GM

ピーカーブー!
『月見沢ファーマーズ』

GM

夏休み、開始!

GM

月見沢。
都市部から電車や車で少しいったところにある、山あいの土地。

GM

「月見沢ファーマーズ」という、田舎暮らしにあこがれる人のモデル・ファームとして運営されている。

GM

公営と私営のあいだくらいかな?

GM

地元の人たちとファーマーズの人たちで合同夏祭りキャンプをする!というのが今回の夏休みの目的!

GM

みんなでお店を決めたり、地元特産品でのレシピを決めたりするのだ。

GM

地元の学校ではじゆうけんきゅうとして提出がOK!という感じ。

GM

学校フェイズがないかわりに、自由研究フェイズとでもいえばいいのかな!
ファーマーズでの活動を学校フェイズとして処理します。

GM

学校イベント表があるので、それを振って、出てきたやつをGMやみんながその場でファーマーズ風に改造しましょう。

GM

ともひろくんが月見沢にやってきたところから。

 

GM

車の窓から見えてくる牧場の風景。

GM

反対側には夏野菜畑。

GM

トマト、キュウリ、ナス。
大きな看板がみえてくる

GM

車が大きな看板の横を通り過ぎていく。

GM

月見沢駅に到着。

GM

おじさんが先に車から降りて待ち合わせの人に手を振る。

市川智博

後部座席から外に出る。エアコンの効いた車内から、夏空の下。

GM

おじさんはともひろくんを任せて仕事に戻っていく。

市川智博

車に乗り始めて早々に社会のテキストを見たせいで、車酔いをしています。

ざるもり

「こんにちは、市川智博くんだね」

ざるもり

ファーマーズの管理人のひとです。

市川智博

「こんにちは、お世話になります」

ざるもり

お水を差しだしてくれる。井戸水。

市川智博

「あっ、ありがとうざいます」

市川智博

受け取って飲む。一息。すっきりする。

ざるもり

「じゃ、さっそく向かおうか。今回の参加者のみんな集まってるから」

ざるもり

空調のきいたシャトルバスに乗せてくれる。

ざるもり

「あ、本読むの禁止ね」

市川智博

言われなくてももうこりている……。

市川智博

「よろしくお願いします」

ざるもり

「よろしくね」

ざるもり

バスの中で簡単な自己紹介とかをしつつ。

GM

さくっと現地に到着!

GM

若い人、高校生、大学生、子供が数人。

GM

雨ノ宮さんも今ここに来てます。

GM

ファーマーズのちょっとながったらしい説明がはじまるので、お話しちゃってていいよ。

雨ノ宮 真琴

今年は高学年の5年生。
ファーマーズの企画に参加するのは初めてだ。

ざるもり

うんたらかんたら。
健康、活力、日々のていねいなうんたら。

GM

なんか説明が続いている……。

雨ノ宮 真琴

さっきからじっと立ってるのを我慢してたけど、なんか関係なさそうな話が始まったのでよそ見をしている。

市川智博

カタブツなので超真面目に話を聞いています。

市川智博

他の子の持ってるようなリュックとは違い、大判のテキストがいっぱい入る四角いリュックを背負っている。

市川智博

お泊りセットのほうが軽いから、詰まっていても普段より軽い。

ざるもり

首都圏で失われてしまった自由と不自由の両方を学べる施設として~ うんたらかんたら。

雨ノ宮 真琴

きょろきょろしていると、ちょっと離れたところに知らない顔を見つけたので、そろりそろりと近づく。

市川智博

ふむふむ、ふむふむ(気づかない

雨ノ宮 真琴

「……よっ」

雨ノ宮 真琴

「…………」

市川智博

「……えっ」

市川智博

「おれ?」

雨ノ宮 真琴

「どっからきたの?」

市川智博

「ま、まだ話してるよ」

市川智博

ざるもりさんの方を見つつ、小声で。

雨ノ宮 真琴

「え~、だってつまんないじゃん」

雨ノ宮 真琴

「なんか、いみふめーだし」

ざるもり

このファーマーズの建物は古くからの稲作に使われていて うんたら。
この洋風の建物は元は高台にあった医院なんだけれど、土砂崩れの危険性からこちらに完全移設し かんたら。

市川智博

「だいじなことを言うかもしれないだろ……っ」

雨ノ宮 真琴

「そうかなぁ」

ざるもり

この水車は籾すりや粉ひきにしようされており、今も現役で~ うんたら。
現在は蕎麦をひくのに使用されており、かんたら。

雨ノ宮 真琴

「あんなの、どっかに書いてあるの読んでるだけだよ」

市川智博

「そんなこと言っちゃだめだよ……」

ざるもり

「僕の名前はもりそばでもざるそばでもありません!」
地元の子供にからかわれている。

ざるもり

そろそろだれてきた雰囲気を察知したのか、きりあげる。

ざるもり

「はい、ではみなさん宿泊施設に移動しましょう」

ざるもり

「夜になったら、親睦会のバーベキューです」

ざるもり

「それまで、まき割りを体験してみましょうか」

雨ノ宮 真琴

「へぁ~、やっと終わった」

GM

などなど、言いながら。

市川智博

結局あんまり聞けなかった……。

雨ノ宮 真琴

「ほら、行こうぜ」

市川智博

な、懐かれてる……?

雨ノ宮 真琴

「俺、雨ノ宮 真琴。そっちは」

市川智博

「あ、市川智博、です」

雨ノ宮 真琴

「ファーマーズ初めて?」

市川智博

「初めてです。真琴さんは?」

雨ノ宮 真琴

「俺もなんだー。わくわくすんね」

雨ノ宮 真琴

「よろしく、智博」

市川智博

即、呼び捨て……!

市川智博

「よろしく……」
一方その頃…

みっち

「ここを我が社とするっち!」

みっち

前掛けをつけたお地蔵さんに絡みついてオラオラしている……

イエナリ

「ナワバリ争いにゃ!? ここはワイらの土地だにゃす!」

イエナリ

がうがう。

みっち

「良い前掛けしてるっち あたらしいけーとのやつだっち!」

イエナリ

「ああ~お地蔵様にいたずらはダメにゃっす!」

イエナリ

「土地のカミサマのバチがあたるだにゃっす!」

みっち

「みっちのほうがつよ~いしえら~いから問題ないんだっち……ぎにゃっ」

みっち

落ちた

イエナリ

「ほりゃ!!カミサマは見てるだにゃ~!!」

みっち

「おのれえ!ぽっと出の土地神のくせしてナマイキだっち~~!」

イエナリ

「にゃはは!今日は「神罰:ずりおち記念日」に制定するにゃ!」

みっち

ぺちこんぺちこん

イエナリ

パコパコ 乾燥した木の音がする

みっち

「みっちがチカラを取り戻したアカツキにはこんなトコ雨でじゃ~っとやってわ~!だっち!」

イエナリ

「んにゃっはっは!! ヌシにそれが出来るとはと~てい思えにゃすがな~」

みっち

なにを~!

みっち

だっち!だっち!だっち!

みっち

ぺちこんぺちこんぺちこん!

イエナリ

パコパコ ペコペコ

イエナリ

「効かぬにゃ効かぬにゃ~ ワイは頑丈なおやねに守らりてるにゃすからな~」

イエナリ

へへ~ん

みっち

「ナマイキなボロ屋だっち!」

イエナリ

「にゃ~にお~!ナマイキなうねにょろにゃ!!」

イエナリ

なが~い胴体をぬるぬるかきかき

みっち

ぎゃーすかにゃすだち

イエナリ

ぺこぺこぽこぽこ!

みっち

ぜ~は~

イエナリ

ふ~…ふ~…

みっち

「……おなかすいたっち。」

イエナリ

「……だにゃすな。」

イエナリ

「ンモ~真琴はな~にしてるにゃっすかな

みっち

「今日はあの人間のコドモはガッコーだっち?」

イエナリ

「真琴はたしか「なつやすみ」というヤツのはずだにゃ!」

みっち

「なつやすみ……」

イエナリ

「なつやすみはガッコウをやすんでおうちにず~っといる日なのだにゃっす!」

イエナリ

「まさか~知らないのにゃっすかぁ~~??」

みっち

「し、知ってるっち!」

みっち

「あれだっち。あの、人間のコドモがヒマに明かして川に入ってくる時期だっち!」

みっち

じゅるり。

イエナリ

「んむっ!?じゅるりぃ……??」

みっち

じゅり……

イエナリ

オヤシロアタック!

みっち

「あだーーーーっ」

みっち

「たべないっち!たべないっち!たべてないっち!やめるっち!」

イエナリ

「か~ッ!!これだからフンベツのない野良おばけはタチが悪いのにゃっす!」

イエナリ

「そのクチは何にゃ!ふしっふしっ!」

イエナリ

顎のあたりを扉で挟む

みっち

「野良おばけとはなんだっち!みっちはくーるでびゅーてぃーな孤高のかみさまなんだだだだっ いだっ」

みっち

肉瘤のついたシッポでぺち!ぺち!抵抗!

イエナリ

「うそつきはどろぼうおばけのはじまりあ~~にゃにゃにゃ!!」

イエナリ

ぱこん! はずれる

みっち

「うそじゃないっち!ここ二百年くらい食べてないっち!ほんとだっち~!」

みっち

「だ~からこんなちっちゃくなっちゃったんだっち!」

イエナリ

は~ん?ほ~~ん?

イエナリ

「つまり……食べたくて仕方ないのにゃすな!!!」

みっち

「ふんっ。昨今の人間はひょろくてマズそうだから興味ないっち。
みっちはぐるまんてぃ~なんだっち。」

イエナリ

「ぐる……??」

イエナリ

「いやいや!しかし、真琴は代々続く巫女サマの家系……!!」

イエナリ

「油断はできにゃ~のにゃっす……ぐるぐる…」

みっち

「うるる……」

みっち

不意にぴく!と伸び上がる。

みっち

「うわさをすればうま……そうじゃないにおいがするっち!」

イエナリ

「にゅお!?!?」 ぱたこん!飛び上がる。

みっち

「やれやれ、ボロナリはハナが効かんのだっちな~」

イエナリ

「にゃ~~~~におぉ~~~~!!」

みっち

ぴゅ~~ん!

イエナリ

「ふんふん!ハナなんて効かにゃ~でもワイにはこの足があるのにゃ!!」

イエナリ

カリカリカリ! おいかける

GM

そのまま夜にシーンを移しましょう!

 

GM

バーベキューのいいにおいがあたりにただよう。

GM

空にはおほしさま!

GM

親睦会なのでみんながわいわいとあちこちで話している。

GM

「あれ?おまえんとこも?」

GM

「そうなんだよ」

GM

「いなくなった?と思って数えると数はあってる」

GM

「おっかしいよなあ・・・」

GM

牧場主さんたちの会話が聞こえてきた。

GM

雨ノ宮さんはとっときの情報を知っています。

GM

“最近UFOが飛んでるらしい”

GM

“裏の山に虹色の流れ星が落ちたらしい”

GM

ただのうわさ。

GM

ふたりがお肉や野菜を頬張っていると。

GM

「ンモ~」

GM

上空を光り輝きながら浮遊する牛の姿。

GM

大人たちは話に夢中になっていて気づかない。

市川智博

「……」

市川智博

「……?」

雨ノ宮 真琴

「あっ!」

市川智博

「おっ、おいあれ……」

GM

「モ~」

雨ノ宮 真琴

「あれは……っ」

市川智博

「え……? 何あれ……」

雨ノ宮 真琴

「あっ、いっちゃうかも」

雨ノ宮 真琴

「おいかけるか、智博」

市川智博

「なんか牛が……浮いてるように見えるんですけど……」

市川智博

「えっ!」

雨ノ宮 真琴

言うなり走り出す。

市川智博

「ちょ、ちょっと!」

GM

裏山の木の影に引っ込むようにして消えていく。

GM

UFO?

雨ノ宮 真琴

「あっ」

雨ノ宮 真琴

「あっちだ!」

市川智博

さっき、ざるもりさんの話で、絶対に一人で行動しないこと、って言ってたし……。

市川智博

追いかける。

GM

ふたりは暗い森へ。

GM

スマホ持ってるよね、じゃああかりは大丈夫だ。

雨ノ宮 真琴

「う~ん、森はいるとどっち行ったかわかんなくなっちゃうな……」

市川智博

「だ、ダメだよ、子供だけでこんなところ……」

GM

まっくら。

雨ノ宮 真琴

「大丈夫だって」

雨ノ宮 真琴

「もしかして……怖いのか?」

市川智博

「そっ、そういうはなしじゃないだろっ!」

雨ノ宮 真琴

「怖いんだ~」

市川智博

「はっ、怖くねーし」

雨ノ宮 真琴

「ひっひっひ~」

雨ノ宮 真琴

「しかたね~な~」

雨ノ宮 真琴

「森で迷わないおまじないしてやるから、ちょっとまってな」

市川智博

「おまじない……?」

雨ノ宮 真琴

口もとに両手をおいて

雨ノ宮 真琴

「イエナリ~!みっち~!」

市川智博

徳川家斉……?

みっち

ぴゅ~ん!

市川智博

寛政の改革……?

雨ノ宮 真琴

「ちょっと待ってな、よくなったら出発するから」

イエナリ

「ま~~てにゃぁ!!」 ちゃかぽこ!

みっち

「はやいものがちだ~っち!」

みっち

ぐるん!

市川智博

「……?」

みっち

真琴の首に巻き付く、青い……蛇……?

市川智博

「……」

イエナリ

「ああ~~!こんの野良おばけにゃ!!!」

市川智博

「は?」

イエナリ

それに頭突きしているちゃかぽこしたなにか

雨ノ宮 真琴

「えっ?」

市川智博

「えっ、なに? え?」

みっち

「ふふんっ。トロトロしてるのが悪いんだっち~」

雨ノ宮 真琴

「見えんの???」

みっち

「えっ」

イエナリ

「き~~っ!先に着いたのはワイのほうだにゃす!」

雨ノ宮 真琴

みっちと首の間に手を入れてぐいぐい

イエナリ

「ほへ?」

みっち

鱗と毛の中間くらいの感触がちくちくぐりぐり……

雨ノ宮 真琴

「いたいいたいいたい、こら」

市川智博

「うわ、うわうわうわ……」

イエナリ

じりじりと眼鏡の方に寄っていく

イエナリ

「知らないカオのやつ…」

みっち

みよっと伸びて、智博の眼前へ。

市川智博

「UMAだ!!!」

雨ノ宮 真琴

「俺以外でこいつら見えるやつ、はじめて見た」

雨ノ宮 真琴

「UMAじゃねーよ、おばけだよ」

市川智博

「な、なんで平気にしてるんだよお前!」

市川智博

「余計怖いだろそれ!!!」

雨ノ宮 真琴

「だって友達だもん」

雨ノ宮 真琴

「なー」

イエナリ

「ふんすふんす!ウマとは何事にゃ!!」

みっち

「おばけじゃないっち。かみさまだっち!」

市川智博

あわあわ後退りしていたのがゆっくりになる。

市川智博

「友達……?」

雨ノ宮 真琴

「ふたりとも、こいつ智博。遠くからファーマーズに遊びに来てるんだって」

イエナリ

「ぬん?ツマリ……ヨソモノにゃ?」

みっち

「トモヒロ」

雨ノ宮 真琴

「……で、こっちがイエナリで、これがみっち」

みっち

「ふ~ん……」

市川智博

家斉……

市川智博

みっち……

雨ノ宮 真琴

「そーそ。ヨソモノだけど、こいつも友達」

みっち

にゅろろろ……と寄っていって、ふんすふんすと匂いを嗅ぐ仕草。

市川智博

食われる……動くと……死ぬ……!

イエナリ

ぱこんぱこん くるくるまわる。

市川智博

囲まれている……もうだめだ……。

雨ノ宮 真琴

「みっち、食べるなよ」

みっち

真琴にしっぽのあたりを巻きつけたまま、ふんふん……

市川智博

やっぱり食べる気なんだ!

みっち

「まずそ~だっち」

雨ノ宮 真琴

ほっ

みっち

「みっちは特別おいし~のしか食べないっち。見逃してやるから感謝するっち」

市川智博

ほっ

イエナリ

「いやしい野良おばけだにゃ」

みっち

「ああ~~???」

市川智博

「あ、ありがとうございます……」

みっち

「フム!良い心がけだっち!気に入ったっち!信者にしてやるっち!」

みっち

首にぐるりと巻き付いた。

市川智博

絞め殺される!

雨ノ宮 真琴

「まっ、いいや」

雨ノ宮 真琴

「それよろしく」

市川智博

「あわわ、あわ……」

みっち

「くるしゅーない、よくしろだっち~」

イエナリ

「にゃはは、ど~やら新しいトモダチはおばけ慣れしてないようだにゃっす」

雨ノ宮 真琴

「都会じゃおばけも都会なのかな……」

雨ノ宮 真琴

「すっごい縦に長いとか」

市川智博

「よろしくおねがいします……」

みっち

「都会じゃお目にかかれないありがた~いかみさまだっち。名誉と心得るっち」

イエナリ

「トカイ、そんなコワイ場所にゃか……?」

みっち

「トカイはでも、おばけの住めるとこじゃないっち?」

みっち

「闇がないからみんな目が潰れっちゃうっち」

みっち

「トカイになったトコからこっちに逃げてくるやつもいたっちな~」

イエナリ

「ふうむ確かにあんまおいしそうな匂いしないのにゃ」ふすふす

イエナリ

「けむっぽいというか~ 目がチカチカにゃ…!」

市川智博

「食べないで……」

雨ノ宮 真琴

「食べないから大丈夫だよ」

みっち

「ちゃ~んとお供えしたら食べないっち!」

雨ノ宮 真琴

「イエナリは俺のパートナーだしな」

イエナリ

「な~のにゃ~~」ぐわ

雨ノ宮 真琴

「智博のパートナーは?お留守番?」

雨ノ宮 真琴

「てか、いない?」

イエナリ

「ほにゃ、野良ニンゲンなのにゃ?」

市川智博

「パートナー?」

市川智博

「そもそも、オバケなんて、見たことも……」

雨ノ宮 真琴

「ええっ」

イエナリ

「でも~見えてるにゃ~?」

市川智博

「見えてる……」

みっち

「だ~ったら好都合だっち!」

市川智博

見えてるし巻きつかれてる……今……。

みっち

「みっちがオマエのぱーとなーになってやるっち!」

市川智博

「ええっ、そんな……!」

イエナリ

「ほうほう、そうして食べごろになったら……」

市川智博

太らせて食べるやつだ、太らせて食べるやつだこれ、ぜったいそう。

雨ノ宮 真琴

「ばくー?」

みっち

「ふふ~ん……」

みっち

ごろごろ……

市川智博

あっ、味を想像してる……!

みっち

「だ~から食べないっち!」

雨ノ宮 真琴

「あははは」

イエナリ

「んにゃはは!」

みっち

「これからオマエはみっちの手となり足となりシンジャとなり……」

雨ノ宮 真琴

「あっ、そうだ。あの変なの!」

みっち

「話を聞くっち!」

市川智博

あれもこれもそれも同じくらい変だよ!

雨ノ宮 真琴

「いなくなっちゃうかも!おっかけないと」

イエナリ

「ぬう!?まためっけにゃすか!?」

雨ノ宮 真琴

「UFO!」

みっち

「ゆーふぉ?」

イエナリ

「ゆぅふぉ~~~??」

雨ノ宮 真琴

「あっちのほ……ぎゃっ」

市川智博

オバケもすでに未確認飛行物体だよ……。

雨ノ宮 真琴

転ぶ。

イエナリ

「この前もそ~やってドブにはまって……」

市川智博

「あっ!」

イエナリ

「ああっっ!!言わんこっちゃにゃす!」

みっち

「マコトはまったくドジだっち」

雨ノ宮 真琴

「たたた……」

市川智博

「尖ってるものいっぱいあるんだから、気をつけなよ……」

市川智博

手を差し出す。

雨ノ宮 真琴

「大丈夫大丈夫、このくらい」

雨ノ宮 真琴

「あんがと」

雨ノ宮 真琴

手を取って立ち上がる。

GM

おっかけなおしますか!

GM

走り出すと、

GM

わりとすぐに追いつく。

GM

なんかへろへろした飛び方。

GM

あっちにふらふら こっちにへろへろ。

GM

でもようやく、止まって下におりていく。

市川智博

「あっ、降りるよ!」

みっち

「あれがゆーふぉーだっち?空飛ぶハルシメジだっち!」

GM

森の奥、くらいくらーいところ。

雨ノ宮 真琴

「よし、捕まえるぞ」

イエナリ

「あにゃ~~狩って食うのだにゃす!?」

雨ノ宮 真琴

「牛……どのこだかわかんないけど、助けないと」

みっち

「牛隠しだっち?悪いシメジだっち!」

イエナリ

「ウシカクシィ…?知らんおばけだにゃ……」

雨ノ宮 真琴

「だから~、ゆーふぉーだって」

イエナリ

「ヌウ…なんかそれ……危なくないのにゃ?」

みっち

「よし、行くっちトカイのニンゲン!」しっぽで指す。

市川智博

「牛を食べるなら、おれたちも捕まったら危ないよ」

GM

暗い森を進んでいくと、少しひらけたところへでる。

雨ノ宮 真琴

「あっ、そうかな?」

市川智博

「ええっ、行くのっ!?」

雨ノ宮 真琴

「捕まるの考えてなかった」

GM

みえてくる。

GM

さっき見たUFO?よりも少し大きい……ロケット?

雨ノ宮 真琴

「ま、捕まらなきゃ大丈夫」

みっち

「イザってときはやっつけてやるっち」ふす!

みっち

「イエナリが」

イエナリ

「だ、だいじょぶじゃないのにゃ!?」

GM

近くには別のもうひとつのUFOらしきものも。

雨ノ宮 真琴

「わっと」

GM

ぜんぶで3つ……。

雨ノ宮 真琴

「増えてる?」

イエナリ

「やっぱり戻るにゃ!」

GM

地面にとまったまま、しーんとしている。

GM

が、

イエナリ

「ウシは向こうにい~っぱいいるにゃ!一匹くらいそのままでも……」

GM

プシュウ!

市川智博

「わっ!」

GM

ロケットから音。

市川智博

鳴った!

イエナリ

「はにゃあ!?」 びくぅ

みっち

「び、びビビることないだっ……ぴぎゃっ」

GM

ミョンミョンミョン……

市川智博

鳴ってる!!

イエナリ

「や、や~っぱヤバイやつにゃ!!」

GM

お尻の方からぴかーと光線がひかって、階段がおりてくる。

みっち

智博の後頭部に避難。

GM

どこからかなぞのスモーク。

イエナリ

「ぜったいおかしいにゃ!ウシサライの次はコドモサライのにゃ!」

市川智博

……オバケも結構ビビりなんだな。

イエナリ

警戒音。カタカタ鳴っている。

みっち

「ブレーモノ!名を名乗るっち!!」

GM

なにものかがおりてくる。

雨ノ宮 真琴

「こっちこっち」

雨ノ宮 真琴

木のうしろに隠れる

市川智博

「う、うん」

???

「フミィ~……今回の“きゃっとるにゃー”も大成功であっるな」

雨ノ宮 真琴

「きゃっと?」

???

「ウム、みかいのちでありながらもワレワレは騎士のきょーじを忘れずにいこうぞ」

雨ノ宮 真琴

こそこそ

市川智博

「履いてる……牛のパンツを……」

???

「よし、さっそく今回の“ウッシ”とやらの柄をちょうだいするか」

市川智博

「きっと生皮をバリバリ剥いでパンツにしてるんだ……」

雨ノ宮 真琴

「柄……?」

みっち

「生皮を!?」

???

「モ~」

雨ノ宮 真琴

「大変だ、牛が真っ白になっちゃう!」

みっち

「おそろし~っち!なんてゴクアクヒドーなんだっち!?」

???

「いでよ、すぎこりぼー」

市川智博

「ああっ、あれで牛を……!」

???

牛をごりごりとマッサージするようにこねこねしはじめる。

雨ノ宮 真琴

「ええっ」

市川智博

「あのすりこぎ棒で……!」

みっち

「ひいぃ~~!」見てられない!智博のシャツに潜り込んだ。

イエナリ

「あにゃにゃにゃ……」扉をぱたぱた

???

ぺらん、とシールをめくるように、牛の柄だけがめくれてくる。

市川智博

「ちょっ、うわあっ!」

雨ノ宮 真琴

「うわぁ~」

???

「ウム、いい柄だ」

みっち

ぶるぶるぶる……

???

「ワレワレのパンツにぴったりだな」

市川智博

「牛の……柄だけ!?」

雨ノ宮 真琴

「おしゃれのために???」

???

「よし、では朝が来る前にウッシを戻すっか……」

イエナリ

「ひぃい……真琴、出て行ったらダメのにゃ…!」

イエナリ

「コドモ柄パンツにされてしまうのにゃ!」

???

「ンモモ~」

雨ノ宮 真琴

「ああ~っ」

みっち

「ニンゲンのコドモの柄なんてぜんぜんおしゃれじゃないだっち……」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ柄パンツもやだよ~」

???

「ムッ!なにやつ!」

イエナリ

「いくにゃ!うねにょろ!」

みっち

「ミーーーーーッ!?」

イエナリ

引きずり降ろして献上しようとしている

市川智博

「あっ、見つかった!!」

みっち

智博の襟ぐりから出てきたところを引っ張られている!

???

「このすぎこりぼーのおんまえと知ってのおこないっか!」

雨ノ宮 真琴

「逃げよう、智博!」

雨ノ宮 真琴

手を取ってひっぱる。

みっち

「離すっち!やめるっち!あ~っ」

みっち

献上される~~

イエナリ

「オトリ大作戦のにゃ!!」ひきはがしにょろにょろ

イエナリ

はぐはぐ

みっち

べちゃ!とすぎこりぼーの御前に。

市川智博

慌てて駆け出す。

市川智博

「あっみっち!」

???

「ムッ!」

???

「同じ色をしておっる!」

みっち

「い、い、一緒にするなっち!」

イエナリ

「お!キョーミを示したのにゃ!」

雨ノ宮 真琴

「大丈夫、みっちはウナギだから!」

???

「ムム?待たれよアカニ!」

雨ノ宮 真琴

はしりはしり

市川智博

戻るかちょっと考え……考え……

???

「こやつらワレワレと似たものな気がするぞ!」

イエナリ

「今のうちにスタコラサッサのにゃ~!」

みっち

「み……みっちは強くてえらくてやば~いかみさまだっち!」シャーッ

???

「ほんとかアオニ?」

みっち

「シャ~」

市川智博

戻ってみっちのしっぽを鷲掴みにする。

みっち

「あ”あ”っ」

雨ノ宮 真琴

「あっ」

みっち

しゅぽ~ん!

イエナリ

「あっ!せっかくのオトリがあ!」

雨ノ宮 真琴

「しょうがないな」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、なんか……こう、すごいのやって!」

イエナリ

「す、すご……!?」

雨ノ宮 真琴

「智博たちは先に!」

市川智博

「よくわからないけど……なんか……ぱーとなーらしいから……」

イエナリ

「ぬ~ん‥」 かんがえかんがえ…

雨ノ宮 真琴

「俺走るの早いからすぐおいつくし!」

市川智博

絶対転ぶよ……!

イエナリ

「しっかたないにゃ~…」

イエナリ

「ええ~い またれい! 」

みっち

「とっ……トカイの…… トモヒロ~~!」巻き付きっ

イエナリ

どどん! 堂々とまんまえにずいずいと

GM

ではオバケ判定をしましょうか!

GM

目標値は9ですが、この場では~+2くらいの修正で行きましょう。

イエナリ

「ワレはイエナリ!この土地に住むおばけサマなるぞ!」

雨ノ宮 真琴

「なるぞ~!」

イエナリ

2d6+2 (2D6+2) > 7[1,6]+2 > 9

GM

成功!

イエナリ

ゆっくりと扉を御開帳~~!!

イエナリ

なんとなくぺか~~っと、光っている…きがする。

雨ノ宮 真琴

「やっちゃえー」

???

「ワアア~~ッ!!」

???

「こ、これは……!」

???

「“姫”と同じ光!?」

イエナリ

「???」

市川智博

「これは……!?」

???

「あいや、失礼!ニンゲンとウナッギとウエハース殿!」

イエナリ

「ウエハースぅ!?」

???

「とんだごぶれっいを!」

みっち

「うなぎ!?」

???

かしこみかしこみ。

雨ノ宮 真琴

「…………?」

イエナリ

「ぬ、ぬう!ワイはイエナリ!うぇはーすではないのにゃ!!!」

???

「イナリどの」

雨ノ宮 真琴

「何言ってるかわかる?」

イエナリ

ずっこけ カタコン

???

「どうか話を聞いて下さらっぬか」

イエナリ

「ぬぬう…ハナシぃ?」

イエナリ

「そのすりこぎ棒でのローゼキ、ワイは見ていたであ~るにゃすぞ!」

雨ノ宮 真琴

「あるぞ~」

みっち

「油断させて隠すつもりじゃないっち!?」巻き付いたまま威嚇。

???

「これにはなんっともむつかしい事情があり・・・」

???

かくかくしかじか。

イエナリ

ふむふむぱたこん

???

まるまるうまうま。

みっち

うなうなもぐもぐ

???

きのこたけのこ。

市川智博

なるほどめがね。

GM

この3人はスプーキー:X族です。

GM

“姫”の成人いわいのために、地球へ旅行にきたところ。

GM

不時着してしまい、はなればなれに。

GM

姫とは、宇宙のどこかの星のお姫様らしく。

GM

彼らは姫のおともの騎士団 オニーサンズ とのこと。

???

「ワレワレは柄のパンツじゃないと元気がでなっいのだ」

オニーサン

「ウッシを見つけるまで元気がなくて大変だったのだ」

市川智博

「それは大変ですね……」

雨ノ宮 真琴

「そうだったんだ……大変だったね」

オニーサン

「しっかし、ここは……“なさ”ではないのか?」

市川智博

オバケってみんなこんな感じなのかな……?

