

「お友だちいっぱいのほうが、ぜったいカッコいいのに~っ」

ナギ

大人になったら女の子とくっつきたがるものですけれど。
……と、言うのはさすがにやめておいた。 健全健全。

ナギ

「ま、またツメを出して……はしたないですよ!」

ヒナタ

「でもでもっ、思ってないこと言っちゃったら、ごめんなさいしなきゃいけないんだよっ」

ヒナタとくいだよっ。

もちこ

「いつでもひっかけるわ!」

ドヤッ!自慢してはいけない。

もちこ

「そうね……ヒナタのいうとおりだわ!」

ゆうき

「それで、一緒に帰るのやめようって言ったんだ。
 でもあいつ、なんでなんでって聞かないし……」

「それに、同じクラスで女の子と一緒に学校来てるやついないし、
 やっぱだせーのかなって……」

ヒナタ

「シロちゃんもごっこじゃないケンカはダメなんだよ~っ」

あぶないよ!

ナギ

「まぁまぁ、もちろんそれはそうですけれど……
 彼の方にも悩みはあるみたいですよ?」

ナギ

たしなめ たしなめ

ナギ

「……ああ、でも……そうですねぇ。」

ナギ

「女の子といるのがダサくなければ、よい……」

ナギ

そっともちこの方をみる。

もちこ

「だ、だいじょうぶよっ。まだケンカしてないから!」

まだ!

もちこ

「???」

視線にくびかしげ。

ナギ

「いえ、ケンカもまたいい手段かな と。」

ナギ

「きっと、ゆうき君のお友達は『女の子』というものをあま~く見ているのですよ。」

ナギ

「これがそもそもの大きな原因であるならば~…
 見せつけてやればよいのではないでしょうか?」

ナギ

物騒

もちこ

「そういうこと?!おもいっきりケンカしちゃえ……ってことね!?」

ヒナタ

「それって~……もしかしてシロちゃんがいっぱいケンカしていっぱいつよいところみせちゃうってこと?」

ナギ

「ま、これは少々荒療治ですけれどもね。
 要はばかにされなければよいのですよ。」

もちこ

爪ならまけないわよ!しゃきーん!

ゆうき

後悔と恥ずかしさでいっぱいで、物騒な話題はちょうど聞いてなくて

「なぁ、あんた。えっと……」

一番おとなっぽい、ナギのほうを指して言います。

「やっぱ、女子と一緒にいてもダサくないのか?あんたはどう思う?」

ゆうき

改めて聞いてみます。

ヒナタ

「もしかしてあぶないかも……」

おとなとこどもの会話の横で、う~んう~んと考えています。

ナギ

「そりゃあもちろん。
 僕だって女の子に囲まれていますけど…別に変ではないでしょう?」

ナギ

「むしろ分け隔てなく、人と縁を紡げるというのはすごいことですよ。」

ゆうき

「むむ……たしかに……むしろ、なんかかっこいい……」

「でもなんか大変そう……(小声)」

ナギ

たいへんはそのとおりです

ヒナタ

たいへんな要因の1

もちこ

たいへんな要因の2かも…

ゆうき

「うん、やっぱオレ、あいに謝るよ。
 その……ひどいこと言っちゃったし」

ナギ

「それがいいです。
 ふたりは大切なお友達のようにお見受けしますし…」

ナギ

「懐の深い男は……モテますよ」

もちこ

「そうそう!ちゃんと謝るなんて、えらいじゃない!」

もちこ

なぞの上から目線。

ヒナタ

「よかった~!ヒナタもなかなおりしてくれたらうれしいっ!」

にこにこ!

「たしかにナギさん、かっこいいもんね!……でもナギさんよりヒナタのほうがいっぱいもてるよ?」

荷物とか!

もちこ

「そうそう、ヒナタはもてもてなんだから!」

もてちがいとは気づかずに。

ナギ

「それだと意味が違ってきちゃいますって……」 たじたじ

ゆうき

「え~?女子なのにか~?」 ちゃんとモテの意味をわかってるがゆえの混乱!

ヒナタ

「ヒナタいっぱいもてるから……こんどコツもおしえてあげる!」

ちゃんとわかってないから、どんどん変なことを言っちゃうぞ。

ナギ

「まぁ、ヒナタさんはある意味モテモテですかね…主におばちゃん受けですけれど……」

ナギ

ゆる~いフォロー

ゆうき

「ああ~、おばちゃんたちって可愛い子はすぐ甘やかすからな。
 あいもよくお菓子もらってるし」

ゆうき

「っと、やば。はやくお使いいかないとしまっちゃうかも。
 つい話しちゃったけど、聞いてくれてありがとな」

ゆうき

「明日……謝ってみるよ。うん」

ナギ

「…おっと、長居させてしまいましたね。
 そろそろ暗くなりますし、夜道にはきをつけて。」

もちこ

「おつかいにいくなんて、えらいじゃない。
 ええ。明日ちゃんと謝ってあげてね!」

ナギ

「ご武運を祈っておりますよ。」

ヒナタ

「あいちゃん、かわいいもんねっ」

しらずしらずのうちにすてきな発言を引き出してたり。

「ううん、おはなし楽しかったよ!おつかいもなかなおりも、がんばってね~!」

もちこ

「そうじゃないと……ひっかかれるかもね?」

ナギ

「こらこらこ~ら…」

ヒナタ

「あぶないのはダメ~っ!」

もちこ

ちえ~っ

ゆうき

「ぼ、暴力反対だぞ~!じゃあな~!」 おどけて逃げるように立ち去る。

ゆうき

そうして夕日に消えていくゆうきを見送り、3人だけがそこに残る。

ヒナタ

ばいば~い!のてをふりふり。

ナギ

後姿を見送りながら

「さてさて、うまくいくといいですけれど……」

もちこ

ヒナタといっしょに手をふりふり。

語り手

少し心配になったナギは、他の二人に明日様子を見にいかないか、と提案する。

ナギ

「ないしょないしょの追跡調査です。」

ナギ

「せっかくならしっかりと仲良くなるのを見届けておきたいですしね。」

もちこ

「そうね!ちゃんとなかなおりできるか、気になるし…」

ヒナタ

「たしかに……ヒナタもきになる!!」

賛成賛成!

