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タグ「感想」を含む投稿60件]

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#感想
ファインディング・ドリー
 https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/...

ファインディング・ニモの続編。前作は見てなくても全然OK!
主役は忘れっぽいナンヨウハギの女の子ドリー。
ドリーの存在はコメディリリーフ的な役なんですけど、ここで主役……!
家族の物語、親子の話がベースにありつつ、欠けたモノたちの隣人愛でもあり…
ほんと~によくて、よかった……ほんとに……

ひな鳥の冒険
 https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/...
ドリー同時上映の6分の短編。ぱやぱやのひな鳥がかわいく、
これがドリーの同時上映っていうのが、また良い……フワフワ…


あの頃をもう一度
 https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/...
ディズニーの短編。ミュージカル調でダンサブルなアニメーション…
老夫婦と、雨の中のちょっとした魔法。こんなに明るいのに泣いてしまう……


bao
 https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/...
ディズニーピクサーの短編。中華まんに命がやどった!
かわいいです モチモチです。


私ときどきレッサーパンダ
 https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/...

ずっと気になってた上映されなかったピクサー作品のひとつ…
予告がすべてを物語っているんですが、これが大丈夫なら是非見てほしい……!!

全体的にもうず~~っとかわいいです。かわいくてかわいくて、オワ!です。
ただほんとディズニーピクサー、テーマに真面目に取り組んでいて……
令和の今だから見てほしい。 個人的にすごくぐっとくる作品です。
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DMMオリジナル、「大脱出」を……見た!! #感想
大脱出
https://tv.dmm.com/vod/detail/?season=ti...

水曜日のダウンタウンのプロデューサーである、
藤井健太郎さんが企画プロデュースをしているちょっと露悪なバラエティ…!

さまざまな謎解きや過酷なお題がある部屋に閉じ込められて
各芸人さん達が、過酷な環境での脱出を迫られる~というもの。

佐久間さんのインシデンツが地上波で出来ないコント番組なら
こっちはテレビではできない配信バラエティを真ん中いってるのがよかったなぁ…
それこそ90~00年代の平成初期の、過酷バラエティの味付けに近いかも。
電波少年とか、黄金伝説とか……
あの辺りの極限感を思わせる空気感+ほんのり露悪の感じ!

それこそ水曜日のダウンタウン馴染の面子だからこそできたバラエティって感じかも。
いや~、あれをバランス取ってきっちり面白い形にできるのは、
平成バラエティを裏方で通りながら今現役でやってるプロデューサーさんだからこそかも。

番組自体は各部屋の脱出の様子が、並列ですすんでいく構成なんだけど、
あれを単体一本一本じゃなく、同時進行にするあたりとか、地味に構成のうまさを感じる…
多分これ1本1話づつの配信だと、ハマらない組やらムラがあったりして
どこかで飽きたり、つまらなく感じたりしたんだろうなという気がするんだけど、
ちゃんと終わりにヒキがあって、続きが見たくなるようなおもしろい構成……

この辺コメンテーターふたりのリアクションも良くて、
最後まで飽きずに見れるコンテンツになってたなぁと…思ったり。

中身はエグめのバラエティなんだけど、映像もちょっとおしゃれというか、
コンセプトの作り方がうまいのは水曜日のダウンタウンからも見える感じがしたなぁ…
ナレーションとかなく、ああいう構成で面白くなるのは芸人さんの実力ありきだよね。

この辺は佐久間さんのトークサバイバーでも思ったところかも。
プロのテレビマンさんってやっぱすごいな~!細かいところが行き届いている。

あと以下はネタバレ。
脱出方法もそれぞれ面白いな~と思ったんだけど、
白い部屋の二人がめちゃくちゃごり押し脱出だったの面白かったな…w
あれ多分、頭をひねって答えを導いたりする脱出法なんだとおもうんだけど…
お題そのものが「特定のラジオネームで読まれる」ってだけで過酷感があるし
何よりあの白い部屋に土が盛られていく様子とかそれだけで画が面白いのがズルいなぁ

クイズの部屋はレビューの中に「あれはふたりがサッカー好きだから用意された問題では?」
というのがあってちょっと唸ってしまった。 そこには全然触れられてないんだけど…w
この辺クイズ好きにはわかる意図と、バラエティの趣味の悪さとの兼ね合いがうまかったなぁ

おそらくこのふたり「テレビ的面白さ」も踏まえて問題選んでもいるんですよね。
もちろんメインの出力は「いいからここから脱出したい!」なんですけど、
片方が出そうになったら引きずってこっちにひきずり込むとか……w
多分製作意図を読んだうえで過酷に挑んでいるんじゃないかな、あれは…
半分ガチ、半分はいい番組を作るために(後にも呼ばれるために)やる仕事っていうか…
結構そこの信頼ありきのチョイスなんじゃないかしら。

ここはちょっと冷めた見方にもなるんですが
時々クイズ先の現場の映像が差し込まれたりとか、モニタリングしつつの
成立させる為の救済処置的な裏まわしはあったんじゃないかなと思うんですけど、
この辺は「あえてそれを見せる」あたり、バランス感覚を感じるところかも。
ヤラセあるかも?のラインは残しつつ、ガチすぎなくやってるというか……
だからこそ見ていられる、みたいなところはかなり令和ナイズされた作りかも。

集合のあたりとかが、ヤラセっぽくて嫌~って声もあったんですけど、
一本通して面白さや絵面の面白さをきちんと担保してるのと、
あれだけ頭ひねって、最終的に強行突破!みたいななんでもアリ感。
わたしはむしろ、壊し方がうまいな~と思いながら見ていました。
B級ホラーのあの感じというか…ガチから始まってネタで終わる感じは結構好きだな。

ラスト、モニタリングサイドも閉じ込められていた~
っていうオチのつけかたもドラマっぽい終わり方。
細かい散りばめがうまいな~というのが、私の感想でしょうか。
とじる


なんというか、「全編通した時の面白さ」みたいなつくりをされているのも、
6話構成の短い番組として、おもしろく成立させているのがいいな~というかんじ!
これB級ホラー好きな人とかあの独特の「エグみ」みたいな部分が好きな人にみてほしいなぁ。

「大脱出」藤井健太郎×「インシデンツ」佐久間宣行
|DMM TV配信コンテンツを2人は互いにどう見たのか

https://natalie.mu/owarai/pp/dmmtv

これはプロデューサー陣ふたりのインタビュー。
この辺ふまえて見ると意図する面白さ、がちょっと見えるのがいいですね。
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R O U N D 1 | Alien Stage

TLで流れてきていた、アイドル×デスゲームなプロジェクト。
韓国からこういうの出てるの、わかりがあり おもしろい進化してる!の気持ち。
https://dic.pixiv.net/a/ALIENSTAGE

世界観は宇宙人に支配された社会……
見世物としてのアイドル、悪辣な世界観。
やんわり90~00年代のエグみを感じるのがいっそなつかしい感じがする。

Youtube媒体のこういう動画/音楽文化が正統分岐してこういう形になっているのなんか面白いなぁ…!
音楽に物語性を持たせるのは今までにもいくつかあったけれど、
楽曲と物語をシンクロさせてゆくもの、アーティスウィッチとかもちょっと思い出していた…
そういう感じのものを尖らせて、軽量化させた感じというか……

わたしはデスゲーム系をちょっぴり遠くに見ちゃうときがあるんだけど、
こういうの刺さる人が多いのもわかる気がするなぁ。
ちょっとしたアイドル風刺みたいなところもあるよね。
#感想
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藤子・F・不二雄SF短編ドラマ「定年退食」
 https://www.nhk.jp/p/fujiko-sf/ts/N93R8J...

前にやってて気になってた漫画再現のSFドラマ。
どれもこうなんともいえない味わいのものが多く当たり外れもあるのですけれど、
個人的にこれ、すきだったなぁ……

なんというかお話は救いがないというか、漫画で見てもヌン…という感じな気がするんですが
演じられている加藤茶さんと井上順さんが…なんか切なくてよかったんだよなぁ。

実際の高齢者でもあり、見守り手に回った人々でもあって。
かつてのお茶の間のスターがこれを演じている…その味わいというか。
全体的になんだろう、全然希望がないのに切なくて明るいんですよね。
これはほんとうにひとのなりが、そうさせる空気な気がして……
そういう意味ですごくよかったなと、思いました。#感想

「定年退食」監督ブログ:宇野丈良
 https://www.nhk.jp/p/fujiko-sf/ts/N93R8J...

あとこれそれぞれに監督さんの後記みたいなものがあり、
いろんな監督さんがやられてるのもなんか、短編らしいチャレンジだなぁとおもったり。
「どことなくなんとなく」は画面がきれいだな~と思ってたんですけど、サンクチュアリの江口カンさんなんだなぁ。
ネトフリ見たいんだよなぁ、ゆっくりいろいろ……
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君たちはどう生きるか #感想

宮崎駿監督作品を見てきた人への手向けだなと感じるところ。

思うに、あれは今までどう生きたかの形でもあるとおもうんですよね。
全体的に今までの作品のオマージュ的な作品だなってのが一番の感想かな。
これをすごく「おもしろかった」って言える人はきっと宮崎駿作品のことが好きだし、
「つまらなかった」っていう人がいてもまたそれも愛と言えると思う……
衰えた老人の思い出話のような作品だなっておもったし、そこが好きなんだ……

そして、制作陣の豪華さですよ。
スタジオ4℃とかufotableとか、あの辺のスタジオが作画協力してるのって、
それだけ「宮崎駿作品」に携わりたいと思ってくれる別の道の同志がいてくれるってことで。
これはある意味でなんか、「これからの可能性」を示すものだなって感じたし、
「宮崎駿」というひとがどれだけのことをしてきたかっていう信頼でもあるとおもう。
画面もある意味「宮崎駿らしからぬ」ものが多かったのもそこだとおもう。
通して、オマージュなんですよね、すごく。

大きな大作を作ることはもうできない、それは改めてひしひし感じたし、
そういう「面白い大作を見たい」人のための作品じゃないんだろうなって言うのは強く感じた。
この「広告を一切うたない」のも、商業的戦略以上に、
まずは「宮崎駿」の名前で来てくれる人を呼び込んでるってかんじがして。
映画的評価じゃなくて、愛着の為のものだと思ったし感じたのですよね。

とはいえ面白い画面もワクワクする構図やおもしろさが無い訳ではなくて…
宮崎駿監督のイマジナリーの部分の継ぎはぎだなって。
わたしは弟とこれを見ていたのだけれど、これを通じてたくさん過去作の話をしたし
やっぱり「自分たちは宮崎駿監督の作品が好きだよね」って話をした。
わたしたちは、あのおじいちゃんが作るものがどうしようもなく好きだった。