雨ノ宮 真琴

「牛って柄なくても元気かな」

イエナリ

「ふうむ、つまりワイのお屋根みたいなもんにゃすな!」

オニーサン

「カンバンとやらをみてやってきたっのだが……」

GM

看板。

イエナリ

「にゃさ……?」

雨ノ宮 真琴

「なさ?」

みっち

「ナサ?」

オニーサン

「なさ・・・」

雨ノ宮 真琴

「ここは月見沢だよ」

市川智博

「ナス……アサガオ……」

オニーサン

「つきみざわ……?」

雨ノ宮 真琴

「うん」

イエナリ

うんうんぱこぱこ

みっち

「そうだっち。ナサじゃないだっち。」

オニーサン

「ム~~ン!」

雨ノ宮 真琴

「なさってどこ?」

市川智博

「NASAは……アメリカだよ……」

雨ノ宮 真琴

「外国じゃん!」

オニーサン

「米なさ……」

みっち

「とんだ勘違いだっち!」

オニーサン

「そんなあ……」

みっち

「マコトと同じくらいドジだっち~!」

イエナリ

「こまったドジドジおばけのにゃ~」

市川智博

「JAXAなら筑波にあるんだけど……」

雨ノ宮 真琴

「じゃくさ」

みっち

「邪悪なんだっち?」

雨ノ宮 真琴

「なさってとこにいかないとだめなの?」

オニーサン

「いいや、ワレワレはたいきけんとつにゅーのさいに、飛宙船が破損してしまってな」

オニーサン

「X族は困ったら“なさ”をたよれと、古くからの言い伝えなっのだ」

雨ノ宮 真琴

「大変だね……」

雨ノ宮 真琴

「それって、直せないの?」

オニーサン

黒いふくの連中がなんとかしてくれるとのことなっのだ。

オニーサン

「それが……ムムーン」

オニーサン

「タケノッコがたくさん必要なのだ」

市川智博

「タケノコ」

市川智博

「タケノコ?」

雨ノ宮 真琴

「たけのこ」

みっち

「竹の小さいのだっち」

オニーサン

「タケノコに含まれるエグーミ3000という成分が、宇宙飛行を可能にすっる」

市川智博

「なんかこう……ジュラルミンとか……核燃料とかじゃなくて……?」

オニーサン

「?」

市川智博

「タケノコ」

雨ノ宮 真琴

「たけのこがすっごく伸びるのって、そういう理由だったんだ」

オニーサン

「じゅらる・・・」
「そんな外星人もいたような」

イエナリ

「しかしタケノコの旬はすぎてのにゃ~」

オニーサン

「困ったムーン」

みっち

「たけのこは春のたべもんだっち。今はないんだっち?」

イエナリ

「み~んなりっぱな青竹になっちゃうのにゃ!」

オニーサン

「なぬ~~!」

みっち

ウムウム

市川智博

タケノコで宇宙行けるの?

市川智博

イエナリ

「タケは生命力のカタマリにゃからな~…」

雨ノ宮 真琴

「どうにかできないかな……なにか別の」

オニーサン

「ムムーン、なんとかならぬものかと困っておるのでっす」

雨ノ宮 真琴

「スイカとかで?」

オニーサン

「姫も探さなければならないでっすし」

市川智博

「パックされた水煮ならスーパーに……」

オニーサン

「ミッズーニ?」

オニーサン

「ミッズーニではダメなっのです」

雨ノ宮 真琴

「あれ、死んでるもんね」

市川智博

「ミッズーニじゃだめか……」

みっち

「フ~~ム」

みっち

「干したのもだめっち?」

オニーサン

「このタケノコ問題と姫問題。なんとか、お手伝いしていただけないものかっと」

雨ノ宮 真琴

「いいよ」

市川智博

二つ返事!

オニーサン

「まことにござっるか!」

イエナリ

即答にゃ!

雨ノ宮 真琴

「だって面白そうだし」

市川智博

「そ、そんな安請け合いしていいの?」

イエナリ

「ま~ことぉ~~……」

雨ノ宮 真琴

「困ってるの、ほっとけないしさ」

オニーサン

「おやさしい……まるで姫様のようなおかった……」

雨ノ宮 真琴

「いいでしょ~。イエナリ~」

イエナリ

「ンムム……」

みっち

「ま、勝手にやるっち。みっちはカンケーないっち~」

イエナリ

「こにゃ!!!」

市川智博

でも確かにタケノコがエネルギー問題を解決するかもしれないし……。

市川智博

気になる……。

雨ノ宮 真琴

「智博は?」

オニーサン

「それなりお礼はいたしますっる」

市川智博

「おれも手伝うよ」

イエナリ

ながいにょろにょろをかじり
「だにゃっての!」

雨ノ宮 真琴

「っし、決まり!」

みっち

「ム!?」

市川智博

人類よりも進んだ文明があるんだ……。

雨ノ宮 真琴

「じゃあみっちだけ仲間外れか~?」

みっち

「ミ”ーッ!噛むなっち!痛いっち!」

みっち

「……み”~~~」

イエナリ

ぺやと離して

みっち

「しゃ~なしっち。シンジャが手伝うならかみさまも手伝わにゃ名がすたるっち」

みっち

「やれやれ」

イエナリ

「イヤイヤならいいんだにゃすよ~?」

オニーサン

かしこみかしこみ。

イエナリ

「ワイらだけでも万事解決できるのにゃす!」

イエナリ

えへん!ぱこぱこ!

みっち

「うるさいっち!」ぺちん!

イエナリ

「あいにゃあ!!うなぎ風情がッ!」

みっち

「オマエらだけじゃ不安だからついていってやるっち!感謝するっち!」

雨ノ宮 真琴

「ほら、喧嘩しない」

雨ノ宮 真琴

「月見沢のおばけ代表だよ?」

イエナリ

「ふにゅにゅ……ま~無い手足をせーぜーじたばたするがよいのにゃ」

イエナリ

けっけ!のにゃ~!

オニーサン

「助かるのであっる、みなさまよろしゅうおたのみもうっす」

GM

以上が導入です!

GM

~今回のシナリオの流れについて~

GM

ピーカーブーは「学校フェイズ」「放課後フェイズ」「真夜中フェイズ」の3つのフェイズがあります。

GM

「学校フェイズ」は1サイクル。
「放課後フェイズ」は2サイクル。
「真夜中フェイズ」は1サイクル。

GM

これを2回繰り返します。
また、このシナリオは追加で2回「お休みフェイズ」を好きなタイミングで挟むことができます!

GM

だって夏休みだからね!

GM

もちろん挟まなくてもオッケー!
やりたいことがあったらやってみよう。

GM

かなりゾーキング要素も盛り込んでるので、自由行動に組み合わせてあちこち歩いてみよう。

 

GM

朝!

GM

朝ごはんを食べたら1日の始まりだ!

GM

冒頭でお話した通り、「学校フェイズ」もといファーマーズでの「自由研究フェイズ」から開始していきましょう。

市川智博

set 学校イベント表(11) > 体操服や水着、宿題に提出物などなど、今日は学校に持ってこないといけないものがあったはず!《計画性/大人7》で判定を行う。失敗すると、先生に怒られてしょんぼり。【眠気】が1d6点増える。

市川智博

2D6>=7 (判定:マナー) (2D6>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗

GM

ゆるいのでスプーキーからの魔力のあとのせを許可します。

GM

が、結構むずかしいね。

市川智博

1d6 (1D6) > 6
[ 市川智博 ] 眠気 : 0 → 6

GM

だるだる。

GM

まず1回め!朝顔やへちまでグリーンカーテンを作る作業。

GM

軍手やスコップ。必要なものはなんだろう?

市川智博

そっ、そんな話してた!?

GM

納屋から出して、作業開始だ!

市川智博

とりあえず他の子のマネをしてあれこれあれこれ……。

雨ノ宮 真琴

「~~♪」

市川智博

「あっ真琴さん、どうすればいいか知ってる……?」

雨ノ宮 真琴

鼻歌歌いながら土を混ぜている。

雨ノ宮 真琴

「ん?うん。学校でやらない?」

みっち

他の子には見えないことを良いことに蛇口で遊んでいる。じゃばじゃば~

ざるもり

「さて、簡単な草花を育てる体験なわけだけど。この朝顔とへちまは窓際を涼しくする効果があるんだ」

市川智博

「小1のときにやったけど……」

市川智博

「あっみっちだめだよ、怒られちゃうよ」

市川智博

あたふたあたふた。

ざるもり

「クーラーのうんたらかんたら。地球温暖化のうんたらかんたら」

雨ノ宮 真琴

「じゃ、俺の軍手貸してやるよ。俺素手でもよくやってるし。」

雨ノ宮 真琴

外して渡す。

市川智博

「えっそんな……いいの?」

雨ノ宮 真琴

「平気平気」

みっち

「トカイのコドモは軟弱だっち~」

イエナリ

「にゃはは、向こうは早速仲良しのようすにゃ~」

ざるもり

「また朝顔は夕方に花を閉じることから時計のない生活のなかでも一日の流れを~……って」

市川智博

「ごめん、ありがとう……」

ざるもり

「こら、真琴さん」

雨ノ宮 真琴

「あっ」

ざるもり

「素手で土をいじってはいけません」

雨ノ宮 真琴

「え~、家ではいつもやってるのに」

ざるもり

「ささくれからバイキンがはいるかもしれないし、逆に土に手のバイキンがついちゃうかもれしれない」

雨ノ宮 真琴

「はぁい」

ざるもり

「料理に慣れてる人は行程を省略してもいいけど、はじめはレシピどおりに」

ざるもり

「だいじなことだよ」

雨ノ宮 真琴

「もりそばさんは心配性だなぁ……」

みっち

「ナマイキなオトナだっち~」

市川智博

あっ、あっ、そんな……。

雨ノ宮 真琴

「きをつけまーす」

イエナリ

「にしし、ひとかじりしてやるにゃすか!?」

みっち

あたりをぐーるぐーる。

イエナリ

ぱかぱか 裾をかじかじ

みっち

がじ~

雨ノ宮 真琴

こらこら

市川智博

忘れたのはおれの方です……、と言おうとして、言えなかった。

市川智博

「ごめん……」

雨ノ宮 真琴

「気にすんなって。智博の手のがデリケートそうだしな」

市川智博

「……」

市川智博

「じゃあ片手だけ……」

市川智博

片方を外して返す。

雨ノ宮 真琴

「おっ、さんきゅ」

雨ノ宮 真琴

「はんぶんこな」

市川智博

「うん。ありがとう」

雨ノ宮 真琴

「この中で一番綺麗に植えてやろうぜ」

GM

アサガオがきれいに植えれるかどうか。
判定してみようか!

GM

【生き物】で判定だけど。代用判定でもおっけ。

市川智博

2D6>=8 (判定:計算) (2D6>=8) > 9[4,5] > 9 > 成功

雨ノ宮 真琴

色々ききかじったことを噂話で……!

GM

おっけー!

雨ノ宮 真琴

2D6>=6 (判定:木登り) (2D6>=6) > 6[1,5] > 6 > 成功

GM

きれいに朝顔が植わりました~!

GM

ふたりとも成功だね!

雨ノ宮 真琴

やった~~

市川智博

やった~

雨ノ宮 真琴

SET 学校イベント表(9) > 自習の時間だ!GMは、「勉強」の分野の中からランダムに特技1つを選ぶ。イノセント全員は、その判定を行う。成功したキャラクターは、1回だけ自由行動ができる。

GM

RTT5 指定特技(勉強)表(6) > 《計算/勉強6》

GM

学校から出てる宿題をやる時間、ということにしましょう!

雨ノ宮 真琴

2D6>=11 (判定:かけっこ) (2D6>=11) > 10[4,6] > 10 > 失敗

雨ノ宮 真琴

イエナリ!

イエナリ

は~いのにゃ~!!

雨ノ宮 真琴

ここおしえて!

イエナリ

ふふん!我が家に伝わる秘伝の書を授けよう!

イエナリ

ぱこん!扉の中から「答案集」が転がり出る。

GM

では【魔力】あとのせするならば改めて宣言をお願いしましょう。

イエナリ

では【魔力】をのせのせ!
[ イエナリ ] 魔力 : 15 → 14

GM

では成功!

雨ノ宮 真琴

やった~!

市川智博

2D6>=5 (判定:計算) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル(【眠気】が1d6点上昇)

市川智博

1d6 (1D6) > 3
[ 市川智博 ] 眠気 : 6 → 10

イエナリ

わ~い記念日つかうぞ!!

【 記念日 】
  その日を特別な日にする魔法。
  誰かがスペシャルかファンブルを出した時に使用。
  その日が判定で指定された特技にちなんだ記念日になる。

[ イエナリ ] 魔力 : 14 → 12

GM

今日からこの日は【計算】記念日!

市川智博

答案集を出してもらっているのを横目で見ながら、持ってきた自習用のテキストを解く。

雨ノ宮 真琴

「おっ、これか!この公式……で」

雨ノ宮 真琴

「こう!」

雨ノ宮 真琴

「あってる?」

市川智博

まずは肩慣らし、と基本的な問題から……。

市川智博

「……」

みっち

机に伸びてごろんごろんしている。頭としっぽははみ出ている。

イエナリ

「おんやおんや~?」机の下からよっこらせ

雨ノ宮 真琴

「智博~?」

市川智博

「ちょっと、ダメだよ、勉強中……」

みっち

「お昼寝にちょ~ど良い時間だっち~」

イエナリ

そぉろり… 眼鏡をはずそうとしている

みっち

のびのび……

市川智博

「んん、あれ……?」

雨ノ宮 真琴

「大丈夫、おばけは他の人に見えないからさ」

市川智博

何度も目を擦る。

イエナリ

「ぬお!にゃんだこれ!ぐるぐるにゃ~!」 

イエナリ

奪っためがねを頭にのせて

市川智博

眼鏡がとられていくことに気づかない……。

イエナリ

よたよたもたもた…

みっち

特別に枕になってやろう……

みっち

もっちりひんやりおなか

イエナリ

「はべっ!!」みっちをけとばす

雨ノ宮 真琴

「……っし、今日の分終わり!」

雨ノ宮 真琴

ガタッ!

みっち

「ああ”っ」

イエナリ

からんからん… 眼鏡がころがっていく…

市川智博

「……はっ」

みっち

「な~にをするだっち!このボロナリ!」

市川智博

「あれ、あれ??」

雨ノ宮 真琴

「外で遊ぼうぜ、智博は……」

雨ノ宮 真琴

横から覗き込む

イエナリ

「にゃんとお!!トカイッ子がこ~んなのかけてるからぐるぐるにゃ~になったのにゃ~!」

イエナリ

言いがかり。 ぺちぺちしている。

市川智博

「おわっ!」

雨ノ宮 真琴

「まだ?」

市川智博

「ね、寝てた……?」

雨ノ宮 真琴

「あははっ、昨日たくさん遊んだしな」

みっち

み”~~~っ しっぽがちいさい手と戦っている

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、メガネ壊しちゃダメだぞ」

イエナリ

「にゃはは!よいこはよく眠るべしのにゃ!」ぺちぺち

市川智博

「あっ、メガネ!」

イエナリ

「ふふん!ぽやっとしたコドモなのにゃ~!」

イエナリ

いつのまにか社に納められている

市川智博

メガネを探して机をぺたぺた触っている。

みっち

「ボロナリ!返すっち!」

みっち

しっぽでぺち!ぴち!

雨ノ宮 真琴

「智博、あっちあっち」

市川智博

うーん?

イエナリ

「にゃはは!このオヤシロはケンローなのにゃ!」

市川智博

イエナリをぺたぺたぺたぺた。

みっち

社に顔を突っ込んで、はぐ!

雨ノ宮 真琴

「イーエナリー?」

イエナリ

アアッ ぽろっ

みっち

とった!

イエナリ

しゃらん!となにやら景気のいい音。

GM

メガネを奉納したことにより、計算のお守りが出てくる!

雨ノ宮 真琴

「俺向こうでラムネ買ってくる」

雨ノ宮 真琴

炭酸、目が覚めるし!

みっち

智博のお顔に返す。

市川智博

「あっ、ありがとう」

雨ノ宮 真琴

ロビーの隅の箱に100円2枚入れて、氷水から瓶を2本取り上げ

雨ノ宮 真琴

「へいよ」

みっち

「ウム!我がシンジャがボロナリにからかわれるのは我慢ならんだっち」

市川智博

「あっ、ありがとう……」

市川智博

「なんか助けてもらってばっかりだな……」

雨ノ宮 真琴

「そう?」

イエナリ

「お~~?友情にゃ?友情にゃ?」

イエナリ

からかい ぱたこぱたこ

雨ノ宮 真琴

「そうそう、友達ならこんくらい普通だろ」

みっち

「シンジャだっち~」

イエナリ

「ふっふん!これにはイエガミさまもニッコリスマイルのご様子!」

イエナリ

「どうにゃ?こっちのシンジャになるというのは?」

みっち

「み”!」

雨ノ宮 真琴

「取り合いすんな」

市川智博

「友達か~そうだな」

みっち

「ソウダツセンだっち!?負けないっち!」しっぽぶぶん!

イエナリ

「このオマモリが何よりの証拠!
 イエガミさまによる計算記念日の加護なのにゃ!」

雨ノ宮 真琴

リングとゴミをポケットに入れて、ビー玉を蓋で押し込む。

市川智博

「真琴も困ったことがあったら言ってよ」

雨ノ宮 真琴

「おう!」

市川智博

同じようにラムネを開ける。プシュ。

市川智博

「あと、おれはシンジャじゃなくてみっちのパートナーでしょ」

みっち

「みっ」

イエナリ

にやにや

みっち

「……ウム~~~……ま、それも可だっち」

みっち

ぐるりと首にまわった。

イエナリ

「にゃっにゃっ!ここはワイとコドモらの勝ちのようにゃす!」

みっち

満更でもないし、満足そう。

雨ノ宮 真琴

「みんなともだち!」

市川智博

「ともだちだな~」

イエナリ

そう今日の日は!計算で繋がりし、ともだちの記念日!

GM

みんなは今後【計算】の判定に+1!

GM

では1回めの自由研究フェイズ終了!

 

GM

放課後フェイズです!

GM

自由行動がとれます。

雨ノ宮 真琴

お菓子を智博につかいます!

市川智博

ありがとう!!

市川智博

1d6 (1D6) > 3
[ 市川智博 ] 眠気 : 10 → 7

GM

せっかくの友情記念日だからもう+1回復していいですよ。
[ 市川智博 ] 眠気 : 7 → 6

雨ノ宮 真琴

この宿題頑張った自由行動で調査するぞ!

雨ノ宮 真琴

智博にみんなで街を案内しようぜ

GM

駅前からちょっとだけ続く小さいまち!

GM

まことさんの学校はこのまちとおばけごやの間くらいにあるよ。

雨ノ宮 真琴

「車で来たなら、街の方よってないだろ?」

市川智博

「車でちょっと見たくらい」

雨ノ宮 真琴

「今日じいちゃんが米買いに行くって言うから、トラックの後ろ乗せてもらおうぜ」

市川智博

「だっ、大丈夫なの? それ」

市川智博

法律的に……。

雨ノ宮 真琴

「大丈夫大丈夫、俺たまにのってるし」

みっち

「おっこちそうになったらキャッチしてやるっち」

市川智博

「ん~、まあ、大丈夫かあ」

イエナリ

「ひひ!振り落とされないようにするにゃっす!」

市川智博

オバケに囲まれていると法とかがわやになってくる……。

雨ノ宮 真琴

「かわりに、帰りは米乗せるの手伝うんだぜ」

市川智博

「うん」

雨ノ宮 真琴

「あっ、街にタケノコってあるかな」

雨ノ宮 真琴

「ついでに見てくか」

市川智博

「あと……お姫様もね」

市川智博

「お姫様もオバケ? だったら、おれたちにしか見えないのかな」

雨ノ宮 真琴

「そうかもな~」

雨ノ宮 真琴

「聞き込みならおばけ探したほうがいいかも」

イエナリ

「なはは!ワイらにおまかせという訳でにゃすな!」

雨ノ宮 真琴

「なんかさ」

雨ノ宮 真琴

「探偵みたいだな」

みっち

「たんてー」

イエナリ

「にゃは!おばけたんてーにゃすな!」

雨ノ宮 真琴

「おばけたんてい!」

市川智博

「確かになあ」

イエナリ

「真琴と智博どっちがジョシュにゃ?」

市川智博

「えー、おれの方じゃない?」

みっち

「ジョシュはメガネかけてるほうだっち」

雨ノ宮 真琴

「そうなの?」

みっち

「そんでそーゆージョシュのほうがゆーしゅーだっち」

イエナリ

「にゃはは!ではこのたんてー団リーダーは真琴なのにゃ!」

市川智博

「おれからすると、真琴ってなんでも知ってるみたいだもん」

イエナリ

「にゃ~~におぉぉ~~??」

雨ノ宮 真琴

「俺、そんなに頭良くないけどなぁ」

みっち

「あ~~~~~~ん???」

雨ノ宮 真琴

「そっか、頭いい助手のほうが安心……?」

雨ノ宮 真琴

「じゃ、俺が探偵!」

イエナリ

「ふん!ネムネムめがねより真琴のほーがゆーしゅーにゃ!」

みっち

「ドジっ子マコトとボロナリより先にヒメってやつを見つけてやるだっち!」

イエナリ

「は~ん??すやすやぴ~なジョシュに代わってワイらが解決にゃ~!」

雨ノ宮 真琴

「よーし、おばけ探偵団、出動!」

市川智博

「お~」

イエナリ

「えいえいにゃ~!!」

みっち

「お~!」

GM

まち!

GM

ソフトクリームとかも食べれる。

GM

駅前のおみやげ屋さんでは銘菓の月見カステラがあるよ。

市川智博

法律……とか思っていたのもすっかり忘れて、トラックから身を乗り出してまちを眺めている。

雨ノ宮 真琴

「タケノコ、どこだったら話聞けるかな」

GM

小さい商店街なので青果店とかもある。

みっち

いちおう智博が落ちないようにしがみついて、シッポを荷台にひっかけている……

GM

あと道の駅があるぞ。

雨ノ宮 真琴

「八百屋と、スーパーと……あと、あれ。道の駅!」

イエナリ

「ミチノエキ!ふんふん。向こうの方から旬のこゆい香りがするのにゃ!」

雨ノ宮 真琴

「エグーミ3000って、タケノコじゃないとだめなのかな」

みっち

「コゴミとかじゃだめっち?」

GM

道の駅に行ってみますか?

雨ノ宮 真琴

行ってみよう!

市川智博

「とりあえず、行ってみよう!」

イエナリ

「れっつにゃ~ご!」

GM

~道の駅~

GM

小さいながらもバツグンの地産地消力!

GM

おばちゃんがレジですわってレース編みをしている。

GM

「あらあ、タケノコ?そうねえ……」

GM

「今の時期は“緑竹”ってのがあるのよ、エグみが“少なく”てとってもおいしいの」

みっち

「少なかったらだめだっち~」

イエナリ

「エグーミは期待薄にゃ~」

雨ノ宮 真琴

「た~くさんエグいのはない?」

市川智博

「おれたちが求めるのはエグみなんだよな……」

GM

「た~くさんエグいの!?」

GM

おどろいた顔。

雨ノ宮 真琴

「うんっ」

雨ノ宮 真琴

「友達が必要なんだ」

市川智博

「心当たりないですかっ」

GM

「そうねえ……春の時期のたけのこなら、多分……今はエグ~いでしょうけれど……」

GM

「タケノコの場所って、タケノコ掘りの人にとって企業秘密なのよねえ」

市川智博

「あ~、食べられなくなってるから、流通はしてないんだ」

GM

「もうすぐでごひいきの山菜おじさんがいらっしゃるから、聞いてみたらどうかしら」

GM

【おしゃべり】で判定してもらおうかな!

雨ノ宮 真琴

よーし!

雨ノ宮 真琴

頑張るぞ!

雨ノ宮 真琴

2D6>=6 (判定:かけっこ) (2D6>=6) > 9[3,6] > 9 > 成功

雨ノ宮 真琴

やった~!

GM

やってきた山菜おじさんとおしゃべり!

雨ノ宮 真琴

「すみません~!」

GM

「おお?どうした、どうした~」

GM

「雨ノ宮さんとこの子じゃねえか」

雨ノ宮 真琴

「こんにちは!」

GM

「はいはい、こんにちはあ」

GM

カールおじさんみたいなおじさん。

雨ノ宮 真琴

「俺たち、友達のためにえぐ~いタケノコをさがしてて……」

雨ノ宮 真琴

「なっ」

市川智博

「うん!」

GM

「そらまた渋い友達だこと!」

GM

「う~んそうだなあ、企業秘密だけんど……」

雨ノ宮 真琴

「俺たち、他の人には言わないって約束します!」

市川智博

「約束します!」

GM

「ふ~む、そうだなあ。じゃあ、夏タケノコ掘りをちょいと手伝っちもらうか」

GM

「軽の後ろに乗んな!連れてっちゃる」

市川智博

「やった~!」

雨ノ宮 真琴

「ありがとう!」

市川智博

「おれたちいっぱい働きます!」

雨ノ宮 真琴

「うん!」

GM

月見沢の竹やぶがタケノコがよくとれるらしいです。

GM

このままともひろくんの自由行動に移りましょう。

市川智博

そのまま月見沢を調査だ!

雨ノ宮 真琴

いくぞ~!

みっち

沢が近づいていくにつれてなんだかツヤツヤになっていく……

GM

つやつや……。

市川智博

渋渋な春タケノコを得るぞ!

GM

タケノコを得るぞ!

GM

タケノコの場所を【推理】してもらうか。

雨ノ宮 真琴

がんばれ!

市川智博

2D6>=6 (判定:マナー) (2D6>=6) > 4[2,2] > 4 > 失敗

みっち

お助け力なかったっち……

イエナリ

つかえないウナギだにゃ~!

イエナリ

このハナにまかせるだにゃっす!

みっち

うるさいっち!んも~~っ

イエナリ

にゃはは!自然のめぐみパワー!お助け+!
[ イエナリ ] 魔力 : 12 → 10

イエナリ

ここほれにゃんにゃん!

市川智博

「春に採らなかった春タケノコだから、多分、採りやすいところにはないんだよな」

市川智博

「奥まった方を探してみよう!」

雨ノ宮 真琴

「さすが優秀な助手!」

イエナリ

「そこのウナギよりは断然ゆうしゅうだにゃっすな!」

みっち

「み”~~~~っ」ツヤツヤしてるのに!

イエナリ

「行ってみるのにゃす にゃはは!!」 土をかきかき

雨ノ宮 真琴

「タケノコって埋まってるんだよな」

みっち

トモヒロの首に所在なさげに(?)巻き付いている……

GM

春は埋まってますね。

GM

春は……。

市川智博

ひんやりして気持ちがいい。

市川智博

「もう春を過ぎてるから、顔出してるんじゃないか?」

市川智博

「なんかもう……なんならちょっと、竹じゃない? みたいになってるかも……」

イエナリ

「ふんふん?例えば~ こ~いう感じのにゃ?」 ほりっ

イエナリ

ちょっと立派すぎる竹。

雨ノ宮 真琴

「それは竹じゃない?」

みっち

「かじってみればわかるっち?」

みっち

がじ……

雨ノ宮 真琴

「あっ」

イエナリ

「あ…」

市川智博

「あっ、食べたら危ないよ!」

みっち

硬い……

GM

竹です。

イエナリ

「はずれは~ずれにゃ!」

みっち

「おのれボロナリ!」

雨ノ宮 真琴

「長ーいタケノコか……」

GM

さて、ではイエナリの加護?でともひろくんはタケノコの成長スピードについて思い出します。

市川智博

竹を咥えて禰豆子みたいになってる……。

みっち

あぐ~ ぺっぺ

GM

タケノコの成長スピードはだいたい、1日数十センチ。

GM

つまり……。

GM

夏の今は、概ね竹!

GM

だけど、タケノコの育成に必要なのは……お日様!

市川智博

つまり……日陰なら成長してない!

市川智博

「もっと日のあたらないところを探してみよう」

雨ノ宮 真琴

「日陰か」

イエナリ

「それじゃこっちだにゃ!」

雨ノ宮 真琴

「いくぞー」

みっち

「さっすがトモヒロ!」

イエナリ

「タケカミウナギとはおおちがいだにゃ… ぼそ」

市川智博

「タケノコってあっという間に竹になっちゃうんだな~」

GM

あたりいちめん竹、竹、竹!

GM

さて。タケノコみーーっけ!

雨ノ宮 真琴

やった~!

イエナリ

わーい!

市川智博

やった~!!

みっち

やった~~~!!

市川智博

「いくつくらいあればいいのかな?」

雨ノ宮 真琴

「しまった、聞きそびれた!」

イエナリ

「ま、あるだけ採っちゃえばいいの~にゃ!」

市川智博

「とりあえずいっぱいもっていこう!」

雨ノ宮 真琴

「足りなかったら戻ってくればいいしな」

みっち

「ウムウム!」

イエナリ

「荷物運びならこのイエナリサマにおっまかせにゃ~!」

イエナリ

扉をぱか~

市川智博

ちゃんと軍手をはめて、タケノコ採りだ!

雨ノ宮 真琴

「ありがたや~!」

雨ノ宮 真琴

手を合わせる

市川智博

「ありがたや~」

イエナリ

ふっふ~ん!