語り手

そうして明日の約束をした3人も、今夜は各々の住み家や居所に帰り……このシーンは終了となります。

語り手

~~~第二の幕間~~~

語り手

では先程と同じように、まずはゆうきくんとの出会いのあれと……

語り手

つながりの強化だ!ちょっと集計してくるので、内容でも考えておいてください~

語り手

集計も終わったので、各自まずはゆうきくんに対するつながりの内容をば!
決まってるならつながりの強さも強くしてOK~(2にするなら夢5点!)

もちこ

ゆうき → 好意
ちゃんと謝ろうとできる、いいこ!

ヒナタ

ゆうき→好意

なかなおり、がんばってね!

ナギ

ゆうき→保護
男の子だしね、先輩としてがんばれのきもちだ!

語り手

ゆうきからは
もちこに好意
ナギに尊敬
ヒナタに尊敬……になりそうだった(モテ)けど保護です!

語り手

ナギには3(10点)で、もちことヒナタには2(5点ずつ)で20点かな

ナギ

そして26点ぴったり使うぞ。
ゆうき→つながり3(+3 /10点)
もちこ→つながり4(+1 /8点)
ヒナタ→つながり4(+1 /8点)

男の子補正つけちゃお。がんばだ!

もちこ

ゆうき →つながり2(+1/5点)
アイ  →つながり2
ナギ  →つながり4(+1/8点)
ヒナタ →つながり4

関係性はこのまま!15-13=のこり2点です!

ヒナタ

ナギ →つながり4(8点)
もちこ→つながり4(8点)
で16ののこり1にします!
関係性はそのまま!

語り手

おっけ~で~す!それぞれが受け取る想いとふしぎを計算しまっす!

語り手


もちこ:想い+14、ふしぎ+14
ナギ :想い+15、ふしぎ+15
ヒナタ:想い+14、ふしぎ+16
[ もちこ ] 想い : 14 → 28
[ もちこ ] ふしぎ : 15 → 29
[ ヒナタ ] 想い : 15 → 29
[ ヒナタ ] ふしぎ : 14 → 30
[ ナギ ] 想い : 9 → 24
[ ナギ ] ふしぎ : 14 → 29

語り手

といったところで、第三の幕間も終わって……

語り手

第四の幕間、学校潜入!ゆうきはあいとちゃんと仲直りできるのか……?といったところで、今日のところはお開きとします!

語り手

おつかれさまでした~~~!ありがとうございました~!

語り手

それでは演者もおそろいのようなので、本日も初めていきましょう
ゆうやけこやけ『あいとゆうきのおおげんか』 第三の場面からとなります。

語り手

よろしくおねがいしますっ!

ナギ

おねがいしま~す!

もちこ

よろしくおねがいするわ!

ヒナタ

がんばろ~ね~!

語り手

次の日の朝、小学生たちがそろそろ登校を始めている時間帯。
ひとまず集まった三人は学校に向かい、登校する小学生たちを眺めている。

語り手

が、しばらく待っても二人とも姿を表さない。

もちこ

「………こないわね~~」

ヒナタ

「みんなおひるはここにいるから会えなかったんだ~」

こどもはみんな学校にいくんだなあ。

「う~~ん、う~ん?まよっちゃったかなあ」

ナギ

待てど暮らせどふたりの影はなし。
ふあ…とあくびをひとつ。

「おねぼうさんかもしれませんねぇ」

もちこ

「そうよっ、こどもは学校にいくものなの~」

うちのご主人さまも!

ヒナタ

「朝、ねむいから……そうかも……ヒナタもナギさんともちちゃんがおこしてくれなかったら来られなかったかも……」

むにゃむにゃだ。

「みんないっしょでいいなあ~。ヒナタもみんなとがっこういきたい!」

ナギ

「おや、ヒナタさんは学校はじめてですか?
 それならば……お気を付けを。子供は動物が大好物ですから」

ナギ

たべられてしまうかも…… コンコン

もちこ

「みんな学校にいくけど……学校ってどんなとこなのかしらね~?」

みんなとがっこう。ちょっとたのしそう!

ナギ

「そうですねぇ、僕も詳しくはないのですが、
 本を読んだりお話を聞いたり…勉強というやつですね。
 なにやら大人になる準備をしているのだとか。」

ヒナタ

「ヒナタこれからおっきくなるのに、ちっちゃいまま食べられちゃうの~!?きをつけなきゃ……」

学校は一回校庭を走ったきりで、こどもの習性にはくわしくないのだ。
きゅ!と物陰でさらにちいさくなった。

「ひとは大人になるのにじゅんびがいるんだあ……」

ナギ

「ええ、ええ……
 捕まった動物たちはあわや、大きなお鍋のなか
 その証拠にお昼には美味しい匂いがほかほかと……」

もちこ

「だめだめ!ヒナタ食べちゃうなんてだめ~!
 わたしがおっぱらってやるんだからっ!」

ナギ

「まぁ、嘘なんですけどね。」

もちこ

ぺしっ!

語り手

そんな話をしながら待っていると、そのうち家の方向からとぼとぼと一人だけ歩いてくるあいの姿が……

もちこ

「……あ!あいちゃんだわ!」

語り手

人の姿になって駆け寄って話を聞くのもいいし、そのまま様子見を続けるのもありです。まだ登校時間には少しだけ……ダイジョブ!

ナギ

「……おや、ほんとうだ。
 しかし……今日もひとりのようですね。」

ヒナタ

「あれ……げんきないね。でもなかなおり、したんだよね?……ホントにおねぼうしちゃったかなあ……」
そわそわ。おはなし、聞いてみる?

もちこ

「また今日もひどいこといわれたんじゃ… ないわよね?」

そわそわ。心配そう。

ナギ

「おやおや、これは少し事情を聞かねばいけないかもしれませんねぇ。」

ナギ

ぽぽん!のぽん! 躍り出るようにあいちゃんのほうへ。

もちこ

ぴょん!さらに物陰からとびだしてくる猫。

ヒナタ

どたばたん!と後を追うように犬もいっぴき。

ナギ

「こんなところでおやおや奇遇~」

ナギ

動物を連れた風変わりな少年がゆるやかなおはようをもってコンコンしている。

あい

「……あ、えと……ナギさんだ。おはようございます」

シュン……としながら挨拶はかかさない。

「あと……あれ?もちこちゃんと、わんちゃん?お散歩中かなぁ。おはようだね」

顔見知りのおねこさまにも挨拶。見かけたことだけあるわんこにも挨拶。

もちこ

「にゃ~ん」

あいちゃんのあしもとにすりすり~。

ナギ

「こちらはヒナタさんです。」

 しゃがみ込むといぬなでなでしながらご紹介。
[ ナギ ] 想い : 24 → 16

ヒナタ

「わふっ」