同じように「あの作品をシリーズアニメで見たい。」という話もした。
いろんな経験を経て作られた作品の集大成が、「みたかった。」
でもそれは現実では叶わないし、それこそ魔法でもなければいけなくて。
宮崎駿というひとは道半ばなのですよ、まだまだ先があるはず。
それはあの大叔父様が言っていたことに近いとおもう。
けれど、同時にそれを引き継ぐ者はいなくてもいいんだと思う……
あれを跳ねのけて、違う道を行く同志のことがきっと好きなんだと……


ポニョの時から「もう衰えて描けない」と言っていたところからようやっと積み重ねた積み木。
これだけやって、たった「1日しか持たない」とか
「安定した場所にこの石を置くこともできる」とか。
インコの王様が積み木を乗せ切らずに叩き壊してしまうところも、
それを止めるでもなく見つめる大叔父様のことも、
ヒロインのヒミちゃんだけが落ちていく積み木を振り返る場面もすきだ。
それは作品と、宮崎駿監督作品の関係性の構図に近いというか…

若者たちには振り返らずに先を指し示す形なのがすきなんだ。
主人公の彼が、感動したのは大叔父様ではなくて
「君たちはどう生きるか」っていうお母さんが残した本で。
あたらしい道を自分の足で踏みしめられる人間なんだなっていうところ。

未来は、託されているんだな と一番にかんじたところ。
これはおじいちゃんがしてくれる、思い出ばなし。
このしわしわの手で、たくさん描いてきてくれたことを想う。私はうれしいよ。とじる
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Awich - TSUBASA feat. Yomi Jah (Prod. BIGYUKI)

ドラマ フェンス、おもしろかったなぁ……#感想
この問題提起の仕方がいつも丁寧なのは野木さんの筆致であるよな…
何かを筆で掬い上げたいみたいな感じをいつも感じる。


メインテーマ曲のTSUBASAがまたいいんだけど、featは娘さんなんだなぁ…
https://realsound.jp/2020/02/post-508693...
あのライムのところがかっこいいんだ。また…!!

あの「女性」の描き方って、どうしても難しさを伴うんだけれど、
物語の戯曲的なものではなくて、問いかけであり寄り添いなのがいいんだよね。
メッセージを送り続けている、野木さんの描き方はいつもそんな感触がする。

これは遠い場所の話ではなく「日本」の話だ。
それをこれだけ間近に感じられる作りなのはほんとうにすごい。
物語が面白いのはもちろんだけど、向こうの土地に行き過ぎない塩梅というか。
こう沖縄の米軍基地問題みたいなことって、
向こうに寄り添った話ばかりをすると、お里話になりがちというか。
ちょっと遠くのお話になりがちだったり、目を伏せられてしまう感じがあるんだけど
主人公の距離感が絶妙で…あれは遠く離れた地をこちらに引き寄せる力があると思ったな…

そのくらい面白いおはなし……
wowowの土壌がそうさせてくれるのかな。
性暴力から差別に偏見、そういうものもないまぜにして
きちんと面白いものをつくる、みたいな力は 何かを救う気がするよね。
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クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園#感想
 https://www.netflix.com/jp/title/8159001...

天カス学園おもしろかったなぁ~…
子供向けのライトな映画作品としても面白いし、楽しいミステリーだし…!
きちんと予測を裏切ってくれる良さもあったりなんだり…
私の知ってるクレヨンしんちゃんの映画って結構尖った作風だったりして、
昔はそれがウリみたいなところもある気がするんだけど
アニメファンじゃなくきちんと子供に向けてる楽しい作品というか……

それでいて、クレヨンしんちゃんじゃないとできない作風っていうのもいいよね。
脚本ははなかっぱ等をやってらっしゃるうえのきみこさん。
今はゾロリとかもやってらっしゃるんですね。 
ざっくりいうと、NHK色の子供向けアニメが…多い!!

~この辺長い余談~
私がこの方を知ったのはスペース☆ダンディ…
スペースダンディは、前編後編の2話構成の短編の集合体。
ミステリーあり、涙あり、だいたいバカで爆発オチありな無軌道な作品。
(オマージュとかがちらほらあるのは監督がカウボーイビバップの方だからかも。)
短編ゆえ、脚本はいろんな方が書かれているんですが、
その中でもうえのさんは、なにこれ…みたいな脚本を書かれる方で……
その時ルーツが「子供向け」の方だって知って合点がいったんですよね。
ルールが違う…世界観の重力がちがう…!元来深夜向きアニメの方でない…ってところで。
この子供向けの軽やかさというか頭のやわらかさみたいなのがきっとこのお話の根源なのだなと…
それが、なるほど、おもしろいな~~とおもった最初でした。
https://twitter.com/space_dandy/status/4...
~ここまで~

話が大いに逸れてしまった…
スペース☆ダンディはそんな感じで結構「戸惑い」が強かったんですけど、
しんちゃんはむしろそれがホームであるという感じの大活躍といいますか…!! 
そういう方がこういう作品作ってるのうれしいな~~…と思ったのでした。
クレヨンしんちゃんってそもそもの漫画が大人向け作品なのもあり
ドラえもんとかとは違うギャグだったり重力をもった作品だと思うんですけど、
天カス学園はライン取りがずっと「良心的な子供向け」だったのが印象的で。
ほんとに本編からの延長線上のクレヨンしんちゃんだったのがとてもよかった…
こういう作品、ありがたいな~~と個人的にはすごく思うところでした。

ああいうなかで、ちらっと親が出てくるバランスもなんか…よかったですね…
ほんとにほんのりだけ、ワンカットくらいのはなしなんですけど、
ちゃんと必要なパーツの欠片になってるのもにくい作り…

青春と友情!に落ち着くのもいいな~~と思うところでしたね。
いつかは離れていってしまうかもしれない。
青春は、振り返るものでもある。
そこも好きです。 すきなところ!

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舞台『ダブル』(2023)#感想
 https://www.nelke.co.jp/stage/double/
 脚本:青木 豪 /演出:中屋敷法仁
 原作:野田彩子『ダブル』(ヒーローズ刊)

舞台版ダブル! 舞台、演劇、代役。
もともと原作が好きなんですが、まさか舞台版が見れるとは…!

特筆すべきはこの舞台が一部屋ワンルームで完結するということ。
漫画をベースにして、骨を組み替え再構成された脚本。
まずこの構成のうまさに痺れてしまうな……

最初のはじまりは宝多家良の引っ越しシーンから。
1幕でふたりの関係や友仁さんが売れない劇団役者であること、
多家良が売れっ子になったということ、舞台の演目の説明等々。
この辺の基礎的な背後関係を説明するために、
コメディリリーフとして元々背景キャラだった劇団員のひとりを
橋渡し役として飯谷というキャラが追加されてるんですがそれがすごく巧い…!

原作からそこまでキャラが多い話ではないんですけど、
そこにこういうまわしのキャラが増えることでそれがガイドラインになっていく。
飯谷を演じているのは柿食う客の永島敬三さん。
これがまた魅力的に立ち回る事でお話の緩和役になったり、
邪魔をしない形で舞台という板の世界と原作を接続していくの、素敵だな。

演出をやっておられるのは劇団柿食う客の中屋敷さん、
綺麗な二階のワンルームのセットが組まれているのですが
家の電源スイッチからシームレスに舞台に転換する。
この光の具合で表情も演技も変わって見えるライティングの妙ですよ。

すごく贅沢で恵まれた舞台だな~とおもったりしました。
漫画原作ながら質感がきちんと舞台なんだよなあ……すごくよかったよ。

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「東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない」ダイジェスト映像

フロリックアホリック、よかった~~…!!
3時間の公演ながら、音楽から舞台、ラップにラジオ コントがてんこ盛り!!
日本武道館という場所の圧もさることながら、エンターテイメントとしてよかったですね。

直近のラジオでオークラさんの野望と言われていたんだけど、実現したんだな~ついに…
佐久間さんラジオのオークラさん出演回を聞くとまた味わい深いです。
コント師たちの青春、佐久間さんとのコントの歴史……
そして、CreepyNutsという才能に出会うこの時代の交差感。

オークラさんは芸人の出役をやめて作家に回ったタイプの方で、
コント番組のスタッフロールでよく出てくるような縁の下の力持ちのような方。
佐久間さんが三谷さんの舞台を見たくて上京してきたはなしとかと重ねると
出会うべくして出会い、作り手としてやりたいことをやった結果というか…
まぁ佐久間さんも見ていた側から出役になるとは思ってはいなかったろうがw

こういうお話もオールナイトニッポンの言質ありきの発起なのを考えると
Creepy Nutsがオールナイトニッポンを辞めて音楽に集中しようという今、
こう…ギリギリのタイミングで起こった奇跡みたいな公演ですよね。

エンターテイメントかくあるべし、というか。
みんなのキャリアをギュッとした濃い3時間でしたね…
ほんとにいいショウアップだった。最高だったな……あらためて… #感想
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香水レビュー4(Scentlyさん:キリカさん&朱鷺羽ちゃん編)#感想
 celesさん版はこっち>>1072 >>1075
◇キリカさん&朱鷺羽ちゃんイメージ香水
トップ:バーベナ、メリッサ、レモングラス
ミドル:アイリス、ラベンダー、ゼラニウム
ラスト:アンバー、オークモス、ベンゾイン

ふたりの関係を表すゼラニウム。華やかですこし大人っぽい香り。
それでいて「信頼」「真の友情」を表す花言葉。
最後はお菓子のイメージのベンゾイン、別名安息香。あまい…っ

あっまい香り!やっぱりこの二人はなんか…甘い香りをチョイスがされている。
ちょっとお薬っぽい+煙たい香りなのなんか共通項としてある気がしますね。
Scentlyさんの香りはお花とかの自然な香りをベースにされている感じがあるのですが、
それでもちょっとくぐもった怪しい空気感のある気配がふんわり香るのがおもしろい。

ロワさん雁金さんと違ってやっぱりお花の気配が見えるのが特徴ですね。
色鮮やかで華やか、お花畑というより花束のような香りがする。
密室感があるのはこう、雑貨屋さんの空気にちかいからかもしれない。
ごちゃごちゃしたカラフルなお部屋。がちゃがちゃとした雑然とした場所。秘密基地。

キリカさんの作業場である秘密基地は、配線コードがあちこちから伸びているような場所で。
ジャンクショップから配線ひいてるようなかんじ、駅地下街や路地裏のイメージなんですよね。
繁華街の近くのビル街や、貸しビルなんかの奥まった場所にあったりする感じ……
そういう人通りのある中のちょっとじめっとした場所にある。