みっち

「……」

みっち

「ぐぬぬ」

市川智博

「みっちもありがたいよ、首がひんやりして……」

雨ノ宮 真琴

「今日も暑いもんな」

イエナリ

「にゃっはは立派なウナギ業おつかれにゃんす!」

みっち

「ふ、ふふん!よきにはからうっち!」

市川智博

「ありがたや~」

GM

「おお、みっけたか!そいつぁ、ニガタケだ!」

市川智博

新潟県!?
tips:ニガタケ

ざるもり

ニガタケは6月から7月に出回るタケノコだね。

ざるもり

エグくてアクが強いから、あまり出回らないけど。
ちゃんと処理すればおいしいよ。

イエナリ

なるほどにゃ~!博識にゃ~!

みっち

ボロナリのエグみも米汁で抜いてもらうっち

イエナリ

おおん!?オロシにされたいにゃか~!?

GM

「エグ~いから気をつけて食うんだぞ!」

雨ノ宮 真琴

「はーい!」

市川智博

「ニガタケはどうやったら渋みを取れるんですか?」

GM

「昔は灰でやったもんだがね、」

GM

「今は米ぬかや米のとぎ汁でやるんだあ」

市川智博

ニガタケを美味しいタケノコにできるなら、いっぱいエグーミ3000も取り出せるはず!

雨ノ宮 真琴

「へぇ~」

市川智博

「ありがとうございます!」

GM

タケノッコゲットだぜ!

GM

あ、そうだ。

GM

次の自由行動に移る前にちょっとだけマスターシーン。

GM

スプーキー2人はオバケ判定をしてもらえますか?

GM

目標値は9!だが。

GM

+1してオッケー!

みっち

2d6+1>=9 (2D6+1>=9) > 6[2,4]+1 > 7 > 失敗
[ みっち ] 魔力 : 17 → 16

イエナリ

2D6+1>=9 (2D6+1>=9) > 6[1,5]+1 > 7 > 失敗
[ イエナリ ] 魔力 : 10 → 9

みっち

邪魔するなっち~~!!

イエナリ

ええい!ヌシのほうが邪魔したんだにゃっす!

GM

ハウスルールで自身のお化け判定なら魔力消費で成功させてもいいこととします。

みっち

えーい!ボロナリばっかりに良いカッコさせられないっち!

みっち

こっそり魔力を2使って成功させちゃうっち
[ みっち ] 魔力 : 16 → 15

イエナリ

あっズルだにゃ!ズルなのにゃ!

GM

成功!

GM

みっちは、月見沢に自分以外のおばけの痕跡を見つけます。

みっち

有り余る魔力だから出来るんだっち~ ずるじゃないっち~

みっち

すんすん……

GM

痕跡はふたりぶん。

みっち

ボロナリのにおいとも違うっち。

GM

ひとりはオニーサンたちと似たかんじ。
もうひとりは、なんだかみっちと似てるみたい。

イエナリ

ぐにゅにゅ… うしろからしっぽを狙っている。

みっち

「!」

みっち

「なんかいる……いたっち!」

イエナリ

「ほにゃ!?」

イエナリ

「急に動くにゃにゃ!?」

みっち

シッポでイエナリをしっしっしながら痕跡をたどる――

みっち

どこまで追っかけられるかな?

GM

オニーサンたちと似た感じの痕跡は沢の途中で急に途絶えてます。

GM

もうひとりはずっと沢のなかにいるみたい。

GM

昼間は出てこないのかもね。

雨ノ宮 真琴

算数のボーナス自由行動でお買い物に行ってから戻ろう!

雨ノ宮 真琴

おこづかいでお菓子を買って帰ろう!

GM

まちの駄菓子屋さん。

雨ノ宮 真琴

「あっ、そうだ」

雨ノ宮 真琴

「ここ、駄菓子屋があるんだ」

雨ノ宮 真琴

「見てこうぜ」

GM

店先でラムネやコーラが冷やされている。

市川智博

「すごい、駄菓子屋だ!」

GM

店内ではもんじゃが食べれるぞ。

市川智博

漫画とかの中でしか見たことがない。

みっち

「この紙にはおばけが封印されてるっち?」

雨ノ宮 真琴

「駄菓子屋はじめて?マジ?」

市川智博

「スーパーとかコンビニとか……あとまちおかとかしか……」

市川智博

「おばけが封印されてる紙……?」

市川智博

そんなものがカジュアルに売ってていいのか……??

みっち

「おばけけむりって書いてあるっち」

市川智博

「封印されてるってことは……危ないオバケなんじゃないか……?」

雨ノ宮 真琴

「それ煙が出るやつ」

みっち

「20えんだっち」

雨ノ宮 真琴

買ってく?

雨ノ宮 真琴

「ほい」

雨ノ宮 真琴

籠を渡す。

市川智博

「お、サンキュ」

市川智博

「買ってみるか……」

雨ノ宮 真琴

「俺のおすすめはこれ!」

市川智博

本物のオバケを見ているのでもしかしたらこれも本物なのでは……? と思ってしまう。

雨ノ宮 真琴

凍ってるこんにゃくゼリーの棒のやつ。

市川智博

「あ、いいな」

市川智博

「このきなこ棒って何?」

雨ノ宮 真琴

「きなこ固まってる甘いやつ、あのね」

雨ノ宮 真琴

「この、楊枝の先が赤いともう一本もらえるんだ」

雨ノ宮 真琴

「糸引き飴もやる?」

市川智博

「へえ~~やってみよ」

みっち

「みっちにもお供えするっち~!」

市川智博

「みっちも同じやつでいい?」

みっち

「ウム!トモヒロは感心だっち!」

みっち

「マコトはケチだっち~」

雨ノ宮 真琴

「イエナリはおまんじゅうとモナカね」

イエナリ

「野良おばけはお供えもじゃんきーにゃ~!」

イエナリ

「ワイのはあんこたっぷりのやつで頼むのにゃっ!」

GM

お買い物もおわりっ!

 

GM

~こどもロッジ~

GM

イエナリくんが魔力減ってきたしともひろくんもちょっとねむなのでお昼寝タイムだ!

イエナリ

すやすやぴ~!のパスだのにゃ!

イエナリ

1d6 (1D6) > 4
[ イエナリ ] 魔力 : 9 → 13

イエナリ

げんきっ

GM

すやすや……。

GM

扇風機と風鈴の音。

GM

蝉の鳴き声と鳥の鳴き声、小川のせせらぎ。

GM

涼しくてきもちい~こどもロッジの昼下がり。

イエナリ

カタカタ…コトン……
べしゃっとぬれたお屋根も風通しよく…

市川智博

畳に座布団を二つ折りにしてごろごろ。

イエナリ

そよそよ……

GM

ともひろくんも1点回復していいですよ。
[ 市川智博 ] 眠気 : 6 → 5

みっち

畳で伸び~~る。LONG MITTI is LONG……

雨ノ宮 真琴

畳にごろんしてすや

GM

起きたあたりでざるもりさんが冷えたスイカ持ってきてくれます。

ざるもり

「種は植えるからお皿にぺっしてね~」

ざるもり

ねむい目をこする子供たちにスイカを配る。

雨ノ宮 真琴

「スイカだって」

市川智博

「スイカ?」

イエナリ

「うまそうにゃまっかかまるまるスイカにゃ!」 ぴょこ!

雨ノ宮 真琴

「こっちにもくださーい」

ざるもり

「はい、お塩はテーブルの上だよ」

市川智博

まだ眠そうな顔でスイカを受け取り、食べる。

ざるもり

「レモン汁もあるから」

イエナリ

そろ~っと後ろから拝借! がぶり。

イエナリ

「スイカは生がいっちばんにゃ~!」

雨ノ宮 真琴

「智博に真ん中んとこあげる」

みっち

もらえるものと思っていい子で待ってる。わっくわく。

市川智博

冷たいシャキシャキした味に目が覚めてくる。

市川智博

「あっ、ありがと~」

市川智博

みっちにもあげる。

雨ノ宮 真琴

あぐらでスイカをもぐもぐ。

イエナリ

よこで屋根をぱかぱか言わせながらもぐもぐ。

市川智博

「あ、レモンもおいしい」

みっち

よだれがたらたら……

市川智博

「はいみっち」

雨ノ宮 真琴

「家だったら種飛ばしちゃうんだけどな」

雨ノ宮 真琴

ちゃんと皿にぺっする

イエナリ

ぷぷぷ~!

みっち

もしゃもしゃごろごろ……

ざるもり

「ひと粒ひと粒拾うならいいよ」

ざるもり

「せっかくの縁側だしね」

雨ノ宮 真琴

「えー」

みっち

「種も食べちゃえば良いっち。むーしゃむーしゃ」

イエナリ

「お腹から芽がでるぞぉ~~!」

イエナリ

「のびのびのみゅ~!なのだにゃ!!」

市川智博

はっ、明らかにおれの皿だけ種が少なくなってる!

みっち

「みっちの腹はそんなヤワじゃないっち!」

市川智博

「みっち種ぺっしてぺっ」

みっち

ぱりぽり……

みっち

「え~」

市川智博

あかん……

イエナリ

「草木の生命力をナメたらいかんのにゃ!
 ぽんぽんいっぱいにもりもり伸びるにゃ~」

みっち

長い舌の先に一粒出してくれました。ぺっ。

雨ノ宮 真琴

「イエナリはちゃんと皿にいれてね」

市川智博

一粒……。

イエナリ

「けっけ!おばけの世界に法律はないのにゃ~!」

雨ノ宮 真琴

「ずっるい」

イエナリ

ぺぺぺ~!! 縁側に

みっち

「ボロナリなんかもうモサモサに生えてるっち。今更増えたって変わんないっち」

ざるもり

縁側を見てる。

みっち

このナマイキオトナ、しっぽが生えてるっち みょいみょい~

雨ノ宮 真琴

「ちょっと涼しくなってきたなー」

市川智博

(だめだよみっち、だめだよ~)

市川智博

ざるもりさんの後ろでうろちょろしてる。

ざるもり

虫かな~。手でしっしってする。

みっち

あ~~ 

市川智博

(ほら~)

イエナリ

「ひゃっひゃ!ざまみろにゃ~!」

イエナリ

ぱこぱこぱこ!木がこすれる愉快な笑い声。

みっち

すごすごと撤退。トモヒロの腕に巻き付く。

市川智博

ひんやり。

 

GM

そろそろ夕方。
おばけたちの本格的活動時間!

GM

では事前相談どおりおばけごやに。

みっち

ここら一体のオバケどもはみっちにキョーフしひれ伏すんだっち~

GM

おばけごやは水田の真ん中にとりのこされたようなお社。

GM

地域のおばけたちがたまに寄り集まっているコばけやしき。

GM

今日は誰がいるかな?

みっち

「みなのしゅー!ひかえおろー!だっち!」

イエナリ

「けっけ!脱野良おばけがいきり散らしておるだにゃ」こそこそ

みっち

ぺちこ~ん!

イエナリ

「あいたあ!」すぱこ~ん!

雨ノ宮 真琴

ひょい、と中を覗き見て。

雨ノ宮 真琴

「今日って誰かいるー?」

市川智博

そろーりそろーり。

みっち

にゅるんにゅるん ぺたこぺたこ…… 

雨ノ宮 真琴

「大丈夫だよ、ここのおばけは怖いのいないから」

イエナリ

カタタタ… カタタタ……

イエナリ

(ちょっと怖い音)

みっち

「ウム!よわっち~のしかいないっち」

イエナリ

「おやまのたいしょ~がなんかゆうとるにゃ」

おばけ

「うえっ!みっちだッパ!」

市川智博

うわーでたー! オバケだ!!!

おばけ

「イエツキもいるウソ~ニンゲンくさくなっちまうウソ!」

雨ノ宮 真琴

「よっ」

市川智博

でたー!!!

みっち

「フフン!相変わらずはぐれものが身を寄せ合ってかぱうそやってるっち!」

イエナリ

「だにゃっはは~オンシらもイエおばけにしてやるにゃ~」

イエナリ

おっかけまわす

みっち

かっぱに絡む なんだあ頭に桶のっけたような顔しやがってえ~

おばけ

「こらこらさわぐでない」

おばけ

この社の本来の持ち主らしい。

市川智博

「オバケっていっぱいいるんだ……」

みっち

むい~~と締め上げている。

雨ノ宮 真琴

「この辺はけっこうな。今日来てないやつもいるし……」

雨ノ宮 真琴

「つっても、俺ここじゃないとこあんましらないけど」

おばけ

「ったく今日はなんだッパ?」

イエナリ

「げにゃははは!」ぱかぱか笑う

市川智博

はじっこで小さくなっています

イエナリ

「久しぶりのおばけ会合つい興が乗ってしもうたにゃ」

みっち

「ウム。尋ねおばけがいるんだっち。最近、見慣れんおばけが来なかったっち?」

みっち

「たぶん、姫、とか呼ばれているんだっち」

おばけ

「う~ん?」

市川智博

みっちがちゃんとお話してる……!

おばけ

「教えてやってもいいけどッパ~」

おばけ

「やッパここは、」

おばけ

「“すもう”で勝ったら教えてやるッパ!」

おばけ

おばけずもう勝負ウソ!

みっち

しっぽを地面にぺち~~ん!

おばけ

さあ、はったはった!どっちに賭けるのじゃ?

雨ノ宮 真琴

「みっち~、がんばれ~!」

みっち

「やったるっち~!」

イエナリ

「ワイはあっちにきゅうり一本にゃ!」

イエナリ

河童の桶にきゅうりをイン!

市川智博

「頑張れみっち!」

みっち

体当たりの魔法!コスト2!

【 体当たり 】
  自分の体を回転させて体当たりを行う魔法。
  この効果は50m以内の1体のキャラクターが対象。
  《打ち返す/運動11》で判定。

[ みっち ] 魔力 : 15 → 13

イエナリ

「やったれやったれにゃ~!」

イエナリ

「ばしーんと反撃にゃ~!」

おばけ

「来いッパ!」

雨ノ宮 真琴

「もー、イエナリ」

おばけ

ぶちかましっ!

おばけ

2d6 (2D6) > 9[3,6] > 9

みっち

み”ーーーっ

おばけ

がっぷりよっつ!

イエナリ

「よしゃこりゃ~~い!!」

みっち

巻き付き……しめつけ……

おばけ

なんのこれしき。

みっち

せっかく振ったお邪魔チカラ……使っちゃうか!
[ みっち ] 魔力 : 13 → 12

おばけ

河童ナメちゃいかんッパ!

みっち

-1だっち!

GM

オバケ判定だったので河童の判定は失敗!

みっち

長い身体をぶ~~んと振って……

みっち

1d6+3 (1D6+3) > 5[5]+3 > 8

おばけ

んぎゃ!

イエナリ

「くあっ!今ズルしにゃかったにゃすか!?」

おばけ

こやの壁にびたーん!してずるずる。

みっち

てん!とかっぱに足をのっけた!

みっち

「フフン!」

イエナリ

「くう~~このぬるぬるウナギッ!!」

おばけ

「うーんうーん……手ぬぐいをとられるとだめッパ……」

イエナリ

「かっぱもやられてるんじゃにゃ~す!」ぱたこぱたこ!

みっち

「な~~んでボロナリがそっちの応援してるっち!」

おばけ

ウナギじゃ。

市川智博

「みっちってほんとうに強かったんだ……」

おばけ

「勝者はみっちじゃ!」

おばけ

尻尾をぱたぱた。

雨ノ宮 真琴

「やったー!」

市川智博

「すごいぞみっち!」

みっち

ドヤッ ドヤッ ドヤ~~~ッ

イエナリ

なぜかくやしそうなボロ屋根おばけ

おばけ

「く~今回はみっちに賭けといて正解だったウソ」

みっち

「フフン!見る目があるっち。子分にしてやってもいいっち~」

イエナリ

「つぎは負けないにゃ~!」お魚もぺいぺい!

おばけ

「く~、しかし負けは負けだッパ」

おばけ

「約束のたずねおばけの話をしてやるッパ」

おばけ

「姫ってーと、月見沢に住んでる“かがみ姫”のコトだッパ?」

雨ノ宮 真琴

「住んでる?」

みっち

「かがみ姫」

雨ノ宮 真琴

「でも、確か旅行に来てるって言ってなかったっけ」

市川智博

「言ってた」

おばけ

「ッパ?」

おばけ

顔を交互に見て。

みっち

「そーそー。ウチューから来たヨソモノなんだっち?」

おばけ

「かがみ姫は昔から住んでるッパ」

雨ノ宮 真琴

「違うおばけかなぁ」

イエナリ

「でも姫は姫にゃ~?」

雨ノ宮 真琴

「うん」

みっち

「姫連絡網があるやもしれんっち」

おばけ

「といってもずーーっと長いこと眠ってて、最近目がさめたらしいッパ」

雨ノ宮 真琴

「ふぅん」

みっち

「ふ~ん?」

イエナリ

「ほぉん」

おばけ

「おいらのおやおばけのそのまたおやおばけのおやおばけくらい昔からいるッパよ」

雨ノ宮 真琴

「じゃあ、すごくものしりかも」

イエナリ

「えらえらおばあちゃんおばけにゃ!」

みっち

「……ムムム。そんなやつもいたような。いなかったような」

イエナリ

「ウナギは頭ぽかぽかにゃ~」

市川智博

「なんにせよ、何か知ってるかも」

みっち

「なにをう~!」

市川智博

一体どれくらい昔からいるんだろう……。

イエナリ

「そこなにょろにょろよりは役に立ちそなヨカンのにゃ!」

おばけ

「いちどは会ってみるといいッパ!」

おばけ

「ウム、ほとんどこの土地の守り神みたいなもんじゃからな」

イエナリ

「ほおう?そんなにえらなのにゃ?」

おばけ

「月見沢に住んどるんじゃぞ」

みっち

はたと首をもたげる。

雨ノ宮 真琴

「そういえば、タケノコ取りに行ったときもみっちが気になること言ってたね」

みっち

「たしかに、みっちとちょっと似た匂いのがいた痕跡があったっち」

みっち

「それがあのウシカクシのやつらと同じとこにいたわけだっち……見えてきたっち!」

おばけ

「ぼくら水おばけのトップだウソ」

おばけ

「みっちもイエツキも失礼のないようにするウソ~」

みっち

「み”ーっ!トップはみっちっち!?」

おばけ

「みっちがトップならぼくら夜逃げしてるウソ」

イエナリ

しら~~っとうねにょろを見ている

雨ノ宮 真琴

「みっち、そんなこと言ってると食べられちゃうよ?」

市川智博

「大丈夫かなみっち、粗相してお仕置きされないかな?」

イエナリ

「見ものだにゃ~」

みっち

「み”!?そっ、そんなわけないっち!」

おばけ

「見ものだッパ!」

みっち

「おのれ~!目にもの見てるっち!」

雨ノ宮 真琴

「ちゃんと礼儀正しくね」

GM

こんなとこかな?

GM

情報ゲット!

みっち

ブゼン。

GM

ではでは。

 

GM

真夜中フェイズだ!

GM

イノセントは眠るか、行動するか選んでね。

雨ノ宮 真琴

月見沢、いっちゃうぞ!

市川智博

いくぞ~!

雨ノ宮 真琴

ウソつきで嘘寝してふとんまるめて抜け出しちゃおっかな

市川智博

でも……抜け出せ……るかな?

市川智博

きっとざるもりさん心配するし……。

みっち

あのナマイキオトナにバレたらめんどくさいっち~

雨ノ宮 真琴

2D6>=5 (判定:ウソつき) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功

市川智博

見つかったら親にも連絡いくかも……。

みっち

「ウーム。しかたない……オクノテを使うっち!」

みっち

「トモヒロ。みっちのとっておきをやってやるっち」

市川智博

「奥の手……?」

市川智博

「か、壁を破ったりしちゃだめだよ?」

みっち

「しなーい!抜け出すなら、ちっさいケモノになれば解決だっち。ただし心までケモノになったらだめっちよ……」

市川智博

「ケモノ……?」

市川智博

いまいちピンと来てない。

みっち

ぐるりと巻き付く。なむな~む。なむな~む。けもけも……

みっち

……カワウソになっちゃえ!

みっち

昼間見かけたし。

【 動物化 】
 一時的に人間1人を動物に変身させる魔法。
 持続時間は、ゲームマスターがこっそり決める。
 魔力を2点消費すれば、知能以外は完全な動物に。

[ みっち ] 魔力 : 12 → 10

市川智博

パッと姿がいなくなった……かと思うと。

市川智博

智博の服からもぞもぞとカワウソが出てくる。

市川智博

(えっ! えっ)

市川智博

(みんな大きくなった!)

みっち

ぬん!

みっち

「久しぶりにやったけどうまくいったっち!」

GM

Secret dice 🎲

みっち

鼻っ面をこつん。

GM

ほほう。ほうほう。

市川智博

(これ……どうなってるの?)

みっち

姿見をしっぽが指す。

市川智博

恐る恐る姿見を見る。

市川智博

なんかカワウソが映ってる。

市川智博

市川智博

なんかカワウソが映ってるな~。

市川智博

手を動かしてみる。動く。

市川智博

顔を触ってみる。なるほどね。

市川智博

しっぽもあるな~。

市川智博

なるほどな~。

市川智博

(カワウソになってる!!!!!!!!!)

みっち

「心配しなくても、そんなにずーっとカワウソのままってわけじゃないっち。そのうち戻るっち」

市川智博

(えっ、え~! ほんとにもどるの? ほんと?)

みっち

「もどるもどる!でも、ちゃんとジブンがジブンだって忘れないようにするっちよ」

みっち

「具体的に言うと、魚を生でばりむしゃしたりすると多分ダメだっち」

市川智博

(するとどうなるの?)

みっち

「食べ物は我を忘れさせるっち。だんだんニンゲンだったこと忘れちゃうっち」

市川智博

(こわ…………)

みっち

「……あと服は持っていった方がいいっち。すっぽんぽんだと多分まずいっち」

市川智博

(うわっ、あーー!! 裸だ!)

市川智博

(裸じゃん!!)

みっち

「全身毛が生えてれば裸じゃないっち~」

市川智博

(裸だよ!)

みっち

「よし!出発だっち!そこの網戸からするっと出られるっち!」

みっち

服とメガネはまとめてくくりつけて……

みっち

背中に乗っけて連れてっちゃお!

市川智博

日本昔話スタイルで連れ出されます。

みっち

ぼうや~

GM

よいこだけどねんねしない。

GM

お外で集合だ!

雨ノ宮 真琴

布団を内側に丸めて枕の上まで引き上げ。

雨ノ宮 真琴

そろそろと部屋を抜け出す。

雨ノ宮 真琴

こういうときのためにベッドは下!

イエナリ

そろぉりそろぉり 今日は床をギシギシ言わせない

雨ノ宮 真琴

見周りの人が来る前に抜け出しちゃおう!

イエナリ

すってこてこてこ~

イエナリ

「ひひ!うまくいったのにゃ~マコトぉ?」

雨ノ宮 真琴

「ちょろいちょろい」

雨ノ宮 真琴

「……っと、と」

イエナリ

おっとと。 すかさず支え

イエナリ

よっこら、せ!

雨ノ宮 真琴

「さんきゅ」

イエナリ

「にゃにゃ!うっかりはキンモツにゃ~!」

イエナリ

「ひひ、向こうはうまくいったかにゃ~?」

イエナリ

「あっちもあっちでトロにゃすからな~」

雨ノ宮 真琴

「……あれ、みっちじゃない?」

みっち

「お~~い!」

市川智博

(……)

イエナリ

おんや?

市川智博

しがみついてる。

雨ノ宮 真琴

「智博は?」

みっち

見慣れぬカワウソを連れてにょろにょろ……

イエナリ

おんやおんやおんや~~?

市川智博

手を振る。

雨ノ宮 真琴

「あっ、かわいい」

イエナリ

「なんかついとるにゃす!!!」

みっち

「ふんす」

雨ノ宮 真琴

なでなで

雨ノ宮 真琴

「えっ、友達?かわいいけど…」

イエナリ

「あ!こやつトモヒロの服もっとるにゃ!」

雨ノ宮 真琴

「一緒に行くの?」

みっち

「トモヒロだっち!」

市川智博

両手を上げてなでなでに抗う。

雨ノ宮 真琴

「え?」

イエナリ

べろべろ!かえせかえせ~!

みっち

「みっちのオクノテで変身してもらったっち」

市川智博

みっちにくくりつけた荷物からめがねを取ってみせる。

雨ノ宮 真琴

「ええっ」

イエナリ

「むにゃ!?」

みっち

「ほらっ、メガネかけるとトモヒロだっち!」

雨ノ宮 真琴

「そうかなぁ……」

市川智博

(そんなわけないだろ!)

雨ノ宮 真琴

「でも、可愛いからいっか」

みっち

「そのうち元に戻るっち。長くても朝には……」

雨ノ宮 真琴

「抱っこしていい?」

市川智博

(だめだよ!)

市川智博

両手でバッテンする。

イエナリ

「ともかくこれは返してもらうのにゃ~!」お洋服をしまいしまい

雨ノ宮 真琴

「ダメかー……」

イエナリ

「けへへ!無念にゃにゃ!」

GM

そうだ、まことさん【空想】で振ってみてください。

雨ノ宮 真琴

2D6>=8 (判定:かけっこ) (2D6>=8) > 10[4,6] > 10 > 成功

GM

“狐の窓”をすると、ほんとの姿が見えます。

みっち

「あっ、こらっ!あとで返すっち!」

イエナリ

ぱくもぐごっくん!

雨ノ宮 真琴

「ちょっとまってね」

雨ノ宮 真琴

「えっと、変なものがいそうなときはこうやって……」

雨ノ宮 真琴

両手できつねをつくり、くみあわせて

雨ノ宮 真琴

すっと中を覗き込む。

雨ノ宮 真琴

「……おっ、本当に智博だ。」

市川智博

わし、とみっちの体にしがみつく。

雨ノ宮 真琴

「?」

市川智博

(だから裸だって!!)

イエナリ

……ぱたこん。 お洋服はおばけのはらのなか。

みっち

「だから言ったっち~」

雨ノ宮 真琴

「みっち、すごいことできるじゃん」

市川智博

(すごいけどさあ!)

みっち

「!」

市川智博

(すごいけど!)

みっち

「ふっふっふ~~~~ん!」ぐるぐる!

イエナリ

「ふ~んふ~んほ~ん?」首を傾げる。もふもふのいきものがいる。

市川智博

(まわるなまわるな!)

みっち

「ま、みっちにかかればこんなもんだっち!」

雨ノ宮 真琴

「みっち、おちるおちる」

市川智博

逆に巻き付く側になってしまった……。

みっち

「よ~し、出発するっち~!」

みっち

得意得意

イエナリ

「おっことしたら、たべちゃうにゃ~」

イエナリ

はぐはぐ

GM

では月見沢に出発!

GM

虫さされにきをつけてね。

みっち

水の匂いでいっそう元気。

みっち

「昼間は確かこのへんからにおいが……」ふすふす……

 

GM

夜の月見沢。

GM

写真をとるといっぱいオーブが映る。

イエナリ

ついつい 時々もふもふにちょっかいをかけながらついていく。

雨ノ宮 真琴

「なんかすっごいおばけいそう」

市川智博

浮いてるカワウソも映るぞ。

GM

神秘的なふんいき。

GM

ちゃぽん、という水音。

市川智博

(やめろやめろっ)

市川智博

しっぽではたく。

雨ノ宮 真琴

「お姫様~!」

イエナリ

「はぺち!」

雨ノ宮 真琴

呼びながら歩いたらでてくるかな

みっち

「ふっふ、トモヒロ、よくやったっち!」

イエナリ

「がぶっ」

市川智博

(いたっ!)

市川智博

みっちの上でじたじたしている。

GM

足音を追いかけるような、水音。

GM

ぱしゃぱしゃ。

みっち

「こらっ!」噛み返し!

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、めっ」

イエナリ

ひょいと一歩下がる。 べ~ろべろば~!

みっち

「あっ」

みっち

「なんかいるっち?水音がするっち」

イエナリ

「にゃふん!」めっされ

イエナリ

「ぬ~ん?カエルかなにかじゃにゃ~のすか~?」

GM

調査の判定に使用するのは【うわさ話】でお願いします。

雨ノ宮 真琴

おばけ仲間の言ってた話からお姫様の調査だ!

雨ノ宮 真琴

2D6>=6 (判定:木登り) (2D6>=6) > 6[3,3] > 6 > 成功

GM

では、まことさんはぼんやりとうわさ話を思い出します。

GM

おじいちゃんおばあちゃんから聞いたことあるのかも。

GM

“月見池にきたら、三日月を3回。指先で水面をなぞってごあいさつ”

雨ノ宮 真琴

「あっ、思い出した!」

雨ノ宮 真琴

池の淵まで歩いていって、体を前に倒し

雨ノ宮 真琴

「うわっと」

雨ノ宮 真琴

ちょっと落ちそうになる。

雨ノ宮 真琴

顔からばしゃ

市川智博

(なにやってるの? あれ)

イエナリ

はぐっ 服の裾をつかんで

イエナリ

ず~るずる…

雨ノ宮 真琴

「っは~……ありがとイエナリ」

雨ノ宮 真琴

「びしょびしょになっちゃった」

雨ノ宮 真琴

「ちょっともってて」

雨ノ宮 真琴

服をぐいーっと。

イエナリ

「んも~しっかたにゃ~のにゃ~」 しゅぽん

みっち

「れーぎってやつだっち?」

イエナリ

服のはじっこをもぐもぐ。

雨ノ宮 真琴

イエナリに引っ張ってもらいながら、水面に三日月を1、2、3回。

GM

ぼんやりと水面が淡く光る。

雨ノ宮 真琴

「うわ」

市川智博

水を見ていると飛び込みたくなってくる……うわっ

かがみ姫

ちゃぷ、と水底から浮かび上がってくる白い顔。

かがみ姫

「だれぞ」

雨ノ宮 真琴

「あっ、こんばんは!」

かがみ姫

じっと見る。

イエナリ

「ふにゃ!!」 くちをあんぐり

雨ノ宮 真琴

「えっと……雨ノ宮の真琴です」

みっち

「!かがみ姫だっち?!」

雨ノ宮 真琴

淵に正座して一礼。

かがみ姫

ぬう、とそのまま水面からあがる。
白い着物の帯から下は白蛇の胴体。

市川智博

正座……できない!