ひかえめな声でごあいさつを返し。足元におすわりします。

あい

「わ、昨日の子と同じ名前なんだねぇ。雰囲気も似てる!」

その場でしゃがんで二人になでなで。

もちこ

ふふん!とくべつにノドも鳴らしてあげるわ!
ごろごろごろごろ……。

ナギ

「でしょでしょ~? 名は体を表すとはよくいったものです。
 ほら、このまゆげのあたりとかも ヒナタさんそっくり。」

ナギ

頭のあたりをぐりぐりしている

ヒナタ

「~♪」
ごきげんで尻尾を振ります。
でも、ヒナタはヒナタなのにヒナタそっくりってなんだろう……?

あい

「かわいいねえ~うりうり」 なでなで……って

「あ、学校行く途中だった。……ナギさんはうちの学校じゃないよね?」

魅了されそうになってしまったが、なんとか思い出して立ち上がる。

ナギ

「ちょっとばかりお忍びでお散歩をしていたところなのですが……
 どうやら今は皆さん学校の時間のようで。」

 ちょっとワケアリなんですよ、とナイショナイショのポーズ

ナギ

「もしかして、ゆうき君もおさぼりですか?」

あい

「うん、わたしももう行かなきゃ。学校、すぐそこだけど……
 ゆうきくん、学校行く時間になっても起きてこなくて……
 その、昨日のこともあって、ピンポン鳴らすのがちょっと怖くって……」

もちこ

(あら… ほんとうにおねぼうさんなのかしら)

ナギ

「おやおや、それはおかしいですね。
 昨日はあんなに反省していたというのに……っと、失礼。」

 男の子の威厳に関わってしまうかな。なんて うっかりの素振り。

もちこ

「~♪」

ふりふりしてるヒナタのしっぽにじゃれついてる。

あい

きみたちも来る~?などと、また少し撫でて歩きながらおしゃべりだ。

ヒナタ

「!!」
じゃれつく気配にピコピコと尻尾をゆらす。負けじと無防備な背中やお尻尾を見ているぞ。

ナギ

一緒にぽてぽて歩きながら後ろをちらり。

「それでは、まだ仲直りはできていない、と……」

もちこ

にゃっ!にゃっ!
魅惑のしっぽに夢中で背中もしっぽも無防備!

あい

「わたし、置いていかれちゃったのかな……」 しょんぼり

ナギ

わ~い 背中なでちゃお~ 無遠慮狐

もちこ

シャッ!

ナギ

「アアッッ!!」

ナギ

手をさすりさすり……

「気性が荒いネコさんですねまったく……」

ヒナタ

「🦴!!」
たたかう二人のすきまからこれまたふわふわ魅了の尻尾にピョン!

ナギ

「それはないと思いますよ。
 これは僕の見立てですけれど……多分。」

もちこ

ふふんっ。

語り手

そんな感じでおしゃべりをしながら学校に向かっていると、別の道から一人の少年があいのところに駆けてきて、話しかけます。

ヒナタ

「ぉんっ!」
ちょっぴり鳴いて、同意の合図。きっとだいじょうぶだよ、だいじょうぶ!

ケン

「あっ!おまえ今度は別のやつと一緒なのか?いつもゆうきのやつと一緒にいるくせにさ~」

あい

「……?なによ、ケンくんには関係ないじゃん」

もちこ

ふわふわの尻尾をゆらゆらさせながら~。
そうよ、いいこと言うわね!と同意の視線。

ナギ

「おや、おともだちがまたひとり。」

 こんにちは~ とほがらかに挨拶して返す。

もちこ

あら……?ケンくん、あらたなにんげんだわ!

ヒナタ

お友だちを励ましながらも、ふわふわの尻尾にチョイチョイ、と足を出したり引っ込めたり。

ヒナタ

ひとだ!やっぱりがっこうにはひとがいっぱいくるんだ~

ケン

「かっ、関係ないって……」

あいの発言にちょっとショックを受けたようで、たじろぐ。
が、横から話しかけてきたナギの姿を見て、訝しみ

「あ、あんたは何者なんだよ。 この辺では見ない顔だけどよ」
と質問する。

ナギ

そうだねひとだね~ うれしいね~
ヒナタをなでなでしながら。

「僕はただの通りすがり。
 動物好きのお兄さんこと、ナギと申します。」

ナギ

ぺこり どうぞお見知りおきを~

ナギ

「そういう君は一体……?
 もしや……恋敵だとか!?!?」

ケン

「……あやしーやつ!あい、ふしんしゃに気をつけろって先生も言ってただろ~」

ナギ

ちなみにこいがたきというのは、好きな人を取り合ってケンカするひとのことですよ~ 等と動物向け解説をしながら。

もちこ

こいがたき……鯉ではないのね!

ヒナタ

(コイがタキ……)
なんとなく川辺の映像が頭に浮かんだ。

(ケンカするひと!よくないんだあ)
イメージはすぐに訂正された。

ケン

と、恋敵の説明が耳に入ってしまい
「なっ…………そそそんなんじゃねえーーーーし!ねえしっ!ありえねえし!」

顔を真っ赤にしてナギにまくし立てる。

ナギ

「ありえないですか~?そうなんですか~?」

 ちらと、あいの方を見て。そそそ…とケンに近づきぽそり。

「かわいいですもんね、あいちゃん。」

ヒナタ

(ナギさん、おとこのこおこらせちゃった!?)

もちこ

(ありえない…っていってるわね~?顔もまっかだわ)

ケン

「ふんっ!」ドスッ ナギを軽く殴る
すぐ暴力をふるう~

あい

「ちょっとケンくん!私の友達を悪く言わないでよ!
 あ!今殴ったでしょ!さいって~!」

ナギ

ぽこん!と軽い音が鳴った。 アイタタ~ 

「おやおや~そんなんじゃあモテませんよぉ~」

ヒナタ

(ごっこじゃないケンカだ~っ!お友だちとケンカしてるから、コイガタキかも……)

もちこ

「シャー!」
暴力をみて、威嚇だ!

あい

「ふん!もういいもん!」

「ごめんねナギさん、ケンくんが……もう朝の会はじまっちゃうから、またね!」

ケンから逃げるようにして、3人にわかれを告げて学校に入っていく。またね!

ナギ

ああ、どうどう!血の気の多いのがもうひとり。

「あ~… まぁまぁ、ぼくはこういうのには慣れてますので。」

ナギ

手を振り振り、いってらっしゃいしながら。

「……おっといけない。もうこんな時間ですか。
 ケンくんさんも……急がなくていいんですか?」

ヒナタ

(やっぱりもちちゃんがおこっちゃった~)
あつあつになっちゃう。

ケン

「うっせー!お前にはかんけーねーだろ~
 オレは足はやいからよゆーだよよゆー!」

ヒナタ

(かけっこできる……!?)
今日はむりかも……。

語り手

そんなことを言いつつ、さっきあいに怒られてちょっとしょぼんとしている様子だ。

ナギ

「僕には関係なくても、ほら……人間の事情というのは複雑ですから。」