まだテレビがあるようなタイミング、VHSが積まれた部屋。
そういう場所に密かにつるんでいる空気感、そこから香る甘い薬。
どこの国のものともわからないカラフルなお菓子だとか。雑貨の類。
アンバーや、オークモス交じりの安息香は、ふたりのひとときにあっているのかも。

先ほど描いた通り全体的に甘い香りなんですけど、最初の方のお花の華やかさはほんのすこしだけ。
パウダリーなアイリスの香りが、全体的にやわらかい甘ったるさになっていて、
そこがおもしろさやユーモラスな雑多さにつながっている気がします。
子供心をわすれられない大人の匂い。無邪気な甘さではなくて少し洒落っ気に通じる香りかなと‥おもったり。
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香水レビュー3(Scentlyさん:雁金さん&ロワさん編)#感想

 こちらはオーダーシート式の香水で、オリジナルで調香してくれる特別製…アツい!
 さまざま解釈をこめて作ってくれる良さがあるのですが…詳細はカードを参照(したい
 写真などで、あとでついったーなどにあげます…たぶん、おそらく!!
 celesさんの方はこっち>>1073
◇雁金さん/ロワさんイメージ香水
トップ:ラベンダー、カンファー、シェル・ジンジャー
ミドル:シナモン、イランイラン、ウィンターグリーン
ラスト:ヒノキ、アンバー

雁金さんの不器用さを表すシェルジンジャー、薬効のあるウィンターグリーンのロワさん。
グリーンをベースとしたこの香り、全体的に鎮静系の効果があるというのが特徴かも‥
ゆったり落ち着く香り、バーの静かな空気をベースにしているからだろうな、そういう空気感。
白くて簡素な部屋にささやかな緑が置いてあるような香りですよね。

最初に香るのはジンジャーとラベンダーの香りがあり、すこし華やかに漂って
そこからゆるやかにリラクゼーション感じるグリーンに変わっていくようなかんじ。
それこそセレスさんの香水に比べると強いスパイシーではなく、優しい部類の香りですね。
部類としてはグリーンつよめで、ちょっとシナモン的なやわらかいスパイスが散らされている感じ。
ラストノートがヒノキっていうのもあり、本を読むのにちょうどいい香りだな~とおもったりして。
落ち着いた雰囲気はふたりの空気感に沿わせてあっていいなぁと思ったり。

私の中でCelesさんのチョイスは雁金さんが私的な香り、
ロワさんが雁金さんを導く香りだと思っているのですが
Scentlyさんはもっと日常を感じさせる感じだと思うんですよね。

ふたりが昼間にお茶をするならばこんなかんじ。
ロワさんの私室の匂い、雁金さんに似合わない白い部屋のなか、
教本や資料で勉強する雁金さんの横に紅茶が差し出されるイメージ、でいかがだろう。

雁金さん個人があの無機質めいた香りだとするならば
そういう人間が暮らすには少し違和感のある、太陽光射すデザインハウスだとか。
カフェとか図書館でもいいですね、そこに、何故か縁あってそこに居ついてしまっている。
ロワさんと出会っていなければ、辿り着いていない何にも侵されない静かな場所。
おなじ緑でも、ずっと山の中を歩いていたかもしれないような人だからこそ。
この香りが似合うのかなとおもったりしました。

痛みを感じないひとに鎮痛剤を打つようなことかもしれないけれど、
それでもこの時間を過ごしたことに意味がある。 そういうかんじじゃないかしら。
ラストノートのアンバーはちょっぴり、思い出と魔法の香りってかんじがしていいですね。
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◆香水レビュー2(ロワさん&雁金さん編)#感想
◇ロワさん
 Byredo – Eleventh Hour
 https://www.celes-perfume.com/product/by...
 最期の瞬間を意味するイレヴンス アワーは、ブッダ誕生の聖地であるネパールを訪れた西洋人探検家マイヤールがその風景からインスピレーションを得た香りです。
 ネパールペッパーによる強烈なスパイスのオープニングに甘いラム酒を降らせ、罪深いイチジクの香りがクリーミーに広がります。
 ベースのトンカビーンとカシミアウッドは自然のエネルギーを体現させ、時間と空間、感覚を研ぎ澄ませてくれます。
 壮大な冒険と危険の本質がつまったフレグランスです。
【ユニセックス/ウッディ/オードパルファン】

開けた瞬間は高級な甘い香りがしていたんですけど、吹きかけてみるとスパイシー!
これがネパールペッパーの香りなのかしら。スパイスの奥に香りがある……
スパイスの強さは最初のひと吹きだけで、少しづつ異国の香りがしてくる。

これもあんまり知らない香りだな…ラム、たしかにゆっくりラムの香りが香ってきますね。
香りの変化もかなり大きい香水。少しづつ景色が開けていくのに近いかも。
ちょっぴりウッディなかんじなのかな…控えめに微笑むくらいのテイスト。
ベースはかなりラムだなぁって思ってたんですけど、少しづつクリーミーな甘い香りに…
最初とは全然違う香りになりますね、これ……
強いスパイシーからのゆるく甘い香り、そして控えめに後ろの方に香るように去っていく。

イレブンスアワー、最後の瞬間 この世界観がすごくすきなんですけど、
香りをいただくとより 奥地にいく感じがあっておもしろい。
これは雁金さんとの出会いに近いイメージかもしれないな。
目が覚めるような鮮烈な香りから、導かれる異国の景色、そして遠巻きに漂う甘い香り。

全体的に甘すぎず、やわらかい香りっていうかんじかも。濃くなくくどくなく。
きりときの香りが割と強い並びだったのに対して、なるほど大人の香りだ。
残り香の控えめさがあざらしさんロワさんの佇まいに近くてとてもいいですね。
スパイシーで奥ゆかしく、それでも奥底は甘い香りがする。
トンカビーンこれなのかな~…イチジクのほうかしら。ミルラとは違う甘さの使い方だ。

◇雁金さん
 Le Labo – Ambrette 9
 https://www.celes-perfume.com/product/le...
 自然界がつくりだす唯一の植物性ムスク、アンブレットグレインがメインのやわらかくデリケートな香り。
 洋梨と青りんごのようなフレッシュな果実のあと現れるのは、純度100%のイノセントな肌の香りそのもの。
 紛れもなく世界で最も貴重なベビーフォーミュラーと言われるこの香水は、母と赤ちゃんのためのミシェル・アルメラックによる特別な香り。
 アンブレット 9は穢れのない無垢な肌に触れる喜びを感じられるスキンフレグランスです。
【ユニセックス/フルーティ/オードパルファン】

アルコール!!すごい、開幕がめっちゃ消毒用アルコールのやつがくる!
その後はすぐにサーッと香りが引いて控えめになる。 これは雁金さんだわ…
なんだろうどこかで嗅いだことある香りだけど…イメージは灰色…ゴムっぽいのかな。
こう、人工的な香りっていうのかな…雁金さんっぽい~無機質の匂いする…

香水って言う割には強い香りはほとんどしない。あっさりofあっさり!
アンブレット、エッセンシャルオイル系のフローラルって書いてあるけど種だからほんとに微か。
この繊細な香りを立たせるの相当技量がいるのではないだろうか。
割と他の香りに埋もれてしまう香りだと思う。
たしかに嗅ぐと いるな……って感じの香り。
ワンプッシュだとちょっと足りないかもしれないくらい。

雁金さんにそもそも香水のイメージがないところも含めてぴったりだ。
言われてみればはるか遠くに洋ナシの香りがする。グリーンな香り。
甘さはほとんどないですね、かといってグリーンが強い訳でもなく、遠くに存在感がある。
他の香水なんかとくらべるとかなり男性のかんじかも。女っ気がない。なるほどな~!

https://www.lelabofragrances.jp/
これはル・ラボの公式なんですけど、めちゃくちゃいいんですよね。
瓶そのものが試薬っぽいラベルが張られていて……
この感じが一番雁金さんの気配がする。香水ボトルっていうよりSFのサンプルっぽい。
ネーミングの付け方も薬品っぽさがあるのが、無機質な感じにあっててブランド合わせ!とおもいました。

雁金さんとロワさんはほんとに性格でてるチョイスですね。
他者の関係を思わせる、横並びの関係性。香りもほどよくくどくなく。
どっちもパッケージ開けた瞬間はすごく上品で丁寧で繊細な香りがするんですよ。
けど吹きかけて見ると全然表情が違う そこがおもしろかったですね…!
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◆香水レビュー1(キリカさん&朱鷺羽ちゃん編)#感想
◇キリカさん
 Atelier Cologne – Ambre Nue
 https://www.celes-perfume.com/product/at...
  琥珀色の香りの層を幾重にも重ねて。それはダークでいて、ミステリアス。
  官能的な余韻を肌に残します。
  名もなき山である不思議な花について語らう声が聴こえました。
  翌朝、山頂で私たちは出逢ったのです。ふと、香るその神秘に満ちた花の香りを。
  イタリアンマンダリンとラブダナム、アンバーアコードにシナモンのヒントがパンドラの箱を開けさせようとする甘い誘惑の囁きと化してあなたに届きます。
【ユニセックス/オリエンタル/オーデコロン】

初見、お薬系の匂いだ!! とうれしくなるなどした。
クセは結構強めではなかろうか。全体的には甘くて、怪しい雰囲気。
薄暗さを感じる香り。
ラブダナムがレザーな雰囲気があるものらしく、バニラと相性がいい。
そこにシナモンとマンダリンが混ざって余計に甘いお香の雰囲気になっているような。
ミステリアス、うんうん…そういう香り。ベンゾインがバニラカラメル系ときいてそうな~!と思った。

ミルラ&トンカの時は外向きにお洒落に決めた外向きの装いだったけど、
これはどっちかというと部屋とか内側に誘う方の香り。
オリジナルのキリカさんに近い雰囲気ではなかろうか。
秘密基地の匂い、アンダーグラウドの匂いだ。
ラヴァンティウム並みに濃いような気がしたけどアンバーの雰囲気のせいかな。
でもこっちの方がキリカさんだな わかる… かなり好きなタイプの香り。

◇朱鷺羽ちゃん
 Jo Malone – Pomegranate Noir
 https://www.celes-perfume.com/product/jo...
   大胆で官能的な赤いシルクのイブニングドレスに着想を得た香り。
   ザクロのジューシーな香りに、ピンクペッパーと華やかなカサブランカがアクセントに。
   ラズベリーとプラムの甘酸っぱい香りとスモーキーなガイアックウッドにパチュリ(パチョリ)が温かみを添え、魅惑的でミステリアスな印象を演出します。
【ユニセックス/フルーティー ウッディ/オーデコロン】