かがみ姫

「さよう」

イエナリ

ぱたこん。うしろに座する。

みっち

会ったことがあるような……ないような。
遠い昔のことはどんどん忘れる都合のいい頭。

雨ノ宮 真琴

「聞きたいことがあってきたんですけど……」

かがみ姫

「わちに聞きたいこと?」

雨ノ宮 真琴

「はい。最近この辺で、別のお姫様を見ませんでしたか?」

市川智博

小さくなりながら聞いています。

かがみ姫

「!」

かがみ姫

「ぬしら、あのもののツレかえ」

雨ノ宮 真琴

「う~んと……」

イエナリ

「お!心当たりアリにゃすか!?」

雨ノ宮 真琴

「俺たちじゃなくて、探してるおばけがいて」

雨ノ宮 真琴

「お手伝いしてるんです」

みっち

「ウム。ウシカクシどもだっち」

イエナリ

「ガラマキトリシリカクシにゃ!」

かがみ姫

じろじろとおおきな目がぜんいんをみまわす。

市川智博

ひええ……。

かがみ姫

「巫女な娘に、イエツキ。わちとおないみずちと、ウソケモノ」

かがみ姫

「おばけのおてつだいとな」

雨ノ宮 真琴

頷く。

市川智博

(イエツキがイエナリで……みずちがみっちで……ウソケモノはおれだよな)

みっち

「いかにもみっちだっち」

市川智博

(巫女な娘……)

市川智博

(?)

イエナリ

「さっすがえらいおばけサマ!ぜんぶオミトオシな~のにゃ!」

市川智博

首を傾げるカワウソ。

かがみ姫

「ふむ」

かがみ姫

「かのもの、月の姫と申した」

かがみ姫

「わちがめざめたとき、この月見沢にきとった」

かがみ姫

「なんでもたけのっこをさがしにきたと」

雨ノ宮 真琴

「そのお姫様だ……!」

かがみ姫

「ふむ?」

みっち

「えぐ~いやつだっち!」

雨ノ宮 真琴

「今、どこにいるかわかりますか?」

かがみ姫

「えぐ・・・?」

イエナリ

「えぐえぐのこのこにゃ!」

かがみ姫

「むう」

市川智博

話半分でじっと真琴を見上げている。

かがみ姫

「どこにいるともしれぬ」

かがみ姫

「むずかしいことをきく」

イエナリ

「ずこーー …にゃ!」

かがみ姫

「そうさな、そのウソケモノはウソケモノであるが」

かがみ姫

「ケモノとヒトのさかいめたるや」

かがみ姫

「なんとこころえたり?」

市川智博

急に呼ばれてはっとなる。え?

雨ノ宮 真琴

「?」

イエナリ

「???」

市川智博

(?)

かがみ姫

「おばけがウソケモノの術を使い、ヒトケモノになりしは」

かがみ姫

「ウソヒトなりや?」

雨ノ宮 真琴

「んー……?」

みっち

「む~~?」

雨ノ宮 真琴

「智博は人だとおもうけど……違うの?」

市川智博

(月の姫さまもなにかになってるってこと?)

かがみ姫

「つまるところ、さかいめとはないのだ」

みっち

「…………」トモヒロを見る。

雨ノ宮 真琴

「さかいめ」

かがみ姫

「むずかしいことだぞ」

雨ノ宮 真琴

「人も獣もおばけも一緒ってこと?」

イエナリ

「にゅにゅう…?」

市川智博

(むずかしい……)

かがみ姫

「ひとの子ら、おばけら」

かがみ姫

「こころして聞くのだ」

かがみ姫

「月の姫は最初からお前たちとともにいるが見えぬ」

かがみ姫

「なぜか?」

雨ノ宮 真琴

「ええっ」

市川智博

(最初からともに?)

雨ノ宮 真琴

「最初から……?」

みっち

きょろきょろ……

イエナリ

「おるけんど……みえぬ、にゃ??」

かがみ姫

「月の姫は今“時のあわい”にいるのだ」

かがみ姫

「この月見沢がなにゆえ月見沢と呼ばれるのか」

かがみ姫

「もとより、ここはかがみ沢であり。あるときはかこみ沢とも呼ばれた」

かがみ姫

「時を行き来する沢なのだ」

雨ノ宮 真琴

「時を……」

みっち

ぱちくり。

市川智博

かこみ……囲み? 月見だから……かこ……過去見?

かがみ姫

袖を天に向け。

かがみ姫

「あの星も月も、何年前の光であるのか」

かがみ姫

「その光をいまのものとしてうつす沢」

イエナリ

ぱたこん。うんと見上げて、見下ろす。

かがみ姫

「むずかしいといったろう」

雨ノ宮 真琴

「うん……」

イエナリ

「ショージキさっぱりにゃ~」

かがみ姫

「なればこそ、ためすほかにあるまい」

みっち

「…………」

雨ノ宮 真琴

「ためす……?」

かがみ姫

「ぬしらも月の姫を追い、過去にいくのだ」

雨ノ宮 真琴

「ええ~っ」

市川智博

(過去に!?)

かがみ姫

「時のあわいにむかえ」

雨ノ宮 真琴

「そんな事して大丈夫なの?」

かがみ姫

「いかんともしがたい」

市川智博

(たいへんなことになってきたぞ……)

イエナリ

「しかし見つけるには……実践あるのみにゃ!?」

市川智博

でもはじめからたいへんなことだったのかも……。

雨ノ宮 真琴

「そうだね、イエナリ」

イエナリ

ぱたこら ちょっとウキウキおばけ

かがみ姫

「よくよく旅路をととのえてむかうがいい」

雨ノ宮 真琴

「ありがとうございます、かがみ姫様」

雨ノ宮 真琴

「時のあわい、か……」

市川智博

(ありがとうございます)

かがみ姫

「旅路に向かうさいに“朝顔”を忘れるでないぞ」

雨ノ宮 真琴

「はぁい」

かがみ姫

「あれだけは“今の時をうつす”」

みっち

「時計がなくても時間がわかるっち」

かがみ姫

「そういうことよな」

イエナリ

「これはようようオモシロなってきたにゃんす!」

かがみ姫

「月の姫は、わちが止めるのも聞かずに過去に向かった」

みっち

「?なんでだっち?」

雨ノ宮 真琴

「なにか理由があったのかな……」

イエナリ

「くくく!お姫さまもおてんばにゃん~!」

かがみ姫

「ぶじにつれかえるのだぞ」

雨ノ宮 真琴

「うん!」

市川智博

オバケがでるわ宇宙人がでるわカワウソになるわ真琴が女の子っぽいわ過去に行くわ……。

イエナリ

「にはは!まっかせるにゃん!」

みっち

「しゃーないっち。乗りかかった船だっち」

雨ノ宮 真琴

「智博も大丈夫?」

市川智博

(でもここまできたらもう大丈夫も何もないな……)

市川智博

頷く。

かがみ姫

「ふむ。ウソケモノ」

かがみ姫

「ぬし。運がよいぞ」

かがみ姫

「わちがいなくば、しばらく戻れんとこだった」

雨ノ宮 真琴

「えっ、戻してくれるの?」

市川智博

(?)

雨ノ宮 真琴

「みっち~!」

みっち

「えッ」

イエナリ

じ~~~~っ

市川智博

(みっち~~!!!)

市川智博

(みっっっっっち~~~~!!!!)

みっち

「朝にはっ!朝には戻ると思ってたっち!?」

かがみ姫

「すぐには帰るのに困ろう。どれ、朝にもどるようにしてやろう」

かがみ姫

「ちちんぷいぷい……」

市川智博

(ありがとうございます……)

イエナリ

「にゃはは!お姫様に感謝するのにゃ~」

みっち

しょんぼり……

雨ノ宮 真琴

「かがみ姫様。今度おばあちゃんにお供えの方法聞いて、またきます。」

かがみ姫

「そこなみずちのわざも運次第であったことよの」

イエナリ

「げにゃへへ。ウナギのぶんもお礼せねばのにゃ~!」

市川智博

(つまり……結果オーライってことかな……)

みっち

「むむう……」

かがみ姫

「またの」

雨ノ宮 真琴

「はいっ」

市川智博

(ありがとうございました……)平たくなる。

みっち

小さい前脚を揃えて、ぺたこ……

イエナリ

「にゃはは!またにゃ~ご!」

かがみ姫

わちはいけめんぶろまいどなどがこのみである

雨ノ宮 真琴

駄菓子屋でレアあてるぞ!

市川智博

結構俗な好みなんだな……。

GM

では次はともひろ君の行動ですが、スプーキーの行動を先に挟んでもいいよっ。

市川智博

(そういえば今更なんだけど……)

みっち

「うん?」

市川智博

(昔おじいちゃんから、困りごとがあったらこのお守りに頼りなさい、ってもらったんだよね)

みっち

「ほうほう」

市川智博

今は服をつめつめしているリュックにくくりつけてある。黄色いお守りだ。

市川智博

(イエナリに荷物出してもらっていい?)

みっち

「ヘイボロナリ!出すっち!」

雨ノ宮 真琴

「?」

みっち

「おらおら~!」

イエナリ

「ふみぃっっ!!」

みっち

扉をしっぽでこちょこちょこちょ……

イエナリ

「にゃにするにゃ!!はいるにゃにょろにょろ!」

雨ノ宮 真琴

「突然どうしたの?」

イエナリ

「べくしっっっ」

イエナリ

扉ばたこーん!

みっち

「トモヒロのお守りがなんか役に立つかもしれないっち!」

イエナリ

「ふぇっ…ふぇっ……」

雨ノ宮 真琴

「お守り?えっと……智博のバック?」

イエナリ

「べくしょい!!!!」

市川智博

(昔はそんなお守りとか全然信じてなかったけど……)

みっち

扉に頭を突っ込んでがさごそ……

イエナリ

ばらばらばらっ…… いろいろでてくる

みっち

「ガラクタばっかりだっち!」

市川智博

(こうも色々あると、もしかしたらほんとに役立つのかも)

雨ノ宮 真琴

「みっち、イエナリが困ってるよ」

イエナリ

ふるい櫛、なにかの部品、さかなのしっぽ……

みっち

「いいからトモヒロのを出すっち~!」

イエナリ

「へぶし! へぶしっ!!」

イエナリ

「うにゃにゃにゃ~~~このっっ!!」

イエナリ

ばたこん!!!

イエナリ

みっちといっしょに扉を閉める

みっち

「あ”あっ」

市川智博

(あっ!)

みっち

「あ”~~~~っ」

イエナリ

ぱたこん!ぱたこん!がたんがたん!

雨ノ宮 真琴

「ああっ」

みっち

「暗いっち!カビ臭いっち!出すっち~~~!!!!」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ」

雨ノ宮 真琴

よしよし

雨ノ宮 真琴

「おちついておちついて、ひっひっふー」

イエナリ

「にゃ~うにゃ~……ごろごろにゃ~」

市川智博

わたわたしてます。

雨ノ宮 真琴

「みっちも大人しくして~」

みっち

扉の中からかぼそい声が聞こえる……

イエナリ

「す~す~ ごろごろにゃ~…… 」

雨ノ宮 真琴

「よーしよしよしよし」

雨ノ宮 真琴

「はい、あーん……」

イエナリ

かたこん!

みっち

にゅるぺろんっ

イエナリ

「んべあ」

イエナリ

にょるんっ べちゃ

みっち

トモヒロのリュックを抱えて、呆然とした顔で出てくる。

みっち

まるでいまこのとき生まれたような顔で……

イエナリ

「ん~にゃっにゃっ!」 すっきり

みっち

「ひ、ひどいめにあったっち……」

雨ノ宮 真琴

「えらいえらい」

イエナリ

「へへにゃにゃにゃ…」 ご~ろごろ

市川智博

(はじめからちゃんと頼んで出してもらえばこんなことには……)

みっち

「ボロナリ、断捨離ってやつしたほうがいいと思うっち……」

みっち

トモヒロにリュックを渡す。

イエナリ

「もっかい大冒険するにゃ~ん???」

イエナリ

ぐぱあ

みっち

「み”っ」

みっち

トモヒロの後ろに隠れた。

イエナリ

「げにゃははは!じょーくじょーくにゃ。」

イエナリ

「ワイも何度もあんなうねにょろ食べるシュミはないにゃ~ご!」

市川智博

リュックからお守りを解いて、両手で掲げる。

市川智博

(よくわからないけど……過去に戻ってどうすればいいか……教えてください!)

市川智博

オバケタロットを使ってオバケ占いをするぞ!

市川智博

2D6>=7 (判定:地理) (2D6>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗

イエナリ

にゃはは!おまもりって~のはこ~やってつかうのにゃ~ん!

イエナリ

オタスケオタスケ!
[ イエナリ ] 魔力 : 13 → 11

イエナリ

ぺか~

市川智博

このお守りをくれたおじいちゃんも昔は大冒険したと言ってたけど、それも本当だったのかもしれない。

GM

お守りが光り輝いて中が透ける。

GM

小さい木の板が3枚入っているみたい。

市川智博

(なんだろう、これ……)

市川智博

木の板を取り出す。

雨ノ宮 真琴

「なにそれ」

GM

3枚の木の板にはこんな模様と漢字が書かれています。

みっち

「板だっち?」くんくん……

イエナリ

ぺろん。「随分古い木にゃ~!」

GM

▲ 丘
★ 門
◆ 扉

みっち

「……さんかく。ほし。ひし……だっち?」

雨ノ宮 真琴

「へぇ……」

市川智博

首をかしげるカワウソ。

みっち

いっしょになって首をかしげる。

市川智博

首をかしげる長い生きものたち。

雨ノ宮 真琴

「ふぅん」

雨ノ宮 真琴

「暗号……ってやつかな」

イエナリ

「ふ~ん、おか、もん、とびら……にゃ?」

イエナリ

一緒にふむふむ。

みっち

「丘に行けば門があって、扉が見つかるっち?」

市川智博

(門らしいもの、心当たりないかな……)

雨ノ宮 真琴

「丘って言ったら……あそこかな」

雨ノ宮 真琴

「おっきい木があるとこ」

市川智博

(へえ~)

雨ノ宮 真琴

「明日行ってみよっか」

市川智博

(……みっち、真琴って女の子なの?)

みっち

「あの~きなんのき きになりき~」

イエナリ

「おお!あっこかにゃか! 木登りしようとして…おっこちた…」

みっち

「?」

みっち

「マコトはメスだっち」

雨ノ宮 真琴

「?」

みっち

「見て分かるっち?」

イエナリ

「???」

雨ノ宮 真琴

「どしたのみっち」

市川智博

(……)

市川智博

(聞かないでいいから!!)

みっち

「世が世なら嫁に取っとったっち」

雨ノ宮 真琴

「はいはい」

市川智博

(そっか~)

みっち

「それがどーかしたっち?」

雨ノ宮 真琴

「??」

市川智博

(そんだけだよ)

市川智博

聞いて、だからなんなのか……。

イエナリ

「にゃ~にをみんなでぽけぇとしとるにゃすか?」

みっち

「?」

市川智博

よくわからないな。

雨ノ宮 真琴

「みっちが突然聞くから」

みっち

「み”~?」

イエナリ

「変なことを聞くうねにょろにゃ~?」

市川智博

(ほらほら! 行こう!)

市川智博

急にみっちを引っ張っていこうとする。

みっち

「あ~れ~」

市川智博

みっちのお首のもこもこしてるあたりを引っ張ってます。

みっち

ああ~~

イエナリ

「お!こっちはなかなかやる気にゃんすな!!」

雨ノ宮 真琴

「へんなの」

イエナリ

「そのまま引っこ抜いてやるにゃんす!!げひゃひゃ!」

雨ノ宮 真琴

シャツの下の方に溜まってきた水をぎゅっと絞って。

イエナリ

「マコトも着替え出しとくにゃ~?」

イエナリ

ぱかぱか クロゼットの扉

雨ノ宮 真琴

「おっ、そうだな」

雨ノ宮 真琴

「せっかくだから、着替えてちょっと歩いちゃう?」

イエナリ

「ほいきたにゃ~ん!」 おぺんざどあ!

雨ノ宮 真琴

タオルとー、シャツ!ズボンも着替えちゃお。

市川智博

(着替え!? ここで??)

市川智博

(よっ、よくないよ!)

イエナリ

ぺか~~!!(謎の光)

みっち

「まっっまぶしっ」

雨ノ宮 真琴

「イエナリがいてくれてすっごく助かっちゃうな~」

雨ノ宮 真琴

下着はそこまで濡れてないしいっか。

イエナリ

「そうだにゃす?そうだにゃすか~げへへ…」でれでれ

雨ノ宮 真琴

なでなで

イエナリ

ご~ろご~ろ

市川智博

謎の光で服を脱いだり着たりする音だけが聞こえてくる………………。

雨ノ宮 真琴

「……よし!」

イエナリ

濡れたお洋服をぺろんとぱたこん!

イエナリ

がっちょん!

雨ノ宮 真琴

「どっからいく?」

市川智博

でも服が濡れて張り付いてるよりはいいな……。

雨ノ宮 真琴

「智博はカワウソだから見つからないし……俺は走るの速いから」

みっち

「それに、夜はおばけの時間だっち~」

雨ノ宮 真琴

「おう!」

雨ノ宮 真琴

「そこでもこっそり行っちゃえるな」

イエナリ

「にゃにゃ!ワリワリの時間なのにゃ~ん!」

GM

では相談内容にあわせて、パスがてらおさんぽということで。

GM

好きなとこ行っていいよ~!

イエナリ

わ~いのにゃ~ん!

みっち

だっちだっち~

みっち

月見沢を降りていって、月見沢駅の方からぐるっと回ってロッジに向かおうか。

 

GM

まちはしずまりかえって、信号機だけがはたらいてるし。
月見沢えきも時計だけが忙しい。

雨ノ宮 真琴

「智博」

市川智博

昼間の暑い日差しもすっかり……とかそういう話じゃない。世界が大きい。

雨ノ宮 真琴

「都会は星が見えないって本当?」

市川智博

まったく見えないわけじゃないけれど。

市川智博

見上げれば満天の星空で、これに比べれば見えないと言ったほうがたぶん正しい。

市川智博

頷く。

雨ノ宮 真琴

「そっかぁ」

雨ノ宮 真琴

「じゃあ、おばけも星みたいにかくれちゃってるのかな」

雨ノ宮 真琴

「だって、星は見えないだけで、ないわけじゃないもんね」

市川智博

(そうかも)

市川智博

(それとも、そこにいたのに、気づいていなかっただけかも)

みっち

「ウム。きっとトカイのおばけは隠れるのが上手だっち」

市川智博

真琴は初めから女の子で、ついさっき変わったわけじゃない。気づいてなかっただけだ。

イエナリ

「トカイのおばけはおくゆかし~のにゃ~ けけけ」

イエナリ

ぜ~んぜんおくゆかしくないおばけをじ~っとみて

雨ノ宮 真琴

「でも、もしかしたら、見えないところで大騒ぎしてるかもしれないしねぇ」

市川智博

頷く。

みっち

「だっち!トカイに行って帰ってこなかったやつはうまくやってるんだっち」

イエナリ

「にゃ~?トカイのおばけも夜はみんなでお祭りにゃ~んす?」

イエナリ

ぱこんぱこん 木の音を鳴らして。

雨ノ宮 真琴

「場所が少ないんだったら、ぎゅうぎゅうかもよ」

みっち

「トカイの闇は深~いだっち?」

市川智博

(それに夜なら、こんなふうにこっそりうろついてるのかも)

みっち

四足でぺたぺた地面を歩く。

イエナリ

「けけ!狭~いところにみっちり?隠れるところい~っぱいだにゃすな!」

雨ノ宮 真琴

「智博もさ、向こうに帰ったら」

市川智博

(……)

雨ノ宮 真琴

「おばけみつけたら、教えてくれよな」

みっち

はたと立ち止まる。

みっち

いまはカワウソの姿をしたトモヒロを見る――

市川智博

目が合う。

みっち

そうか。帰ってしまうのか。

みっち

よそものだから。

イエナリ

ぱたこんぱたこん 何も知らぬおばけはゆうゆうと夜を闊歩している。

市川智博

(ずっとカワウソのままだったら帰らないでいられるかも)

市川智博

(なーんて)

イエナリ

「?」 ぱちくり

市川智博

真琴に頷いてみせる。

雨ノ宮 真琴

「へへ……」

雨ノ宮 真琴

「後で電話番号教えるな」

みっち

なんとも言わず、ただ横に並んでシッポを軽く絡めた。

市川智博

普通ならないはずの、しっぽの感覚。

市川智博

ひんやりと冷たい。

市川智博

頷く。

イエナリ

真っ暗な中で虫の音がする。

市川智博

夏期講習受けたかったのにな、って拗ねてたのが、違う誰かの話みたいに感じる。

市川智博

まあ今カワウソだけど。

イエナリ

夜はうるさいウナギもちょっぴり静かだ。

イエナリ

歩く速度に合わせてか愉快そうにパタパタと音を鳴らす。

みっち

二匹の長いいきものとして、するすると夜の町をゆく。

イエナリ

「電話でなくってもいつでも遊びにくればい~のにゃ。」

市川智博

頷く。

雨ノ宮 真琴

「…………」

市川智博

(遊びに来るよ)

雨ノ宮 真琴

「そうだな」

イエナリ

「ワイらはいつでも歓迎するのにゃすぞ!」

みっち

「ウム。トカイも、電車に乗りゃ~すぐだっち」

雨ノ宮 真琴

「うん」

雨ノ宮 真琴

「そっちに遊びにいったらさ、こんどは」

みっち

「鉄の蛇も夜に走ればいいんだっちな~」

雨ノ宮 真琴

「智博が案内しろよな」

市川智博

頷く。

市川智博

(案内するよ。真琴みたいに上手くやれるかわからないけど)

イエナリ

「トカイにはなが~~いオウチおばけもいるでにゃすかな~」

雨ノ宮 真琴

「ひひ」

雨ノ宮 真琴

「楽しみにしてる」

みっち

「そんときはみっちも連れてくっち!」

イエナリ

「けへへ、ワイも一緒でにゃ~す!」

雨ノ宮 真琴

「うん」

市川智博

(みんな案内するよ)

市川智博

きっとそのときが来たらすごく楽しい、と思うのに。

市川智博

ずっと続いたりはしないなんてのは、初めから知ってたことなのに、知らなかったな。

市川智博

しっぽが絡む感覚を、忘れないでおこう。

みっち

うれしそうにゆらゆらと、シッポが揺れた。

みっち

宣言としてはパス。回復するっち。

みっち

1d6 (1D6) > 2
[ みっち ] 魔力 : 10 → 12

イエナリ

しんしんとひたる夏の夜の空気を吸いこむ。

イエナリ

いまいっときの、夏の景色。

イエナリ

パスしつつ、回復な~のにゃ…

イエナリ

1d6 (1D6) > 3
[ イエナリ ] 魔力 : 11 → 14

GM

スプーキーたちは夜の空気で魔力を回復しー。

GM

イノセントたちはあ……夜更かしさんっ!

GM

眠気が増えるぞ。

雨ノ宮 真琴

夜更かし!

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 3
[ 雨ノ宮 真琴 ] 眠気 : 0 → 3

市川智博

1d6 (1D6) > 5
[ 市川智博 ] 眠気 : 5 → 10

市川智博

寝たくないよ~ずっとおしゃべりしてたいよ~

GM

ねむねむだねえ……。

GM

朝が来ちゃうよ。
カワウソから人に戻って、朝早いざるもりさんに見つかる前に戻らなきゃ。

 

GM

こどもロッジにもどってきました。

市川智博

人間に戻って、服を着て、短い間だけでも眠る。

雨ノ宮 真琴

しゃっとしてシュッと布団に入って他のみんなが起きる前に寝る!

みっち

ニンゲンに戻ったトモヒロの布団に潜り込んで、一緒に寝た。

みっち

すぷ~……

イエナリ

みんなが寝付いてゆくのをゆったりと眺める

イエナリ

ロッジもおおきなお屋根の下だ

市川智博

眠くてあまり覚えていないけれど、しっぽの夢をみた気がした。

GM

ちょっとだけおやすみ。

GM

今日はこのへんで。

GM

次回は23日お昼13時から!

GM

次からは過去の月見沢にいけちゃうぞ。

      *                  *         *        


 

GM

月見沢ファーマーズ!
ふつかめ!

GM

ぜんかいからのあらすじ!

GM

牛をよなよなさらって柄パンの模様を盗んでいたX族の「オニーサンズ」

GM

宇宙船が故障してしまった彼らはどうやら「姫」をさがしているらしい。

GM

宇宙船を直すにはエッグーミ3000をたくさんふくむ「タケノッコ」が必要!

GM

そしてそして、どうやら「姫」は月見沢のぬし、「かがみ姫」が止めるのも聞かずに過去の月見沢へ行ってしまったみたい!

GM

いったいどうして?

GM

ってゆーか、過去に行けちゃう!?

GM

さあ、きょうもやっていこう!

 

GM

まずは学校・・・は夏休みだね。
自由研究フェイズから!

市川智博

PSET 個別学校イベント表(3) > お腹の調子が悪くなり、トイレに行きたくなる。《がまん/友達5》か《隠れる/不良9》の判定を行うこと。失敗すると、不名誉なあだ名をつけられ、それ以降、「友達」の分野の判定に-1の修正を受ける。

市川智博

PSET 個別学校イベント表(6) > 今日はクラブ活動があった。次のサイクルは行動できなくなる。その代わり、好きな特技1つを選ぶ。このセッションの間、その特技の判定を行うとき+1の修正がつく。

市川智博

SET 学校イベント表(11) > 体操服や水着、宿題に提出物などなど、今日は学校に持ってこないといけないものがあったはず!《計画性/大人7》で判定を行う。失敗すると、先生に怒られてしょんぼり。【眠気】が1d6点増える。

市川智博

クラブ活動……するぞ!

ざるもり

おっ!

ざるもり

じゃあ僕と一緒に蕎麦を打とうか!

ざるもり

いきいき。

市川智博

ファーマーズだから牧場にしよう

ざるもり

蕎麦……。

市川智博

ファーマーズだから…………

GM

ではバターづくりをしていきましょう!

ざるもり

「じゃあ、まずはこの搾りたての牛乳をこの」

ざるもり

「プロテインとかを作るような容器にいれて、おもいっきり振る!」

ざるもり

「まずは手で作ってみて、次はちょっとずつバターづくりの歴史をさかのぼって行こう」

市川智博

みんなで体育座りしながら聞いています。

ざるもり

かたわらの木の手回し機械をぽんぽんと叩く。

雨ノ宮 真琴

「牛乳ってバターになるのか……」

市川智博

前から渡されるのを後ろに流していく。

市川智博

「振るだけでバターになるんだ……」

ざるもり

使う牛乳はノンホモジナイズド牛乳って言うんだよ。

ざるもり

家で作るなら生クリームでね。

市川智博

そして渡された容器を……振る!

ざるもり

とにかく振りまくれ!

市川智博

「うおおおー」

雨ノ宮 真琴

「っしゃー!」

雨ノ宮 真琴

わしゃわしゃ!

市川智博

しゃかしゃか!

市川智博

まだしゃばしゃばだぞ!

雨ノ宮 真琴

負けないぞ~!

市川智博

「うおおおー!」

市川智博

まだ!?

ざるもり

20分くらい振るぞ!

雨ノ宮 真琴

てごわい

市川智博

はあっはあっ

雨ノ宮 真琴

横にしてみるか!

みっち

トモヒロ!がんばるんだっち!

イエナリ

もっとにゃあ!きばるにゃ~!

市川智博

「あっ、塊っぽくなってきた!」

みっち

うお~~~ 足元をぐるぐるまわっている……

雨ノ宮 真琴

「バターになれー」

イエナリ

ス…と足をひっかける

みっち

ギャッ!

雨ノ宮 真琴

これが……バター?

市川智博

「あっ!」

ざるもり

「塊っぽくなってきた?そしたら、ボウルに敷いたきれいなふきんの上にあけて水分を切ろう」

みっち

取っ組み合いだ!!!

雨ノ宮 真琴

「あっ」

イエナリ

にゃっにゃっにゃ~ 脱兎。足元をぐるぐる

市川智博

スプーキーのふたりがわちゃわちゃしてる間もしゃかしゃかでわしゃわしゃだ。

雨ノ宮 真琴

ちょっと手を止めて中を見てみたりする。

市川智博

「うでが……」

雨ノ宮 真琴

「おっ、これか」

雨ノ宮 真琴

「がんばるぞ、智博!」

市川智博

「あっ早い!」

雨ノ宮 真琴

「ふふん」

市川智博

「うおおおお」

みっち

ぐるるるるるる…… ぶんぶんぶんぶん

雨ノ宮 真琴

縦にしたり横にしたり。

ざるもり

「じゃあ、できたひとからトースト焼くから。あんことかジャム、はちみつのせて食べていいよ」

市川智博

気合いをいれて振るけども、その勢いはあんまり続かない。

イエナリ

跳んだり跳ねたり バタバタバッタン

雨ノ宮 真琴

「バターつくる人ってこんな大変なんだな……」

市川智博

「だからバターって高いんだな……」

雨ノ宮 真琴

「あっ、重くなった気がする!」

ざるもり

ちなみに僕のおすすめはきゅうりだな。

市川智博

もうだめだ……腕が……かくなるうえは……!