もちこ

うーうー。つぎがあったらひっかくんだから~!
あつあつになりつつも、どうどう…。

ナギ

あ~あ~猫ちゃんどうどう……!

「この猫ちゃんも……ああ、もちこさんというのですけどね。
 この通り全然懐いてくれなくて。」

ナギ

「手を出すといつもこうやって 怒られてしまうのですよ。」

もちこ

ねこぱんちっ!

ヒナタ

ヒナタおりこうにできる!

ナギ

おっと! 寸ででひらりとかわす。

ケン

「ふぅん」
と、子供特有の好奇心でしっぽをギュッ!しようとするものの……
ナギへのねこぱんちを見てこれはやばそうだと思ってとりやめる

もちこ

ふふん ただのすぶりよっ

ヒナタ

ふたりのはケンカごっこだからとめなくていいんだよ~

ナギ

「女の子の気持ちというのはかくも難しいもの……
 猫さんとそっくりです。 追いかければ逃げていく……」

ケン

「……」 むちゃくちゃ変な顔でナギのほうを見ている。

もちこ

……しっぽをにぎるつもりだったわね?
やめたのはかしこいはんだんだわ!

ナギ

きょとん とした顔が返ってくる。

ナギ

「……その点ではそう、きみも同類かなと。」

ナギ

「すぐに手が出る、素直になれない。
 追いかけても、ぷいと逃げられて……ほら、この通り。」

ケン

「…………うっせー!わけわかんねーし!」

ケン、キレた!

「どうせオレより足遅いくせに偉そうにすんなよなー!
 オレになんかめーれーすんなら、オレにかけっこに勝ってみろよ~!」

もちこ

かけっこ? いまかけっこっていったわ、ヒナタ!

ナギ

「かけっこですか!?」

ナギ

「し、しかたありません……うけてたちましょう……」

ケン

「お前みたいなヒョロヒョロにオレが負けるわけねー!
 つまり、オレのほうが……えらい!」

ヒナタ

「わおん!!!」
かけっこって聞こえた!!?

ナギ

「さあ!ゆくのです!ヒナタさん!!」

ケン

「なに……って、お前じゃないのかよ!」

ヒナタ

「くぉ~ん!!」
ぴょぴょん!立ち上がっていつでもかけっこOKのポーズだ。尻尾もいつもより振られているぞ!

ナギ

「ぼくは頭脳派のおにいさんなので~
 使えるものはどんどんつかっていくのが知性というものです。」

もちこ

「にゃ~んっ」
ぜんりょくで駆けちゃいなさい!ヒナタ!

ナギ

「もしかして、もしかして~
 こんなズルい手にも勝てないくらいに君は弱っちいと……?」

ヒナタ

はしるはしるはしる?とスタートの前からくるくる駆けている。
オトナのちょっとわる~い駆け引きはちんぷんかんぷんだ。

ケン

「犬は卑怯だろ!ズルいのは……よくないだろ!
 せめて友達呼ぶとかにしろよ!……あ、大人以外の!」

ナギ

「……おともだちぃ?
 ふうむ。ヒナタさんもぼくの大事なお友達なんですけれどもぉ……」
[ ナギ ] 想い : 16 → 24
[ ナギ ] ふしぎ : 29 → 21

ヒナタ

(いぬ、ズルなんだ……)
四つの足で走るのは、どうやらルールいはんみたいだ。
ってことは……?
[ ナギ ] ふしぎ : 21 → 29
[ ナギ ] 想い : 24 → 16
[ ナギ ] 想い : 16 → 21

ナギ

「犬はダメ、大人もダメ。
 となると……人間の子供ならば、文句はありませんね?」
[ ナギ ] 想い : 21 → 16

ケン

「お、おう!それならオレが負けるわけねーし!」

もちこ

ふふん、言ったわね~!

ナギ

「言いましたねぇ~!?
 ではでは、いい助っ人をご紹介しましょう。」

ヒナタ

(にんげんのこども……ヒナタわかった~!)

ぴょん、と一度はねて物陰の方に。みんなからは見えないところへひとっとび。

ナギ

「では、少々お待ちを……」 どこかへ消えていく 素振り

ナギ

遠くから ヒナタさ~ん! と、呼ぶ声。

ヒナタ

どろろんぱっ!ナギさんの真似っこして、ちゃ~んとこどもの姿になって。

ケン

「……ふ、ふん。どうせこの辺でオレより速いやつなんて……」

自信はあるものの、向こうも自信満々だからちょっぴり不安……
[ ヒナタ ] ふしぎ : 30 → 22

もちこ

ふふん、ヒナタはすっごくつよいんだから!
となぜだかじまんげな猫だ。

ヒナタ

「ナギさ~ん!ヒナタもうでてってい~い?」
なんて言いながら、もう半分くらい見えてるいぬ……だったこども!

ナギ

「出てます!もう半分くらい出てますよヒナタさん!」

物陰でわちゃわちゃしている。

ケン

「え……?女子……?」 わちゃわちゃを眺めている

ナギ

ヒナタの肩をつかんで その方向をくるりと、ケンにむけて。

「はい、こちらが対戦相手の おんなのこ です。」

ケン

「は~~~?そんなん、負けるわけねーし!
 お前勝つ気ねーのかよ!なんだよそれー!」

ぷりぷり。おこだよ!ヒナタのことを見た目だけでなめまくってる。

ヒナタ

くるり。ケンくんに向き合って。
「お~っ!ヒナタきたよっ、かけっこ、とくいだから、すけっとがんばるんだよ~!」

ヒナタ

「ヒナタはやくはしるのまけないよ~っ!」
せんせいよりはやかったもん!ってそれは犬の時のできごとだけど……。

ナギ

「おやおや、そんな大口をたたいてもいいのですかぁ~?」
 ヒナタさんをナメてはいけませんよ。
 無尽蔵の体力はこの街一番の愛されガール……」

もちこ

「にゃ!にゃにゃ~~~っっ!!」
ちょっと!おんなのこだからってばかにしてるの~!?

ナギ

どうどう、どう……
「ほら、もちこさんも言っています。
 女の子を侮るとこわいですよ~~」

ヒナタ

「ヒナタ、かつのもまけるのもたのしいけど……ナギさんのすけっとだから、今日はまけないもん!」
もちちゃんも応援してるもん!

ヒナタ

「どこまでかけっこ?こうえん?がっこう?どこでもはしるよっ!」

ナギ

「と、彼女は仰っておりますが。 どうします?」

ケン

「ふん、もういい!オレしらねーからな!ゴールはあそこの校門までな!
 よーいドンっ!」

言うやいなや、駆け出すケン!
かなり反則だが、本人的にはどうせちゃんとやっても負けるわけないと思っているので、そんな感じです。

ケン

むちゃくちゃフライングしてるので、「けもの」で8以上であれば勝てることにしましょう。

もちこ

あっ!ズルっこだわ!

ヒナタ

「あ~っ、まってまって!!」
えいっ、とそのあとから駆け出して。