真っ先に香るのは強いザクロの香り。すごい、この香り思いの外爽やかなかんじだ。
ルバーブとかスイカもはいってるんですねなるほど…ちょっと青いのはそのせいかも。
なんだろう、甘いんだけど果物由来の爽やかさがあるというかフレッシュというかクールな感じ。
石鹸系じゃないんだけど、そういう清潔感のある方の香りなきがする。いやらしさがない。
クローブがザクロの甘い香りを際立てて、少しづつ後ろが静かなあまさにかえてくれるかんじ。
キリカさんのあとだからかもしれないけど、くどさがないっていうのかな。
ラストノートにシダーやパチュリが入ってるのが緑の景色をつよくしているのかも。

ジョーマローンは全体的にこの緑の風味が特徴なきがするんですけど、
シダーウッド&ジュニパーみたいな青さはすくなくて、あまい仕立てかも。
香りがかわるごとに果実のあまみが立ってくるのがおもしろいなぁ。
いい感じに融和していくような落ち着きがある。朱鷺羽ちゃんだな~!
いい香りだ、ジョーマローンではミルラ&トンカとは別の系譜で好きである。
ユニセックスって書いてあるけど男性も似合いそうな香りなのがいいな~

前にチョイスされていたのはミュール エ ムスク エクストリーム、
ブラックベリーの濃い赤とムスクが際立つ色だったんですけど
キリカさん色のおめかしがされた~って設定もあり、いつもと違う装いだったけれど
今回のほうが本質には近いのかも。ちょっと甘い青い色気があるのは罪深い。


これは交互に嗅ぐとより差異がわかる両極の二本でおもしろいですね。
前の香りはキリカさんの色が濃い二本でとても甘さに寄っていたきがするし…
ガイアックウッドとパチュリのあたりが朱鷺羽ちゃんの素ほうのらしさが加わっている気がしていいですね。
それでいてベースが甘いのはやっぱり 関係性を感じてたのしく うれしい
うつり香、ってかんじだ。
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オールナイトニッポン55時間スペシャル 
放送終了後はradikoのタイムフリーでお楽しみください!

 https://www.1242.com/information/290243/

伊集院さんのANN、リアタイでしっかり聞きましたよ!!#感想

2部SP!ゲストが6人もいるんですけど、それを綺麗に回すのは手腕だねぇ。
当時のオールナイトニッポンの雰囲気などもちょっとわかったし、
お話をするには全然時間が足りないだろうなというのも感じたり。
多分、たくさんしゃべりたいこともあったんじゃないだろうか。

今は知名度がある人がたくさんパーソナリティをしているけれど、
当時はほんとうに無名のところからコネ含め寄せ集めていたんだなというのもわかる。
あのなかで一番きになるのはローニンズだったな…w
浪人生ふたりのラジオ、あまりにも気になりすぎる存在……!w
伊集院さんみたいな人がパーソナリティになったのもこういう土壌ありき、なのかもね。

こういう時に朝のラジオがあったらなってまたおもう。
ひとりひとり、ゆっくりお話聞きたかったよね。思い出なども含めて…
企画特集になりそうな気配を感じるのは、伊集院さんが昔のいろいろをおぼえておるからこそ。
ささやかな言葉だけれど「生き急ぐようにラジオやってたよね」って言われていたのが印象深い…

ラストは川村カオリさんのZOO。
感想で知ったことだけどこの方も2部メンバーだったのだなぁ……なんとも、粋だ。
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オリンピック間際のはなし。障害者といじめと、加害者と周囲のはなし。
ちょっと気分の暗い話だし、掘り起こすより忘れた方がいいかもと思うんだけど、
私のなかではいろんな意味で触れておきたい話なので読んだよ の記録。#感想

あの炎上を改めて考察する新書『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか 現代の災い「インフォデミック」を考える』が気になる
https://togetter.com/li/2074920

かなり気分の重い愚痴になるので閉じる
オリンピックのあの一連の流れは傍から見ても異様だった。
みんなが粗探しをしているような蹴るためのボールや捌け口を探す感じ。

わたし自身、遠い昔には悪意ある炎上の横に巻き込まれた経験があり、
当時の悪辣さみたいなものは過ぎた過去として長らく疵として残っている。
(あくまで傍観者であったけれど、界隈という意味ではまっとうな当事者だとおもう。)
だから、この時も「また」なんだな、とおもった。

有名税にしては重過ぎる。すべてを見ないふりしてあげつらう。すごく嫌いだ。
それは築き上げてきた大切な世界を容易に壊し得るし、
実際、私もその空気感に耐えかねてそういう場所から去った過去がある。
(今はその事件を知らない人たちが再生してくれているのが本当に幸いなところ。)とじる


この新書では「出会いなおす」と書いてあるのが、ぐっときた。
湾曲して伝えられること、アングラ文化の背景を知る人の声などを読んで、
実際さまざま思うことがあった事件でもあった。

書籍の内容は上のまとめのnoteもすこしあるのでそちらを参照してもらうとして…
わたしが気になったのはこちらの記事。
障害者きょうだいから見る小山田圭吾
 https://note.com/suzuri_tokoyama/n/n7855...
続・障害者きょうだいから見る小山田圭吾
 https://note.com/suzuri_tokoyama/n/n6eca...

言いたいことはほとんど書いてある。
この距離感覚はもしかしたら、普段そういうものに関りが無い人には特に伝わりづらいじゃないかとも思う。
理解しろとは思わないけれど、こういう視点はすこし知ってほしいなと感じる。
このまえのハンセン病のそれと抱く感傷は近い…
「近い距離にいなければ言えない言葉だ」というのは
表現者としての、人となりを表すのにかなり大きい部分だとおもう。

最後に件の謝罪文のリンクも載せておく。
現在のひととなり、そして過去に真摯に向き合った文章だとおもうので…
http://www.cornelius-sound.com/index_202...とじる
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【アニメ】 テレ東っぽい!?“最弱”記者の日常(CV:早見沙織 下野紘) テレビ東京若手映像グランプリ2023【公式】

>>1046のやつ。 これをテレ東でやること、アニメでやる皮肉よ!!w

ちなみに脚本は舞台の大人のカフェ、伊達さん。
アンラッキーガールとかをやっていた方ですね。
本にそういう人を置くだけあって、おはなしのテンポはサクサクだ!

テレ東が緊急速報を出すときはよっぽどと言われるけれど…
つまりは、そこがすご~~く弱いということだ。
このコンテストの中で数少ない報道局の人がDの制作というのもなんだかいい。
テレ東報道局の実話とあるあるなんだろうねぇこれ……!!

最弱を逆手にとってキャストも登場人物も控えめ。
アニメーションも比較的簡単な物でできていますが、それもいい。
低予算アニメという形を取りながら、本音からでる実録と悲哀でもある。
こういう体裁だからこそ、出せる言葉があるってのもいいかんじだ。
まさに局員さんの声、ですよね。いいぞ…っ!#感想
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#感想 >>1041
創作って祈りなんだよな。
そこへ届けという切なる糸のようなものであったり、
自分の中のものを業のように書きあらわすこととか…

きっと、本能的に見えなくさせているなにかを、顕すような。
嫌悪感、孤独感、恐怖、そしていのち。ぜんぶ今でもある感覚だ。

そしてこれは、ひとり葛藤して生み出したものなんだよね。
そう、そうなんだよな……とずっと思っている。
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北條民雄“いのちの初夜” (2)「いのち」を観察する眼
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117...
絶望のただ中にあった尾田は佐柄木という一人のハンセン病患者に出会う。
彼は無私ともいえる態度で甲斐甲斐しく重症患者たちの介護を続けていた。尾田は何を感じたのか?

途中からみている。
当時治らないとされていたハンセン病。手足を失ったり、目や鼻がなくなったり。
そういうものへのどうしようもない嫌悪感とか、生々しさとか。
やがて自分もそうなってしまう、ことへの恐怖とか。

SNSのない時代、それは文学として人々の手に渡っていたのだな……
ということも含めて興味深く、すこしわかりもある回。

https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117...

そもそも我が家がそういうものに近しい家だっていうのもあるんだけれど。
対峙しないと、理解なんてできなんだよな ってちょっとおもう。
そういうところも含め、切に訴えかけてくる文章だなとおもったり。 #感想
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JUNK20周年スペシャルサイト
https://www.tbsradio.jp/c/junk20/

JUNK20周年!馬鹿力も27年か~~…!
爆笑問題ラジオとの合わせイベント よかった……!!#感想

やっぱりこう、芸人さんだよね お話がうまいという意味でも
自分のややこいところ、面倒くさい部分の乗りこなしだとか…
どこまでが本音でどこまでが芸で、聴衆とのバランスの感じとか。
(言語化難しくてわやわやするところ)

そういう意味でもかなりラジオリスナー向きの配信だな~これ…!
一聴しても全然いつもの深夜ラジオ並にはおもしろいんだけど、
揉め事含め、前後がわかってるとより嬉しい配信ってかんじ~!

有料のイベントだからこそ、そこのリスナーにはサービスしようみたいな趣があってね…よかったな。


ラジオはリアルタイムのものとあるけど、
こう語る過程で伝える為にワヤ…とあれこれ思案しながら、包んだり包んだり…
グラデーションのように心情が移り変わってゆくかんじ、好きなんだよね。
その過程で心にあるなにかを収めたり、ことばが伝播することで事が転じたり。
そういう変化や変遷も含めて、ラジオ ラジオなんだよなぁ。
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浦沢直樹の漫勉neo (15)手塚治虫
 https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4...

漫勉、いつもとちょっと違う手塚先生回…!!
通常回は漫画家さんと一緒にその方の作業現場を見るんですけど、
今回は生の原稿を当時のアシスタントさんと見て語るという回……!!

当時の思い出だったり、原画をもらって作業する時のあれこれだとか。
それこそ現場にいたからこその作画のおはなしなんかが聞けてよかった…!
改めて手塚さんの線の良さとか語れるの、いいねぇ……!