市川智博

「みっち……パス!」

雨ノ宮 真琴

わしゃわしゃわしゃわしゃ

みっち

「ち!?」

雨ノ宮 真琴

「もりもりさーん、これ全部バターになる?」

みっち

「まかせるっち!!」

ざるもり

「ん?どれどれ、ああ。いやもうバターになるぶんはバターになってるね」

雨ノ宮 真琴

「ええ~」

雨ノ宮 真琴

「これだけ?」

みっち

しっぽでぐるっと掴んでわしゃわしゃわしゃわしゃ…… 

市川智博

他の子に見えないように囲ってます

みっち

しっぽで振りながら無駄にぐるぐる走る。

市川智博

「うおおおー!(棒」

みっち

「うおお~~~~~~~!だっち!」

ざるもり

「そうだよ、あの量からこれしかとれないんだ」

イエナリ

「にゃはは、かったるいことやっとるにゃ~!」みっちごとぱくん。

雨ノ宮 真琴

「へぇ~」

ざるもり

「残った水分もおいしいよ、ホエイって言うんだけどね」

市川智博

あっ!

みっち

「!!」

ざるもり

「はちみつレモンいれるとカルピスみたいな味になるよ」

イエナリ

「れ~っつしぇ~~いく!」

イエナリ

バタンバタンバタバタゴットン

みっち

ああ~~~~~~~~~~~

市川智博

「うおおおおー!」

イエナリ

バタバタバタ~~にゃ!

みっち

中で蓋が開かないようにしっかりぎゅっと抱きしめていました。

みっち

ばたんきゅう……

雨ノ宮 真琴

「へぇ~~~!」

イエナリ

ぐるぐるぐる~~~

イエナリ

の、ぺっ

雨ノ宮 真琴

「智博、これ残ったの飲めるんだって」

市川智博

「へえ~うまそう!」

みっち

へろへろでトモヒロにパス。きゅう……

市川智博

「みっち……ありがとう……!」

雨ノ宮 真琴

「バター取ろうぜ」

みっち

しっぽをサム?ズアップ。

市川智博

「うん!」

イエナリ

ずりずり…… みっちを回収。

みっち

「ボロナリめ……おぼえてろだっち……!」

ざるもり

「ホエイも栄養たっぷりだからね」

イエナリ

「ふふん次はオマイがバターになるばんだにゃっす!」

市川智博

ボウルに開けてバターを取り出す。

ざるもり

「月見沢ではこのホエイを無駄なく利用するために化粧水やレモネードドリンクとしての発売をうんたらかんたら」

雨ノ宮 真琴

「あ」

市川智博

「ホエイってヨーグルトの汁もホエイだよね」
tips:ホエイ

ざるもり

いい観察眼だ!ヨーグルトの汁もホエイだね

みっち

ほえ~

ざるもり

つまりバターもヨーグルトも牛乳の脂肪分と水分をわけて作られてるんだな

イエナリ

ほえ~い

みっち

ニンゲンもシボ―ブンたっぷりだっち?

イエナリ

スイブンたっぷりにゃ~?

ざるもり

ニンゲンもシボーブンたっぷり スイブンたっぷりだね

ざるもり

でもバターにはならないなあ

イエナリ

扉をパカ… そっとパタン……

みっち

みっ

雨ノ宮 真琴

ガーゼがずれて何もこせなかった。

雨ノ宮 真琴

「これもどしたらいけるかな」

市川智博

「おれのボウル使っていいよ!」

雨ノ宮 真琴

「さんきゅ」

雨ノ宮 真琴

「じゃ、これヨーグルト味なのか」

市川智博

「飲むの楽しみだね」

雨ノ宮 真琴

「おう」

市川智博

「おれはトースト、ジャムにしよ」

市川智博

「真琴は?」

雨ノ宮 真琴

「俺リンゴのやつにしよっ」

市川智博

「いいな!」

雨ノ宮 真琴

「智博も使う?」

市川智博

「半分ずつ食おう」

市川智博

おれは定番のイチゴジャムだな~。

市川智博

トーストをもらって……塗る!

市川智博

「ほんとにバターだ!」

雨ノ宮 真琴

「おおー」

雨ノ宮 真琴

「これからバター、大事に使わないとな……」

市川智博

そして……食べる!

市川智博

ざく……もぐもぐ……。

雨ノ宮 真琴

「バターだ!」

雨ノ宮 真琴

「でもちょっと薄め?」

市川智博

「バターだ!!」

市川智博

「うまいな~!」

ざるもり

「塩ほしかったら上から別にかけよう」

雨ノ宮 真琴

「塩かぁ」

市川智博

「ほらみっち」

ざるもり

スイカにかける塩を差し出す。

雨ノ宮 真琴

「うまいからいっか!」

みっち

足元であ~ん……

みっち

むちゃむちゃ……

雨ノ宮 真琴

「イエナリも食べる?」

イエナリ

「にゃにゃ!そこなウナギとは格がちが~のにゃ~!」

市川智博

合体攻撃! で作ったバターです。

みっち

「うまうまだっち~!」

雨ノ宮 真琴

半分あげよ

みっち

「のうこ~でくちどけがよ~くてくりみ~だっち~」

みっち

うねうね……

イエナリ

ぺろん

市川智博

「おれのも食べてみる?」真琴に

雨ノ宮 真琴

「いいの?じゃ交換な」

イエナリ

見守っている ニヤニヤ

市川智博

「おう」

市川智博

包丁包丁……。

雨ノ宮 真琴

「はい」

市川智博

え、でも間接……。

市川智博

うーんうーん…………。

市川智博

ざく……。

市川智博

もぐもぐ……。

市川智博

味が全然わからなかった……。

みっち

「みっちもマコトの食うだっち~」腕に絡みつき……

イエナリ

「こりゃ!」ぱくん

市川智博

「真琴も……はい……」

雨ノ宮 真琴

「ん!」

雨ノ宮 真琴

もぐもぐ

イエナリ

みっちを格納してちょっと後ろに下がる

雨ノ宮 真琴

「うまー」

イエナリ

「お邪魔はダメのにゃ~…」

みっち

「何がジャマだっち!?」

市川智博

「りんごもおいしかった」

イエナリ

「にゃにゃ、そ~いうとこだのにゃ~」

雨ノ宮 真琴

「だろ?俺好きなんだよね、りんご」

市川智博

「りんご美味しいよね」

イエナリ

「ほれ、あのたのしそうな顔……」

イエナリ

「イノセントはイノセント、おばけはおばけのにゃ~」

雨ノ宮 真琴

「前にさ~、スーパーに行ったときに買ってもらって」

みっち

「む~~????」

みっち

扉から顔だけにゅっと出してふたりを見る。

雨ノ宮 真琴

「前はうちにあるのいちごだけだったんだけど、それから置いてもらってるんだ」

イエナリ

机の下でカタカタ笑う

市川智博

「へえーいいな」

市川智博

間接……。

イエナリ

「にひひ、あれは脈アリだにゃ~?」

市川智博

「うちはいちごとマーマレード」

雨ノ宮 真琴

「オレンジのやつ!」

市川智博

「紅茶と合うんだよ」

みっち

「……」

雨ノ宮 真琴

「紅茶好きなの?」

市川智博

「お母さんがよくいれるから……」

雨ノ宮 真琴

「へぇ~!うちいつも麦茶か緑茶だから紅茶とか全然飲んだことない」

雨ノ宮 真琴

「午後ティーとかしかない」

市川智博

「麦茶も緑茶もよく飲むよ」

市川智博

ペットボトルのやつ。

雨ノ宮 真琴

「普通の紅茶って甘くないんだろ」

イエナリ

「マコトはいつもワイらとも遊んでくれるにゃが……」

イエナリ

「こどもの時分はあっちゅうまのにゃ。」

市川智博

「だからトーストが甘いといい感じになるんだよ」

雨ノ宮 真琴

「へぇ」

みっち

「な~にをジジクサ言っとるだっち」

イエナリ

「にゃっにゃ!ヌシがコドモすぎるのにゃ~?」

みっち

ぺちこん。いったいどこに繋がっているかわからない空洞を叩く。

イエナリ

ペコン 木をたたく音がする。

イエナリ

「えらぶっても、ウナギはウナギ あまっちょろにゃんすな」

みっち

「減らない口だっちな~~!!!」

市川智博

間接……のなにがしかで約束の判定が+1されました。

イエナリ

「にゃっはっはは!」

イエナリ

そっと扉を開けて。 暗がりの中からぺちとしっぽをたたく感触。

みっち

「み”~っ」

イエナリ

「ほれ、あっちもひと段落した様子のにゃん!」

みっち

「ちょっとセンパイだからってえらそ~に……」

イエナリ

「遊びに行くなら今のにゃん! げにゃにゃ!」

雨ノ宮 真琴

PSET 個別学校イベント表(5) > 友達から遊ぼうと誘われる。その日の放課後フェイズに、クラスメイト1d6人と「みんなで遊ぶ」ことができる。これを断る場合は、《優しさ/友達4》で判定を行うこと。失敗するとこれ以降、「みんなで遊ぶ」を行うとき、友達を誘うことが出来なくなる。

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 3

雨ノ宮 真琴

4人で遊ぶか~!

市川智博

わ~~!

雨ノ宮 真琴

「あっ、そうだ」

雨ノ宮 真琴

思いついたように

雨ノ宮 真琴

「今日さ、お姫様探しに行ったら忙しくなるだろうし」

雨ノ宮 真琴

「その前に何かする?」

市川智博

「あ~、確かにそうか……」

市川智博

「何して遊ぶの?」

雨ノ宮 真琴

「智博、したいことある?」

市川智博

遊びってゲームくらいしか知らないし……。

市川智博

なんならおれ空いた時間に勉強するつもりできたから…………。

雨ノ宮 真琴

「暑いし川でも行く?」

市川智博

「川か~! いいな」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、あとで家に釣具取りに行こ」

市川智博

「みっちも川好きでしょ?」

イエナリ

「りょ~かいのにゃん!じゃ、ウネウネはムシアツメにゃ!」

みっち

「と~ぜんだっち!川はみっちの庭だっち~!」

雨ノ宮 真琴

「ホタルは時間がな~、場所は知ってるんだけど」

雨ノ宮 真琴

「よし、じゃ。色々終わってから行こ。」

市川智博

「うん!」

イエナリ

「にゃはは。ワイらは先にジュンビして待ってるにゃ!」

イエナリ

「ホレ、うねうねもついてくるのにゃ~ん!」

みっち

「言われなくても行くっち!サシズするなっち~!」

みっち

ぺったらぱたぱた……

イエナリ

「げにゃははは!」 どたどたばったん

 

GM

では学校フェイズ中のスプーキーたちの手番ですね。

イエナリ

んではんでは!調査開始のにゃん!

GM

おー!

みっち

っち!

イエナリ

ひつじかいの木いきますか! にゃ!
一方その頃…

市川智博

宿題をカリカリ……。

市川智博

「真琴って、大学とか行くの?」

雨ノ宮 真琴

「んー」

雨ノ宮 真琴

「大学かぁ……あんまり考えたことないけど」

雨ノ宮 真琴

「近所の兄ちゃんが大学楽しいって言ってるし、行けたらいきたいかな」

雨ノ宮 真琴

わからない漢字をとばしながら。

市川智博

「そっか~」

市川智博

「そしたら真琴もここ出るの?」

雨ノ宮 真琴

「近くにはないからな」

雨ノ宮 真琴

「高校は、たぶん家から通えるところだけど」

市川智博

「そうだよな」

雨ノ宮 真琴

「でも、まだ全然何も考えてないよ」

市川智博

「おれもなんか、勉強、楽しいって思ってるだけだから……」

市川智博

「でも、大学に行くなら、真琴もみっちとイエナリとお別れなのかな」

雨ノ宮 真琴

「どうだろ、聞いてみないとわかんないな」

雨ノ宮 真琴

「一緒にいくなら行くし、家がいいなら置いてくしかないし」

市川智博

「えっ、連れてこれるかもしれないんだ」

雨ノ宮 真琴

「えっ、わかんない」

雨ノ宮 真琴

「みっちもイエナリもけっこうふらふらしてっから」

雨ノ宮 真琴

「別に好きなとこ行けるんだと思ってた」

市川智博

「イエナリはわからないけど、みっちはなんかこう、自然がないとダメなんじゃない? 川とか……」

雨ノ宮 真琴

「あとで聞いてみっか」

市川智博

「うん……」

雨ノ宮 真琴

「ま、離れてても友達ってことには変わりないし」

雨ノ宮 真琴

「そのときは、帰りにお土産いっぱい持って帰らないとな」

市川智博

「おれは友達とお別れしたことないから」

市川智博

「なんか……わからないな……」

雨ノ宮 真琴

「…………お別れかぁ」

雨ノ宮 真琴

「お別れって、ずっと会わないってこと?」

市川智博

「え、わかんない」

市川智博

「会いたいときに会えないとか……?」

雨ノ宮 真琴

「あ~、そういう感じか」

雨ノ宮 真琴

「そういうのは俺もないな」

雨ノ宮 真琴

「でも、智博が帰っちゃったら寂しいかもな」

雨ノ宮 真琴

「会いたくなったら会いに行っちゃうかも」

市川智博

「おれも寂しいな……」

市川智博

「来たら、案内とかするよ」

市川智博

東京のこと全然知らないけど……。

雨ノ宮 真琴

「うん」

市川智博

出来るようになっておかないとな。

市川智博

「会いたくなったら会いに行けるってわかってても、寂しいな」

市川智博

別れるとか、会うとか、寂しいとか……なんか……まだあんまりわからないけれど……。

市川智博

なんかこう……もやもやするな。

雨ノ宮 真琴

「俺も」

雨ノ宮 真琴

「毎日、楽しいからさ」

市川智博

「うん」

市川智博

「ちょっと前まで……顔も名前も知らなかったのにな……」

GM

~ひつじかいの木~

GM

小さい丘の続く、牧場のはしっこにあるいっぽんの大きな木。

GM

そこから先はぐる~うり柵にかこまれている。

イエナリ

てってけて~と走っていって柵をぴょいとこえて

みっち

ぺとぺとにゅるにゅる……と走ってくる。柵をくぐって。

イエナリ

道すがらムシワキワキの穴場探し。

イエナリ

こどもらが忙しくしている間もおばけにおやすみはないのにゃん!

みっち

「こっちからい~においするだっちな!」

みっち

あっちへにょろにょろ こっちへぬるぬる

イエナリ

「ふんふん… これはよい湿気た土の匂い……」

イエナリ

ほりほり!

みっち

ときどきつまみ食い…… むちむち……

イエナリ

うわっ コイツムシ食べとるにゃ

GM

木の下でお昼寝しているおじいさんがいますね。

GM

そのとなりに……

たろ

犬!

たろ

わん!

たろ

よくみるとスプーキーのようです。

イエナリ

「お!あっちに先客がおるにゃ!?」

たろ

わふ?

イエナリ

ぱこぱこ!屋根をぱかぱか おばけコミュニケーション!

イエナリ

ハーイ

たろ

わんわん!

たろ

「なんだなんだ」

みっち

イヌころだっち!

たろ

うーわん!

みっち

だっちだっち!

たろ

ワフッ

イエナリ

ぱかこぱかこ!

みっち

おばけピット器官でふすふす確認。ふすふす。

たろ

シッポくんくん。

たろ

「なにようだっ」

イエナリ

「ヌシこそこんなところで何してるにゃんす?」

みっち

「みっちらはムシを探しに来たっち」

たろ

「じーじのおひるねをみまもっているっ」

イエナリ

「おお、これは確かに良い木陰……」 おもしろおかしで寄っていく…

みっち

みちちちち……

たろ

「うむうむ!昔からあるひつじかいの木だからなっ」

たろ

「羊がこの木を越えないように見守るのだっ」

たろ

わんっ!

イエナリ

「にゃ~?なんでそないなコトするにゃ~?」

イエナリ

「バチがあたるとか?タタリがあるとか?」

イエナリ

いったり きたり

たろ

「うむうむ!」

たろ

「昔このあたりは“帰らずの森”と呼ばれてたらしいっ」

イエナリ

「なんとォ!?」

みっち

「ひつじかえってこないだっち?」

たろ

「そうだ!羊がかえってこなくなってしまうのだっ」

イエナリ

「おお!おお!?」わくわく

たろ

「じーじにきいたっ!」

イエナリ

「にゃにゃ、確かにじーじとやら、歴がながそうなニンゲンなのにゃ。」

イエナリ

「この言い伝え、さてはさては……なんだか匂うのにゃ!」

みっち

「おばけの木だっちか~?」

たろ

「くわしくは知らんっ!」

たろ

「じーじもくわしくは知らんっ!」

たろ

「なにせずっと前だっ!」

イエナリ

「にゃふにゃふ…そのず~っと前ちゅうのがいいのんにゃ!」

イエナリ

「つまり、つまり、そこにはレキシがあるゆ~コト!!」

みっち

「ず~っとまえからひつじ食いの木ってことだっち?」

みっち

見上げる。さわさわと木漏れ日。

たろ

「れきし?わからんっ!」

たろ

「ずーっと前があるということはわかるっ」

たろ

「ずーっと今はないのになっ」

みっち

「イヌころはニンゲンより命みじか~だっち!」

イエナリ

「にゃっにゃっ!ワカゾウおばけにはわからぬ味よ……」

たろ

わふ!

たろ

頭をひくくして、りんせんたいせい!

たろ

やるか!あそぶか!

たろ

わんわん!

イエナリ

「お~!?ヌシも穴掘りやるにゃすか!?」

たろ

たしっ たっし 左右にはねる。

たろ

わん!

たろ

「あなほり!」

みっち

首をなが~くしてジブンをおっきく見せるたいせい!

イエナリ

「そうにゃ!穴掘り!」

たろ

「するか!」

みっち

「するっち!」

イエナリ

「このじめっとしたとことか、このちべたいところをほりほりするにゃ」

イエナリ

「さすればムシムシがワキワキのワラワラ!」

たろ

ほりほり!

みっち

ほりほり……ほじほじ……

イエナリ

「あ、食べちゃだめにゃぞ。」

たろ

「おれは食わんっ!」

イエナリ

「アイツが食うのにゃ」ぼそ

みっち

「むぐ!」

みっち

「せいとーなホウシューだっち!」

イエナリ

「ソリはマコトたちに渡すぶん、にゃ!」

イエナリ

ぺちこ!

たろ

「虫って食えるのかっ!」

たろ

むしゃ・・・。

たろ

ぺっ。

たろ

「ぺぢぐりーちゃむのほうがうまいっ」

みっち

ぺっされたムシをすかさずぱくもしゃ。

イエナリ

「なんと卑しいおばけにゃ……」

みっち

「いっぱい取ればちょとくらいおっけ~だっち!」

GM

調査の事前情報はこんなとこです!

GM

じゃあ~オバケ判定してもらおうかな。

イエナリ

おいくつにゃん!

GM

目標値は9だ!

イエナリ

2D6>=9 デハデハッ (2D6>=9) > 8[4,4] > 8 > 失敗

イエナリ

では魔力のせのせ!
[ イエナリ ] 魔力 : 14 → 13

GM

では成功!

GM

地面からぽろんと何か出てくる。

イエナリ

「おんや!?」

GM

さびさびの……“カギ”!

みっち

「なんだなんだっち」

イエナリ

「コリは~…ずいぶんふる~い匂いがするのにゃ。」

イエナリ

スンスン

GM

上のほうが★みたいな形になってる。

GM

このままでは使えないな。

みっち

「オタカラの鍵だっち~?」

イエナリ

「ヌ~ン? ヘなカタチの鍵のにゃ。」

イエナリ

「なんでこにゃとこに? どっかに扉があるのにゃん~?」

GM

あたりはどこまでも続く牧場の丘ですね。

イエナリ

「昔はココヘンに森があったのにゃんすよな…」

みっち

「たぶんトモヒロに見せたらなんか調べてくれるっち!」

イエナリ

「ヌ~ン謎は深まるばかりのにゃ。」

GM

今度こそ調査はこんなとこ!

GM

パスの処理しましょうか。

みっち

みっちのパス分忘れてたっち!

みっち

1d6 (1D6) > 3
[ みっち ] 魔力 : 12 → 15

GM

ではでは放課後フェイズだ!

みっち

けぷ~

      *                  *         *        


 

GM

放課後フェイズの前に。
過去の世界への行き方をかがみ姫にお話ししてもらおう。

かがみ姫

にゅ。

かがみ姫

「ふむ、旅路に向かうには月見沢にとびこむがよい」

かがみ姫

「もしくは、そうだな。月見沢の水を汲み、過去に行きたい場所にて口を3度すすぐがよい」

かがみ姫

「わちの魔力と月見沢の魔力で時のあわいにまぎれこませてやろうぞ」

かがみ姫

「旅路に向かうさいにはゆめゆめ“朝顔”を忘れるな」

かがみ姫

「あれだけは今の時をうつす」

GM

とのことでした。

 

GM

~ニジマス釣り~

雨ノ宮 真琴

遊ぶぞ~~!

イエナリ

わいわいにゃ~ん!

みっち

だっちだっち~

市川智博

わーーっ!

イエナリ

おうちから持ってきた釣り竿、釣り餌、あとはさまざまなムシムシ。

GM

たいけんごやと沢のあいだくらいに自然釣り堀がある。

雨ノ宮 真琴

むしむし

みっち

みっちがとってきたっち!
tips:釣り小屋

ざるもり

ざるもりは釣り小屋のお兄さんとちょっと仲がわるい

ざるもり

僕は釣り堀なんかじゃなくて実際に川で釣った方がいいとおもうなあ~

ざるもり

危ないっていってもさあ、じゃあ何のために僕らがいるんだか

ざるもり

なあ!そう思うよなあ!

イエナリ

みんなはこんなダメ大人にはなっちゃダメなのにゃ~

みっち

ナマイキオトナだっち。

ざるもり

サービスと商売だけ考えてる奴とどっちがダメ大人なのか朝まで議論してやろうか!?

イエナリ

そんなんだから子供にスルーされんのにゃす

イエナリ

や~いざるそば!もりそば!

みっち

八割そば!

ざるもり

なんかどこかからか悪口を言われているような気がする・・・

ざるもり

ここか?(なべのふたをあけ

ざるもり

こっちか?(縁の下をさがし

イエナリ

戸棚をバタバタ言わせる

みっち

や~いや~い 電気の上。

ざるもり

どこだ~?

ざるもり

まっくろくろすけでっておいで~

ざるもり

で~ないとめだまを ほ~じくるぞ

みっち

み~っ!

みっち

「そういえば、ボロナリが鍵掘ってきたっち?」

イエナリ

「これにゃんす?」ぺや

雨ノ宮 真琴

「イエナリ~、竿出して!」

イエナリ

「あいきた!」 ぴょいんとでてくる。

イエナリ

屋根から突き出す長い奴細い奴カッコイイヤツ。

雨ノ宮 真琴

「智博も仕掛けつくる?」

市川智博

智博はファーマーズが貸し出してる竿を使うぞ。

市川智博

「仕掛け?」

イエナリ

ぺや、と口から出した釣り針釣り具もろもろをならべていく。

イエナリ

「コリのことにゃ。」

雨ノ宮 真琴

「いとの先に針とか浮きとかつけるんだよ」

市川智博

「へえー」

イエナリ

きらきらしたやつ、フワフワしたやつ、まるまるしたのと一緒に…変な鍵。

雨ノ宮 真琴

「3年の時父さんが教えてくれたんだ」

市川智博

この貸し出しの竿、カスタムしていいのかな……?

市川智博

「あっ、鍵ってこれ?」

雨ノ宮 真琴

「でてきた」

みっち

「ち!」トモヒロの肩にのぼっている。

雨ノ宮 真琴

「星がついてる」

みっち

「んむ。トモヒロなんかわかるっち?」

イエナリ

「ぬん。曰くつきの木の下に埋まってたのにゃんす。
 ヒツジタベタベの木なのにゃん~!」

市川智博

「なんかお守りに……描いてあったよね」

市川智博

「どこで見つけてきたの?」

みっち

「ひつじくいの木!」

市川智博

「羊喰い!?」

イエナリ

「モグモグタベタベにゃ~」

市川智博

「羊を……?」

市川智博

「怒られちゃうよ……!」

イエナリ

「にゃ、ワイらが食うたと思われとるにゃ!?」

雨ノ宮 真琴

「羊喰い?」

雨ノ宮 真琴

「ひつじかいじゃなくて?」

みっち

「食べたのはムシだけだっち!」

イエナリ

「まったく食い意地はってるおばけにゃ!」

みっち

「あ、そんななまえだったっち!」

市川智博

ムシ食べてる……。

イエナリ

「ぬん。むかしむかしあの辺は人がいなくなり~の森だったそうなのにゃ。」

イエナリ

「帰らず~の森なのにゃん?」

雨ノ宮 真琴

「実際にいなくなっちゃった人っているのかな」

市川智博

「過去に行ったら森になってるのかな」

市川智博

仕掛けをとりつけつつ……。

イエナリ

「ぬ~ん?今はまっさらの丘っ原だったにゃ。」

イエナリ

「モリモリは誰が食べちゃったのにゃ?」

みっち

「き~っとでっかいおばけがいるだっち~」

市川智博

「そ、そんな怖そうなところ、大丈夫なのかな……」

イエナリ

「にゃは!ウナギを越える食いしんぼおばけにゃ!!」

イエナリ

「トモヒロこわいにゃん?こわいにゃん?」ツイツイ

雨ノ宮 真琴

縛って、引っ張って、くっつけて

みっち

「だいじょーぶだっち。イザ!とゆーときはみっちがやっつけてやるっち!」

みっち

首にゆるく巻き付いて。冷感マフラー。

市川智博

「さすがにそんなオバケがいるなら怖いよ……」

雨ノ宮 真琴

「俺も昔のことはわかんないなぁ」

イエナリ

「にゃはは、その為のワイらだにゃ!ジダンコウショウならおばけにおまかせにゃ!」

イエナリ

「オバケ ミナ トモダ~チ」

雨ノ宮 真琴

「イエナリは頼りになるぅ!」

イエナリ

「イエ~イ」

雨ノ宮 真琴

「いえーい!」

イエナリ

ぐっぐっぺこん!

みっち

ちょっときゅっと巻き付いた。

市川智博

「おれもみっちを頼りにしてるよ」

雨ノ宮 真琴

針にミミズをくっつける

雨ノ宮 真琴

真ん中の方へ、シュ

イエナリ

ナイッシュ~!

市川智博

真似してミミズを……くっ……つける!

市川智博

シュッ!

みっち

よだれたらたら……

雨ノ宮 真琴

「釣れるかな」

市川智博

それっぽくは……なったぞ!

イエナリ

「お、ソチもなかなかスジがいいにゃんすな。」

みっち

トモヒロの頭の上にのって、水面をじっと見つめる。

イエナリ

「釣りはニンタイ、待ちがカンジンなのにゃ…」

イエナリ

水面を見つめて息をひそめる

みっち

心なしか鱗がきらきらだ。

雨ノ宮 真琴

竿をしっかり握ったまま浮きを見ている。

市川智博

「みっち、釣られないようにね」

みっち

「み”!?」

雨ノ宮 真琴

「やりそ~」

みっち

「そ、そ、そ~~んな!!!」

みっち

「そ~~~んなオロカなことはしたことないっち!!!」

市川智博

「ほんと~?」

雨ノ宮 真琴

「ほんとかな~」

みっち

「ほんとだっち!ニンゲンごとき計略でみっちを釣ろうなんてちゃんちゃらおかし~ことだっち!」

イエナリ

目の前にムシを投げ込む。

みっち

どぼん!

みっち

「……はっ」

雨ノ宮 真琴

「あっ!」

雨ノ宮 真琴

「も~、みっち!」

イエナリ

「あ~あ~台無しにゃあ~」

市川智博

「もう釣られてる……」

みっち

「今のはボロナリの罠だっち!!策略だっち!!陰謀だっち~~~!!!」

イエナリ

「げにゃはは!悔しかったら魚の一匹ももってくるにゃ~ん!」

みっち

ばしゃ!としっぽでイエナリに水をかけた。

イエナリ

扉ガードッ

みっち

「見てろっち!い~っぱいとってきてやるっち~!」

みっち

目にも留まらぬ速さで川を上っていった……

イエナリ

「げにゃはは、よう釣れるウナギだにゃぁ~」

市川智博

「い、いっぱいとってこられても、係の人が困っちゃうよ……!」

GM

オバケ判定で魚を集めようか。
[ みっち ] 魔力 : 15 → 14

みっち

2d6>=7 おさかな! (2D6>=7) > 5[1,4] > 5 > 失敗

みっち

7じゃないし失敗してるし!

雨ノ宮 真琴

「あっ、智博引いてる!」

雨ノ宮 真琴

「竿!」

市川智博

「あっ!」

市川智博

わたわたっ。

雨ノ宮 真琴

「ぐってひいて、引っ掛けてから」

雨ノ宮 真琴

一緒に竿を握ってぐっ

市川智博

「こ、こうっ?」

雨ノ宮 真琴

「かかった!」

市川智博

「わっ、わっ」

雨ノ宮 真琴

「竿を反対側に方向けながら……ゆっくりリール巻いて」

市川智博

言われたとおりにやるのは……結構得意だ!

雨ノ宮 真琴

ぐいー

市川智博

ぐるぐる……ぐいぐい……

雨ノ宮 真琴

「引いてー、まいてー……そう!」

雨ノ宮 真琴

「網とってくる!」

雨ノ宮 真琴

任せて離して、網!

市川智博

宙につり上がった魚の重み!

雨ノ宮 真琴

「よし!」

雨ノ宮 真琴

逃げられないように、上がった魚を網でキャッチ
tips:ニジマス

ざるもり

ぼかぁおもうんだけどね ニジマスって本来ガイライシュなわけよ

ざるもり

どうなのって感じじゃないですか?

みっち

よっぱらってるっち?

ざるもり

ヤマメも地域によっちゃ

ざるもり

コクナイガイライシュだよお!

イエナリ

なんとミニクイオトナの姿にゃ……

ざるもり

やんや やんや

市川智博

ぐねぐねしてる!