ケンくんもはやくって、ちょっとズルっこなスタートで。ふだんだったら見送っちゃうくらい出遅れちゃったけど……

ヒナタ

「でも今日のヒナタは……チームだいひょうだぞ~っ!」
わおん!と自分を奮い立たせて。めいっぱい足を動かします。びゅんびゅん、想いを乗せて、風を追い越して……

ヒナタ

想いを使って、8まで届かせますっ!

もちこ

ごーごーっ!ヒナタ~~~!
[ ヒナタ ] 想い : 29 → 24

ケン

「…………えっ?!くっ……うううがあああああ!!」

少し舐めプしてたけど、後ろから追い上げてくる姿を見て少し本気になる。が……

ナギ

「ほら!はやくはやく!後ろからきてますよ~!!」 

ナギ

勝ったらご褒美ですよ~~!ファイトオー!ヒナタさ~ん!

ヒナタ

「えいえいえ~いっ!」
3たす5は……いっぱい!
先を行く少年に並ぶように、その横顔を眺めるように、その足を追い抜くように!想いをこめてどんどん走ります、走り……

終わったらご褒美にいっぱい褒められちゃうぞ!と周りも見ずにぐんぐん速度をあげます。かけっこ、いちばんとるぞ~!

ケン

「……ゴールっっ!!…………くっ」

語り手

本気を出して逃げ切ろうとしたケンだったが、ギリギリ……ほんの少しの差でヒナタの勝利だった。
判定成功です!

もちこ

やった~!!さすがヒナタだわ!

ヒナタ

「ぷはあっ、ゴールっ!ヒナタもケンくんもはや~いんだっ!
 ナギさん、もちちゃんっ!どっちのかち~!?」
めいっぱい走りすぎてゴールの瞬間をみてなかった犬だ。

ケン

「そんな……女子に負けるなんて……
 てか、速すぎるだろ……」

ぜい、ぜい…… 息を切らせながら、ヒナタの方をみる。

「お前……ヒナタだっけ。つええな……」

ナギ

「それは……彼が良く知っていることでしょうねぇ。」

後ろからゆるゆるついてくる。 にこにこ~

ケン

「今のはオレの負けだよ。くっそ~~~!」 正直者!

もちこ

もちろんヒナタの勝ちよ!とあしもとすりすり。
ケンもなかなかやるじゃない!

ナギ

「うんうん、ふたりともいい勝負でしたよ。
 いや~お見事でした。ヒナタさんもおつかれさまで。」

ヒナタ

「うお~っ、ヒナタだいひょうのしめいをはたした!
 ふふ~、そうだよ、かけっこだいすきだもん!でもでも、ケンくんとかけっこ……たのしかった~!!」
どきどきしちゃった!

ナギ

えらいえらい~!と頭を撫でる仕草だけ。
あとでいっぱい撫でてあげましょう。

「さてさて、これで認めてもらえましたかね?」

ケン

「信じらんねぇけど、わかった。オレも男だ。
 男に二言はねえ!

 ヒナタの言う事は信じてやる!
 お前は……胡散臭いからダメ!」

ナギ

「なんでですかぁ~~!?」

もちこ

「にゃ~ん」

わかる~~~っと同意のにゃ~ん。

ヒナタ

「ヒナタ、すけっとなのに~っ!?」

「ナギさん……お風呂入ったらなおる……?」

ナギ

「はは、本日は日和が悪いようで……」

 う~む辛辣。

ナギ

「お風呂ははいって……
 って、その臭いではなく……っ!!」

語り手

恥ずかしさでつい拒否をしてしまったケンが、彼のナギに対する態度も若干やわらいでいるようだ。
今なら……察しがついているなら、彼の行動や心のうちについて聞けるだろうか。

もちこ

「……それじゃ!話してもらいましょうかっ」

もちこ

いつのまにやらへんげになっています。
[ もちこ ] 想い : 28 → 20

ナギ

「わ!びっくりした~
 さすがは地獄耳のシロ子さん…一体いつから…どこまで…っ!」 しらっ

ケン

「また知らない子だっ!お前……えっと、ナギだっけ。
 お前、女の子二人も連れてて……ずるいぞっ!」 ずるいとは……?

ナギ

「いやあ~モテる男はつらいです~」 保護者では?

ケン

「ゆうきのやつも……ゴニョゴニョ……」 ブツブツの何かぼやいている。

ヒナタ

「ナギさん、ヒナタたちよりもてる~?」

きょうみぶかそうな顔で犬は見ています。

「……じゃなかった!そう、ヒナタたちはおはなし聞かせてもらうんだよね、え~っと……」

ヒナタ

「……なんのだっけ!?」

かけっこに夢中だった犬、実はあんまり話が分かっていません。

もちこ

「いつでもどこでもシロ子さんよ!
 かけっこ勝負、ヒナタもケンも強かったわっ」

ズルはだめだけどねっ
話がわかってないヒナタをなでなで。

ナギ

「ふふ。お友達の多さなら負けませんよ~
 今日も可憐な花が二輪……(ふわっ」

「……と冗談はこの辺にして。
 そうそう、ゆうき君のことでしたね。」

ナギ

「ケン君もゆうき君に何か思うところが…?
 何やら遺恨があるようにお見受けしますが……」

ケン

「ぇ……い、ぃゃ……だって……」

ケン

キョロキョロ

もちこ

「……?」きょろきょろすがたに首をかしげ。

ケン

「だ、だってあいつ……かけっこも遅いし、テストもオレと同じくらいの点なのに、あいといっつも一緒にいるんだぜ!
 ずるいっ!オレも……」

ナギ

 おやおや~?? ふたりにめくばせしながら。

「なるほど、お友達に なりたいと……?」

ケン

「うっ…………そ、そうだよ……」

ケン

「そうだよっ!!なんかわりーか!!!!」

語り手

顔を真っ赤にして、ケンくんがうがーーー!ってしています

ナギ

うがーー!を甘んじて受け止める役をしています。

もちこ

「おともだちになりたい……?
 それなら、そう伝えればいいじゃない」

ヒナタ

「おともだち……おともだち、いっぱいな方がみんなうれしいから……それならいっしょにあそんじゃえばいいよっ!……って、ヒナタ、おもうけど……」

でもちがうのかな~。なんか怒ってるみたい。

ナギ

「ふふ、人間関係というものはそう単純にはいかないものなのですよ。」

ケン

「そっ……それができたら、それができたらさぁ……」

ナギ

「そうでしょうそうでしょう。
 しかしっ!そんな時こそ、我らがおしごと!」

ナギ

「縁と縁を結ぶのなら、おまかせあれ~ ……ですよね?」

ヒナタ

「んむ、タンジュンに行けないならヒナタ、タンジュンにいくおてつだいできるよっ!」

ヒナタ

「ナギさんのいうとおり!ヒナタたち、みんなのおてつだい、センモンカだもん!」

ケン

「えー……?」 むちゃくちゃ不審げに二人を見ている。

ナギ

「まぁまぁ、そんな目をしないでください。