浦沢先生、生原稿の筆跡だとか書き味とかを語る時ほんとに楽しそうで。
それがお好きなんだというのがわかるのが毎回いいですね。

手塚先生の原稿はトーンがない頃のものだったりして、
ベタとか背景作業もペン作業で。アシスタントさんがひとつひとつ描いておられる。
この背景の斜線だとか効果みたいなものにもペンタッチがあるみたいで。
あの人が描いたんだろうな~というのが筆跡でわかると仰ってたのがとてもよかった…
この手仕事の感じ、なんだろうね 愛おしいような気持ちになるよね……#感想
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断片の資料映像からイマジネーションをうけて、
不可解な映像をつくりましたみたいな味がしたフェイクドキュメンタリーQ。
脅かし要素はそこまで大きなものでもないんだけど、
ひとがつい耳を傾けてしまうとか、想像してしまう…
みたいな部分に着目したホラーであるな~~…とおもったり。

真剣に見ちゃうひとほど気付いてアアアになるみたいな、
サブリミナル的な怖さだったりする。
ネットの普及で考察とか感想を言い合う文化が発展したがゆえに
うまくハマるようになったフォーマット というような気もしたり。

怖いところの話とかガチに語ろうとすると、私が怖くなるので…こういう感じになる…… #感想

レンタルビデオ、留守録、ドラレコ、配信、ドキュメンタリー、ブログサイトとか。
過去の曰くつきの資料集や怖い素材の寄せ集めの味。
そこに意味を見出す人間の怖さ、そこに真髄があるような…気がするっ

カルト的人気を誇るホラー番組「フェイクドキュメンタリー『Q』」はいかにして生まれたのか? | 集英社オンライン
https://shueisha.online/culture/43224

参加されてる映像作家さんのインタビューすこし面白かった。
インターネットの世では昔あったような心霊番組が今は作れない。
だからこそ、こういうものを…みたいなおはなしもありつつ……

フェイクドキュメンタリーQ、細かい小道具はすごく凝っていて、
きちんと当時のものを持ってきて作っておられるらしいお話もちょっと聞いた。
この辺の真摯さは現実に迫る感じがあって、いいなぁとおもうところだな…!
いや、迫るから ヤ!!!なんですけど!!!! こわい!!!!
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あざらしさんにMediumをおすすめしました わたしです。 #感想
medium 霊媒探偵城塚翡翠
 https://amzn.asia/d/1MT4oFt

Medium、セッティングがそもそもあざらしさんが好きそうなジャンルで…
とりあえずケイゾク、トリック、SPECみたいな堤作品とかのライン。
刑事もの&男女バディ作品が好きならハマりそうなタイプ…のやつ!
基本ラインは短編連作のミステリー小説ですね。

連作ながら最後は結末に向かってきちんと収束するような形になっており
最後の大きな事件へと向かってゆく……みたいなテイスト。
個人的にこれは勢いで読むのがオススメの作品ですね。
読み味もかなりライトな方なのでそちらの方が楽しめると思われます。

推理はできなくても大丈夫。
すべてこの能力で見えているのが翡翠さんです。
相方となる作家先生とのパートナー関係も好きですね……
なにより読んだら薦めたくなる。いい作品のしるしです。


つい勢いで「あざらしさん!」と呼んでしまった訳ですが……
あまりにもジャンルが近すぎるため、後々冷静になってから
オススメしてよかったのかしら…と、すこし首を傾げたりもヌンヌン。
でも あざらしさんがこれ読んでくれてうれしいな。うれしいよ。

ちなみに続編の方は私もまだ未読。
叙述が好きなら是非という感じだったので、気になってはおります。
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平家物語見た~……#感想

このエンディングの歌と語り、言の葉に乗せたあとに、
ふっとぷつんと切れて巡る走馬灯のような終焉の様が…すきだな……
なんだろうね、この失われてしまうものへの愛着というか、
虚空から差し伸べられてくる、そこへ引き込む手のようなものは。

私は鎌倉殿見た後というのもあって、
平家物語の線の細さや幻想の描写もまた対比のように思え、
武人に滅ぼされゆく平家の物語として感慨深くおもってしまったな……

鎌倉殿の13人はコメディの三谷さんが書いているのもあるし、媒体はドラマで。
武人たちの不作法さや田舎者ゆえの泥臭さもまたあったりするのですが、
それがまさに源氏の物語だったし、英雄のようなかっこよさはなくって。
その着飾らなさに三谷さんの大河や歴史愛を感じたりした……
これまでの歴史を踏まえた軌跡ありきの解釈なんですよね。

この対比、ギャップなく裏表になってるのがまた味わい深く…
平家物語の語り手の視点みたいなものもまた美しかったですね。
あくまでこれは語り継がれた歴史、その目を借りてみる景色として
アニメという媒体がすごくにあってて…雄弁に語るところがあるなと思ったり。

盛者必衰、ここに惹かれてしまうのも業じゃよな。

犬王みたいよ~ エエン…映画館が近い場所に住みたい……
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ひきだしにテラリウム   九井諒子 #感想
 https://www.amazon.co.jp/dp/B00E59A03O/r...

なんとなくずっと引き出しにしまっていたひきだしにテラリウム読み直している。ン年越しだ。
今読んでもおもしろいなぁ…短編そのものも出来もいいんだけど、この時々香る寂しさがすきなんだ。
寂しいだけだと、押しつけがましくなるんだけど、ちゃんとそこからも転がすのがちょっと粋だよね。

ダンジョン飯の方は未読なんだけど、この方の切り口ならおもしろいんだろうなぁ
でも、ショートショートの方が今は合っているかも。
ちょっとづつ読んで、ふうと息を吐くくらいの距離感が丁度いい。
ついでに少し懐かしい気持ちになっちゃった。

pixivで漫画を乗せていたのを眺めて、いいなっておもったのが最初で。
いつの間にか商業で作家されていたし、ダンジョン飯は大好評で‥
みたいな感じだったんですけど、この2011以前くらいのpixivの雰囲気は好きだった。
創作をやるひとがtwitterじゃなくてpixivにもいて。
それぞれが自分の好きなもの、描きたいものを表現する場所だった。
アングラなものも、ポップなものも、ニッチもそのあわいのものもあって豊かだった。

あの頃には戻れないんだな、という寂しさと郷愁も一緒に乗せて今はふわふわとしている。
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ちょっと重たい作品が見たくなり、佐々木、イン、マイマインを…見た!#感想
佐々木、イン、マイマイン  
 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail...

私にはだいぶ重たすぎる映画だったなと思いつつ。
たまにはこういう物を食べておかないとという…もぐもぐ。
俳優・細川岳、友人をモデルにした役「怖かった」
異色の青春映画『佐々木、イン、マイマイン』が生まれるまで

 https://www.cinematoday.jp/news/N0119998

個人的には、このバックストーリーをひっくるめた上での、好き。
人生にはひとり、佐々木みたいなやつがいる。
それはすごくわかるような、気がする。ないし、
佐々木自身だった、ひとだっているはずなんだ。

映画そのものは重苦しいし、私の手ではどこまで評価すべきか悩むけど
そういうヤツがいたっていう、感触みたいなもの、
忘れられないってことと、それを演じることの重みが
その方の人生のひとかけとして、美しいなと思って……

そんなかんじ、だれにでもありふれた、唯一の特別みたいな感じがした。
そうやって作られた映画っていうのが、きっと握りこまれている。
そうあってほしいなって意味合いも、含めて。
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ドライブインカリフォルニア!再再演!>>468
wowowオンデマンドで配信やってたのでぐわ~っと見ていた。
何度も見たのもあってお話の筋がちゃんとわかる。
落ち着いて見れるのが一番ありがたかったな。

面子の豪華さもそうなんですけど、キャラクター付けが一番見栄えがしたかも…
人のコミカルさというか『キャラ感』が強くて、土台がしっかりしてる感じ。

谷原章介さんと麻生久美子さんはさすがの安定感、
蝉之介さんのお爺ちゃんいいんだよね、胡散臭くて…
一番『本』が際立って見える回だったかも、個人的には……!

あのなかで一番若手であろう、地蔵中毒の東野良平さんが何気にベストアクトだったな~
キレがよくてフレッシュで いわゆる動ける太っちょ…!!
元々松尾スズキさんがやってた役をやられているんですけど、
ベテランに囲まれるなか、すっと風通しがよくなるようなかんじ。
いい役者さんだなぁと思いました。そうでなくてもみんな歳を重ねておるゆえな…
舞台出身の役者さんが新しく活躍してる、めちゃくちゃよかったす…! #感想
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アルプススタンドのはしのほう(舞台)見ていた。#感想
アルプススタンドのはしのほう
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%...

2017年の学生演劇。高校生大会の最優秀賞を取った作品で、
NHKで放送されたのがきっかけで映画化されたり再舞台化されたりした作品。
(ちなみにわたしは邦キチで知りました。)
本自体は顧問の先生が書いてるんですね、すごいな~!

1時間の中にぎゅっとつまった脚本、登場人物はたった4人。
学生演劇らしいシンプルな構造ながら、ところどころくすりとさせつつ、最後は熱にもっていく…
高校3年生の夏。アルプススタンドのはじにある、青春の一幕。
いいですね、遠いです。夏が近いです。
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三谷さんの2020年の舞台、「大地」を見た。#感想
大地(Social Distancing Version)
作/演出:三谷幸喜
https://stage.parco.jp/program/daichi/

とある全体主義国家。独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容された施設があった。
強制的に集められた彼らは、政府の監視下の下、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をした。
過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。
役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇の幕が上がる!

--

通して三谷さんからのラブレターだなというのが一番思ったところ…
俳優への演劇への、表現やもっと根本的な愛による脚本だなと感じました。

以下、ネタバレ含めのあれこれ。

上にあるように、世界観は独裁政権で「演じること」が禁じられた社会。
風刺的な内容でありんがら、三谷さんらしい始終明るい調子。
特に語り部であるところのミミンコは大学演劇をしていたという若人。
こんな状況下でも役者や道化師である皆の事を尊敬しておりすごくポジティブで。
すごく、演じることに前向きな子なんですよね。

ストーリーもそうだし、人々も喜劇やコントのノリなんですが、
そこに一節影があるのが大泉洋さん……ここが本当によかったですね…
ちょうど大河の手前に書いていた作品ということもあって、
すこし重ねてしまうところでもあったりだとか。

お話としては切ないというかやりきれない。
演じることのすばらしさ、たのしさ、おもしろさを描いても
「見てくれるひとがいなければ意味がない」とするオチ。
明るい話を書かれる三谷さんが舞台として書いた脚本がこれなのは、
まさにいま目の前にいるお客さんへの愛なんですよね。
あなた方がいなければ意味がないんだと……

ソーシャルディスタンス、それを感じさせるコロナ禍の舞台。
宮藤官九郎さんは「獣道一直線」で役者の業を書いたけれど、
三谷さんはあくまで客前のあなた方に向けた本なんだな……

この2020年の舞台、いろんなことが問われていた時期で。
オリンピックでは政治的に表現の是非が問われたりもした。
そういうやるせなさを脚本に落そうとした結果なんじゃなかろうか。
しかし巡り巡って、あなた方に向ける目線は暖かかったな。
お芝居もずっと楽しさをまとった場面でもあったし…三谷作品だなぁと感じいる。

鎌倉殿も引き続き、楽しみですね。
やっぱ大泉洋さんはいい役者さんだ、改めて……とじる
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ストレンジャーシングス見ていた…!!#感想
シーズン4からいきなり見始めたけど、おもしろいねぇ…!
前シーズンだともう少しティーン寄りのお話だよと聞いてわくわくしている。
カテゴリーはホラーだけど、80年代のアメリカホラーのリスペクトドラマって感じ…!