市川智博

「ありがとう!」

雨ノ宮 真琴

「やったー」

市川智博

「やったー!!」

みっち

「あ!」

雨ノ宮 真琴

「智博の魚だ」

みっち

びしょびしょで戻ってきた。

市川智博

「釣れたよみっち!!」

みっち

「トモヒロ!!」

雨ノ宮 真琴

「針外せる?」

市川智博

「やってみる!」

雨ノ宮 真琴

「うん!」

雨ノ宮 真琴

「跳ねないように押さえて、針の根元近く持って」

雨ノ宮 真琴

「ゆっくりな」

みっち

びたん!と陸にあがってきて、そのへんを水びだしにしながら大興奮!

市川智博

ぬるぬるしてるかんじのてざわりは……もうみっちで慣れてるぞ!

イエナリ

「ぬあっ!!ヌレウナギにゃ!!」

雨ノ宮 真琴

水の入ったびくを用意しつつ。
tips:びく

ざるもり

やあ!みんな!びくってなんだかわかるかな?

ざるもり

魚釣りの時に魚をいれておくかごのことなんだ!

ざるもり

今はいろいろ便利になってかごじゃなくて、ウエストにベルトでつけておけるケースみたいなのもあるね。

ざるもり

おばあちゃんちとかで壁にかかってる花かごみたいなのを見たことがないかい?

ざるもり

あれ、だいたいおじいちゃんのびくだったりするよ!

イエナリ

にゃ~ただのこじゃれた花籠ではないのにゃんな~

みっち

自分がサカナを捕まえられなかったことなど都合よく忘れてぐるぐるびしゃびしゃ……

市川智博

わしっと掴んでそっと外す。痛そう……。

雨ノ宮 真琴

「うまい!」

みっち

果てはボロナリに巻き付いてやんややんやと応援している。

市川智博

「よし!」

イエナリ

「イイイイッ 濡れるにゃ!暴れるにゃ!!」

市川智博

「やった~!」

雨ノ宮 真琴

「やったー!」

みっち

「トモヒロ~~~!!!!」ぎゅう~~~~ミシミシ

市川智博

「やった~!!!」

雨ノ宮 真琴

魚を水の入ったびくへ。

イエナリ

「こりゃ!!そ~いうのは身体拭いてから、にゃっっ」

イエナリ

戸棚からタオルをほっぽり投げる。

みっち

ようやくイエナリから降りるとぶるぶるぶる~っとしずくを飛ばす。

市川智博

「うわっ、もー、みっち~」

みっち

それから投げられたタオルの上でごろごろ転がって、トモヒロに飛びついた。

市川智博

「あははは!」

雨ノ宮 真琴

「後で焼いてもらって食べようぜ」

イエナリ

「あ~あ~天日干ししたお屋根がグズグズにゃ……」

みっち

「トモヒロよくやったっち!それでこそみっちのパートナーだっち~!!」

市川智博

「パートナーだっち~」

みっち

「だっち~~~~!!!!」

みっち

シッポでハイタッチだっち!

市川智博

ハイタッチ!

雨ノ宮 真琴

「智博やったな!」

市川智博

「真琴が教えてくれたお陰だよ。ありがとう」

雨ノ宮 真琴

「ひひ」

雨ノ宮 真琴

「あと3匹、つるぞー!」

市川智博

「釣るぞ~!」

イエナリ

「ムシムシいっぱあるにゃんす!どんどん釣るんにゃ~!」

市川智博

……。さっき手を握られたな……。

みっち

みっち

ほっぺすりすりしとこ。日焼けだっち?

市川智博

「なんだよみっち~」

みっち

「ほっぺ赤いっち?ネッチューショーがあぶないっち!」

みっち

ひやしひやし……

市川智博

「だ、大丈夫だよ……」

イエナリ

ニコニコニャ~
[ 雨ノ宮 真琴 ] 眠気 : 3 → 0
[ 市川智博 ] 眠気 : 10 → 6

GM

みんなで遊んでしゃっきり回復!

GM

ニジマスもしょっぱくておいしくて元気いっぱい!

 

GM

~月見沢~

かがみ姫

「ようきたな」

市川智博

「よろしくお願いします……」頭を下げる。

みっち

「ち!」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、朝顔!」

イエナリ

「ほいさ!」 ぱたこん ぺろん

かがみ姫

「うむ」

雨ノ宮 真琴

「これでいい?」

かがみ姫

「これで時があやふやになることはあるまい」

イエナリ

「準備ばんたんにゃ~」あさがおが観音開きに収められている。すっぽり

雨ノ宮 真琴

「よろしくお願いします!」

市川智博

緊張するな……。

イエナリ

ぱたこん 閉じてから ぺこり にゃ~

かがみ姫

「時に気持ちがもっていかれそうになったときは、手をつなぐのもよい」

かがみ姫

「きばりや」

雨ノ宮 真琴

「はいっ」

イエナリ

「おばけとこども、一蓮托生なのにゃ~!」

みっち

「ウム!」

市川智博

「がんばります」

かがみ姫

ぐるうり、と蛇のからだが大きく輪をえがき。
沢をまあるくかこむ。

GM

淡く光り出す水のせせらぎ。

市川智博

真琴とみっちにそれぞれ手を差し出す。

雨ノ宮 真琴

ぎゅ。

雨ノ宮 真琴

もう片方をイエナリとつなぐ

みっち

ちいちゃい前脚で握り返す。ちょっと爪。

イエナリ

扉の隙間からつめたい感触 にゅぎゅ。

かがみ姫

「れっつ、だいぶ」

雨ノ宮 真琴

「ごー!」

市川智博

「ごー!」

イエナリ

「にゃ~!」

みっち

「み~~っ」

 

GM

ちゃぽん。

GM

水の中を泳ぐような感覚のあと、時のあわいへ。

GM

今と過去がふしぎにつながってゆく。

GM

ふたたびちゃぽんと音がして、みんなはかがみ沢の淵にいます。

GM

あたりは……森!森!森!

GM

「このあたりは昔~……」

GM

と、ざるもりさんがいっていた。

GM

川の形だけは変わっていないらしい。

GM

下流のほうから晩御飯のいいにおいがしてくる、気がする……。

雨ノ宮 真琴

「おお~……?」

市川智博

「ほんとに……過去だ……」

イエナリ

ぱちくり。「おお、こりはまた見事なモリモリにゃ~」

みっち

いつのまにか消えてしまっていた、知っているにおい。

市川智博

「すごい、過去だ!」

市川智博

世紀の大発見なのでは!?

みっち

首をもたげてあたりを見回す。

雨ノ宮 真琴

「此処にお姫様も来てるのか」

みっち

なつかしい、というにもひどくあいまいな。

みっち

トモヒロの腕にきゅっと巻き付く。

イエナリ

「ぬ~んしかし、でっかい森なのにゃす。これでは迷子探しが迷子にゃん~」

雨ノ宮 真琴

「目的がわかればなぁ」

市川智博

巻き付くみっちを撫でながら、

市川智博

「どこかに行くにも木ばかりだしね……」

市川智博

「とりあえず川を辿るのがいいのかな」

GM

川の近くは人が通っているあとがある。

GM

誰かがこのあたりで暮らしている痕跡。

イエナリ

「にゃにゃ!コリはニンゲンのコンセキにゃ!」

イエナリ

慣れ親しんだ匂いがする スンスン

GM

完全な藪ではありませんね。
すごい森!だけど、管理されている森のようです。

雨ノ宮 真琴

「人間?じゃ、その人に聞いたらなにかわかるかな」

市川智博

「行ってみよう」

雨ノ宮 真琴

「おう!」

イエナリ

「にゃ~!それならこっちこっちのにゃ!」ごはんの匂いをたどっていく。

みっち

スンスン……

GM

やがてみんなは村に辿り着きます。

GM

そこまで思っていたほど昔ではない。
つまり、縄文時代とかではない。

GM

ちゃんと家に人が暮らしている。

イエナリ

「おお、あれはたしかにお屋根だにゃッ!!」

みっち

「ニンゲンのにおいもするだっち!」

イエナリ

「新しいけんど古~いのにゃ?なんだかなつかしこよしな感じのにゃ~」

雨ノ宮 真琴

「うわ、古い家だ」

市川智博

「すごい……」

雨ノ宮 真琴

「社会の教科書とかに乗ってるやつ」

GM

第一村人発見!

市川智博

はわ……。

GM

話しかけようとしても通り過ぎていく。

市川智博

捕まったりしないかな……。

市川智博

「あの~」

市川智博

「あの~~」

GM

気づいていないようす。

市川智博

「む、無視されてる……?」

みっち

「シカトだっち!?」

雨ノ宮 真琴

「俺たち、おばけになっちゃったのかな」

市川智博

「変な服着てるから……?」

みっち

「こりゃっ、トモヒロがコドモだからって~!」

市川智博

「そういうことなの!?」

イエナリ

「にゃはは!もっとでっかい声だすにゃ!」

市川智博

「すみませーーん!」

みっち

しっぽでぺちこん!肩を叩く。

イエナリ

「扉もバンバンしちゃうにゃ~ん!」

雨ノ宮 真琴

「あっ、こら」

イエナリ

ばたんばたん! きづけ~~ぇ おばけしぐさ

市川智博

「……見えてないのかな」

GM

気づかれない。

GM

見えていないようですね。

みっち

首にぐるりと回ってほっぺをぺしぺし……

雨ノ宮 真琴

「やっぱりおばけなのかも」

イエナリ

「ぬん!ホントにおばけになっちゃったにゃんすか?」

イエナリ

マコトをぺちぺちさわる。

雨ノ宮 真琴

「どう?」

GM

おばけかも。

イエナリ

「ぬ~~~ん??」 おばけなのか?

GM

なんか あやふや・・・かも!

みっち

オトナにはもとから見えないんだった。すごすごとトモヒロのところへ。

みっち

「トモヒロもおばけだっち?」

市川智博

「かも……」

みっち

首にまわってほっぺたを触る。……いつもと同じ気がする。

市川智博

むにむにです。

GM

よし。では。
まことさん【約束】で判定してもらえますか?

雨ノ宮 真琴

2D6>=6 (判定:球技) (2D6>=6) > 10[4,6] > 10 > 成功

GM

ばっちし!

GM

では。

GM

まことさんは本当にむか~しの【約束】を思い出しました。

GM

“いつかどこかで、こまったら雨ノ宮家のいちじくの木の下に来なさい”

雨ノ宮 真琴

「……あっ」

雨ノ宮 真琴

「いちじく」

市川智博

「いちじく?」

雨ノ宮 真琴

「うん、困ったらうちのいちじくの木の下に来なさいって……そういえば」

雨ノ宮 真琴

「あるかな……」

雨ノ宮 真琴

「行ってみる?」

市川智博

「行こう!」

イエナリ

「にゃは!時を越えた里帰りだにゃ!」

GM

では、いちじくの木をさがして。

GM

村をいくと……。

GM

雨ノ宮のおうちにあったような大きい~~わけではないけれど。

GM

たしかにいちじくの木。

雨ノ宮 真琴

「あっ」

雨ノ宮 真琴

「これ……かな?」

GM

その下に、女の子がひとり立っている。

イエナリ

「ほにゃ、だれかおるにゃ。」

GM

巫女の衣裳を着た、まことさんにそっくりの女の子。

みっち

「あれ?……マコトだっち?」

雨ノ宮 真琴

「俺はここにいるだろ」

コト

「……あ、ほんとにきた」

みっち

見比べる。

コト

「おおい」

コト

手を振る女の子。

雨ノ宮 真琴

「わっ、見えてる?」

市川智博

「見えてる!」

イエナリ

「お、呼ばれとるにゃ!」

コト

「うん、巫女だもん。見えるよ」

コト

きつねの窓をしてみせて。

雨ノ宮 真琴

「そっか」

イエナリ

「ワイらも見えとるにゃ?」イエイイエーイ! ぱこぱこ。

雨ノ宮 真琴

「俺もおばけ見えるんだ」

みっち

「だっち!?」にょろにょろ~

市川智博

おれもなんか見える……。

コト

「あたし、コト」

雨ノ宮 真琴

「俺は真琴」

イエナリ

「名前もクリソツにゃ~」

コト

「みんな、どこからきたの?」

市川智博

「えーと、未来……?」

雨ノ宮 真琴

「月見沢だよ」

みっち

「みっちもツキミサワだっち!」

イエナリ

「そこな木がぐぐいと育った先のおうちだにゃん!」

コト

「えっと……かがみ沢のこと?」

雨ノ宮 真琴

「うん」

コト

イエナリちゃんの発言には首をかしげてきょうみぶかげに。

コト

「そっかあ、じゃああの子と同じとこから来たんだ……」

雨ノ宮 真琴

「あっ、もしかして」

イエナリ

「おにゃにゃ!」

市川智博

「月の姫!?」

みっち

「さっそくおでましだっち!?」

コト

「うん、なんでも誰かに会いに来たみたいなんだけど」

コト

「会えなかったみたいで、すごく落ち込んでて」

コト

「今、“わきみず”のところで休んでるよ」

GM

この時代、地図とかスマホもないし……。

GM

わきみずのとこに行くなら【地理】が必要かな?

市川智博

2D6>=5 (判定:地理) (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功

イエナリ

大成功にゃ~ん!!

雨ノ宮 真琴

やった!

みっち

やったっち~~~~~~~~~!!!!

GM

成功!

GM

わきみずまでの行き方が、コトさんのお話を聞いてわかります。

コト

「行ってあげて、あたしはこれからごきとうがあるから行けないけど……」

雨ノ宮 真琴

「ありがとう、コト」

市川智博

「どうもありがとうございます」

みっち

「さんきゅ~だっち!」

イエナリ

「さすがはマコトのそっくりさんにゃ!」

コト

地面に枝でがりがりと地図を描く。

コト

それを読み取ってもらう……かんじ!

市川智博

過去になっても、回りが木だらけになってても、星の並びは変わらない。

市川智博

夏の星座はもう覚えてる!

市川智博

プラネタリウムどころじゃない満天の星空だけれど、その分、代表的な恒星は眩いくらいに光っている。

市川智博

「あっちが北だから……」

市川智博

「いけると思う」

市川智博

「いこう」

雨ノ宮 真琴

「すごいな智博!」

みっち

「えへんえへん」

イエナリ

「なんでうねにょろが自慢げなのにゃん?」

市川智博

「たぶんここ……田んぼとかあったあたりだよね」

みっち

「トモヒロはずっとすごいっち!」

市川智博

得意げな顔をしています。

雨ノ宮 真琴

「あの辺りか~」

みっち

えへんえへんえへん

雨ノ宮 真琴

「ぜんぜん違うのに、よくわかるな」

市川智博

「星座とか覚えるの、得意なんだ」

市川智博

「星は昔も今も、変わらないし……」

雨ノ宮 真琴

「かっこいいな」

市川智博

「へへ……」

 

GM

~わきみず~

GM

小川から少し離れたところにある湧き水。
きれいな地下水がこんこんと湧きだし続けている。

月の姫

そのほとりに小さな背中が座り込んでいる。
遠目にもわかる、ヘンテコなみためはスプーキーだ。

雨ノ宮 真琴

「あっ」

月の姫

くすんくすん。
すすり泣いている声。

市川智博

「いる!」

イエナリ

「おんやおんや!迷子が泣いておるにゃんす」

みっち

水があんまりきれいなのでツヤツヤしながらどぼ~ん!

雨ノ宮 真琴

「おーい」

みっち

月の姫のほうへとじゃばじゃば泳いでいく……

月の姫

「!」

市川智博

かけよるぞ。わーっ。

GM

今の月見沢もきれいだったけど、数段きれいな水。

月の姫

「あなたがたは……?」

雨ノ宮 真琴

「君がお姫様?」

月の姫

戸惑うようにきょろきょろ。

月の姫

「わたしが姫だということを知ってらっしゃるの?」

市川智博

「オニーサンズから探すように頼まれてきたんだよ」

みっち

「こんなとこで何してるんだっち~?」

イエナリ

「げにゃは!ゆ~たらツカイのモノにゃんすな!」

カグヤ

「まあまあ、それは。ご迷惑をおかけいたしました。
わたしはカグヤ。よろしくおねがいします」

カグヤ

ぺこん。

カグヤ

「オニーサンたちがわたしを探して……そうですか」

カグヤ

耳はぺたんとしょんぼりうなだれたまま。

カグヤ

「わたしは……」

カグヤ

「そのう、おじいさんとおばあさんを探しにきたのですが……」

雨ノ宮 真琴

「おじいさんとおばあさん?」

市川智博

「あのかぐや姫ってこと……?」

カグヤ

「はい。わたしは小さい頃流れ星としてこの星にやってきまして」

カグヤ

「かがみ沢のタケノッコのなかでやすんでいるところをおじいさんとおばあさんに助けていただいたのです」

みっち

「つまりあの……かぐや姫だっち!!?」※わかってない

カグヤ

かぐやひめ?ときょとんという顔をしている。

イエナリ

「なつかしおはなしでにゃんす。昔はよう読み聞かせにゃんしたな~」

カグヤ

たしかにわたしは姫なのですが……。

市川智博

「そのお世話になったおじいさんとおばあさんを探してるんだ」

カグヤ

「はい!」

カグヤ

「あれから、数百年ばかり経ってしまいましたがお元気にしてらっしゃるでしょうか?」

雨ノ宮 真琴

「あー……」

イエナリ

「すうひゃくねぇん!?」

市川智博

「数百年……」

みっち

「みっちと同い年くらいだっち?」

雨ノ宮 真琴

「残念だけど、人間はそんなに長生きできないんだ……」

カグヤ

ぷるぷるとふるえだす。

カグヤ

わっと泣き出して。

カグヤ

「そんな、そんな……」

カグヤ

「やっぱりミカドの言ってたことはほんとうだったんだわ」

カグヤ

ぐすんぐすんと大粒の涙をわきみずにこぼす。

市川智博

「あわわ……どうしよう……」

イエナリ

「お~お~どうどう……」身体を揺すってガラガラ言わせる

雨ノ宮 真琴

「困ったなぁ」

みっち

「泣くと干からびちゃうっち~」ぐるぐる……

GM

では調査をするならカグヤを落ち着かせてあげましょうか。

GM

【優しさ】や【おしゃべり】
【お話しづくり】や【推理】なんかもよさそうです。

雨ノ宮 真琴

優しさで!

雨ノ宮 真琴

2D6>=7 (判定:木登り) (2D6>=7) > 5[1,4] > 5 > 失敗

イエナリ

お助けにゃ~ん!
[ イエナリ ] 魔力 : 13 → 11

カグヤ

「やっぱり、月なんか帰るんじゃなかった」

カグヤ

「おじいさん、おばあさんといっしょにいればよかった……」

雨ノ宮 真琴

「カグヤ……」

雨ノ宮 真琴

「でも……月の人たちもカグヤがいなくて困ってたんでしょ」

カグヤ

「わたしは……」

カグヤ

「姫だもの……」

雨ノ宮 真琴

「おじいさんもおばあさんも、きっと、カグヤと一緒に入られて嬉しかったと思う」

カグヤ

「……たった、数年間だけだったのに?」

イエナリ

「たった数年でもにゃ!」

イエナリ

「姫だってこんなに短くっても楽しかったにゃん?」

雨ノ宮 真琴

「出会えたことも、一緒にいられることも、すごく特別なことだからさ」

イエナリ

「にゃんすにゃんす!」 マコトのまわりをくるく~る

市川智博

「たった数年でも……」

雨ノ宮 真琴

「俺たちもそうだもんな」

イエナリ

「な~のにゃ~!」 にっこり

みっち

「だっち?」トモヒロを見る。

市川智博

「うん」

カグヤ

「とくべつ……」

イエナリ

「たった僅かでも縁は結ばれたらそれは運命な~のにゃ!」

イエナリ

「そりは誰にとっても得難いものなのにゃっす!
 ニンゲンもおばけもそれは同じのにゃんす。」

イエナリ

「にしし、長年コドモらを見守ってきたワイが太鼓判押すでにゃんすぞ」

市川智博

「それでも……さびしいよ」

みっち

トモヒロの腕をしっぽでぎゅっとする。

みっち

孤高の神様がずいぶんながくって、はじめてだけど。

市川智博

「ちょっとのあいだでも特別で……特別だから……さびしい……」

みっち

予感している。

カグヤ

涙をぬぐって。

カグヤ

「さびしい……」

カグヤ

「すごく、さびしいです」

雨ノ宮 真琴

「うん……」

雨ノ宮 真琴

「あの、カグヤ姫のお話だとね」

雨ノ宮 真琴

「最後、月に帰るときにはカグヤ姫は、おじいさんとおばあさんのことを忘れちゃうんだ」

雨ノ宮 真琴

「でも、カグヤはそうじゃなかったんだね」

カグヤ

目をぱちくり。

市川智博

うでにぎゅっとする感触。みっちに触れる。

カグヤ

「忘れたくなかったですもの……」

みっち

水の匂いがする。

カグヤ

「だいじな思い出なのですもの……!」

雨ノ宮 真琴

「それじゃあ、きっと」

雨ノ宮 真琴

「おじいさんとおばあさんも、そう思ってたんじゃないかな」

カグヤ

「……わたし」

カグヤ

「決心いたしました。ミカドに会いにゆきます」

カグヤ

きりりと宣言する。

雨ノ宮 真琴

「ミカド?」

カグヤ

「“帰らずの森”に住んでいる、わたしの元ボーイフレンドです」

市川智博

「ボーイフレンド……」

カグヤ

「ミカドは、おじいさんとおばあさんの魂を館にとじこめてしまったと」

雨ノ宮 真琴

「そんな!」

イエナリ

「にゃんとブスイな!」

市川智博

「それは……」

市川智博

「よくわからないけど、よくないことな気がする」

カグヤ

「きっとわたしを今度こそ帰さないようにするために」

雨ノ宮 真琴

「そんなのダメだよ」

カグヤ

「ぶきようなかたなのです」

みっち

「……とじこめちゃったらずっといっしょだっち?」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ」

イエナリ

「うにゃ!」

雨ノ宮 真琴

「俺たちも一緒にいくよ」

イエナリ

「もっちのろんなのにゃんす!!」

雨ノ宮 真琴

「智博も行くよな?」

市川智博

「うん。おれもいくよ。な、みっち」

みっち

「だっち!」

イエナリ

(ちょーしのいいうねにょろにゃ…)

カグヤ

「みなさん……!」

カグヤ

「ありがとう、こころづよいです!」

雨ノ宮 真琴

「よーし、ミカドを説得しておじいさんとおばあさんを助け出そう!」

みっち

トモヒロの首にまきついてごろごろいっている……

イエナリ

「んにゃ!ワイらはおばけとニンゲンを繋ぐ者!
 その矜持にかけても助け出して見せるでにゃんす!」

市川智博

「がんばるぞー!」

GM

おばけやしき突入の際にカグヤが仲間についてきます。

GM

お助け力+1 だけできます!

GM

では方向性が決まったようなので先にマスターシーンをいれます。

 

GM

~どこか~

ミカド

「……帰りたくない者」

ミカド

「帰したくない者」

ミカド

「そのふたつが同じ方向を向いているのに」

ミカド

「どうして人はあるべきところへ帰ってしまうのでしょう」

おじいさん

「……」

おばあさん

「……」

ミカド

「おじいさんとおばあさんもそうは思いませんか?」

ミカド

「帰らなくたっていいのに……」

ミカド

「不老不死の霊薬を飲んでから数百年」

ミカド

「まだ、わからない」

ミカド

「どうして、帰ってしまうのか……」

GM

マスターシーン終了。

 

みっち

みっちはオバケ占いするっち~

GM

は~い。

GM

何を占いますか?

みっち

魔女の店の場所!

GM

は~い!
[ みっち ] 魔力 : 14 → 13

みっち

2d6>=9 (2D6>=9) > 10[4,6] > 10 > 成功

GM

魔女の店をみつけた!

GM

時のあわいにあったようです。

みっち

トモヒロの肩に乗ってかえらずの森へ向かう道すがら。

みっち

すん、と首をもたげる。

みっち

「いい~~~匂いがするっち」

市川智博

「どうしたの?」

みっち

ひげをぴくぴく。

みっち

「あっち!」

イエナリ

「ヌ~?またムシでにゃんすか~?」

みっち

飛び降りて、一目散に走っていく。うねうねぺたら……

市川智博

追いかける。

 

GM

舗装されていないはずの森のわだちに、なぜか見えてくる黄色いレンガの道。

イエナリ

「おんや、アリは…?」

GM

森のこかげを照らすような色とりどりのランプ。

GM

ハーブとスパイス、虫とにかわとろうそくと、なんかいろいろ……のにおい!

みっち

黄色いレンガの上をぺったらぺったら、青くて長い胴で犬みたいに走っていく……

市川智博

「なんだろう、ここ……不思議な感じがする」

みっち

「きっとおたからあるだっち!」

みっち

はやくはやく!とその場でぐるぐる回る。

イエナリ

「にゃしし…たしかにお宝はいっぱあるかもしれにゃんすなぁ」

GM

レンガの道を歩いていくと、小さなふるぼけた小屋があらわれます。

GM

“ごようのかたはかかとを3回鳴らしてください”

GM

と扉にかいてある。

みっち

かかと……

雨ノ宮 真琴

「かかと?」

市川智博

かかとって……こう?

市川智博

3回、やってみる。

市川智博

かかとが鳴るような靴じゃないけど……。

GM

ぎい、と扉がひとりでに開く。

市川智博

「あっ、あいた!」

みっち

するりと入る。

みっち

「たのも~!だっち!」

“魔女”

「お、ひさしぶりのお客さん」

“魔女”

「いらっしゃ~い!」

雨ノ宮 真琴

「ここ、お店なの?」

“魔女”

「お店だよ~」

市川智博

「ここはどんなお店なんですか?」

市川智博

店内をぐるり見渡しながら。

“魔女”

「ここは“魔女の店”だよ」

“魔女”

「占い、不思議な薬、呪い、おまじない……まあ、なんでも屋だね」

雨ノ宮 真琴

「へぇ」

雨ノ宮 真琴

「すごいな!」

みっち

「魔女だっち?」

イエナリ

「うさんくさい魔女だにゃ~」

“魔女”

「うさんくさくない魔女、ブランディング失敗してんだろうが」

市川智博

「ブランディングとか言うんだ……」

“魔女”

「時代の流れってやつだね」

イエナリ

「言っちゃう辺りエンシュツ的には失敗にゃんすな」

“魔女”

「今どきの魔女はイケニエに犬も使わなくなってんのよ」

みっち

「ブランディング失敗魔女だっち~」

みっち

や~いや~い ぐるぐる……

“魔女”

しっしっ

“魔女”

「おこづかいあるんならなんでも好きなもん買ってっていいよ」

市川智博

「これから……ちょっと怖いところに乗り込むんです」

市川智博

「おすすめはなにかありますか?」

イエナリ

「魔女の沙汰も金次第でにゃ~ セチガラセチガラ」

“魔女”

「お、いいねえ」

“魔女”

「じゃあこの「オマモリ」なんかおすすめだな」

みっち

カウンター(?)に両脚をかけて、首を伸ばす。

みっち

すんすん……

“魔女”

ぷらん、ときれいなガラスの目玉のついたストラップのようなものをみせる。

雨ノ宮 真琴

「なんか不気味だなぁ」

イエナリ

「商品勝手に食べちゃダメにゃんすぞ~」 カウンターの下でぱたこぱたこ。

市川智博

「うわ、なんかすごそう」

“魔女”

「こいつには人間の一瞬ぶんの運命が入ってるんだ」

“魔女”

「地面に叩きつけて割るか、手で握るか……まあなんでもいいや。使った!と感じればなんでもいい」

“魔女”

「一瞬だけ運命を変えられる」

雨ノ宮 真琴

「すげー!」

市川智博

「じゃあ……それください! これで足りますか?」

“魔女”

「まいど!」

市川智博

財布から2万円くらいでてくる。

“魔女”

「うわ、多いな」

“魔女”

「多すぎると逆に因果の帳尻あわせんのがめんどうなんだよ」

雨ノ宮 真琴

「すげぇ!!」

“魔女”

「500円でいい500円で」

みっち

トモヒロはすごいっち!えへん。

市川智博

「ありがとうございます!」

“魔女”

「がんばれよ~」

市川智博

首にかけるぞ。

みっち

首に回り込むと興味深そうに眺めて、ちょっと舐めた。

市川智博

「おいしいの?」

みっち

「まずいっち!!!!!!」

みっち

ぺーーっぺっぺ

市川智博

「まずいほうがなんか……効果ありそうだよね」

雨ノ宮 真琴

「みっちが食べられちゃうかもよ?」

市川智博

「なんか……いける気がします! ありがとうございます魔女さん!」

イエナリ

「なはは、目の効かないウナギでにゃんす。」

“魔女”

「お~むりはすんなよ」

イエナリ

「もらうならもっとうみゃ~モン選ばんとでにゃすな。」

イエナリ

くすねたまたたび草をはみはみしている

市川智博

お釣りでパンパンになった財布をしまいます。

みっち

おまもりを検めて満足したので、トモヒロの肩に乗っかっています。

GM

魔女の店はこんな感じかな?

イエナリ

大満足のにゃんすにゃんす!

GM

ではイエナリくんはパスとのことで。

GM

では残り、シナリオ追加分の自由行動が1回分残ってます。

イエナリ

1d6 はみはみ… (1D6) > 6

イエナリ

「さすが魔女の店、イイモノ揃えてにゃんすな!」

雨ノ宮 真琴

またたびぱわー!

イエナリ

極上にゃ~
[ イエナリ ] 魔力 : 11 → 15

 

GM

では遊ぶとのことですので。

市川智博

みんなと、NPCとも一緒に遊びます。

市川智博

TPT 指定特技(遊び)表(10) > 《クイズ/遊び10》

市川智博

2D6+1>=7 (判定:約束) (2D6+1>=7) > 5[2,3]+1 > 6 > 失敗

イエナリ

まったく仕方ないにゃあ~!お助けにゃ~ん!
[ イエナリ ] 魔力 : 15 → 14

市川智博

ありがとう~!