 こっちには作戦があるのです! ねぇ!シロ子さん!!」無茶ぶり

もちこ

「さ、さ、さくせん?!」

ナギ

「はい~!なかよし大作戦です~!」

もちこ

「も……もちろんだわ~~!」

ヒナタ

「だいさくせんだ~!」

ケン

「そ、そうなのか……頼りなさそうだけど……(ボソッ)」

「なんか、手伝ってくれる、のか?」

もちこ

「あ~~~!いま頼りなさそうとか言ったわね~~!」

ケン

「いぃっ?!き、気の所為気の所為~」 そっぽを向きながらすっとぼけだ

もちこ

「……ま、ちゃんと手伝ってあげるわよ!
 あいちゃんが悲しまないために、なんだからね!」

ヒナタ

「だいじょ~ぶ、ふたりとヒナタがついてればひゃくにんりき?だよっ!」

ケン

「で、でもオレ……その……さぁ」

ケン

「昨日、ゆうきのやつに言っちゃって……『女の子といつも一緒にいるなんて、だせー』って……」

ケン

「言っちゃったあと、すげー嫌な気持ちになってさ。だから……」

ケン

「あいと友達になる前に、ゆうきのやつにあやまんないとって、思って……」

もちこ

「あら……。なんだ、ちゃんとわかってるじゃない」

ナギ

「おや、もっと強引な手を使おうかと思っておりましたが
 ……その必要はなさそうですね。」

ヒナタ

「ごめんなさい、言おうって思ってるなら……だいじょうぶだよ、ヒナタわかるっ!」

ヒナタ

「そしたらヒナタたちは……ごめんなさいのおてつだい、かな?」

もちこ

「そうね~。……でも、ぐたいてきにどうすればいいのかしら?」

ナギ

「なぁに、かんたんなことですよ。
 ちょっぴりだけ…大人になればいいんです。」

ケン

「ごめんなさいの手伝いって言っても……お、オレがあいつの前で素直になるしかないし……」

ナギ

「ええ。その通り。
 あくまで、僕たちは背中を押すお手伝いをするだけ…
 これを解決できるかはケン君次第です。」

もちこ

「ドン!!!!ならまかせなさい!」

もちこ

なお、ドン!!!!したあとのことは考えていません。

ナギ

「シロ子さんは、少々お手柔らかに……」

ケン

「ドンって何?オレ何されるの?」戦々恐々としている……ところに

ゆうき

「いっけねーーーー!!遅刻だ遅刻だ~~~っ!!」

語り手

一人の少年が騒ぎながら全力で走っている姿が……

もちこ

(そっちこそ強引な手を使おうかとかいってたでしょ~?…しようとおもってたところに)

「あ!うわさをすれば……だわ!」

ナギ

「おっと、噂をすればなんとやら……」

 そのまま、ひょこっと隠れて。 ケン君にファイト!のポーズ

ヒナタ

「わっ、わだいのゆうきくん、だね~っ」

もちこ

(あっ、あっ、かくれるべき!?)

きもちばかり身をかくしました。

ケン

「げっ、ケン!?まだ心の準備が……ってやべ!オレも遅刻じゃん!
 喋ってて忘れてたぜ……」

忘れてました。

ヒナタ

「ひ、ヒナタもかくれる~!?」

わたわた、とふたりについて隠れようとするけど……もしかしてもう登校時間だ!?

ゆうき

「やべーやべーーーーって、ケンちゃんじゃん。
 どーしたの?ケンちゃんも遅刻?」

ケン

「え、あ……」 キョロキョロ お前らなんで隠れてんだ!って思ってる 

ケン

「お、おう!遅刻だ!わりーか!」

ゆうき

「オレもなんだけど、遅刻は悪いと思うけど……」

語り手

走ってきたゆうきは、ケンのところで一旦止まっている。

ヒナタ

もしかして……おてつだいチャンス!?

ケン

「う……あ、あ~そうだな。うん、遅刻は悪いな……え~っと」

もちこ

「そうよ… がんばれ…っ!」
拳をぎゅっとにぎって、応援!

ナギ

(ほ~ら、おきつね様が見ていますよぉ~)
念をとばしている。

ナギ

「男に二言は……ないんですよねぇ~~」 ささやくようなコンコンボイス

ヒナタ

(ヒナタついてるよ~っ!)
身を乗り出さんいきおいで二人の方を見ている。耳か尻尾があったら見えちゃってたくらいだ。

語り手

ではですねえ

語り手

ケンくんが勇気を出してゆうきに謝るのに必要なおとなを5として~
ケンくんは自分の中で、謝ろうという気持ちがあるので自分の想いを1使っておとなを1あげます。

語り手

NPCのおてつだいというのがありまして、PCは自分の想いを「あげる能力値の2倍の想い」を使ってNPCの能力値をあげることができるのです!

語り手

足りない3の能力値分……手伝ってくれると、うれしいなあ(チラッチラッ

語り手

あ、ケンの能力値はゆうきと同じで、おとなは1です(補足~) 自分の想いで今だけ2!

ナギ

それでは縁結びのおまじない~ コンコン!
頑張れの念~~!!
[ ナギ ] 想い : 16 → 14

ヒナタ

ヒナタもおうえんするっ、ぜったいだいじょうぶだよ~っ!!
[ ヒナタ ] 想い : 24 → 22

もちこ

ドン!よ!だいじょうぶ、勇気をだせばなんとかなるんだから!
[ もちこ ] 想い : 20 → 18

語り手

では、3人から1ずつお手伝いをされて……ケンのおとな判定に成功しました!

ケン

「そ、そのっ!昨日のは……ごめん!」

ゆうき

「……?昨日のって、何が?」

ケン

「だ、だからアレだよ……えと……」

「女子と帰るなんてだせーって言ったやつ!あれは嘘なの!
 ただ、ちょっとお前のことが羨ましくて……嘘付いただけなの!ごめん!!」

ケン

「女子と帰ってても、お前とは……その、友達だから。
 一緒に遊ぼうぜ、嘘ついちゃったけど……」

ゆうき

「……そっか、嘘かぁ。
 だったらよかった。もう遊べなくなっちゃうかと思ってたからさ」

少し安心したような声で、ケンの肩をぽんぽんとなでる。

「いいよ。怒ってねえよ。
 あ、でももうそういう意地悪はよせよな!」

ケン

「ゆ、ゆうき……!ほんとごめんな、ごめん……」

ゆうきの優しい言葉に、こちらも安心して少し涙ぐむ。

語り手

と、ここで学校のチャイムが……

キーーーンコーーーンカーーンコーーーン

ゆうき

「あっ!やべえ、1限のチャイムじゃん!」

ケン

「朝の会さぼっちゃった!!急がないと!」

語り手

わたわたと走り出す二人でしたが

ケン

「ありがとな、おせっかいなにーさんたち!」

語り手

ケンだけこっそり後ろを振り向いて、小声であなた達に一声かけていくだろうか。

語り手