こういうのなんていうんだろうね、ホラー、SF、サスペンス……
すこしふしぎのカテゴリーありつつ、ちょっとゲームっぽい。
デフォルメのされ方がアニメとかのそれだな~とか、思っていた。
子供がかわいいよ~!悪ガキ感が最高だよ……!
ホームアローンしかり、子供がわっと活躍する瞬間、やっぱアガるねぇ…!

MOTHERの感じっていうのでちょっと思ったんだけど
多分これ、カートゥーンとかの流れに近いのかも…?
洋成分でしかとれない悪ガキがある…なんだろうあのかわいさ!

カートゥン系アニメでグラビティフォールズが評価されてたけど、
急に見たくなっちゃったな。あの辺も面白そうなんですよねぇ。
やっぱりドラマの方がクォリティ保証!って感じはするけども!w

大人向けカートゥンみたいなノリのモノ多分すごく好きだな…いいな……
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感想…鎌倉殿の話したいんだけど、かなりうまく、まとまらない……!!#感想
とにかく、ここ3、4話くらいの義経の活躍や掘り下げの仕方がめちゃめちゃに良くて
戦の天才であり、戦の中でしか能がない、けれどただの悲劇の人ではなく、
無邪気で天真爛漫な……すごく、すごく、狂気と情に満ちた義経像……

最後は兄の頼朝の命もあり、死に至る訳ですが……(史実では自害だそうな)
この兄弟のすれ違いの味付けの仕方、三谷さんはやっぱりすげえや……
これは小四郎君こと義時の物語、ということもあり、
義経や弁慶、平家サイドの有名な場面や見せ所は最低限。
その代わりに感情の推移、謀略などの心の動きなどもすごく丁寧で…
ただの純朴な青年であったひとがこの世に呑まれていく様が、もう……!!

また再放送してくれないかな~ おすすめしたいよ…ここ数話だけでも……
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■神回だけ見せます!
 #.01 アナザースカイ(出川哲朗・クロアチア)
 https://tver.jp/episodes/epfknvjmo7

佐久間さんと伊集院さんの配信限定特番。伝説の回を見ていく、というもの。

この回は出川哲朗さんのアナザースカイ。月間賞を取ったという回。
>毎回ゲストを1人招き、ゲストの興味深い人生を掘り下げていく。
>「海外にある第2の故郷」または「憧れの地」をテーマにトークが進められる。
wikipadiaにこう書いてあるように番組自体はすこしおしゃれな朝の紀行番組。

この構成がなるほど、すごくおもしろく…
かわいい街並みにおしゃれな異国情緒。
序盤はよく行く旅行先のようなはじまりをするのですが、
過去を紐といていくと、かつては昔は紛争地帯だった危険な土地でもあったりとか。
すこし答え合わせのような趣のあるなかなか味わい深い構成……
25年ぶりの、クロアチア……よかったです。

今も各国を巡る出川さんですが、
デビューしたてのころの過激ロケの数々。
「過激なバラエティ」という蓑に隠されて日本で放送されていたそれは
実情、紛争というシビアな背景が横たわっていたんだな、というのを思ったり。
なんというかその『過激なおもしろさ』のギャップに愕然とするような
昔のコンプライアンスだから生まれたバラエティみたいな事を含めて
いろいろ、いろいろ、思わされる、感じさせられる回でした。

もちろん朝の短い番組だからもちろんそんな深堀はしない、
そのものは、すごく爽やかな番組なんですけどね。
すべてを含めて芸人出川哲朗の味がある。人生だなぁ。#感想

ちょっとしたつづき>>539
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100分de名著。ル・ボンの「群集心理」見ている…

群衆とは、おはなし。
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/...
---
民主主義、国民議会が発足した時代。革命の時代の群衆のおはなし。
群衆は、文化を破壊するものとして見ていたル・ボン……
個性が消え失せて、画一的になる気持ち悪さだとか。
群衆の暴走、単純化されてしまう思考だとか……そういうお話。

革命の主導者とかのおはなしなどもあったのですが、
その上での伊集院さんのお話が面白く。

若い頃は周りから外れたような、孤独の中にいた時期があって。
その時点ではただ自分の目線で喋っていたはずなのに
ひとたびそれが認められて、「毒舌だ」と評価された時、
そのうち毒舌を言うことが目的になっていった自分がいたと…

最初は群衆から外れてはじめたことだったはずなのに、
いざ群衆の中の一人になったとき、群衆に求められた姿になってしまう。
なんだかそれってすごく怖い事だなとおもったり。

それが群衆の怖さであり、指導者を狂わせるプロセスに近いのかな…と
たくさんの監視カメラは多様だったはずの個性を単純化してしまうのかしら……
みたいなことを少し、考えていました。

動き出した群衆は、指導者すらその舞台から降りさせてくれなくなる…とかとか。
喋りたいこと思っていたことがいろいろ詰まってるお話だなぁ。

--

まだ過去に前例がないような時代観、無銘の英雄みたいなものがない時代。
ル・ボンは割とこの群衆を冷ややかな目線で見ているのかなと感じたのですけど…
この群衆そのものは批判されるべき、っていうものでもないんですよね。

例えば、スローガンのおはなし。
単純化した言葉は人々の幻想を呼び起こすスイッチだってところ。
私は広告とかキャッチコピーって言うものが好きで。
それこそ群衆を動かす単純化の最たるものだと思うんですけど
その言葉が引き出す所謂「幻想」の部分自体はすごく豊かだと思っていて。

だから群衆をいいとか悪いでジャッジするのはなんか違うんですよね。
ただ、人間はそういう風になりやすい。
そこの自覚が大事なのかな~と思ったり、なんだり。#感想

今は第二回まで。
オンデマンドも今日までなので一通り見ておきたいな。
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変ゼミ~~ッ!!
ちょっと裏でつぶやいたんですが変ゼミ久しぶりに読んでウウになっちゃった。
ここ見てるであろう人ような方にはほぼオススメできる人がいない。
けど、私が好きな作品のひとつ……(20話無料公開中なのでリンクもぺたり。
変ゼミ - TAGRO / #01 | コミックDAYS
https://comic-days.com/episode/139320164...
類似漫画一切ナシのアブノーマルコメディ。食事中の熟読厳禁、通勤途中も危険レベル5。下ネタ、セクハラ、ぶっかけ大放出。可愛い絵柄とは裏腹な内容に女性読者ドン引き。単行本は安全な場所、例えば自宅で読むことをオススメします。

この文言の通りまっすぐ、ほんとう~~に真っすぐとアブノーマルを肯定する作品。
めちゃくちゃオタク文脈なのもあるし、一般のひとが受け付けないネタが多すぎる。
当時、ハーレムモノなんかも多かった深夜帯にアザゼルさんと共に放送されていたアニメでもあり。
アブノーマル枠として人々を戦慄させたりしておった曰くつきの作品でもあります。

でも当時の作品群を考えると、結構丁寧に語るべきところはきちんと描いていると思っていて…
ただし、品はない。ほんとにない。無遠慮、不作法、無法地帯。
でもね、でもね、臭い物に蓋をしない作品というか わたしはこの感じがすごく好きだと言える。

人間の『嫌』部分もかなりあると思うので綺麗な作品が見たいなら絶対に見ない方がよいです。
そこは、結構強めにそれは忠告しながらも……
通して読むと、個人的にいろいろ思う所がある作品です。
変と恋は似ている。 人間という生き様は各々病気ともいえる何がしよ。#感想

(つづき:>>452 >>453
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◆MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人(2008年版)
 作:後藤ひろひと / 演出:G2

 http://www.g2produce.com/parco/msc2008/

>>346 の初演から4年後の再演版。を見ています!#感想
キャスト陣も龍門寺役の山内圭哉さん以外一新して新たな顔ぶれ。

主宰の後藤ひろひとさんのやられていた役も春風亭昇太さんになり、
これはこれでいい感じに嫌味っぽく軽口な感じに。
やはり噺家さん、語りパートなんかはとても似合いますね。

このバージョンではやはり、大貫役の吉田鋼太郎さんがまぁ~~魅力的!ですね…
個人的に吉田鋼太郎さんはシェイクスピアの舞台のイメージなのですが、
こういう役でもしっかり重みと響きがあって素晴らしいですね。 

初演版は、初舞台の人達に舞台人の人を絡めて仕立て上げられておりましたが、
この再演版は逆に安定感のある人たちで固めてある印象。
みんな素敵な演技をなさる…木之元さんの下世話なおばちゃん感もいいな~
それぞれの「どうしようもない」感じの演技がめちゃくちゃいいです。
あと、全体的に脚本も改変されてお話の筋がわかりやすくなっておりますね。
大貫のクソジジイ感もよりよいかんじに……んふふ。

この辺の差異を見るのがやっぱり舞台の楽しいところかもしれないですね…!
このままゆっくり結末まで通しで見る予定。 舞台三昧!たのしいぞ!
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>>418 舞台版の魍魎の匣見た~!!良かった…!!
◆魍魎の匣(2019)
 https://www.nelke.co.jp/stage/mouryou/
 原作:京極夏彦「魍魎の匣」(講談社文庫)
 脚本:畑 雅文
 演出:松崎史也

そうそう、こういうお話…こういうお話でしたね、魍魎の匣……!!
原作を辿りながら簡潔に、綺麗にまとまっている舞台でした。
私は随分前に読了している作品なので、思い出しつつ面白くって感じですね。
とりあえず触れてみたいって人には丁度いい尺なのではなかろうか…

もちろん京極堂という人の味とか取り巻く人々の空気感は文章の方が勝ってしまうのですが
(蘊蓄は当然絞って提供されていますしね)
なんというか、あの独特の空気感や結末、あの顛末……
その空気感はは非常に演者さんがよく演出してくださってるなと思いました。
解剖医の里村さんとか、あんな風になるんですねw ちょっとンフフとしました。

いやぁ西岡德馬さんがいい役をやられているのですが流石の貫禄でしたね…!
あとは久保竣公役の吉川純広さん(ペンギンプルペイルパイルズ参加してらっしゃるのですね)とかも…

原作既読でちょっと忘れちゃったな~くらいの温度感ならば、
舞台版、一見するの良いのではないかしら? って感じの舞台でしょうか…!
元々京極堂って映像にするの大変そうだけど、個人的にはライトで濃くていい感じでした。
このシリーズの雰囲気をみるに、全部を描写しない/する必要のない、
『舞台』という場はこの作品を表現するにはすごくぴったりだったんじゃないかしら。
読み直したくなるな~これ!#感想
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来てけつかるべき新世界(2016)
 作/演出:上田誠
 >http://www.europe-kikaku.com/projects/e3...
 ◆U-NEXT>https://video.unext.jp/title/SID0058838?...