カグヤ

いっしょに応援!

市川智博

呼ぶ人数を出すぞ!

市川智博

1d6 (1D6) > 3

GM

NPCが3人呼べるぞ!

市川智博

カグヤとみんなと賑やかに川遊びを……します!

市川智博

川で遊んでて飛び入りしてくれるオバケは……何かな!

カグヤ

わあい!

河童

河童だッパ!

小豆洗

あずきを洗うウソ!ジャッジャッ

イエナリ

にゃはは、こいこい!おばけ釣りだのにゃ~!

みっち

みっちのほうがつよつよだっち!

河童

負けんッパ!

市川智博

「……せっかくだから、ここの川で遊んでいかない?」

雨ノ宮 真琴

「いいな!」

カグヤ

カグヤのおなかがきゅうとなる。

カグヤ

「そういえば、ずっとなにも食べてないのでした……」

カグヤ

恥ずかしそうに。

雨ノ宮 真琴

「えっ」

市川智博

「じゃあ……魚釣りだ!」

雨ノ宮 真琴

「つかみ取りしちゃう?」

カグヤ

「したことないです!」

市川智博

「つかみどり!?」

イエナリ

「にゃはは!コリは腕の見せ所でにゃんすな!」

みっち

「ツキミサワのころより、もっといっぱいサカナがいるっち~!」

雨ノ宮 真琴

「俺たちで追い込んで、イエナリに捕まえてもらうんだ」

市川智博

「腹が減ってはなんとやらっていうもんね」

市川智博

床下浸水にならない?

みっち

「みっちも追い込むっち!」

カグヤ

「わたしは……」

カグヤ

火をおこそうかな?

カグヤ

目から……びーむで……。

イエナリ

ビクッ

雨ノ宮 真琴

「あっ、せっかくだからチーム分けして」

雨ノ宮 真琴

「どっちがたくさん取れるか競争する?」

みっち

「!負けなっち!」

市川智博

「負けないぞ~!」

みっち

しっぽぶんぶぶ

イエナリ

「げはは!昼間はボウズでにゃんしたもんなぁ~?」

みっち

「うるさ~~~~っち!!!」

河童

「なんか面白そうなことやってるッパ!」

小豆洗

「混ぜろウソ!」

雨ノ宮 真琴

「いいよ~!」

市川智博

小豆洗にそこはかとないシンパシーを覚えました。

イエナリ

「コリは愉快になってきたにゃ!合戦にゃ~!」

小豆洗

シンパシーの意味を知らない小豆洗い。

市川智博

「君の名前は?」小豆洗に。

小豆洗

「小豆洗いだウソ!」

雨ノ宮 真琴

「魚捕まえるの得意な人~!」

小豆洗

あずきをとぐ動きと共に川のせせらぎのような音が鳴る。

みっち

はい!

市川智博

「小豆洗か~おれは智博。こっちはパートナーのみっち。一緒に魚捕まえよう」

みっち

「ぱーとなだっち!」

雨ノ宮 真琴

「じゃ、そっちチームね」

小豆洗

「おっよろしくしてやるウソ!」

雨ノ宮 真琴

「河童は俺たちと一緒!」

イエナリ

「にゃっにゃっ!ついてくるにゃ~!」

市川智博

真琴くらいぐいぐい友達になりにいってもいい、と学びました。

GM

河童と小豆洗いも元気よく手をあげてた。
どっちも魚とるのとくい。

みっち

せーちょーだっち!

河童

「やってやるッパ!」

市川智博

「よろしくね」

イエナリ

「うまくやれたら新鮮なきゅうりを大盤振る舞いしてやるにゃん!」

GM

じゃあ全員それぞれ1d6で捕まえた魚の数にしましょうか。

市川智博

「よし、やるぞ~」

雨ノ宮 真琴

よーし!

雨ノ宮 真琴

靴と靴下を脱いで川べりに置き

雨ノ宮 真琴

バシャバシャ川に入る。

イエナリ

籠代わりの返し扉セット・オン!

カグヤ

「みんながんばれえ!」

カグヤ

応援!

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 5

みっち

水に入ると鱗がきらきら、星みたいに光る。

イエナリ

1D6 (1D6) > 6

みっち

1d6 (1D6) > 2

市川智博

1d6 魚がいるのは……ここだ! (1D6) > 2

河童

1d6 (1D6) > 4

小豆洗

1d6 (1D6) > 2

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、いくよ!」

イエナリ

「よしきたにゃん!!」ざばばっ

河童

「押しの一手ッパ!」

河童

どすこい!

市川智博

じゃばじゃば わーわー

雨ノ宮 真琴

ばしゃー

イエナリ

ざばん、ごくん。ぱくん!

みっち

「うおお~~~」ざばざばざばざば……

小豆洗

ねらいすまして……。

小豆洗

シャッ。

市川智博

「そっちだ!」

みっち

シャーッ

みっち

ばぐん!

イエナリ

「ほいにゃ。」追いたてられた魚を横からすくう

雨ノ宮 真琴

「イエナリ上手」

市川智博

「あっ食べた!」

みっち

「はっ」

小豆洗

「つまみぐいウソ!?」

小豆洗

「ずーるーいウソ!」

小豆洗

ぐるんびたん。

みっち

「思わず飲み込んじゃったっち……」

みっち

吐く?

小豆洗

「お前の口にはいらん大物を狙うウソ」

市川智博

「それしかないね!」

みっち

「次こそは~~!」

小豆洗

わーわー。

市川智博

「頼んだよみっち!」

みっち

「任せるっち!」

イエナリ

「マコト、こっちもやったるにゃ~!」

雨ノ宮 真琴

「おう!河童、むこうの方から呼び込んできて」

雨ノ宮 真琴

「俺がこっちで待ち伏せするから」

河童

「任せろッパ!」

河童

深いところからじゃぶじゃぶ魚を連れてくる。

雨ノ宮 真琴

「いくぞ~!」

雨ノ宮 真琴

追われてきた魚をまとめてイエナリの方へ

イエナリ

すい~っと、旋回して大口をあける。

GM

さて、結果は……。

GM

マコト・イエナリ・河童チーム 15匹!

GM

トモヒロ・みっち・小豆洗いチーム 6匹!

GM

でも大きい魚が多いね!

市川智博

「じゅ、15匹!? 漁じゃん!」

雨ノ宮 真琴

「ふふん!」

カグヤ

「みなさんぜーんいんすごかったです!」

雨ノ宮 真琴

「でも、智博たちのとったの、おっきいな」

カグヤ

ふわふわふよふよ。うれしそう。

みっち

「そうだっち!みっちの口に入らないっち!」あが~

イエナリ

「にゃはは、ウナギは所詮ウナギ、まだまだ精進が足りんにゃ~」

みっち

「トモヒロといっしょにがんばったからいいんだっち~」

みっち

べ~

雨ノ宮 真琴

「焼いて食べようぜ」

イエナリ

「にゃはは」ほほえまほほえま

市川智博

「おれたちもいっぱい獲ったもんな!」

カグヤ

「火をおこしておきました」

みっち

「ウム!」

イエナリ

「あら塩たっぷりふるにゃんす!」

カグヤ

びーむで。

雨ノ宮 真琴

「ありがとう、カグヤ」

イエナリ

ビームゥ……

市川智博

びーむ……すごい……。

市川智博

何ワットなんだろう……。

カグヤ

わたしのびーむは1000ピカピカリンです。

市川智博

まだまだなぞがおおい……。

市川智博

みんなで火を囲んで食べよう!

みっち

みっちは火は吹けないのでちょっと悔しっち。

カグヤ

わあい!

河童

よろこびッパ!

小豆洗

大漁ウソ~。

イエナリ

ぱちぱち。お魚といっしょに身体を乾かし乾かし……

雨ノ宮 真琴

魚の命をいただいているなぁ

小豆洗

ともひろくんの隣にすわって大人しく焼けるのを待つ。

市川智博

シンパシー……。

小豆洗

しんぱしー・・・?

みっち

もっかいなるっち?

市川智博

たいへんだよ!

雨ノ宮 真琴

「内蔵は苦いから、気をつけてな」

イエナリ

いよいよ戻れなくなるにゃんすぞ

河童

「おら内臓のトコ好きッパ、いらないならくれッパ」

みっち

「この内臓がうめ~だっち!」ばりむしゃもぎょ

雨ノ宮 真琴

まんべんなく焼けるようにたまに串をぐるっとして

雨ノ宮 真琴

「じゃ、俺のあげる」

河童

わーい。

市川智博

「おれのもあげる!」

河童

「お、お前も気前がいいッパ!」

市川智博

「みっちもお食べ」

みっち

「わ~~い!」むっちゃむっちゃ……

イエナリ

「余った骨はもらいにゃん~」ぺろん

雨ノ宮 真琴

「ほい」

雨ノ宮 真琴

頭と骨の部分

イエナリ

はぐはぐはぐ… 暗闇に飲み込まれていく…

カグヤ

そおっとこそこそ食べる。

カグヤ

食べてるとこ見られるのはずかしい!

カグヤ

ばっかるこーん……。

雨ノ宮 真琴

焼き終わった火はちゃんと消して、灰は土に埋めよう。

市川智博

消し消し。

みっち

うめうめ……

市川智博

「なんか……すごく美味しかったな……」

市川智博

「水が綺麗だからかな?」

雨ノ宮 真琴

「いっぱい動いたし!」

カグヤ

「とってもおいしかったです!」

雨ノ宮 真琴

「やっぱり、自分で取ったのは特別だよ」

市川智博

「そうだね!」

市川智博

きっとざるもりさんもうんうんと頷いていることだろう……。

市川智博

「この魚の味、なんか、忘れられない気がするな」

雨ノ宮 真琴

「ん」

雨ノ宮 真琴

「俺も忘れないよ」

みっち

「みっちも忘れない~っち!」

イエナリ

うんぬうんぬ。屋根をかしげて頷く。

市川智博

「多分、焼き魚食べるたびに思い出しちゃうよ」

雨ノ宮 真琴

「最強焼き魚だからな」

市川智博

「最強だからな~」

カグヤ

「最強の思い出です?」

みっち

むん!トモヒロの頭の上で、細い胸を張った。

イエナリ

それをみて、にんまりとほほえんだ。

GM

楽しい時間。
ずっと忘れられない思い出。

GM

さて。

GM

回復をしたら、いよいよです。
[ 市川智博 ] 眠気 : 6 → 0

市川智博

元気!!

雨ノ宮 真琴

やったぜ

みっち

やったっち~!

GM

かなり満タンの状態で挑めますね!

GM

そう、

GM

おばけやしきに!

 

GM

~かえらずのもりの奥~

GM

舗装された道に出て、歩いていくと大きな門が見えてくる。

GM

その向こうに、庭園と洋館が見える。

カグヤ

「カギがかかっていて、ここから先に行けないのです……」

カグヤ

門をかしゃかしゃと鳴らす。

カグヤ

上から行こうとしても不思議な力でぽよんと弾かれる。

イエナリ

「鍵ィ……?」

市川智博

「門?」

雨ノ宮 真琴

「鍵……」

雨ノ宮 真琴

「なんかあった気がする、ほら、星の」

みっち

「ボロナリが拾ってきたやつだっち!」

イエナリ

「コリでにゃんすか。」んぺや。

イエナリ

「ってボロとはなんにゃすか!」たしたし

GM

あのさびさびだったカギは。

GM

ぴかぴかの金色のカギになっていました。

イエナリ

「失礼にゃす!このと~り、きんぴかの……んみゃ??」

市川智博

「えっ、すごい!」

カグヤ

「まあ、きれい」

みっち

「きらきらなってるだっち!ボロナリ舐めたっち?」

雨ノ宮 真琴

「もしかして、過去にきたから?」

イエナリ

「一緒にするにゃんす!サビはテンテキにゃんすぞい。」

GM

門には鍵穴がありますね。

市川智博

「じゃあ……この鍵でガチャッと?」

GM

そのカギで開くようです。

イエナリ

「ものは試しにゃん!ホリャ。」トモヒロにぺいっ

市川智博

「緊張してきた……」

市川智博

「えい」ガチャ。

みっち

ソワソワ…… 

 

雨ノ宮 真琴

「わぁ……」

GM

白く、まばゆい空間。

雨ノ宮 真琴

「綺麗……」

市川智博

「すごい……」

GM

どことなく、見たことがあるような建物。

GM

こどもロッジに似ている、ような……。

市川智博

「あっ」

市川智博

「ざるもりさんが、移動したって言ってたね」

雨ノ宮 真琴

「うん」

みっち

「だっち?」

イエナリ

「にゃんす!」

GM

今はカグヤ姫を閉じ込めるためのおばけやしきとしてたたずんでいる。

GM

きれいでかわいいお庭。
パステルカラーの館。

雨ノ宮 真琴

「こんなにきれいな場所だったんだ」

市川智博

「だね」

みっち

すんすん、ひげを動かす。

GM

少し、足を踏み入れるだけで。
時間の感覚がふわふわになります。

雨ノ宮 真琴

「でも、これって……カグヤのため」

市川智博

「お姫様と一緒にいるための場所だから……?」

カグヤ

「むー……」

雨ノ宮 真琴

「…………」

カグヤ

ぷん!

イエナリ

「カンジンのお姫様には不評のようでにゃすな~」

みっち

「カグヤのシュミじゃないだっち?」

カグヤ

「わたしの趣味だからよけいいやですっ」

雨ノ宮 真琴

「それに、おじいさんとおばあさんを閉じ込めるなんて、間違ってるよ」

みっち

「……閉じ込めてずっといっしょは、だめだっち?」

イエナリ

「にゃしし、愛とは罪なものでにゃん……」

雨ノ宮 真琴

「誰かのために、別の誰かが苦しいのは、だめだよ」

みっち

トモヒロの首にぐるりと胴を回す。

みっち

ひんやり冷感マフラー。

イエナリ

「にゃんすなぁ……本当に想うなら、心を通わせて云々……」

イエナリ

「ま、これもおばけらしいといえばそうにゃんすがな。げにゃにゃ。」

市川智博

ひんやり。

GM

では先へ進みましょう。

GM

おばけやしき!

GM

■ 1へやめ

市川智博

OET お化け屋敷イベント表(9) > まぼろしの部屋だ。各キャラクターの大好物のまぼろしがつぎつぎ現れる。未行動のキャラクターは、《がまん/友達5》の判定を行うことができる。判定したキャラクターは行動済みになる。誰かが成功したら、イベントはクリアできる。

雨ノ宮 真琴

やる!

市川智博

おねがいします!

イエナリ

がんばるにゃ~ん!

雨ノ宮 真琴

2D6>=6 (判定:マラソン) (2D6>=6) > 10[4,6] > 10 > 成功

市川智博

すごい!

みっち

マコト、やるっちな~

GM

まぼろしの部屋。
どこからともなくしゅっとマッチを擦る音。

GM

あたたかい光とともにまぼろしがあらわれる。

雨ノ宮 真琴

部屋に浮かんでくる、ショートケーキ、シュークリーム、フルーツパフェ

GM

数年間の人生のなかで出会ったおいしい誘惑!

雨ノ宮 真琴

それから、月見沢駅のあんみつと、かき氷。

GM

みんなでつくってたべたおいしいバター。
焚火を囲んでたべた魚の塩味。
そんなものもふわふわ浮かぶ。

みっち

にく!さかな!むし!

イエナリ

魚のほね、ヨーグルトのふた、ごはんのかたいところ。

市川智博

部屋に浮かんでくるのは、保温ジャーに入ったお弁当。

雨ノ宮 真琴

「うわぁ……」

市川智博

いつもお母さんが作ってくれる、塾で食べる夕飯。

雨ノ宮 真琴

「おなかいっぱいにしてきてよかった~」

イエナリ

「にゃはは!どんなごちそうも空腹に勝るものなしにゃ~」

市川智博

「ほんとにね!」

みっち

じゅるる……

イエナリ

こりゃっ

市川智博

……帰らなかったら、きっとお母さんが悲しむな。

GM

まぼろしたちが、マッチの火が燃え尽きるように消えてゆく。

雨ノ宮 真琴

「いこう!」

市川智博

「うん!」

イエナリ

「にゃんす!」 みっちの背中をつっついて

みっち

ぷるぷるっと首を振って煩悩を払った。

GM

■ 2へやめ

雨ノ宮 真琴

OET お化け屋敷イベント表(4) > トンガリ族の妖精がいる。彼は、先へ行くための通行料として、アイテムを要求してくる。何か好きなアイテム1個を渡すか、未行動のキャラクターは、《お話づくり/遊び9》の判定を行うことができる。判定したキャラクターは行動済みになる。誰かが判定に成功するか、アイテムを渡すかしたら、イベントはクリアできる。

GM

「いらっしゃいませ」

市川智博

やるぞ~!

GM

慇懃無礼に頭を下げる小鬼の召使い。

市川智博

2D6+1>=8 (判定:約束) (2D6+1>=8) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功

雨ノ宮 真琴

やったー

みっち

えら~~~いっち~~~!!!

イエナリ

経験がいきておるにゃんす!

GM

「当館にようこそおいでくださいました」

GM

「カグヤさまと、お付きの方々とお聞きしております」

雨ノ宮 真琴

「おつき」

カグヤ

ぷん!

市川智博

「おじゃましています。僕たちはミカドさまに会いに来たんです」

みっち

「おつきさまだっち!」

雨ノ宮 真琴

「俺たちおつきじゃなくて友達だけどな」

イエナリ

「なのにゃんす~」 しゃんしゃん しゃなり。

GM

「はて、ミカドさまにせっけんできますのはカグヤさまだけです」

雨ノ宮 真琴

「え~」

GM

「え~ではありませぬ」

雨ノ宮 真琴

「智博、せっけんって石鹸?」

市川智博

「石鹸かも……」

GM

「みぶんのちがうかたをお通しするわけにはいきませんからね」

雨ノ宮 真琴

「みぶん」

GM

胸をはる。とんがり耳と鼻もたかだか!

GM

「そう、どうしてもというのであれば」

GM

「ほうらいのたまのえ、ひねずみのかわごろも、ほとけのみいしのはち」

GM

「りゅうのくびのたま、つばめのこやすがいなど……」

GM

「ご用意していただかなければなりませんね!」

雨ノ宮 真琴

「えっ、なに?」

カグヤ

むっ!

みっち

りゅうのくびの……たま?

カグヤ

ぷん!

雨ノ宮 真琴

「どうする?」こそこそ

市川智博

「そんなのもってないよ……」

みっち

「みっちの首、玉ついてるっち?」

イエナリ

「残念ながらのもふもふにゃんすな~」

雨ノ宮 真琴

「うーん……みぶんがあればいいってこと?」

カグヤ

「むう……あれはわたしが過去に話したなぞなぞなのです」

カグヤ

「ぜんぶ“つくりばなし”」

雨ノ宮 真琴

「なぞなぞ」

イエナリ

「にゃあるほど。」

イエナリ

「んじゃば、こっちもでっちあげてやるにゃんす。」

市川智博

「じゃあ……これとか……?」

市川智博

鞄から自転車の鍵を取り出し……。

市川智博

そこから外すのは……かっこいいドラゴンの剣のキーホルダーだ!

雨ノ宮 真琴

かっけぇ

みっち

「!」

イエナリ

おおこれは神々しい……がらくたにゃ!

カグヤ

ばっちりですね!

市川智博

「りゅうのくびのたま……を……飾りに使った……剣です!」

GM

「ややっ!」

市川智博

龍も巻き付いてるけど……。

GM

「なんたる輝き!」

GM

「むう……ほうらいのたまのえとりゅうのくびのたまをあわせたようななんたる逸品!」

市川智博

「これを手放すのは……本当に惜しいんですが……」

市川智博

「でもこれを渡さないとというのなら……」

GM

「ふむ……では、おつきの方のお家から嫁入り道具としてけんじょうしていただいたということで、お通ししましょう」

雨ノ宮 真琴

「おお」

カグヤ

まっ!

カグヤ

ぷん!

イエナリ

どうどうにゃ~ん

雨ノ宮 真琴

「いいのか、智博」

みっち

「なくなったら困るっち?」こそこそ……

市川智博

「日光で売ってる」(こそこそ

雨ノ宮 真琴

「へぇ~」

みっち

あんしん!

GM

■ 3へやめ

みっち

OET お化け屋敷イベント表(7) > ジメジメした通路だ。特に何もしなくても、イベントはクリアだ。誰かがのぞむなら、自由行動を1回行うことができるぞ。

みっち

じめじめして落ち着く通路だっち~!

みっち

自由行動としてパス!回復するだっち~

みっち

1d6 (1D6) > 5

みっち

ひんやりしっとり!おば気いっぱい!
[ みっち ] 魔力 : 13 → 17

GM

■ 4へやめ

イエナリ

OET お化け屋敷イベント表(6) > まっくらで、何も見えない部屋だ。一行は不安におちいる。未行動のキャラクターは、《仕切る/友達11》の判定を行うことができる。判定したキャラクターは行動済みになる。誰かが成功すれば、イベントはクリアできる。

イエナリ

んにゃ?なんにもみえみえにゃ~

イエナリ

2D6>=9 (2D6>=9) > 6[1,5] > 6 > 失敗

GM

まっくら。

カグヤ

お助け!
[ カグヤ ] 魔力 : 10 → 9

イエナリ

呼応する
[ イエナリ ] 魔力 : 14 → 12

カグヤ

月のような光で照らす。

カグヤ

「こわくないですよ~!」

雨ノ宮 真琴

「すごい」

イエナリ

観音開きからかがやくお姫様

イエナリ

ぺか~~

カグヤ

ぴかーっ!

カグヤ

ピカピカリン!

市川智博

「なんかめでたい感じになっちゃったね」

みっち

「まぶしっち!」

イエナリ

「鏡ものっけてさらにぺかぺかにゃ~」

カグヤ

ぴかぴか!

イエナリ

しゃんしゃん!

カグヤ

わあわあ!

イエナリ

ワッショ~イ

みっち

「逆に見えなくなっちゃうっち~~!」

イエナリ

暗い部屋を通り抜けると、ぱたむ。と戸が閉まる。

イエナリ

「にゃっにゃっ!まばゆかろうまばゆかろう!」

GM

これで1サイクル終了ですね。

GM

眠気が増えます。

市川智博

1d6 (1D6) > 6

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 6
[ 雨ノ宮 真琴 ] 眠気 : 0 → 6
[ 市川智博 ] 眠気 : 0 → 6

 

GM

いままで通ってきたのは、ロビー、ゲストルーム、洗面室、クローゼット。

GM

きれいに整えらえれて、落ち着く空間。

GM

しずかで、清潔で、眠気を誘う……。

雨ノ宮 真琴

ふわ

市川智博

ちょっとつかれてきたかも……。

GM

■ 5へやめ

GM

5へやめは。イベントです!

GM

広間。白いソファ、淡い色の絨毯。
ステンドグラス。窓からは外が見える。

GM

見ていると、窓の外に自分の姿が映る。

GM

今の自分よりも少しだけ大きい。

GM

イノセントはイノセントの成長した姿が。

GM

スプーキーは、イノセントの少しだけ大きくなった姿が見えています。

GM

イノセントはひとりで歩いている。
歩くうちに、季節が巡っていく。

GM

大人になる。
友達ができて、別れる。
仕事に就いて、怒られて。

GM

家族との仲違い。
うまくいかない日々。

GM

イノセントはたったひとりで暗い部屋に帰って来る大人の自分を見る。

GM

この部屋では……。

GM

【法律】か【けんか】で判定をしてください。

市川智博

2D6>=8 (判定:マナー) (2D6>=8) > 5[1,4] > 5 > 失敗

雨ノ宮 真琴

2D6>=8 (判定:球技) (2D6>=8) > 4[1,3] > 4 > 失敗

市川智博

オマモリどうぞ!

雨ノ宮 真琴

わーい!

雨ノ宮 真琴

2D6>=8 (判定:球技) (2D6>=8) > 7[1,6] > 7 > 失敗

カグヤ

お助け!

イエナリ

にゃんす!

GM

ふたりとも……成功!
[ イエナリ ] 魔力 : 12 → 10
[ カグヤ ] 魔力 : 9 → 8
[ イエナリ ] 魔力 : 10 → 9

雨ノ宮 真琴

一人ぼっちの家。
じいちゃんもばあちゃんもいない、遠いどこかの家。

雨ノ宮 真琴

こうしなくちゃだめ、ああしないとだめ。

雨ノ宮 真琴

そうやって、長い時間を過ごして

雨ノ宮 真琴

自分は自分でいられるのだろうか。

GM

スプーキーの声も聞こえない。

イエナリ

ぴし。

イエナリ

ひとりぼっちの天井がきしむ音。

雨ノ宮 真琴

嘘つきと言われた日のことを思い出す。

雨ノ宮 真琴

友達がいなかったときのことを。

雨ノ宮 真琴

「う……」

雨ノ宮 真琴

でも、嘘だよって、言えなくて。

雨ノ宮 真琴

だって、大事な友だちだったから。

イエナリ

かりかり。床を鳴らす音。

イエナリ

それは、ずっと、ずっと前から。
まだ立ち上がる事すらできない、あの頃から見守っている。

雨ノ宮 真琴

もし大学に行って、新しい人と出会って、そのときに

雨ノ宮 真琴

おんなじように、なったらどうしよう

雨ノ宮 真琴

もしかして、ずっと

雨ノ宮 真琴

おばけたちとここにいたほうが

雨ノ宮 真琴

しあわせ?

雨ノ宮 真琴

「こわいよ」

イエナリ

トントン、誰かが鳴らす扉の音。

イエナリ

「 マコト 」

雨ノ宮 真琴

「イエナリ……?」

イエナリ

それは暗闇からにんまりと笑いかけている。

雨ノ宮 真琴

「イエナリ」

イエナリ

「ま こ と」

雨ノ宮 真琴

手を伸ばす。

雨ノ宮 真琴

ずっとそばにいてくれた。

イエナリ

指先に触れるかたい手触り。押し入れのかびた木の匂い。

GM

そう、ずっとおばけといれば。

GM

おとなになんかならなくてもいい。

雨ノ宮 真琴

ずっと守っていてくれた。

イエナリ

「まこと。」

雨ノ宮 真琴

「怖いよ、イエナリ」

イエナリ

「……にゃんすな。」

イエナリ

「ひとりぼっちは寂しいにゃん。」

イエナリ

「まっくらのなかは、こわいにゃん。」

イエナリ

じいと見つめるまなざしは、ゆるやかにわらっている。

イエナリ

ギイ。と木のきしむ音。

イエナリ

かがみこむ足元に薄く、光が差し込んでいる。

イエナリ

「……でも、そういうときにはとっておきの おまじない。」

イエナリ

「マコト、そんな時は目を閉じて、よぉく思い出すのにゃん。」

雨ノ宮 真琴

「うん」

イエナリ

「楽しかったこと。たいせつなこと。」

イエナリ

「まことには、だいじな物 あるにゃん?」

雨ノ宮 真琴

「うん」

イエナリ

木の手触りが、差し込む光が、ここだよ、というように。ふれる。

雨ノ宮 真琴

天井のすみの暗がり。カーテンの影。

イエナリ

押し入れ、戸棚、クローゼットのなか。

雨ノ宮 真琴

鏡の裏側。床のすきま。

イエナリ

どこかに、だれかが、かくれんぼ。

雨ノ宮 真琴

「あるよ、たくさん」

雨ノ宮 真琴

「イエナリも、みっちも、智博も……」

イエナリ

「……いっぱい 見つけにゃんしたもんな。」

雨ノ宮 真琴

「おじいちゃん、おばあちゃん……父さん、母さん、学校の友達……おばけのともだちも……」

イエナリ

「顔をあげるにゃん、マコト。」

雨ノ宮 真琴

「…………」

イエナリ

光の先にはきっと、待っているひとたちがいる。

イエナリ

見えなくなっても、忘れてしまっても、手を伸ばすなら、いつでも。

雨ノ宮 真琴

イエナリに手を伸ばして抱きしめる。

イエナリ

真っ暗闇のなかで、おばけはわらう。

イエナリ

「案外寂しがりにゃんすな、マコトも。」

イエナリ

見えないどこかから、背中に伸ばされる、感触。

雨ノ宮 真琴

「イエナリ~~!」

イエナリ

カタカタ それは屋根を揺らして笑う。

イエナリ

いつもの笑顔でにんまりと。

イエナリ

「ほら、みんなが待ってるにゃん。」

雨ノ宮 真琴

「…………うん」

イエナリ

「マコトがいないと、みんな 寂しがるにゃんすよ。」

雨ノ宮 真琴

「うん」

雨ノ宮 真琴

ぐしぐし

雨ノ宮 真琴

「そうだね……だって」

雨ノ宮 真琴

「これからのことなんてまだ、決まってないもんね」

イエナリ

「にゃは!!コドモはそうでなくっちゃにゃ!」

イエナリ

「まだまだ先は長いのにゃん」 おばけには一瞬の時間かもしれないけれど。

イエナリ

「にはは、ハンカチはもったかにゃ?」

雨ノ宮 真琴

「大丈夫!」

イエナリ

「カカ!それじゃ、行くにゃんす!」

雨ノ宮 真琴

ぐっぐっと体を動かして。

雨ノ宮 真琴

「うん!」

雨ノ宮 真琴

「カグヤの大事な人をたすけなきゃ」

イエナリ

愉快そうにカタカタと身体をゆらす。光の差す方をめざして。

イエナリ

「で、にゃんすな~」

イエナリ

立ち上がれば、後ろからついてゆく。

イエナリ

大人の影と一緒に。

市川智博

塾通い。兄が中学受験をしたから、当然のようにおれも受験勉強をして、勉強したら点数を取れるのが楽しくて。

市川智博

模試でいい成果を出して、受験して、第一志望に受かるかはともかくとして、まあ、どっかには受かって。

市川智博

中学になっても多分勉強は楽しい。高校の勉強も面白いって兄は言ってた。塾の先生は、大学の研究室が一番楽しかったって言ってる。

市川智博

だからきっとずっと楽しいんだと思う。

市川智博

だから、多分、色々なことがあっても、きっと大丈夫だって、思ってる、けど。

市川智博

今は今しかないんだな……。

市川智博

なんとなく、たぶん、でも、きっと。

市川智博

こんな夏はもう来ないんだと思う。

みっち

かすかな水のにおい。

市川智博

「みっち?」

みっち

鱗とごつごつした肉瘤が通り抜けていく気配。

市川智博

ひんやりした気配。

みっち

――でも、見えなければ、いないのといっしょ? 