~~~~~~

語り手

~~~第三の幕間~~~

語り手

夢集計フェーズ!

語り手

せっかくなのでケンちゃんもちゃんと繋がりを取れるように……します!ので、内容とか考えて書いておいてくださいな

語り手

ケンからは
もちこに保護
ナギに信頼
ヒナタに尊敬 かな……

もちこ

あたしだけ…… 保護……!?

語り手

宇宙🐱だ

ナギ

おんなのこですからねぇ~

ナギ

45点をみんなにわけわけ39点ぶん!

あい →つながり3(+1 /5点)
ゆうき→つながり3(そのまま)
ケン →つながり3(+2 /10点)
もちこ→つながり5(+1 /12点)
ヒナタ→つながり5(+1 /12点)

ケン君には保護をドン!

語り手

ヒュ~

もちこ

ケン →つながり3(+10/5点)関係は保護!
アイ  →つながり3(+1/8点)
ゆうき →つながり3(+1/8点)好意→信頼に。
ナギ  →つながり5(+1/12点)
ヒナタ →つながり5(+1/12点)

合計48点!のはず!

語り手

あいからはもちこへのつながりを強化!(5点)
ケンからは……
もちこに保護3(10点)
ナギに信頼3(10点)
ヒナタに尊敬4(18点) で38点って感じか

癖毛

もちこ→つながり5(12点)
ナギ →つながり5(12点)
あい →つながり3( 5点/愛情)
ゆうき→つながり2( 5点/信頼)
ケン →つながり3(10点/対抗)

の、44点で!
これから伸ばせそうなのでいったんゆうきくんの3を……次に回す!

語り手

計算!

語り手

第三の幕間も終わって、次は最後の場面になります。
遅刻した二人は1限の先生に怒られながら授業を受けて……

この辺みなさんはどうされますか?こっそり見守っておきます?

語り手

多分ゆうきくんが謝るのは……2限と3限の間にありそうな大休憩かな……?彼が動くとしたら

語り手

ではもちこちゃんは校庭をこっそり散歩、
ナギさんはかくれみのを使って教室付近でこっそり授業を眺めてて……
ヒナタちゃんは校庭を走り回っては用務員さんとかけっこして遊んだりして

もちこ

ここが学校ね!うきうき!と散歩したりしましたっ

語り手

1限と2限の間は、子どもたちはきっとみんな窓際に寄って、かけっこを見てすげ~~!って言ってたんでしょうね

語り手

ゆうきくんはそれであいちゃんに謝りそびれたりして、

ヒナタ

ヒナタゴールまで走るよ~っ!

ナギ

いたずらはだめですよ~ と、口で言うだけ にこにこ

語り手

そんなこんなで2限……体育の時間!

語り手

ゆうきとあいはお互いにそわそわしながら授業をうけていて……そんな感じで第四の、最後の場面がはじまります。

語り手

~~~~~~~~

語り手

「よし、準備体操終わりっ!じゃあ今日は……そうだな、天気もいいし男女に分かれてサッカーでもしてもらおうかな」
担任の先生はあまりやる気もなさそうに指示をする。

語り手

ゆうきはあいに話しかけたそうな素振りを見せるが、男女に分かれてしまったため、しぶしぶ男グループのサッカーゴールに集まっていく。

語り手

先生はしばらく見守っていたが、「先生ちょっと職員室で別のことしてるから、みんなでしばらく遊んでてくれ。なにかあったらすぐ呼びにくるんだぞ~」と声をかけて、学校の中に入っていった。

ナギ

その様子を眺めている仲良し三人組。

「う~む、なかなかくっつきませんねぇあのふたり……」

ヒナタ

「べつべつになっちゃったな~」

こまったな~。

もちこ

「学校って、こんなふうに別のグループになっちゃうのね~」

ナギ

「これではせっかくの仲直りのチャンスが……
 仕方ありません、ちょっと一肌脱ぎましょうか!」

ヒナタ

「ナギさんのパワーでびしっとかいけつ~!?」

ナギ

「いえいえ我らが縁結び隊!みんなで力を合わせましょう。
 ご協力、していただけますか?」

もちこ

「きょうりょく~?」

もちこ

仲直りのためならもちろん!
…だけど、なにをするのかしら?と怪訝そうな顔。

ナギ

「ええ、その通り。
 ふたりの力なくしてはご縁結びはならぬのです!」

ヒナタ

「ごきょうりょく!うん、ヒナタおてつだいやるよ~っ」

ナギ

「なに、簡単なことです。
 ふたりの仲直りのきっかけをつくるだけ……
 あちらが二手に分かれているならこちらもチーム分けです。」

ヒナタ

「ふむふむ……ふむ~?」
チーム分け……それはいったい!

ナギ

「もちこさんは、あいさんを。ヒナタさんは、ゆうき君を。
 僕がきっかけを作りますので……あとは、いいかんじに!!」

ナギ

すると、目の前から どろん!と姿をくらまして。

ナギ

ふぁいと! です~!

もちこ

「いいかんじに……ね~。
 よし、ヒナタっ がんばりましょ~っ」

ヒナタ

「いいかんじ……うんっ、やってみよ~、もちちゃん!」

ナギ

ふたりが顔を突き合わせていると…… ぽつり。
鼻の頭に水滴が ひとつ ふたつ。

ナギ

雲行きがじわりじわりと怪しくなってゆく……

もちこ

「………ん?これって~……」
ぽつ、ぽつ……鼻先がつめたい。みあげれば、曇り空。

ヒナタ

「……あっ!きゅうにふってきた……ってことは~、きっかけって……」

語り手

「あれ、雨だ……」 「わ、濡れちゃう~!」 「えっと……俺先生呼んでくる!」 「屋根のあるとこまで走れ~~!」

わちゃわちゃ。子どもたちは各々の判断で散らばっていくだろう。

ナギ

ざわざわと風もふいてきた。
太陽は出ているのに、通り雨。
所謂きつねのよめいりというやつだ。
[ ナギ ] ふしぎ : 50 → 38

ゆうき

「雨だ……」 考え事をしてぼんやりしていたゆうきも、顔に当たる冷たい水滴に我に返り、周囲を見渡す。

ヒナタ

「!いまだ~っ、いこ、もちちゃん!」

そう言って、ヒナタは男の子の集団のほうへ、駆け出します。

「しゅうごうは、え~っと……」

ヒナタ

「あっち!」

ぴん!としっぽが指すのは、子供たちがまだ逃げ込んでない、それでいて屋根がある……渡り廊下のもとに。

もちこ

「いくわよ~!ヒナタ!」

もちこは女の子の集団のほうへ、あいちゃんをさがしに!

「集合、あのながい廊下……ね!」

もちこ

あいちゃんの姿をさがす、ちょっとしめりけのある白い毛玉だ!

あい

「あれ?晴れてるのに降ってきたぁ」

ぼんやりと空を見上げ、周囲を見渡せばすでに屋根のあるところに逃げている友達たち。

あい

「わわっ、どうしよ!」 慌てて駆け出そうとすると……

もちこ

そこには……白い猫が!

あい

「あれ……もちこちゃん!?こんなところになんで?」

ついそっちの方に駆け寄ってしまう。知り合いの🐱ちゃん……

もちこ

「にゃん!」

もちこ

駆け寄ると、もちこだけではなく
……とら猫、ぶち猫、黒猫、ハチワレ猫。
猫がいっぱいいました。

あい

「えっ、えっ!?みんな……雨から逃げてるところ?」

少しびっくりしたものの……やっぱり猫ちゃんは雨苦手だし。そう思ってもちこに近づく。

もちこ

「にゃーんっ」

もちこ

あいちゃんが一歩ちかづけば、一歩渡り廊下のほうへ。
そして、たちどまって、てまねき。

もちこ

こっちにおいで、おいで。まねきもちこです。

あい

「こっちにきて、って?わかった!」

素直なので、まねかれて一緒の方に逃げる。
そっちは確か……渡り廊下がある!雨しのげる!