>>363のいきなり本読み!から舞台本編を見ました。#感想
舞台は大阪の新世界。いわゆる下町というやつですね。
関西弁のおっちゃんらが店先でだべっているような町の一角。
イメージするとすればじゃりン子チエとかああいう世界観。
母を亡くし、ひとり店を切り盛りする串カツ屋の一人娘マナツと
それを囲むいかにも!な感じのゆかいな下町のおっちゃんら。
ちょっと古めかしい景色の中にもやってくる、文明。
ドローン、人工知能、テクロノジーの波!
そんなSF下町コメディです。

2016年の作品なのですが、当時はまだドローンも目新しい頃合い。
(調べたら2015年あたりの記事に、今話題のガジェットと書いてありました)
噂のウーバーイーツとかも日本への展開は2016年9月に登場とあるので、
ほんとに当時の時代観で書かれた作品なのだなと改めて思っています。

おはなしによれば第61回岸田國士戯曲賞受賞作品、とのこと。
所謂伝統的な新喜劇のテイストと当時の新しいものへの目線。
その、掛け合わせの妙、みたいなものが選考理由だったとかとか…!
う~んなるほど! 満場一致も頷ける…!

関西弁でのやりとりが軽快で本読み!の方でもすごく面白かったんですが、
実際に出来上がった舞台をみるとまたこの掛け合いが純粋にたのしい!
章構成なのもすごく"ぽくて"よいのです。ぬくもりがあるよ~!
ああいう下町のおっちゃんらに愛おしさを感じるのは共通なのでしょうか…
テクノロジーギャグ満載、ちょっとホロリなよき舞台でした。


追記:戯曲賞の選評ログあるんだ!?
めちゃめちゃ読み応えある……ありがてぇ……!
https://www.hakusuisha.co.jp/news/n18866...
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野田さんのNODAMAPシリーズ、見ていました。#感想
NODA・MAP 第21回公演
 『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』(2017)

 https://www.nodamap.com/ashiatohime/
 作/演出:野田秀樹
 
NODA・MAP 第23回公演
 『Q』:A Night At The Kabuki(2019)

 https://www.nodamap.com/q/
 作/演出:野田秀樹 音楽:Queen

野田地図、バカバカしい言葉あそびの乱舞に入り乱れるの構成。
なのに、全体を通すと野田さんの感性の形がほんとうに美しい。
(てがろぐだと見えないですが、サイトの方も素敵なのでぜひぜひ…)

前にも『贋作 桜の森の満開の下』を見たのですが、
身体と布を使った表現の仕方が本当に幻想的でありつつすごく狭間的。
大竹しのぶさんの『売り言葉』もそう、境界をうねりながら越えていく…
語りつくすにはもう少し時間がかかる…かかるんですが……
本当に最後のひとシーンにかける力のかけ方がね…素晴らしくて。

多分ベースにあるのは歌舞伎の大袈裟さ、ある種のクドさ…
形式ばった伝統芸能をおもちゃにしたような手触りなんですよね。
そして毎度独特な世界観の舞台演出……唯一無二さはウウンと唸る。


特にインタビューを聞いていてすごく心に残ったのは足跡姫。
亡くなった十八代目中村勘三郎さんに向けての作品で…

「肉体の芸術ってつらいね、死んだら何も残らないんだものな」
これは坂東三津五郎さんの言葉、なのですが……
この言葉を原動力として作られた作品というお話が序盤にあり。
その重みも、最後まで見ると余計に感ずるものがあるというか…

最後の演者さんのインタビューを見ながらも
役者という「人間」について想ってしまうですね……
なんというかすごく手触りの舞台なのです、野田さんの作品は…
いろんな色の混じった混沌の中から最後に残るものが尊くある。

これもひとをえらぶ、それはほんとにそうなのですが……
これは特に周波数が合うかどうか、みたいな話かもしれないです。

これ劇評するのむず~~~かしいよ。 むずかしい……
美しいのはほんとうにそう。
画面がずっと綺麗です野田さんの舞台芸術は…
人間が歌うけたたましいアカペラのような舞台です。 そんなかんじ。
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MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人 (wikipediaの記事)
 >https://stage.parco.jp/web/play/mid_sc/
 作:後藤ひろひと / 演出:G2

ミッドサマーキャロル、よかったぁ…!って話をしようとしていました。#感想
「パコと魔法の絵本」のタイトルで映画になってるのでご存知の方も多いはず。
(私自身この作品が好きで原作が見たくなったという経緯…!

映画の方は嫌われ松子の一生やら下妻物語の中島哲也監督がやっておられて、
画面もキャラも派手にリメイクされてスペクタクルでかわいい感じになっているですが、
本質的にはちょっぴりのユーモアとさみしさとやさしさだったりして……
おとなにむけた子供向けってかんじでしょうか…ニュアンス的にはそんなかんじ!

2004年の初演舞台は伊藤英明さんと長谷川京子さんお二人の初舞台。
そこを囲むのは個性際立つ役者さんというかたち。
基本的にはわりかしユーモラスで比較的軽めの舞台です。
今回初演を選んだのは、映画で阿部サダヲさんがやっておられた堀米役を
お話の作者である後藤ひろひとさんが演じてらしたから。
他のキャストさんも好きな方ばかりなのですよね……そんなあれそれ!

ガマ王子vsザリガニ魔人!
タイトルの通りすごく素直でシンプルでピュアなおはなしで
ざっくりいうと"子供と犬で客は泣く"の手法なのですが、
ここに差し伸べられる手のかたちが結構すきで……

嫌われじじいというもの、やっぱり好きなんだろうな。
クリスマスキャロルなんかもそうなのですが、
守銭奴で人の気持ちなんてヘとも思っていないようなくそじじい。
そこに射しこんだ思いがけない出会いみたいなもの。
気付かないモノに触れる瞬間というものに、どうにも弱い…
なんだか安心してしまうんだと思います、そのこころのありように。

舞台、映像でなく本物もみたかったなぁ…
あの場所にいたかったなってちょっと思える舞台だとおもいます。


ちなみにU-NEXTで配信されてるのは2008年版。
キャストも山内さん以外はまるっと変わっているのでそちらも見れたらいいなと思ったり。
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鑑賞系 過去ふせったー#感想

◆ミスト(映画)
 映画、ミストのバレ○○○○○○○○○○○○○○○○インセインやってる時の味……
 https://fusetter.com/tw/uaMRBzeg

◆映画ドラえもん ブリキの迷宮(映画)
 【はじめての】映画ドラえもん すのださんとブリキの迷宮 - Togetter
  https://togetter.com/li/1541896.
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>>317 ぼくたちと駐在さんの700日戦争見た!

懐かしいかんじする~~!!
なんていうかこう、夕方アニメ的なほっこり感がある……
見て普通に面白かったし、いたずら少年たちの青春って感じ。

「まだバイクを盗んで走り出す教祖がいなかった頃」っていうのがよくて。
なんとなく持て余したパワーを頭をつかってどうこうするかんじ。
基本的に善良な子たちのお話なのもぬくいかんじで悪くない……#感想


◇ナイブズアウト 名単体と刃の館の秘密(吹替版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail...
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―

あともうひとつ見た作品がこれ!
所謂探偵モノのような、そうじゃないような……
これ感想書くとネタバレというか展開バレというか、
そういうモノに抵触するので細かく書けないのが実にモゴモゴ!w

ただギミックの作り方とか魅せ方がすごくよくて、画面も綺麗…!!
作中でてくるゲームが囲碁っていうのもなんとなく展開を思わせてよかったです。
王道の探偵モノが好きな人にも是非なかんじである!
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>>317 地獄でなぜ悪い 見た!#感想

リアリティもなにもないアホみたいな勢いでドバドバ出る血しぶき!
バイオレンスな狂気と勢いのギャグ、どんどん吹っ飛ぶ首……
間違いなくこれは園子温監督の作品だ……!!

脳内麻薬だけぶちこんだ狂気みたいな作品ですね。
アウトコースぶっちぎり……ハンドルなんて投げ捨てろ!!
全面的に理性が無いです。

お源さんのPVがコレだもんな……
本編みるとすごく納得します。こういう作品です。
主に妄想パートのこの感じを実写にした感じです。

おもしろい、おもしろくないでいうと、人を選びすぎる…!!ですね。
いや、知ってた……愛のむきだしを見た時から知ってた……

ただ、こういう衝動に突き動かされて映画を作っている…
夢ばかりを語るばかりのアホがいて、その狂気は天才は紙一重。
……そんな感じの作品です。
園子温監督の理屈のなさみたいなものはエネルギーの塊で出来ていますね。
行き場のない力がそのまま作品として凝縮されているような。

視聴者からすれば、星3なのも全然納得ですよ。
粗しかない、粗のまま突っ走って終わっていった……
でもこういうB級映画みたいな熱量の作品があるのはなんか、すごくいいな。
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クワイエットルームにようこそ>>315、見終わりました。
なんというか、今の流れで見れてよかった……

カテゴリ的にはわざわざ追いかけてみるまでもなく、
でも松尾スズキさんの作品を通るなら見ておきたい作品って感じでしょうか。
この偏見に満ちた狂気の具合とか、松尾スズキさんの価値観がすごく出ていてよかった。
キャラクターの作り方とか、すごく他の演劇作品に通じる部分がありますね。
すごく戯曲化されているようで、描きたい繊細な部分があるような…
最終的に俯瞰で見て、切なさを掬い上げてみたくなるような
曖昧になったところで少しひと心地つくのが丁度い感じの作品といいますか…

割とこの映画は松尾スズキさん関係の方が出てくるのですが
やっぱり大竹しのぶさんが、好きだな~~~!
この作品単体だと伝わりにくいのかもしれない……
でも、こういう役をやらせるとほんとうにあの方は…すごいんですよね。
場を持っていく力があるです。 なんかポワポワとしてしまう。

宮藤官九郎さんが役者やってるのも改めてポワポワしちゃうな
最近は脚本演出のお仕事が多いんですけどこういうところでの脇やってるのも悪くない…
松尾スズキさんだからこそこの辺はうまいディレクションされてる感じがある。

ン~オススメとしてはむずかしい、難しいけれど
この後味がね……何より松尾スズキさんの哀愁の好きなところなんだよなぁ。
#感想
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ミュージカル『わたしは真悟』 ダイジェスト映像


ミュージカル「わたしは慎吾」(2016年)見ました…! #感想
ん~~切ない、なんともいえず切ない、おはなし……
楳図先生の作品は漂流教室くらいしか見たことがないんですけど
なんというか、なるほどなぁ……なるほど……(フヤフヤ)

内容としてはこどもの恋のお話だったり、心のはなしだったり、機械のおはなしだったり…
このミュージカルはなんというか、産業機械である"慎吾"の声の無機質な切なさが心にぎゅっとくる…
高畑充希さんの歌声なんかもすばらしいのですが、肉体を使った演出なども良く……
これは言葉にするよりも感じたことをフヤフヤしたい感じの作品だな……フヤ……


今はちょうど攻殻機動隊なんかを見ているところなのもあり、
ちょっとそちらにアンテナが向いているところもあるんですが
アトム的なものとは逆のアプローチをする楳図先生のSF観、なんだかいいですね…
わたしは慎吾30年「人工知能? 人間が人間を作ろうとしているだけの話です」 楳図かずおさん
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/...