GM

思い出なんて。ただの作り話と何が違うんだろう?

市川智博

ずっと見えていたかもしれないけれど、気付いていなかっただけって話をした。

市川智博

だったら、見えていなくてもいるのかもしれない。

市川智博

思い出と作り話。りゅうのくびのたま。

市川智博

お話のかぐや姫と、実際のカグヤ姫。

みっち

腕に絡む、首にまとわるつめたい鱗。

みっち

きみとマコトにしか、見えないけれど、そこに。

市川智博

作り話と、思い出。

市川智博

思い出は、過去は、今に繋がっている。

市川智博

多分、きっと、ことあるごとに思い出す。

みっち

たとえ忘れてしまっても、確かにここにいる。

市川智博

うだるように夏の日の、エアコンの冷たさとか、冷やしたタオルの冷たさとかに。

市川智博

みっちのことを思い出す。

みっち

グラスに滴るしずくだとか、ペットボトルの結露だとか。

市川智博

川を見て思い出すし、魚を見たって思い出す。

みっち

密かに きみの肩にとどまって。

市川智博

過去があって現在があるように、今があって未来がある。

みっち

たくさんわすれたけれど、そのぶんたくさんおぼえておける。

みっち

きみのこと。この夏のこと。

市川智博

今がいっぱいたのしいから、こんな楽しいことはもうないかもなって思う。

市川智博

でも、楽しければ楽しいほど、思い出として持って行けるし、

市川智博

ここにくるまえのおれと、あとのおれは、きっと全然違って。

市川智博

だから多分、それって一緒にいることなんだと思う。

みっち

その手にひやりとしっぽが絡む。

みっち

「トモヒロ」

市川智博

「みっち」

みっち

「トモヒロが帰っちゃっても、みっちはずっとトモヒロのぱーとなだっち」

市川智博

「うん」

みっち

「ほんとはずーっと!ここにいてくれたら嬉しいけど……」

みっち

「でも、みっちはトカイでやることあるっち?」

市川智博

「うん」

みっち

「だったら、それをオーエンするのも、ぱーとなの役目だっち」

市川智博

「ありがとう」

みっち

ぎゅう、と抱きしめるように首にまとわる。

市川智博

「おれさ、中学受験っていうので、いっぱい勉強して、試験受けるんだよ」

市川智博

その上から手を回す。

みっち

「いっぱい難しいだっち?」

市川智博

「いっぱい難しいと思う。いっぱい勉強しても、ダメなときはダメだっていうし」

みっち

「でも、トモヒロはがんばるんだっちな」

市川智博

「うん」

みっち

ほんとは、そんなむずかし~ことやめて、いっしょにたのしくいられたら。
ほんのちょっとさっきまで、そう思ってたはずなのに。

みっち

「えら~いだっち」

みっち

頭を撫でるように、胴を擦り付ける。

市川智博

「ありがとう」

市川智博

「こわいけどさ」

市川智博

「でも、こんなふうにさ、おれたち、何が起きるかわからないのに、帰れなくなっちゃうかもしれないのに、過去にまで来ちゃったんだぜ」

市川智博

「……みっちと一緒だったから、こわくなかったよ」

市川智博

「みっちが応援してくれてるから、多分受験も怖くないとおもう」

みっち

ごろごろと喉を鳴らすのが、身体の奥にまで響くだろう。

みっち

「トモヒロ、最初に会ったときよりず~っとオトコマエになったっち!」

みっち

「みっちのおかげだっちな~!」

市川智博

「あはは、そう!? そうかも!」

市川智博

「かっこいいドラゴンがパートナーだからな~!!」

みっち

だから、そんなきみを見ていたら。
ずっとここにいて、なんて、オトナにならないで、なんて。
言えなくなってしまった。

みっち

ふんすと鼻を鳴らす。

みっち

「だから、ダイジョーブだっち。
オトナになるのだって、ぜーんぜん!怖くないっち」

市川智博

「うん」

市川智博

「おれ、がんばるよ」

みっち

「ウム!がんばれ、がんばれだっち!」

みっち

「じゃーまずは、そのためにも、カグヤをお助けしてばっくとーざふゅーちゃ!だっちな!」

市川智博

「だっちな!」

みっち

しっぽタッチ!

市川智博

タッチ!

GM

みんなはいつのまにか手をつないで、扉の前にいる。

GM

♦の形の宝石がはめられた扉。

雨ノ宮 真琴

「…………」

市川智博

首にかけていた目玉のオマモリがいつの間にか割れている。

雨ノ宮 真琴

「大丈夫か?」

市川智博

「うん、大丈夫」

みっち

「だっち!」

イエナリ

「にゃはは!泣いてるかとおも~たにゃすぞ!」

 

GM

扉の向こうから青年の声が響く。

ミカド

「思い出」

ミカド

「そんなものいくら持っていたところで」

ミカド

「どうせ【約束】は果たされない」

ミカド

「再会もできない、望む未来などない」

ミカド

「ならば無理やりにでも“今”を手に入れるのが、正解だと思わないか?」

GM

ミカドの弱点は【約束】です。

GM

おばけやしきの最奥への扉が開く。

おじいさん

「カグヤ!」

おばあさん

「おお……こんなところまでわしらを追いかけて」

おばあさん

きれいな籠のなかでぴょんぴょんと跳ねている。

カグヤ

「おじいさん!おばあさん!」

カグヤ

飛んで駆け寄ろうと飛び出す。

みっち

「あっ」

ミカド

それを制止する手。

ミカド

「カグヤ」

カグヤ

むっ!!

カグヤ

ぷん!!

ミカド

「どうしてそんなに嫌がるの」

ミカド

「おじいさんおばあさんと、私と、一緒にここでずっと暮らしましょう」

ミカド

じ、とイノセントとパートナーのスプーキーを見渡して。

ミカド

「カグヤに余計なことを吹き込んだのはあなたがたですか」

雨ノ宮 真琴

「えっ、ちがうよ」

みっち

「よけーなこととはなんだっち!」

市川智博

「余計なことってどんなことだよ!」

イエナリ

「ぎゃは、余計なことして困らせとるのはヌシではにゃすがな~?」

雨ノ宮 真琴

「俺たちはカグヤが困ってたから助けてるだけだもんね」

イエナリ

「んにゃ~!」

イエナリ

「困り困りのお姫様を助けておるだけにゃんすが~?」

ミカド

「私とて叶わぬ約束を果たしに来ただけだ」

ミカド

「そちらが来ないのなら、私からゆくまで」

みっち

カグヤを見る。約束?

カグヤ

「わたし、言いました。“あなたのことを忘れない”って」

ミカド

「いいや」

ミカド

「君は忘れる」

市川智博

「どうしてそんなことが言い切れるんだよっ!」

ミカド

「どうして?」

ミカド

「君たちも体験しただろう」

ミカド

「時の流れの前に、【約束】とはかくも」

ミカド

「こんなに脆いものだ」

ミカド

手のひらに咲かせた花が、一瞬で枯れて散っていく。

雨ノ宮 真琴

「あんなのデタラメだ」

みっち

散っていく花を目で追って、その視線がトモヒロに行き着く。

ミカド

「一度でも思っただろう。帰ってほしくない、と。帰りたくない、と」

市川智博

目が合う。

ミカド

「もう一度、会いたいと……」

ミカド

「私はその叶わぬ【約束】が破られてしまう前に叶えに来た」

ミカド

「ただそれだけだ」

イエナリ

「にゃしし!つまり、不安なのでにゃすな。」

イエナリ

「自信がない、さみしい、心が離れてしまうのではないか」

市川智博

ミカドの方ではなく、みっちを見ている。

イエナリ

「にゃしし…にゃしし… ミジクミジクのおばけにありがちなことにゃんす」

雨ノ宮 真琴

「でも、約束を別のものに変えちゃうなんて、間違ってるよ」

ミカド

「間違いかどうか」

ミカド

「デタラメかどうか試してみましょう」

みっち

するりとトモヒロの腕に絡みつく。不安を追い払うよう。

ミカド

手を広げて館をただの夏の終わりの草原に変える。

ミカド

イノセントの心を蝕む、さみしさの波。

ミカド

「君たちも味わうがいい、」

ミカド

「孤独という名の毒を!」

GM

戦闘開始!

GM

まずは恐怖判定から!

GM

イノセントたちは【勇気】で判定!

GM

心を直接わしづかみにされるような広範囲の魔法。

市川智博

2D6+1>=6 (判定:約束) (2D6+1>=6) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功

雨ノ宮 真琴

2D6>=7 (判定:球技) (2D6>=7) > 6[3,3] > 6 > 失敗

雨ノ宮 真琴

足がすくむ。

雨ノ宮 真琴

俺だって、ひとりぼっちは嫌だ。

イエナリ

「ぎゃにゃは!」ぴょいと足元をこえてゆく。

イエナリ

「どうしたにゃんマコト。」振り返る

市川智博

昨日と今日ですっかり変わっちゃったみたいに、これからまた、すっかり変わっちゃうみたいなことが多分きっとある。いっぱい。

雨ノ宮 真琴

「イエナリ……」

市川智博

そんなことの繰り返しのなかで、大切なことを忘れちゃうことも、もしかしたらあるのかもしれない。

雨ノ宮 真琴

智博と一緒に、ふたりともいなくなっちゃったら?

みっち

トモヒロの腕に、ぎゅっと強くしっぽが絡まる。

市川智博

多分約束って、絶対なんかじゃないんだ。ミカドの言うとおり。

イエナリ

「思い出すのにゃ! ワイらは如何にして出会ったか。」

イエナリ

「なにを共にしたのか。」

雨ノ宮 真琴

「…………」

イエナリ

「マコトは。」

イエナリ

「あんな思い出ひとつも大事にできない輩に、負けるのにゃん?」

雨ノ宮 真琴

首を横に振る。

市川智博

でも、みっちは応援してるって言った。

雨ノ宮 真琴

「やだ!」

市川智博

「約束はたぶん……」

市川智博

「怯えるものじゃなくて、それから勇気をもらうものだよ」

イエナリ

「なれば前を向くのにゃん」 指し示す その後ろ姿を。

雨ノ宮 真琴

「うん」

雨ノ宮 真琴

「一緒に勝とう、イエナリ!」

イエナリ

なればこそのお助けにゃん!
[ イエナリ ] 魔力 : 9 → 8

みっち

「だーっち!いまのトモヒロは、勇気りんりんだっち!」その頭に顎を乗せる。

雨ノ宮 真琴

「智博とみっちも!」

イエナリ

「にゃひ!」そう、みんなで。

市川智博

「おう!!」

みっち

「ウム!」

イエナリ

草原をかける。伝って勇気がひとつ後を押す。

GM

さて行動順は自由です。
みんなの行動のあとにミカドの行動が来ます。

雨ノ宮 真琴

合体攻撃をするぞ!

みっち

合体攻撃だっち~!

イエナリ

えいえいにゃ~!!

市川智博

合体攻撃だ!!

雨ノ宮 真琴

2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8

みっち

2d6 (2D6) > 8[4,4] > 8

イエナリ

2d6 (2D6) > 3[1,2] > 3

市川智博

2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11

雨ノ宮 真琴

俺とイエナリは球技から目標値6!

雨ノ宮 真琴

8で成功!

市川智博

おれとみっちも約束から目標値5で+1の修正、みっちの4のゾロ目を選んで2倍の成功!

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 6

イエナリ

1d6 (1D6) > 3

市川智博

1d6 (1D6) > 1

みっち

1d6 (1D6) > 2
[ 雨ノ宮 真琴 ] 元気 : 6 → 5
[ 市川智博 ] 元気 : 6 → 5

GM

10点ダメージと12点ダメージ!?

みっち

みっちの攻撃力は3だからいちたすにーたすさんかけるにで……じゅうに!だっち!

雨ノ宮 真琴

やったー!

イエナリ

つよつよにゃ~ん!

GM

22点ダメージ!?

雨ノ宮 真琴

「イエナリ」

イエナリ

「ほいきたにゃんす!」さっと足元からすくいあげる。

イエナリ

元気な子供の大黒柱!やんちゃする時のいつものフォーメーション。

市川智博

「みっち、真琴たちなんかすごいのやろうとしてる!」

イエナリ

「ぎゃは!足元には注意のにゃ~ん!」

みっち

「だーっち!?負けられんだっちな~!」

雨ノ宮 真琴

「ピーカーブー!」

イエナリ

「ぴーかーぶ~!」

みっち

「よ~し……トモヒロ!みっちを思いっきり~投げるだっち!」

市川智博

「わっ、わかった!」

雨ノ宮 真琴

大ジャンプして、シュート!

イエナリ

「ぎゃは!」 ぱこん!蹴り上げたお屋根が加速度をあげるようにうきあがる。

市川智博

わしずかみにして……

市川智博

「みっち! いくよ!!」

みっち

「ダイジョーブ、みっちを信じるっち~~~!!」

市川智博

投げる!

市川智博

「ピーカーブー!」

みっち

「ピ~~カ~~~~ブ~~~~!!!!!!」

市川智博

見よう見まねだけど息だけはぴったりだぞ!

みっち

びゅー~~~~~~~~ん!
トモヒロから受け取った推進力でまっすぐ、ミカドに向かって飛んでいく!

市川智博

「いけーっ! みっち!!」

みっち

滝を登るみたいに、大きな水の音がした。

ミカド

「!」

ミカド

鬼の爪のはえた手が、とびかかって来るスプーキーたちを受け止めようとする、が

ミカド

熱い気持ちのこもったその攻撃。
夏の草原に投げ出される!

雨ノ宮 真琴

「よっしゃー!」

ミカド

「人間の子供と、そこらのおばけ風情が……っ!」

ミカド

「邪魔をするな!」

みっち

ごろん!ばたん!巻き付いてかじる!

イエナリ

「にゃぎゃは!そこらの野良おばけ風情がなんかゆうとるにゃん」

ミカド

【言葉のナイフ】をみっちに使用!

GM

がまんで判定してもらうものですが、オバケ判定なので目標値は9!

みっち

2d6>=9 (2D6>=9) > 3[1,2] > 3 > 失敗

ミカド

ミカドのコトダマがなにごとかをつむぐ。

ミカド

“このなかでいちばんさみしいのはおまえだ”

ミカド

1d6+3 (1D6+3) > 1[1]+3 > 4

みっち

「ぎゃう!」
[ みっち ] 魔力 : 17 → 13

みっち

「な~にが!」

みっち

「み~んなさみしだっち!トモヒロだって、マコトだって、ボロナリだって、カグヤだって!」

みっち

「でも、おまえみたいなワガママは言わないっち!ちゃ~んとがまんしてるんだっち!」

ミカド

「がまんなんて、しなくていいんですよ」

ミカド

「おばけにはそれができるのに」

ミカド

だから私はおばけになったのに。

みっち

「みっちは、トモヒロのぱーとなだから!だいすきだから!」

みっち

「だから、さみしくってもオーエンするんだっち!」

GM

1サイクル終了。

GM

みんなの行動だ!

雨ノ宮 真琴

「イエナリ、もう一回!」

イエナリ

「んにゃははッ!!」 ホイサっとダッシュで駆け寄る

雨ノ宮 真琴

合体攻撃だー!

イエナリ

げにゃは!草原はワイらのフィールドにゃん!

イエナリ

ゴー合体ゴー!!

市川智博

「みっち! おれたちも!」

みっち

「っち!」

みっち

びゅん、とかけ戻ってくる。

イエナリ

2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5

雨ノ宮 真琴

2d6 (2D6) > 7[2,5] > 7

みっち

2d6 (2D6) > 4[2,2] > 4

市川智博

2d6 (2D6) > 3[1,2] > 3

市川智博

いや

市川智博

修正ついてる

イエナリ

約束のパワーッ

市川智博

約束だから4でも成功だ!

雨ノ宮 真琴

3と5で8!

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 4

イエナリ

1d6 (1D6) > 6

市川智博

1d6 (1D6) > 3

みっち

1d6 (1D6) > 2

雨ノ宮 真琴

11ダメージ!

市川智博

16ダメージ!

みっち

今度はもっと息が合う。
何も言わなくても、その動きのどこに合わせて動けばいいか、ぜんぶわかる。

イエナリ

大きなお屋根にマコトを乗せて。駆け出す。

雨ノ宮 真琴

「うおー!」

イエナリ

「ホップ、ステップ、ジャンプのにゃん!」

イエナリ

ひととび、ふたとび、みっつとび!!

市川智博

その”わかる”に根拠なんかなくて、でも、多分そうだって信じられるから、止まる必要なんてなかった。

雨ノ宮 真琴

落ちないようにしっかりつかまって、ぐっと拳を握り

雨ノ宮 真琴

「ピーカーブー!」

イエナリ

「ぴーーかーーーぶーーーーっ」 のにゃん!

イエナリ

走り出すリズムは、いつものとおり。ぱいん!とおおきくお屋根が跳ねる

市川智博

一斉に駆け出して、勢いを乗せてみっちに乗る。

みっち

ちいさいはずのみっちの身体が、一瞬大きく膨れ上がって。
カワウソのトモヒロを背中に乗せたときみたいに。

みっち

ミカドへ一直線に向かっていく。

市川智博

それは本当にめちゃめちゃかっこいいドラゴンみたいだった。

みっち

「ピー、カー、……ブー!」

市川智博

「ピーカーブーー!!!」

ミカド

今度は、受けきれない。

ミカド

4人の戦士の向こうに彼女が見える。

カグヤ

じっと、見守っている。

ミカド

次の瞬間には吹き飛ばされて、夏の終わりの空を見上げていた。

ミカド

久しく空なんて見てなかった。

ミカド

「【約束】とは……」

ミカド

「信じること、でしたね……」

GM

戦闘終了です。

 

GM

いつのまにか月見沢の夏の草原に戻って来る。

カグヤ

「おじいさん、おばあさん!」

カグヤ

今度こそ邪魔をされずに、ふたりのところへ飛び込んでいく。

おじいさん

「おお、カグヤ……ずっとずっと会いたかったよ」

おばあさん

「また会えると、信じておりましたよ」

カグヤ

わきみずでこぼした涙と違う涙がぽろぽろとこぼれていく。

カグヤ

「おじいさん、おばあさん……」

カグヤ

めいっぱい子供のように甘えたあと。

カグヤ

きりり!とリボンをただしてつかつかとミカドに近寄る。

カグヤ

ぺしーん!

ミカド

はたかれた頬をおさえて目をぱちくり。

カグヤ

「また会いたかったのは、わたしも同じです!」

カグヤ

「もう!ばか!」

カグヤ

「もう二度とこんなことをしないように、」

カグヤ

「あなたも月へ連れてってさしあげますっ!」

カグヤ

ぷん!

ミカド

「……」

ミカド

ナイフどころか言葉が出てこない。

カグヤ

くるり、とイノセントとパートナーのスプーキーに向き直り。

カグヤ

「このたびは、ほんとうに。ほんとう~にお世話になりました」

カグヤ

ぺこん!

雨ノ宮 真琴

「一緒に帰るの?」

カグヤ

「はい!」

カグヤ

「わたしはもう成人したのですもの!」

雨ノ宮 真琴

「よかったね、ふたりとも!」

イエナリ

「にゃは!次からはお姫様直々におばけ的再教育をお願いしたいのにゃ。」

カグヤ

「おとうさまとおかあさまの言うことなんて聞きませんわ!」

みっち

いつのまにか小さく元通りになって、トモヒロの肩にちょこんと乗って。

イエナリ

「にゃぎゃは! 立派なレデーははねっ返りくらいが丁度いいにゃんす。」

みっち

「……だいじょぶだっち?」ミカドを見る。

市川智博

「よかった!!」

イエナリ

「にゃしし。くれぐれ~も仲良くするのにゃん」

オニーサン

遠くから駆けてくる3色のスプーキー。

オニーサン

「ひ~~~

雨ノ宮 真琴

「あっ!」

オニーサン

め~~~~~!」

オニーサン

「よくぞ~~~!!

オニーサン

ごぶじで~~~!!」

オニーサン

「おお、みなさま殿」

雨ノ宮 真琴

「おにーさんずだ!」

オニーサン

「飛宙船も治りました」

オニーサン

タケノッコからとれたエッグーミ3000によって……。

イエナリ

「にゃは!にゃは!見たにゃか、ワイらの活躍を!」

市川智博

ほんとうにタケノコで………………

雨ノ宮 真琴

「よかった~!」

みっち

「大活躍!だっち!」

カグヤ

「そうだ!ねえ。みなさまも月へちょっとだけ旅行にいらっしゃいませんか?」

カグヤ

「日帰り便でお送りいたします」

雨ノ宮 真琴

「月に!」

市川智博

「え!?」

雨ノ宮 真琴

「行こうよ智博!」

みっち

「月!?」

イエナリ

「にゃは!日帰りリョコウとは気が利くにゃんす!」

市川智博

「行く!!!」

市川智博

月に!?

市川智博

やべ~~~~~~~~~~~

みっち

「行くしかないだっち~!」

市川智博

こんなん忘れるわけないだろ!!!!!!

イエナリ

「にゃはは!えがったえがったにゃ~ん!」

雨ノ宮 真琴

「うさぎもいるかな」

イエナリ

「にひひ、ウナギとウサギががっちゃんこなのにゃ」

GM

ロケットに乗り込めばすぐに飛び立てるみたいです!

雨ノ宮 真琴

いこういこう

市川智博

「ばんそうこうみたいのでとめてる……!」

イエナリ

「にゃしし、レッツ月の物件探訪にゃ~ん」

GM

それじゃあ……。

GM

レッツゴー!

市川智博

ごー!

イエナリ

にゃー!

 

GM

あっちゅーーまに、月!

雨ノ宮 真琴

「はやーい!」

みっち

「あれは海だっち??川だっち?!」窓の外の地球を見ながら。

イエナリ

「おお、これが大自然のタケノコの力……」

市川智博

「多分、海だと思う」

GM

ロケットの後ろから円盤も追いかけてきてしっかり護衛。

市川智博

重力は? 第一宇宙速度は?

GM

ふよふよ~。

市川智博

みっち

「海……」はじめてみる。

雨ノ宮 真琴

「月見沢がわからないくらいすごい!」

イエナリ

「あっちゅまにちいちゃくなってしもたにゃんす」

オニーサン

「そこの望遠鏡を覗くと地上が見れますぞ」

イエナリ

「にしし…井の中のウナギ、大海を知るにゃんすなぁ」

雨ノ宮 真琴

「すごーい」

みっち

「ウナギじゃないだっち!」

イエナリ

「ちっぽけなのは変わらんにゃ~ん にゃはは」

みっち

「ボロナリだって月に行ってもボロだっち~」

イエナリ

「おおん!?やるにゃんか~!?」

カグヤ

「ふふ」

ミカド

姫にがっしりと手を握られて、やや気まずそうにしているが隣でずっとにこにこされてるのでなんかどうでもよくなってきた。

みっち

ぎゃーすかだちにゃす

雨ノ宮 真琴

「智博、先見ていいよ」

イエナリ

ぽかぽかぺこぽこ

市川智博

「いいの? じゃあ……」

市川智博

まずは月見沢、東京……。

GM

ぽつぽつと日本に広がっていく街の明かり。
向こうは夜だ。

市川智博

「あ、ここ、おれが住んでるとこ!」

市川智博

望遠鏡を固定したまま。

みっち

「み”!」

GM

月見沢は星がきれいに見える分、ちょっとくらい。
東京は明るく、24時間稼働!

みっち

わ~っと駆け寄ってくる。

イエナリ

「むにゃ。」ぬるりと離す

雨ノ宮 真琴

「みせてみせて」

みっち

「四角いっち!」

市川智博

四角いです。

雨ノ宮 真琴

「おお~~!」

雨ノ宮 真琴

きらきらしてる。

雨ノ宮 真琴

なんか、人もみんな、別の国みたい。

イエナリ

「四角にはおばけも住んでおるにゃんすかなぁ…」しみじみ

みっち

川はコンクリートに囲まれていて、流れる水はちょっとだけ。

市川智博

閑静な住宅街で、その中にあるマンション。

雨ノ宮 真琴

「みんなで遊びに行こうな」

みっち

でも、トモヒロの住んでいるトカイ。

みっち

「いいとこだっちな」

市川智博

「うん、おれはすきだよ」

みっち

「みっちもスキだっち~!」

みっち

水は流れてないけれど、あのキラキラがいっぱい走っているところとか。

市川智博

地元で案内して面白いところとか、多分そんなにないけれど。

GM

月のコロニーで真夜中フェイズだけの夏休み。

市川智博

でも、家族とか、友達とかが住んでる街で、思い出もいっぱいある。

イエナリ

「きしし。みんなで遊べばきっとどこでも楽しいにゃん。」

みっち

「たまにはいいこと言うだっち!」

雨ノ宮 真琴

「うん!」

市川智博

「そうだね!」

GM

月でもお別れの時間はすぐに近づく。

カグヤ

「みなさま、お帰りは歩きで帰れるようにしておきました。星を楽しんでお帰りくださいませ」

カグヤ

「マコトさん。月見沢に生まれて来てくれてありがとう」

カグヤ

「トモヒロさん。月見沢に来てくれてありがとう」

カグヤ

「イエナリさん、みっちさん。ふたりといっしょにいてくれてありがとう」

雨ノ宮 真琴

「カグヤも地球に来てくれてありがとう」

雨ノ宮 真琴

「また来てね」

カグヤ

「はい。約束……守れました!」

カグヤ

「また、遊びに行きます」

イエナリ

「にゃはは、なるべく近いうちに、にゃん!」

GM

月の住人たちが総出で手を振ってお見送り。

みっち

「だっち!のんびりしてるとひからびちゃうっち~」

市川智博

「そのときまで月見沢がまだずっと綺麗な場所にしておかないとね」

雨ノ宮 真琴

「うん」

雨ノ宮 真琴

「行こう、智博」

雨ノ宮 真琴

手を差し出す。

市川智博

「うん」

市川智博

手を取る。

GM

歩き出すと、あの日の夜のような星空のなか。

GM

道すがら、星になる、という思いのもとに星になったご先祖様たちと行き交う。

GM

夏はまだまだはじまったばかり。

雨ノ宮 真琴

約束なんてしなくたって、今日の日のことは絶対に忘れない。

市川智博

それにもし、忘れてしまったとしても、今日の日があって未来の自分がある。

市川智博

もう絶対に、なかったことにはならない。

みっち

おなかいっぱいたべたって、
やがてまたおなかがへるみたいに。
楽しい思い出も、ずっとは持っていられない。

みっち

それでも、その思い出は身体の一部になって、ずっと続いていく。

みっち

おばけはそれが、ニンゲンよりも長くって。

みっち

だからたぶん、ちょっとばかし、お得だ。

市川智博

この夏があって、月見沢にきて、出会わなかったら、きっともう今の自分はありえない。

イエナリ

長く続いてゆく星の道。その先はどこまでも続いてゆくようで。

イエナリ

先に進んでゆくちいさな背中を横目に、
こっそり星に小さく目配せする。

イエナリ

「……これからも見守りよろしくにゃんすな」

雨ノ宮 真琴

ぽん、ぽんと。星の間を手をつないで歩く。

雨ノ宮 真琴

ふと、立ち止まって。

雨ノ宮 真琴

「ねえ、みんな」

雨ノ宮 真琴

「明日は何して遊ぶ?」

市川智博

「そうだなー。やりたいことがありすぎるよ」

イエナリ

ふりかえり、にかっと笑う。

イエナリ

「明日の予定は……明日決めにゃん!」

イエナリ

「まだまだ夏休みは逃げにゃんす!」

みっち

「ボロナリはケーカクセーがないだっち!」

みっち

「トモヒロのやりたいこと、いーっぱいやるだっち!」

イエナリ

「ケーカクセイがないのはどっちにゃん~」

みっち

ぐるりとトモヒロの首にまとわって。

市川智博

「それに、みんなと一緒なら、何やっても楽しいし!」

みっち

「だっち!」

イエナリ

「にゃはは! それもそうにゃんすな。」

みっち

ぽんぽん、とその頭を尻尾で撫でる。

雨ノ宮 真琴

「うん」

イエナリ

ぱたこぱたこと機嫌のいい音が足元で鳴る。

市川智博

撫でられて、くすぐったそうに笑う。

みっち

「きっと良い日になるだっち~」

 

GM

もう二度とないかもしれない夏。
だいじなだいじな、今の季節。
未来のための一日。

GM

さあ、眠気を1d6点増やして。

GM

また明日から遊ぼう!

GM

夏は、まだまだ続くんだから!

雨ノ宮 真琴

1d6 (1D6) > 5

市川智博

1d6 (1D6) > 1
[ 市川智博 ] 眠気 : 6 → 7
[ 雨ノ宮 真琴 ] 眠気 : 6 → 11

GM

気づいたらいつのまにか、こどもロッジですやすやと寝ていた。

GM

また一日がはじまる。

GM

ご近所メルヒェンRPG
ピーカーブー!
「月見沢ファーマーズ」

GM

おしまい