もちこ

「にゃん!」

そうそう!と言わんばかりの声。
猫の道は、このさきの渡り廊下のほうへと。
あいちゃんを導くように。

語り手

一方その頃、ゆうきのところでは……

ゆうき

「やべっ、オレも逃げないと」
と駆け出そうとするゆうき。せっかくのチャンスだから、あいのいそうなところに……とキョロキョロ。

ヒナタ

そんな中。元気のいい、茶色い毛玉はダッシュダッシュで男の子の集団、その中でキョロキョロしていたゆうきくんの足元に。
そのまま、少しスピードを落として、片方のあしにこつんとたいあたり。

ヒナタ

「おん!」
みんながびっくりしないように、小さく一声鳴くと、
靴下か、服の裾か……どっちでも、ヒナタから届く方をかぷりとくわえて、
そのままこっちにおいでと言うように、渡り廊下の方へとかるく引っ張って見せます。

ゆうき

「ん……?!」
足にあたった軽い衝撃に驚き、そちらをみる。

「あ、さっきグラウンドで走ってたやつ……うわっ。ちょ、ひっぱんなって!」

ゆうき

ぐいぐい~と靴下を引っ張られるまま、誘導される方向……渡り廊下のほうへと走っていく。
伸びちゃう~!

ヒナタ

そのまま、渡り廊下まで一直線!の、その前に。
ゆうきくんの片足に頭をすり寄せて。

ヒナタ

きんちょうしちゃっても、だいじょうぶだよ!の想いを込めて。
あたまをくっつけながら、力強く尻尾を振ってみせます。
これからのことに、ちょっぴり"勇気"をもてるように!

ゆうき

「お、おう?撫でてほしいのかな」

よしよし。ちょっと勘違いして、撫でちゃう。
ヒナタを撫でているうちに、先程まで感じていた不安や緊張が溶けて、消えていくのを感じる。
[ ヒナタ ] ふしぎ : 45 → 41
[ ヒナタ ] ふしぎ : 41 → 35

ゆうき

「さて、と。あいは……あ、渡り廊下か。
 もしかして、案内しようとしてくれてたのか?」

不思議なわんこだな~と、ヒナタをもう一撫で。

「うん、謝れる。」

ヒナタ

「きゅうん!」

ゆうきくんの顔が、すこし明るくなるのを見て。
(それからめいっぱいなでてもらえることにも……)
満足げに頷いて、そして今度こそ渡り廊下への道を、駆け出します。

ヒナタ

行先はもう、分かっているだろうし。案内は不要だけれど……ヒナタもいっしょだよ!って、伝えなきゃいけませんからね!

語り手

ゆうきはもう一度駆け出し、渡り廊下にたどり着く。

語り手

そこにはあいと、大量のキャットたちが……

ゆうき

「あ……あいっ!その、き、聞いてほしいことがあるんだ」

語り手

今はあいに謝ることしか見えていないゆうきは、足元にいる猫たちに気づかない。

もちこ

みまもりキャット!

あい

「うん……うん。聞くよ。なぁに?」

ゆうき

「その、昨日はその……オレ、ダメで……あっと」

ゆうき

「だから……」

あい

「落ち着いて、ゆうきくん。ちゃんと聞くよ、私」

あい

そっとゆうきの手を握る。
二人が知り合ったときからのおまじない。ゆうきに落ち着いてもらえるように。

ゆうき

「うん……ありがと。えっとね」

ゆうき

「昨日あんなこと言ったけど、可愛くないっていうのは言葉の弾みで言いすぎちゃっただけで、オレ……ぼくは、ホントはそんなこと思ってなくて、」

ゆうき

「だからね、ええと……ひどいこと、言ってごめん!
 またぼくと、一緒に学校いって、遊んだりしよ!!」

あい

「ふふ、ゆうきくん、またぼくに戻ってる」

「いいよ。私怒ってないもん。悲しかったけど……新しい友だちが元気づけてくれたから」

ゆうき

「そ、そうなのか?……あ!昨日みたあのかっこいい上級生?と、女の子たちか!」

あい

「うん、そう!知ってるの?
 あとね、あとね、この子たちと……そのワンちゃんもね」

周囲にいる猫たち、そしてヒナタのほうを指さしている。

ゆうき

「え……?うわ!なんかすげーいる!」

語り手

謝れて一安心。といったところでようやく周囲に目を向けることができたゆうきは、たくさんのキャットたちに今更驚くのであった

あい

「んふふ……あはは、うふふふふっ。おかしいの、ゆうきくん。
 さっきからずっと居たんだよ?この子たち」

ゆうき

「なんだよ、この猫たち。ふふっ、へへへっ、なんか、おもしれーっ」

もちこ

猫たちはみまもっていたり、くつろいでいたり。
にゃーんと鳴いて、すりすりしたり。

あい

「不思議だよね。みんなが協力してくれたみたい」

しゃがんで、周囲の猫たちを撫でる。ありがとねぇ。

もちこ

「にゃ~♪」
なでてもらえば、ごきげん!

ヒナタ

そこに混じった犬も、なんだか安心したような顔でその光景を眺めています。
……ヒナタからはみつけられないけど……きっとナギさんもね!

ゆうき

「確かに。このわんこも、ここまで連れてきてくれたみたいだったし」

わんこ~~よしよしわしゃわしゃわしゃ。混じってるわんこを少し乱暴に撫でまわす。加減を知らない子

ナギ

雨宿りのしたに笑い声……
ちょっと不思議な空模様に虹がほほえむ。

おきつねさまもにっこり。

ヒナタ

「くぅ~ん♪」

丈夫だから、多少乱暴だってむしろ歓迎しちゃうくらいだ。
ちょっと沈み込みながらも、こちらも大変ごきげんに!

語り手

晴れた空が曇り、雨が降る。
降った雨はいつしかあがり、雲から虹が顔を出し、太陽がまた輝く。

笑顔も同じ。曇ってもいつかその輝きを取り戻す。
この町で起こった小さな小さな騒動は、
変化たちの密かな頑張りと、子どもたちの愛と勇気によって、
その形を変えて終幕を迎えた。

語り手

願わくば、子どもたちの未来に祝福があらんことを。

語り手

ゆうやけこやけ あいとゆうきのおおげんか ~fin~

語り手

ここからは各々のつながりの強化、内容変更だけして、終了となります。

語り手

あい:ナギ、ヒナタへのつながりを3に(10点)
ゆうき:もちこ、ヒナタへのつながりを3に(10点)

語り手

あとゆうきからもちこへのつながりの内容を……最後見守ってくれたことを考えて信頼に変更。

語り手

ゆうきからヒナタへのつながりも信頼!

ヒナタ

わわ~い!
ゆうき→つながり3(5点)
みんな→つながり4(8点)
で……13点使ってFINします!

もちこ

ゆうき →つながり4(+1/8点)
ナギ  →関係を信頼に。やるじゃない!
ヒナタ →関係を愛情に。いっしょにがんばったわ!

語り手

みんなへのつながりだ!いいぞ~~~

ナギ

あい、ゆうき→つながり4(それぞれ8点)して、
もちこちゃんを信頼にしようかな。
おつかれふたりとも!!

語り手

みなさんおつかれさま~~~!!