舞台と同年2016年のインタビューなどを見ると楳図さんの視点がちょっとわかって面白かったです。
1982~86年の連載ということなんですが「機械に仕事を奪われる」みたいな感覚、
そこへの恐れの方に視点を向けていくあたりがすごく時代と感覚を感じてよい……

産業機械を描くのになんとなく人のエッジが濃くなるような感じ。
不思議だな、きっと楳図さんの中に何かがいるんだろうなって思うです。
きっとそういうものにひやりとしたものをかんじるのだろうな……
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引き続き攻殻機動隊見ている~! #感想

笑い男事件、なつかしいな~~そうそう、そんなお話だった!
あのバーチャル討論の感じ匿名掲示板のイメージなんだろうな。
キャラ立ての仕方がすごく匿名っぽくて時代を感じますね。

はぁ~20年前が過去になりつつある、歴史になりつつある。
懐かしのメロディとかそういうカテゴリになっているのがウォ~
顔出しとかVtuberとかそういうノリじゃないんだよね、あの匿名性。
まさに2chのノリというか、ニコニコですらないんですよね。
社交でない場所、ああいうところに顔を出す人の感じというか‥‥

まだネットよりテレビがメディアの軸にあるところとか
狭い場所での正義の感じ、ここはホントに2000年初頭ってかんじだ。
90年代の影が残ってるかんじ~ どきどきしちゃうわね。
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とはいえ、攻殻機動隊は現行序盤までしか見ていないし
過去通しで見たときもどっぷりハマって見てたというよりも
雑多にいろいろ見てたうちのひと作品って立ち位置なので
若干ズレた感想になっているかもしれない…… #感想


あっタチコマはかわいいです、タチコマちゃんかわいいね…
機械に心はあるのか?みたいな部分って確かすごく日本的な文化なんですよね。
海外だとSFというのは機械に支配される系の創作物が多いと聞く。
(※この話を聞いたのも2008年とかなのでもう若干古い考えかもしれないが!)
これって物に魂を見る、日本人の価値観というか宗教観に基づく感覚という話があって。

日本の神様は災いも起こすし、福も招き入れる結構信用ならない存在。
自然は敵ではなく、神の所業であるとしていなしてきた感じというか…
神のいうことは絶対っていうキリスト教圏とはどうやら創作基盤も違うようす。

神に反逆するのが機械であるならば、機械に神を見出すのが日本的……といえるのかも。
なんていうかこういうお話で日本文化の根っこが見えるの面白いんですよね。

私が好きな表現に「日本人は無宗教だけど、お地蔵さまを蹴飛ばせない」みたいなのがあります。
これってすごく文化で宗教なんですよね。
なんとなく祟られる気がする、こわいな、何かあるかも…みたいな感覚的な部分。

もちろんそれを感じない人もいて、そういう人が世界を更新していくんですけど
それはそれとして、やっぱりなんかそこに魂を感じる人がいてほしいと思う。
こういうのって、痛みへの恐怖と同じような ある種の安全装置で、
全員が崖から落ちないようにする為の機構だとおもうんですよね。
皆が皆、先陣を切っていたら生き残れないみたいなこと……

魂の在処というのは、何かのセーフティなんじゃないかって思うのです。
バーチャルという文化が育まれている現代で、これもまた何か大事なキーになるのではないかとか。
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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX #感想
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail...

いつぶりかな~めちゃくちゃ久しぶりに攻殻機動隊をみている。
やっぱり名作ってだけあって面白いよね…2002年でこれ、全然古びないな…
世界観は言うまでもないんですけど、女の人がかっこよくて自立してて。

この20年前に作られた30年後の世界観なの、いい意味で硬派で素敵なんですよね。
当時の感覚のまま、めちゃめちゃ理性的に作られているかんじ。
ジェンダー観ではなく、人間観というか。そこがすごく心地いい。

攻殻機動隊は世界観も全身義体化が進んだ未来。
脳(魂)だけになった人間を描いた作品ということもあり
割と「魂の在処とは?」っていうテーマが軸にあって。
すごくこう、人間の核の部分というか芯を大事に取りまわされている感覚があって。
かと思えばその前提ありきで、今の時代への皮肉も効いていて…おしゃれよね。

現実の20年後は、もっと軟派でやわらかい世界になっている気がする。
今作ろうと思ったらこの作品にはならないんだろう…ってかんじ。
こんな2chのカオスが決壊した世界なんて、誰も求めちゃないよな~とか思ったりして。
いろんなことをおもいます、いろいろ もろもろ……

割と堅めに面白い作品なので興味があればぜひぜひ。暇にでも…
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キングオブコント、みた~~ #感想
お笑い久しぶりに戻ってきた感じがするなぁ……!
面白いのもそうだけど今年は全面的に質がよいな~!

新世代のお笑いって傷付けない笑いみたいな部分が大きいと思うんだけど、
それでも面白い事はやれるんだぞっていうのを見せられた感じ。
いいな~
今回は特に、コントの色が強かったイメージ……
舞台っぽいっていうと確かにそうかも。好きな味だな~!

それぞれの面白さについてもろもろ語りだすと
大事な面白さの部分が削がれそうなのでぜひ見て!とだけ言う!!
ひとりで立てる実力派のコント師を見て育った世代だな~って感じもするなぁ
漫才でなく、一発芸でもなく、コントぢからを見た……!というか。
だいぶすきだ~になった!

あとは個人的に、お笑いの裏話いろいろ聞いてるのも感慨のひとつとして、あるかも。
最近のお笑いのお話とかねぇ……
現場に立つ人のお話聞くとまた一考、するところもあるというか……!
すごくいい循環の賞レースを見たなぁ~!という感触だな!今回は……!

たのしかった~おもしろかった~! よきだな、よきよき……
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◆クレイジージャーニー(マンホールタウンに潜入)#感想
 https://www.paravi.jp/watch/31995

犯罪ジャーナリスト、丸山ゴンザレスさんのスラムを巡る回。
今回訪れるのはルーマニアにあるマンホールタウン。
綺麗な街並み、観光都市化が進む中に、現れる都市の暗部……

……なのですが、語らずにはいられないのが、
このマンホールタウンのボスこと「ブルース・リー」
彼がすごくキャラ立ちしていて……
国に捨てられた人々を匿う兄貴分的存在。

アウトローながらに、立ち上がっていこうという気概がすごくよく……
全面的にいいものをみたなぁとおもってたんですけれど
このしばらく後に彼が逮捕された話を聞き……ぬぬん!

◆ルーマニア・マンホールタウン潜入期(後記)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/460...
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/463...

こちらが再訪のようすの動画。
1本目は詳細のふりかえり。2本目はその後。


なんかほんと~~にいろいろと思う所がありすぎる……つらいよぉ……!!

こまかい感想などはあちらに書いた通りなのでさておき……
合わせてぜひ見てほしいかんじであった。
う~~ん!幸せであった部分を知ってるからこそよりつらい。
社会と人とのつながりを想ってしまうよ……
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◆禍話(ドラマ) #感想

禍話、やっとコワイ~~を少し緩和した状態で見れたのですが
ネット特有の伝染する恐怖とか、お話の役になる事の怖さみたいな部分。
物語を介して虚を実にする構図がすごく好みでしたね。

ロールをすると夢に見ます。役そのものに乗り移られる感触はちょっとだけわかる。
役者になるというのはそういう"憑依"という儀式なのではないか…というのをおもいます。
舞台で役者がそうであるように、脚本を書き表すという行為がそうであるように……
物語を"リライト"書き直して、なぞり直すことによって刻み込まれる何か儀式的なもの。

知らないはずなのに、知ったような気がする。
触れたことがないのに、触れた感触がある。
そこにないものを「在る」ように、見立てる行為。
これらは異のモノに通じる感触かも。

それはそうとして画面の構図がこわいよ~~
やめてよ~~~になる。 こわいもんは……こわいよ!!
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◆メタルマクベス Disc3 #感想
 https://www.tbs.co.jp/stagearound/metalm...

>>88 >>98 から引き続き。メンバー入れ替えの3番目。
サブのメンバーはDisc1と同じ顔触れもありつつのリアレンジ!
細かい音楽アレンジがあったり、衣装もちらほら変わってたり……w
今回は開幕レスポール王がラサール石井さんなのすごく楽しいですね。
前作、前々作は重鎮の方がコメディをやられる面白さがあったんですけど、
ラサール石井さんの場合はその辺軽やかですね、喜劇寄りのノリの良さ!

今回主演のランダムスター、浦井健治さんも畳みかけからしてノリがいいですね。
歌声は一番明るく、比較的演出もアドリブやコメディも強めな感触!
挿入歌が追加で増えたり、3回目ということで構成が若干変わっていたりとか…
個人的に細かい部分が強調されて、テンポ感が変化しているイメージ!

あと長澤まさみさんはかわいいひとですね、改めて歌もうまいな……!
ダンスパートの人が増えて豪華なんですよね。
演出が煌びやかで戦闘シーンも盛り上がるような作り!
同じ脚本ながら演出の差異などは一番大きかったかも。きらきらしている!とじる


こうやって繰り返して見たメタルマクベスシリーズですが、
演者さんによっての味の違い歌声の違い、面白かったです。
そしてどれも演出は大仕掛けで豪華、まさにステージですね…!
通してやっぱり生演奏がカッコイイ……!ギャンギャンです。

繰り返してみると脚本の伏線、小ネタの回収など気付くことも多くてたのしいです
さすがに全部見て!とは言えませんが、このメタルサウンドと舞台の一体化…
大きなステージで繰り広げられる歌の数々どれもよいものよ……

■作業用です。

主にこっちは身内話とか感想とか趣味話とか。
悩み事とか妄言、個人的な作業進捗などを呻きます。

要は長文とかを投げ込む用スペース!!
絵とか生産性はないから気を付けてね。

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2024年05月08日(水) 07時26分25秒