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2022年5月19日の投稿(時系列順)2件]

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小さい子供がないていた。
たぶんまだあかちゃんってくらいのちいさなこども。
ベビーカーに乗せられて運ばれて。
デパートのレジの前で元気に泣いていた。
全身全霊をつかってまだ幼い温かそうな血がめぐってて
まるで生命みたいな身体をぜんぶつかって主張していた。
特に意味などないんだろうな、ただ泣くしかないから泣いてるみたいな。

その様子がもうえらい、命で、いきもので。
こんな、田舎のデパートの一角みたいな
整然と人の手で整えられた四角い場所でに運ばれて……
それは、そこに唯一くらい、生命の形をしていて。
桃色の薄皮に包まれた肉そのもので。
小さく取り付けられた手足を伸ばしていのちを主張をしていた。

わたしはそれが妙にほほえましくって、おもしろく。
ちょっと芽生えたいたずらごころに習って、念じる。
「おぬしは何を思うものか」「なにを感じておるのか」

そうしたら、一呼吸ふた呼吸泣いたあと、ふと目があって。
ぴたりと泣き止み、それが、こちらを見る。
まだ未熟なうすいもちみたいな目蓋を広げてじっ…とこちらを。

なんかいるなと認識されただけかもしれない。
ただ、この生き物の曖昧な世界に、突如として私が存在している…
そんな心地がおもしろくてしばらく、目を合わせていた。

まぁ、なんかちょっと照れたので、手をぱくぱくさせて
きつね!!なんてやったりしたけども。
やっぱり子供という生き物はおもしろい。
何もしらぬちいさき者よ…息災であれ……
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野田版 桜の森の満開の下(歌舞伎版)を見た。
歌舞伎は古典だけでなく、こういう演目をちょくちょくしており面白い。


美しいなぁ、歌舞伎役者さんによる演目もまた……
作・演出は同じく野田秀樹さん。
https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/...

この虚実入り混じる演目は、歌舞伎に似合っておりますね。
かつ、現代語とか野田さん独特の台詞回しギャグなんかもそのままに舞台化されていて。
歌舞伎役者さんの発声の良さ。言葉伝いの良さを感じたりもする。
舞台演出もまた歌舞伎という場に似合っており、よいです。

夜長姫、最後のシーンが歌舞伎版、さすがに美しい。
決めと、止め、そしてゆるく崩れるからだ。
うーん…女形の方はやはりすてきだ。

そのうえで、贋作の方の深津絵里さんの異様さはやはり圧巻だったな…
鬼女、残虐で無邪気な夜長姫。あの存在感はやはり異質なものを感じる。
舞台上でもものすごく異物なんですよね。
吸い込まれるようなお声……好きだ~

■作業用です。

主にこっちは身内話とか感想とか趣味話とか。
悩み事とか妄言、個人的な作業進捗などを呻きます。

要は長文とかを投げ込む用スペース!!
絵とか生産性はないから気を付けてね。

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